ラブライブ! ~The another story~   作:癸楓文音

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なんとランキングに記載していただいていたみたいです!本当に嬉しい!
評価も色がついたり・・・感動です!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!

はい、今回はアニメと同じタイトル。
しかしアニメとは違った立場からのお話です。

それではどうぞ!


22話:心のメロディ

『クリスマスイヴ』と朝からテレビが騒ぐ中、もう一つの話題がテレビで流れていた。

 

『今日は何と言っても!ラブライブ東京地区予選決勝の日でございます!この東京地区は全開優勝者の『A-RISE』と今大会で優勝があるかもと騒がれている『μ’s』が激闘を繰り広げるという最も熱い地区では無いでしょうか!?いや〜私!実に楽しみです!!!』

ニュースキャスターがおおいに騒ぐ。

 

『そしてもう一つ!μ’sに関わる一人の少年!彼こそまさにμ’sの最終兵器ではないでしょうか!?』いきなり話題を取り出すニュースキャスター。

するとテレビの電源が落ちる。

 

「全く・・・。世間一般に人の事言うんじゃねーよ。めんどくさくなるから」テレビを消したのはレナだった。

「え!?どうして消しちゃうの!?お兄ちゃんが映るかもだったのに!」亜理沙がレナに言う。

「俺はあくまでも裏方。別に世間に騒がれる様な人間じゃないの」

「むー!せっかくいい感じのμ’sの盛り上がりを・・・」不満げに頬を膨らませる亜理沙。

 

ピーンポーン!会話の途中でインターホンが鳴る。

「お、来たみたいだな」

「じゃ、行こっか!!!」亜理沙が立ち上がる。

「ああ」淹れたコーヒーを飲み干し玄関に向かう。

 

玄関をあけると雪穂が立っていた。

「お待たせ、雪穂!」亜理沙が雪穂の手を握る。

「おはよ、亜理沙。家業院さん!朝からすみません!道案内頼んじゃって」申し訳なさそうに言う雪穂。

「いや、俺もこの時間には出ないといけなかったから。でも良いのか?こんな早くに出て。ライブは17時からだぞ?」

 

「はい!都内を亜理沙と見て回ろうって言ってたので」

「なるほど。それじゃ、行こうか」

「しゅーぱっつ!!!」亜理沙が勢いよく階段を下りて行く。

 

 

「亜理沙の方が子供で雪穂の方が大人っぽい。姉妹と真逆だな」笑うレナ。

「それ、良く言われます」雪穂も笑う。

「ちょっとー!!早くー!!!」亜理沙が下で呼ぶ。

「はは、今のセリフ、穂乃果が言うセリフだろ」

「絵里さんは絶対言いませんね」二人が笑う。

 

 

レナはハローウィンイベントからの実績を認められ、ラブライブの会場の施設準備を手伝う事になっていた。

「・・・凄い雪だな・・・」口からでる白い吐息に少し切なさを感じたレナだった。

 

 

 

ラブライブ東京地区予選決勝会場。

多くのスタッフが機材の調整や舞台の準備をしていた。

「すごーい・・・!こんなに大きな舞台でライブするの!?」亜理沙が言う。

「今日は一番見物とも言われてる会場だからな」レナが少しめんどくさそうにいう。

「家業院さん・・・準備大変そうですね・・・」雪穂が苦笑いする。

 

 

「あ!レナさーん!!!」遠くから聞き覚えのある声が聞こえる。

「ん・・・?シュン!?」意外な人物を見つけて少し驚く。

「どうも!今日もスタッフ関係ですか?」シュンが笑顔で聞く。

「ああ、ハローウィンからの成績で・・・声かかったみたい」

 

「・・あの・・・そちらは?」雪穂が少し戸惑いながら言う。

「ああ、俺のじいちゃんの寺を継いでくれる桐山俊佑。山ノ手高校の生徒会長!んで・・・そちらは?」シュンの隣にいる男をみて戸惑うレナ。

「こちらはですね!依然お話しした前田航君です!」

 

「あ、あなたが・・・。山ノ手を共学にした・・・」レナが驚く。

 

「知ってくれてるんだな。俺も君の事は聞いてるぞ。μ’sにとどまらず世間的に取り上げられてるからね」優しい笑顔を見せる。

「あ、いや・・・。そんなたいした事はしてないです」珍しく下手にでるレナ。

「今日はμ’sを見に来たんです!海未ちゃんはもちろんですけど、お兄ちゃんも1年生の西木野さんを見たいって!」シュンが嬉しそうに言う。

「西木野・・・?真姫と関わりが!?」新たな話題にも驚くレナ。

 

「ああ、一応知り合いでね。でも早く来すぎたみたいだ。飯でも行こうって話をしてたんだ。良かったらどうだ?昔の音ノ木の話とかしてやろう」航が言う。

「聞きたい!」亜理沙が嬉しそうに言う。

「でもお兄ちゃんそんなに知らないんじゃないの?音ノ木の事」シュンが言う。

「いや、内密にされてたが俺が3年のとき音ノ木坂に入学してたんだよ」

「え!?音ノ木に入学!?」レナが驚く。

「ああ、共学の計画に対して学校側がね、男子校に女子を数人入学させる、女子校に男子を数人入学させるって言いだしてね。それで俺は音ノ木に入学したのさ、半年ほどね」

「なるほど・・・。知らなかった」シュンが感銘する。

「偉大な人だなぁ・・・・。なんか憧れる」ぽつりとつぶやくレナ。

 

 

「それで、飯はどうする?」航が改めて聞く。

「申し訳ないです!今から今日のミーティングが有るらしいので・・・。雪穂と亜理沙だけでも連れて行ってやってください」軽く頭を下げて言う。

「・・・。君たち、リーダーの子と綾瀬さんに似てるね」航が言う。

「あ!見えますか!?こっちが穂乃果の妹でこっちがエリチカの妹です!」それぞれを紹介するレナ。

 

「あ・・・・逆だと思ってた。キャラ的に」航が笑う。

「僕もです・・・」申し訳なさそうにシュンも言う。

「・・まぁ、とにかくだ!君達も何かの縁で出会ったわけなんだし、飯行こう!」

「お兄ちゃんのおごりでね」

「まかせろ、給料入りたてだ。好きなもんおごってやろう」

「ほんとですかー!?」亜理沙が喜ぶ。

「良いのかな?」雪穂が少し戸惑う。

「良いって事さ、それじゃ家業院君、今日のライブのパフォーマンス、舞台設営頑張ってね」航が2000円札を渡す。

「え!?何ですかコレ」戸惑うレナ。

「また今度飯行こう。今回はいけなかったから、今日の飯代を俺がおごる」

「・・・ありがとうございます」(何か・・・。寛大な人だな)笑顔になるレナ。

 

「それじゃ、行こうか」航が歩き出す。

「雪穂!何食べたい!?」亜理沙が言う。

「んー。イタリアン?」

「イタリアンか、いい店が有る。そこにしよう!」

「わーい!」亜理沙と雪穂が喜ぶ。

「フフ」シュンが笑う。

「何を笑ってるんだ?」航が聞く。

「何でもないよ」

(さっきケータイで『おいしいレストラン』って調べてたもんね)

笑顔で航をみるシュンだった。

 

 

 

2時間後。

「おーし、家業院君、この辺で良いぞ!」スタッフの一人が言う。

「了解です!このコード配置どうしますか?」音響のコードを持つレナ。

「んー裏にまわすのはなぁ・・・距離が」

「じゃあ、下に通しますか」

「そうしようか。任せる」

「了解です!」コードをのばし始めるレナ。

 

 

「いやぁ、音響スタッフを断ったとはいえ、働いてくれるなんていい子だね」その現場を見ているスタッフ(スタッフ監督)。

「今回音響を断った理由も素晴らしい。μ’sをしっかり見守りたいだからそうです」隣に居る社員が言う。

「なるほど・・・。それに彼はスタッフになるつもりは無いんだろう?」

「そうらしいですね。完全にボランティア精神です」

「良い子だねぇ」ヒゲを触りながら感心する男だった。

 

 

30分後

「レナくーん!」遠くから凛の声が聞こえる。

「お、凛!ってあれ?皆?」凛の他には先ほどご飯を食べに行った4人と真姫と花陽が居た。

「さっきそこで会ったんです!」雪穂が言う。

「そっか、エリチカ達はまだ来てないみたいだな」

「うん!絵里ちゃん達はにこちゃんの家に寄って向かうって」花陽が言う。

 

「そっか。見ろよこの舞台!今日このストリート全部会場になるんだ」自信満々に言う。

「すごい・・・こんな大きな所で踊るんだ」花陽が感動する。

「おっきいにゃ・・・」凛も驚愕としている。

「こんな舞台配置を君は手伝ってたのか・・・」航が驚く。

「いやぁ、指示された通りに置いてるだけです」

「レナさんは本当にいろいろで来て凄いです!」シュンが目を輝かせる。

「そんな言うほどじゃないよ」レナが少し照れくさそうに言う。

 

 

「一応会場の人に挨拶しといた方が良いんじゃない?」真姫が言う。

「全員揃ってからの方が良いんじゃないか?」レナが言う。

「全員って・・・。穂乃果達は生徒会で学校にいるんでしょ?到着は1時間前なんだし、揃ってるメンバーだけでも挨拶しといた方が」真姫が言う。

「確かに・・・。この雪だと少し電車とか止まるかもしれないな」

「絵里ちゃん達が来たら挨拶しよう」花陽が提案する。

「そうだにゃ!真姫ちゃん何気に一番張り切ってるにゃ!」真姫にすり寄る凛。

「そ、そんな事無いわよ」焦りだす真姫。

 

「ふーん。西木野さんさっきからそわそわしてたのに?」航が言う。

「もう、前田君は黙ってて」真姫が航を邪魔者扱いする。

「二人の関係は・・・?」レナが聞く。

 

「ああ、俺の親と西木野の親が仲いいんだよ。だからその繋がりで仲いいってわけ」

「仲良くはないわよ」付け足す真姫。

「お兄ちゃん、女の人には好かれないからね」笑うシュン。

「バカ!音ノ木に居た時はモテモテだったんだぞ!」

「内密だったから何言っても真実か確かめられないもんね」シュンがからかう。

「お前なぁ・・・」お手上げな様子の航。

 

 

 

 

 

20分後

「レナー!」遠くから聞こえるエリチカの声。

「お、来たな!」

「お待たせ!皆揃ってるね!ん?桐山君や!久しぶりやね」希が言う。

「お久しぶりです!今日のライブも楽しみです!」

 

「・・・むぅ」にこがそわそわしている。

「にこ?どうした?」レナが気にかける。

「なんか、今日は緊張が半端ないのよ」

「緊張?」花陽が聞く。

「アライズと対決なのよ・・・?最悪の場合今日でμ’sは最後かもしれないのに」にこが暗い顔をする。

「最後って覚悟ならここに来る必要は無いだろ?」レナが言う。

「それはそうだけど・・・」

 

 

「μ’sの皆さんこんにちは!」聞き覚えのある声が聞こえる。

「・・・ツバサ!」振り向くとA-RISEが居た。

「今日は良い大会になりそうね。・・・まだメンバーは揃ってないみたいだけど」

「生徒会で学校に行ってるんだ。学校説明会らしい」

 

「そうなのか・・・。この雪じゃ来れないかもしれないな」恵令奈が言う。

「どういう事?」真姫が聞く。

「ほら、コレ」あんじゅがケータイを見せる。

 

『予期せぬ大雪!高速道路4kmの渋滞。交通機関もストップ』と書かれた記事が映っていた。

 

「大雪で交通機関ストップ!?」凛が驚く。

「そう。大丈夫?あの3人が最初のメンバーでしょ?居なかったら成り立たないんじゃない?」ツバサが言う。

「・・・」にこが戸惑う。

「もう、『ライバル』」真姫がそっとつぶやく。

「!?そうね・・・。うん!負けないんだから!」元気をだすにこ。

「そう、もうライバルなんだ。俺達は自分の最大限のパフォーマンスをする。それが例え6人でも。でも俺達は来るって信じてるから」そう言ってレナは本部に歩き出す。

「レナ・・・」エリチカが少し嬉しそうに言う。

「挨拶に行こう。揃える分は揃ったんだから」

「・・・うん!」花陽も嬉しそうに歩き出す。

「最後に一つ・・・」レナが振り返る。

『?』A-RISEのメンバーがきょとんとする。

「正々堂々戦えるのはこれが最後。目指してるのは優勝。道は10人が通るんだ」

「・・・・。少し私も甘く見すぎてたわね。負ける気はないわよ」ツバサが言う。

 

 

 

本部:会長部屋

部屋のドアをノックする。

「どうぞ!」奥から40歳ぐらいの男性の声が聞こえる。

 

 

「失礼します!」エリチカの挨拶とともに7人が部屋に入る。

「おー!君たちか!」男が嬉しそうに言う。

 

「音ノ木坂学院スクールアイドルのμ’sです!本日はこんなに素敵な会場を用意していただき本当にありがとうございます!」エリチカが頭を下げると同時に皆も頭を下げる。

「いやぁ、礼儀正しいね。君たちは王道の夢を実現するための道を歩いてるアイドルって感じがするよ!それに、家業院君!期待しているよ!」

「はい!今回会場の設場に協力できて光栄です!しかし・・・一つお願いが有るのですが」

 

「お願い・・・?何だね」笑顔でいう会長。

「本日リーダーの高坂穂乃果を含む2年生3人が学校の生徒会活動で学校に向かっています。それで今日の雪で交通機関がストップしたため到着が遅れると思われます。なので・・・。本来1時間前のリハーサルを他のグループと入れ替えで30分前にしていただけませんか?」

「なるほど・・・。簡単な事だよ!君たちには最高のパフォーマンスをして欲しいからね。それに、君の協力のおかげで事が早く進んだのもあるからね」

「いや、俺は言われた通り機材を設置しただけです」

「いや。設置の方法も誰よりも丁寧だった。それにさっき君に少し偉そうにしていたスタッフもミスがあったからね。君には感心するよ」ヒゲを触る会長。

「ありがとうございます」頭を下げるレナ。

「家業院君の功績をたたえて本部が動こうじゃないか!」

 

『ありがとうございます!!!』皆頭を下げる。

 

「いやいや、こんなに礼儀正しい挨拶に来たスクールアイドルは珍しい。期待しているよ、頑張りたまえ!」

「失礼しました!」エリチカの挨拶で皆退室する。

 

「レナ君!ありがとう!!!」凛がレナに跳ね寄る。

「暴れるな。まぁ、今回は上手い事いってよかったな」

「レナ君が頑張ってくれたからこうして後に回してくれたんよね。ありがとう」希が言う。

「俺も皆の役に立てたなら良かった。それより、雪の情報はどうなってる?」

 

「変わらず・・・」花陽がケータイを見て言う。

「今、15時40分・・・。16時30分にリハーサル。後一時間無いわね」真姫が言う。

 

「もう、我慢できない!」にこが走り出す。

「にこ!?」エリチカが追いかける。

「皆行くにゃ!」凛が皆に声をかけて走り出す。

 

 

 

会場から出て少しの所でにこが立ち止まっていた。

「どうしたのにこ?」エリチカが聞く。

「きっとあの子達は来る!走ってでもくるわ!」にこが自信満々に言う。

「・・・そうやね!皆で晴れるように祈ろう!」

『うん!』皆空に祈りを捧げる。

しばらくすると雪が少しずつ止み始めた。

 

 

「本当に・・・晴れた!?」花陽が驚きを隠せず口を震わせる。

「・・・あの日をおもいだすわね」真姫が言う。

「あの日?」レナが聞く。

「ラブライブがもう一度有るって話になった時、穂乃果は出なくていいんじゃないかって言ったのよ」エリチカが言う。

「ああ、海未に聞いたよ」

「それが解決したときにね。雨が降ってたんだけど・・・・」希が言う。

「穂乃果ちゃんが『雨止めーーー!!!』って言ったら止んじゃったの!」凛が言う。

「マジかよ・・・。もしかしたら穂乃果がまた叫んだのかもな」笑うレナ。

「そうね。これで来れる!」にこが嬉しそうに言う。

そんなときレナのケータイが鳴る。

 

 

 

「もしもし?前川?」レナが電話に出る。

『お、おう!!!今雪が止み始めたらさ、奇跡が、起こったんだよ!』

「奇跡?」

 

『ああ、全校生徒が・・・!お前達の居る所辺りまで・・・雪かきしてくれたんだよ!だから、今μ’sの3人と俺で、走って向かってるから!』息を切らしながら言う。

「わかった!!!真姫、学校からここまでの距離は!?」電話を切るレナ。

「5キロぐらいかな」

 

「大体・・・大体30分か・・・。待ってよう!」

「当たり前じゃない!」にこが言う。

「ってなんで前川君が学校に?」花陽が言う。

「あいつ馬鹿だから今日学校だと思って行ったらしい」レナが笑う。

「金曜日振替だからか」希も笑う。

「さすがに凛でもそれはないにゃ・・・」凛が呆れる。

「俺達は全員揃わないとμ’sじゃないからな」

「絶対に9人でライブするのよ!」にこが言う。

『おー!!!』

 

 

 

 

25分後。16時00分

「あ!あれ!」希が指を指す。その方向には4人の影が迫ってきていた。

「穂乃果ちゃーん!!!」凛が真ん中に立ち手を振る。

「みんなー!!!」穂乃果が皆のもとに駆けつける。

 

「穂乃果!」エリチカが腕を広げる。

「絵里ちゃん!!!」エリチカの胸に飛び込む穂乃果。

エリチカの胸で涙を流す穂乃果。

 

「うあ〜〜〜〜ん!!!!寒かったよぉ!怖かったよぉ!これでおしまいなんて絶対に嫌だったんだよぉ!皆で結果を残せるのはこれが最後だし、こんなに皆で頑張ってきたのになんにも残んないなんて悲しいよぉ!!!」穂乃果が涙を流しながら心の言葉を口にする。「・・・・ありがとう」優しく抱きしめるエリチカ。

「うわーん!!!」顔を話すとエリチカのコートと穂乃果の鼻が鼻水で繋がっていた。

「ゔえぇ!!!?」エリチカが驚く。

 

 

「皆間に合って良かった!」レナが4人の所に寄って言う。

「しかし・・・25分でつくとは・・・」前川が息をあげて言う。

「1km5分なんだしお前からしたら余裕のはずだろう?」

「いや、最近さぼってたから・・・しんどいわ」

「私たちは日頃の練習のおかげかそんなに苦しくはなかったです!」海未が嬉しそうに言う。

「そうだね!むしろここに絶対行くんだって気持ちだったから!」ことりが言う。

「レナ君のおかげでリハーサルを後に回してもらってるから、準備行こ?」希が言う。

 

 

「そうだね!そうだ、レナ君『あの話』ってどうなった?」穂乃果がレナに聞く。

「もちろんオッケーだったぞ」

「本当!?やった!!!あそこが見せ場だからね!」

「ああ!俺と前川はここでお別れだ。観客席で見てるよ」

「凛ちゃん頑張ってね!」前川が言う。

「頑張るにゃ!!」ガッツを決める凛。

 

 

「揃ったようね・・・」遠くから眺めるツバサ。

「負ける気はこちらもない」恵令奈が言う。

「もちろんよ」あんじゅが言う。

「リハーサルに向かいましょ」ツバサが歩き出す。

 

 

 

 

17時40分:A-RISEのライブが終わり会場全体が熱気に包まれていた。

「いやぁ、良かったな!」前川が言う。

「ああ、確実にレベルが上がってたな。でも・・・」

「ああ!わかってる!負けないって言いたいんだろう?」

「まぁそう言う事。お前もドラムとして協力して作った曲だ。しっかり大切に考えたパフォーマンス

、しっかり見てくれ」

「ああ!はじめはどうなるかと思ったけど、こうして出来た曲って考えると感動だな」

「いや、少しだけあの後いじってるんだ」

「マジかよ!?」

「ああ、俺だって少しは目立ってやるかって思ってな」

「・・・お前らしいと言えばお前らしいな!」

「さ、始まるぞ」

 

 

舞台にμ’s9人が立つ。観客がそれぞれの推しメンの名前を叫ぶ。

「皆さん!こんにちは!これから歌う曲は この日に向けて新しく作った曲です! たくさんのありがとうを込めて歌にしました!応援してくれた人、助けてくれた人が居てくれたおかげで私たちはいまここに立っています!だからこの曲は皆で作った曲です」

穂乃果が皆に向けて言う。

 

 

『聞いてください!!!』皆が声を合わせて言う。

 

 

「学校が大好きで」エリチカが目を閉じる。

 

 

「音楽が大好きで」真姫が目を閉じる。

 

 

「アイドルが大好きで」にこが目を閉じる。

 

 

「踊るのが大好きで」凛が目を閉じる。

 

 

「メンバーが大好きで」花代が目を閉じる。

 

 

「この毎日が大好きで」希が目を閉じる。

 

 

「頑張るのが大好きで」海未が目を閉じる。

 

 

「歌う事が大好きで」ことりが目を閉じる。

 

 

「μ’sが大好きだったから!」穂乃果が目を閉じる。

 

 

雪が降る切ない雰囲気を思わせる音楽が流れ始める。

 

『不思議だね 今の気持ち 空から降ってきたみたい 

 特別な季節の色が ときめきをみせるよ

 

 初めて出会った時から 予感に騒ぐ心のMelody

 止められない止まらない!な・ぜ・!?

 

 届けて 切なさには名前をつけようか“Snow halation”

 想いが重なるまで 待てずに悔しいけど好きって純情

 微熱の中 ためらってもダメだね 飛び込む勇気に賛成!

 まもなくSTART!!!!                  』

 

儚いアコースティックギターソロが始まる。

それぞれが降る雪を握りしめ切なく胸に寄せる。

(家業院・・・お前、この演出はせこいわ・・・・)涙をこらえる前川。

 

 

ソロが終わると同時に皆が目を閉じる。

鈴の音が鳴るとそれぞれが耳を澄ますポーズをとる。

 

『届けて 切なさには』穂乃果が妖艶に歌いだす。

それと同時にストリートの明かりがオレンジ一色に染まる。

『名前をつけようか“Snow halation”

 想いが重なるまで 待てずに悔しいけど好きって純情

 微熱の中 ためらってもダメだね 飛び込む勇気に賛成!

 まもなくSTART!!!! 』

 

 

明るくなって行く音楽とともにメンバーが中央に寄り明かりもそれぞれのカラーに染まって行く。

 

 

儚く鳴り止む鈴に共に笑顔で飾るμ’s。

センターには希が腕を広げ海未と穂乃果がハートを作る。

 

一斉に拍手が起こる。

「やりきった・・・・」レナの頬に涙が流れる。

「ああ。せこいぞあんな演出」前川も涙を拭く。

 

夜空にはあの日と同じ満天の空が輝いていた。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

きっとみんなの祈りがあったからこそ晴れたのではないかな?と思ったのでそう言った場面も書いてみました!
レナ君が頑張ってくれたおかげで無事にリハーサルも時間変更が可能に・・・。

前川の馬鹿加減は毎回すごいと自分でも思っています。

今回初登場の航くんはなんとなく頼れるけどどこか抜けているお兄さんといった感じです!

次回はμ’sのキャッチフレーズ回!アニメではついに来たか!といった感じでしたね!
それではおたのしみに!

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