ラブライブ! ~The another story~ 作:癸楓文音
しかしアライズには魅力は感じず…。
しかしそんな彼に少しの変化が訪れます。
それでは、お楽しみください!
穂むらでの危機から数日。この学校の生活習慣が身に付いていた。
◎屋上 放課後
今日もお気に入りの本を読みながらもう片方の腕は枕にしていた。
するとある一定のリズムを刻む手拍子が聞こえる。
「1、2、1、2、1、2、1、2」聞き覚えのある声だった。
下を覗き込むと以前階段で事故った時に知り合った3人が踊りの振り付けを確認しているようだった。
「確か…。園田と高坂と南だっけか」
しばらく見ているとカウントを取っていた海未がこちらに気付く。
「あ、あ、あわわわ!!!!」海未がレナを見上げながら赤面しだした。
「あ、えーと…。久しぶり?」
「わわわ…!!穂乃果!!!!」海未が穂乃果へと寄りかかる。
「どうしたの海未ちゃん!?」心配そうに顔を覗く。
「やっぱり人前でこんなことできません!!」穂乃果に顔を押し付け赤面する海未。
「どうしたの!?海未ちゃん?」ことりが聞く。
海未はゆっくりと指先をこちらに向けた。
「ん?」と指先の指す先を穂乃果とことりが見つめる。
そして穂乃果とことりと目が合った。
「あ!家業院くんだ!!!」ことりが驚きながら指を指す。
「あ、南さん?久しぶり」
「久しぶりだね。ここで何してるのー?」笑顔で挨拶を返してくれた。
「俺授業出なくていいからさ、毎日ここで本読んでるんだよ」
「なるほどー!!」
「それで?お前達は何してるの?今までこんな事してなかったろ」
「実はね…私たち『スクールアイドル』を始める事にしたの!μ’sって言うんだ!」穂乃果が目を輝かせこちらを見る。
「スクールアイドル!?なんで?」
「私たちがスクールアイドルで人気になれば音ノ木も有名になって廃校が防げると思うんだ!」
穂乃果が放つ言葉に確信はない。
かつて過去に同じ様な夢を見ていた自分と穂乃果の姿が重なる。
「そっか。まぁ頑張れ」
しかしやめておけとは言えなかった。
何か心に残る物があった。
きっと自分には出来なかった事を実現してほしいと思う気持ちだろう。
「うん!ありがとう!!!ほら海未ちゃん!?いつまで照れてるの?」
「しかし…」戸惑う海未。
「お客さん一人だけで戸惑ってちゃだめだよ!」案外ことりはやる気な様だ。
「そうですね…。頑張ります」少し落ち込んでるようだった。
「園田だっけ?あんたのダンスが一番キレがあって良かったよ」寝転ぶ前に捨て台詞を残す。
「本当ですか!?」海未が食いつく。
「ああ、でもまだまだだ。テンポも皆バラバラ。それにまだ踊りながら歌う事も出来てないみたいだし。それ、いつ発表するんだ?」食いつかれたので再び起き上がる。
自分でも素人には厳しい事を言ってるのは自覚している。
「そうだよね…。でも絶対に完成させて皆の前で踊るんだ!」穂乃果が拳を握りしめ言う。
「発表は来週の学校説明会だよ」ことりが微笑みながら言う。
「来週か…。大丈夫なのか?」
「うん!曲もね!西木野さんに作ってもらったんだ!」
穂乃果が音楽プレーヤーを差し出す。
「西木野…。あのピアノの?」きょとんとした表情に穂乃果が食いつく。
「え!?西木野さんを知ってるの!?」
「ああ、一応。一回話した事があるんだ。ピアノを弾きながら歌ってるのを見て感動してさ」そう言って音楽プレーヤーの再生ボタンを押す。
「意外だねぇ」穂乃果は少し呆然としていた。
『悲しみに閉ざされて 泣くだけの君じゃない。 熱い胸きっと未来を 切り開くはずさ』
どこか懐かしげでありながら新鮮味がある音楽。
ストレートに夢や希望を持った歌詞。
何故かそこには期待を感じている自分が居た。
「良いと思うよ。でも歌うのと踊るのを並行するのは結構難しいだろ」
「そうなんだよね…。だから最近は3人で朝と放課後に集まって練習してるんだ!」
「ふーん、少しなら一緒に振り付け考えてやってもいいぞ」そう言って完全に起き上がる。
「本当!?嬉しい!!!じゃあできてるところまで見て!」そう言ってことりが音楽プレーヤーを再生する。
(俺には出来なかった事…。どうしてなんだ。この3人ならやり遂げてくれる気がする。でも何か足りない。3人には足りない何かがある)
レナはその日の放課後、何故かこの3人の未来についてずっと考えていた。
◎学院長
希が一人で学院長の前に立っていた。
「すみません、少し聞きたい事があるのですが。よろしいですか?」
「どうしたの?そんな怖い顔して」学院長が微笑む。
「2年生の転入生の事を教えてくれませんか?」
「どうして?あの子と何かあった?」
「実は家業院君が転校してきた日に彼に頼まれて占ったんです。そしたら彼は人を助けに来たって言いました。少し気になって2年生に話を聞きに行ったら、彼はロシアから来たって」
「そうね、彼はロシアから来たわ?それがどうかしたの?」まだ余裕を見せる学院長。
「家業院君はエリチを助けにきたんじゃないんですか?」短刀直入に聞く。
「…どうしてそう思うの?」
「エリチは家業院君と同じロシアに居た。それに人助け…。彼は私に『今声をかけるべきか?』と聞きました。目の色がよく見ればカラコンでごまかされている。話しかけられるほど親しくない…。もしくは長年話していないからこそ話せない環境にある。そういう事じゃないですか?」
「フフフ。やっぱり東條さんは鋭いわね。ご名答よ、教えてあげる。でも、絢瀬さんには秘密にしてね」そう言って笑う学院長。
「わかりました」真剣な顔を見せる希。
そうして希は理事長からレナがこの学校に来た理由、レナの過去を語った。
「こういう訳で彼にこの学校に来てもらったのよ。東條さん、私はあなたと家業院君が絢瀬さんを助ける鍵だと思っているの」
「うちと家業院君が?」唐突な話に戸惑う。
「ええ。家業院君は今の絢瀬さんを知らない。あなたはロシアにいた頃の絢瀬さんを知らない。だからお互いに協力すれば絢瀬さんの支えになれると思うのよ」
「なるほど…。わかりました。教えていただきありがとうございました」
礼をして部屋を出た。
そして希は真剣なまなざしで屋上へと向かった。
◎ 屋上前階段
屋上へ出る扉の向こうから歌が聞こえてきた。
「歌?聞いた事ない曲やなぁ。軽音部は屋上では演奏禁止になってるしダンス部は去年で廃部…」独り言をつぶやきながらドアを開ける。
するとそこには3人の少女が踊っていた。
「君ら何してるん?」希が声を掛ける。
「副会長!」海未が踊りを止めると2人も踊りをやめた。
「何してるんー?」
「実は…。私たちスクールアイドルをやろうと思ってるんです。成功すれば学校が有名になって廃校も免れるって思って…」
「なるほどな、そう言えば昨日講堂の使用許可を出した覚えがあるわー。μ’sやっけ?でもエリチ結構厳しいからめげずに頑張ってね」ぐっとガッツを決める希を見て3人は笑顔になる。
「ありがとうございます。ところで、副会長は何か用があって来られたのでは?」海未が聞く。
「ああ、そやった。家業院君見てない?いつも屋上に居るって聞いてんけど」
「家業院君ならさっき前川くんとゲームセンターに行くって言って帰っちゃいましたよ?」ことりが答える。
「あちゃーー遅かったかぁ…」肩を落とす希。
「何かあったんですか?」穂乃果が聞く。
「ちょっと用があってね。いないんなら今日はもういいや、練習頑張ってね!」明るく返し屋上を去る希。
「副会長は私たちの活動を応援してくれてるみたいですね」海未が呆然とする。
「そうだね!生徒会長は厳しいけど、東條先輩はなんだか優しい感じがする!」
「副会長に応援されるとなんか元気でるね!」ことりが嬉しそうにしている。
「うん!絶対成功させようね!!!」穂乃果が2人に微笑む。
「はい!」「うん!」3人で夕焼けを見るのだった。
同時刻。
「へっくしゅん!!!」
「大丈夫か?家業院」前川が笑いながら気を掛ける。
「くしゃみ…。風邪かな」
「いや、誰かが噂してんだよ!」
「噂?」
「おう!噂されるとくしゃみが出るって迷信があんだよ!」
「ふーん。っくしゅん」
「さすが人気者」前川がチャカす。
「わけわかんね。帰るぞ」歩き出すレナ。
「あ、待てよ!おいてくなよー!」レナの元に走って行く前川であった。
2014年度 第1回学校説明会当日。
◎校舎
夕暮れ時、レナは見学に来た中学生を2階から見ていた。
「少ないな。こりゃ廃校の危機だわ」
しばらく見ていると声をかけられた。
「どうも!」元気のある中学生の女の子だった。
「あ、確か…穂むらの!」声の主は穂むらの受付の女の子だった。
「この前は来てくださってありがとうございました!」お辞儀をする少女。
「おまんじゅう?とってもおいしかったよ!初めて食べたけど最高だった」笑顔で返す。
「ほんとですか!?良かったぁ!良ければまた来てください!実は渡したい物があって」そう言って財布を取り出す。
「ん?渡したいもの?」
「はい!この前のおつり!お兄さんなんだか慌ててお店出て行っちゃったから渡しそびれたんです!」お金を差し出す。
「あ、そうだっけか……ありがとう!助かるよ!小銭は受け取らないでおくよ。この前のときに居たもう一人の女の子とジュースでも飲みな」そう言って500円を返す。
「わぁ!ありがとうございます!また来てくださいね!」お辞儀をして振り返り走り出す。
「ああ、わざわざありがとう!」手を振って別方向に振り返る。
するとそこには希が立っていた。
「希先輩?どうしたんですか?」
「やっと話せるね。ずっと探してたんやけど君毎回帰ってるんやから」
「え?話?どうしたんですか?」
「実はね、君が来た理由…人助けの相手がわかったから少し話したいと思ったんよ」
「え…。どうして…」予期せぬ言葉に驚く。
「大丈夫、エリチには言わないよ。理事長に聞いたの、君の事。占ったときに人助けと言った。…2年生の中で話題の君はロシアから来た。ロシアはエリチも居たことがある」
「本当に言わないでくださいよ。バレたらどうしようもないので…」
「わかってる。でもね、一つ確信に変わったことがあるんよ」
「確信?何ですか?」
「あの日、君が物理室前の空き教室にくる前に『家業院零七』って名前を占ったらこのカードが出たの」そう言って彼女はカードを1枚差し出した。
「THE STER?」カードに書かれた文字を読む。
「そう、これはね、エリチと同じカード。意味は革命を起こすもの」
「革命?」
「うちは革命を待つもの…エリチの何かを変える事が、君には出来るって結果やと思ってるんよ」
「エリチカの何かを変える?」
「そう。君は今のエリチがどんな人間か知らないんよね?」
「はい、今1人で世間と闘ってるとしか聞いてないです」
「やっぱり。教えてあげる。君がこの学校に来るまでのエリチのこと」
「本当ですか!?」
「うん!」
そう言って希は高校でのエリチカの事を語った。
要点は3つだった。
・生徒会としてのプライド、責任感に圧迫されている。
・圧迫により心の余裕がなくなり人との関わりを放棄している。
(周りの人間に怖がられている)
・理事長は穂乃果達の廃校に対する対策に許可を出すが、生徒会としての廃校対策の計画は認めてもらえていない。
「今のエリチはこんな感じかなぁ」
「なるほど…。だから俺はこの学校に来るように言われたのか」
「君はエリチの過去を知ってる。だからエリチが流行のスクールアイドルも素人にしか見えない理由もわかるやろ?だからこそμ’sも認めたくないんやと思う」
「俺から見ても、人気のA-RISEや高坂たち3人の活動は素人にしか見えませんでした。その考えが間違っていたんだ…。俺が今のエリチカと同じ考え方じゃあいつを救う事はできない」
「そうやね。君が変わらないとエリチを救う事は絶対に出来ない。それにエリチに話しかける事も今はできない」
「どうすればいいんだ…」
「一つ希望があるんよ」
「希望?何ですか?」
「エリチを救うにはμ’sが関係してると思う」
「μ's?どうしてですか?」
「今エリチの中でμ’sはただ邪魔なだけ。でも存在が大きくなればなるほど彼女達はエリチと対面する事になる」
「つまりどうすれば?」
「君の革命はエリチだけじゃなく、自分にでもあると思うんよ。つまり新しい自分。君は今プロに近い目線でスクールアイドルを見ていた。でも君は気付いた。今のままではダメって」
「はい。このままじゃあいつを救うことはできない。あいつにもそれを気付いてもらわなくちゃいけない」
「そう、エリチも目線をかえればきっとμ’sが好きになる。応援したくなる。だからこそ今はμ’sの存在を大きくしなければならない」
「存在を大きくする?」
「μ’sはね、9人の女神って意味があるんよ」
「9人の女神…つまりあと6人…?」
「そう。だからうちは君にμ’sを完成させてほしいと思ってる」
「俺が残りの6人を見つける?」
「そう、でも君に見つけてほしいのは残り4人」
「4人…。あと2人は?」
「うちとエリチ!」ニタっと笑う希。
「え!?エリチカをμ’sに!?」
「そう!だから君には、μ’sというものに憧れを感じる人が居たら背中を押してあげてほしいの」
「…わかりました。でも、約束してください」
「わかってるよ。その間のエリチの事やろ?」
「どうしてわかったんですか!?」
「スピリチュアルパワーが君の心を読み取ったのだ!」ドヤ顔を決める希。
「ハラショー!!!」
「あ、その口癖…」
「え?」
「エリチもね、そのハラショーって使うんよ?一度「そのハラショーって何?」って聞いた事があって、「大事な友達の口癖で会えるまで繋がっているために使ってる」って言ってた!やっぱり君の事やったんやね!」
「エリチカがそんな事を…」少し笑顔になった。
「そう!君が笑顔でないとエリチを笑顔にする事は出来ないよ!」そう言ってほっぺたを引っ張ってくる。
「あはは。ありがとうございます!」(スピリチュアルパワーか)
「家業院くん、これから時間あるかな?」
「時間ですか?ありますよ?」
「実はこの後μ’sのライブが講堂であるんよ!見に行こう?」
「あ、そういえば言ってたな…」
「行くよ!」そう言って希は無理矢理レナの手を引いて走り出した。
「ああ!ちょっと希先輩!!!わかったから!わかったからーー!!!」
◎講堂前
「のぞ…先輩…はやい。はぁはぁ…」(見かけによらず早えぇ…。短距離だから…耐えられたけど…死ぬ…)
「ほら、シャキッとする!」そう言って背中を叩く希。
「痛っ!んで、入らないんですか?」
「あれを見てみ?」そう言って顎を前に出す希。
そこには講堂の照明や音響を取り扱う部屋にエリチカが居るのが見えた。
「あ…。なるほど…」
「今は絶対に見つかったらあかんやろ?」
「はい…。それにしても、客が0ってどうゆう事ですか」
「仕方ないよ、他の生徒は自分の部活勧誘。説明会に来た生徒も少ない。これが現実じゃないかな?」
「現実…。そっか。そうだよな。結局何も出来ないのが当たり前なんだ」
「あ…トラウマスイッチ入れてもうた…。どないしよ?んーもう!えいっ!」
そう言って希はレナに抱きついた。
「うおっ!!!?何ですか急に!?」悶えるレナ。
「どう?落ち着く?」そう言って顔をのぞかせる。
「…確かに。落ち着く…。優しくてあったかくて…。ありがとうございます」
「うちのハグはスピリチュアルパワーがいっぱいで人気なんよっ」
「元気でました!」
「なら良かった」笑顔になる希。
「曲始まらないですね…」
「もうすぐ始まるよ」
「え?」
「ほら、見てみ」
講堂を見るとゲームセンターで一度見かけた少女2人と椅子の影に隠れたにこの姿があった。
「3人の観客…」
「4人やで。居るんやろ?西木野ちゃん」
「え?西木野?」
すると曲がり角から真姫が現れた。
「何よ…」ふてくされる真姫。
「西木野!?ハラショー!」
「っ!?家業院くん!?」真姫も驚く。
「曲、お前が作ったんだってな」
「つ、作ってない!」そう言ってそっぽを向く。
「あれー?真剣に歌詞を覚えてピアノ弾いてたん誰やっけ〜?」そう言って真姫の胸に手を回す希。
「ひぃ!わかったわよ!私が作ったわ!何か文句ある?」
「やっぱ、あのピアノは西木野の音だ!すげぇ良い曲だった!」(希先輩のあれは何なんだ…。よほどのトラウマなのか?)
「そ、そう?」顔を少し赤める真姫。
「うん!これからもあいつ達の力になってやってくれねーかな?」真剣な顔で言うレナ。
「え!?…考えておくわ」またそっぽを向く。
「ありがとう」微笑むレナ。
「あ、始まるみたいよ」希が真姫とレナの袖を引っ張る。
『〜彼方へと 僕はDASH!!!! Hey!hey!hey! START:DASH!!!!』
曲が終わったと同時に音響室にいたエリチカが動き出した。
「エリチどうしたんやろ?」希がきょとんとする。
「さぁ?私は帰るわよ」下駄箱の方へ進む真姫。
「あ、またね」手を振る希。
「家業院君、エリチなんて言ってるか気になるね」
「ん!?家業院君!?」希が辺りを見回すとレナの姿がなかった。
「あーー!!!!!!!」
希の視界にはにこが隠れている椅子のもう一つ奥の列の椅子に隠れるレナの姿が映った。
「家業院君…。きみ…とことんエリチに似てるね。わかった。今日は止めないから頑張りな」そう言って希はその場から去った。
「どうするつもり?」エリチカの冷たい一言が3人を責める。
「続けます!!!」強気の穂乃果。
「どうして!?もう結果はわかったじゃない!」対抗するエリチカ。
「やりたいからです!私、もっともっと歌いたい!多くの人に聞いてほしい。そう思ったからです!いつかきっと、この講堂を人でいっぱいにしてみせます!そして講堂だけじゃなくもっと大きなステージでライブをして、来年、そのまた次の年にも音ノ木を残します!」穂乃果が心から叫ぶ。
「…勝手にしなさい」そう言ってエリチカは講堂から出て行った。
「エリチカ…。どうしてそうなったんだ…。あの時の言葉はもう、心に残ってないのか?どうして、お前は笑ってないんだ…」
レナはその場で顔を覆い、ただ時間が過ぎて行った。
1時間後、講堂の電気は消され辺りは暗くなっていた。
レナの頭には先ほどの穂乃果の言葉がずっと繰り返されていた。
「やりたいから…。音ノ木を残す…」自分の手のひらを見つめる。
(そうだ…。続けないと…。μ’sが続かないとエリチカもこの学校も救えない!俺はここで落ち込んでる場合じゃない。まだ夢は終わってない。夢はまだ始まっていない。これから始めるんだ!)
力の抜けた手が拳に変わった時レナは希望を持った顔をしていた。
(少しでも可能性を感じたら進むんだ。後悔はもうしたくないんだ…。だから俺は自分が信じる希望を持った道を進むんだ!!一人じゃない…皆で)
自分の中でモヤモヤした希望が確信に変わった。
いかがでしたか?
ついにμ’sの結成ですね!
そして希にレナがどういった存在なのかがバレてしまいました!
さらにファーストライブを見ての絵里の冷たい発言…。レナの精神はズタボロになるかと思いきや案外いい方向に転びそうですね!w
次回はついにまきりんぱな!!!
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