本編でシャルロットが壊れる予定は今のところないのでタグ追加は含みませんが、どうなるかわからry
閑話 シャルロットのとある一日
「くそ!我が社にスパイが居たとは!」
「……はぁ」
扉越しからも聞こえてくる父の悪態に溜息を吐いた。
でも父に一泡吹かせれた。
ざまぁみろと思う。
そしてしのあがちゃんと逃げ切れたと確信を得た。
ここ2週間それだけが気がかりだった。
ぶんぶんと頭を振って、今は扉の向こうにいる男に集中する事にした。
2Mの大男が軽く入れるような大きな扉を軽くノックし入室する。
「失礼します」
「どうするべきか……ああ、遅いぞ!」
「ごめんなさい。用件はなに?」
「ああ、お前をこれから娘ではなく息子として扱う。これからは一人称"私"を禁止する。"男"の仕草や口調、態度全て改めて貰う」
僕としては願ったり叶ったりだよ。
「はい。分かりました。僕でいいんですね?」
「ふ。なかなか板についているではないか。そうしろ」
「はい」
僕の態度に機嫌をよくしたのか嬉しそうに語った。
「お前にはもしかしたら男操縦者として世間に出てもらうかもしれん」
「はい」
「普段から女と悟られんよう、気をつけろ。以上だ」
「分かりました。では訓練があるので失礼します」
「ああ……なかなか使えそうだ」
聞こえてるよ。
父の嬉しそうな言葉を尻目に部屋を出た。
今ではすっかり慣れた長い廊下を歩きながらふと、2日前に渡されたISの事を思い浮かべる。名前はラファール・リヴァイヴ。最近ロールアウトした機体で国や外国からも注目を浴びている。父が言うには
「お前専用の機体も作り始めている。今はこれで慣れろ」
との事。
「言われなくても、分かってるよ」
ふと漏れた言葉に苦笑する。
ここのところ独り言ばかりだ。
「やっぱり。しのあが心配だよ。僕も行けばよかったかな……ってダメだよ!強くなってから会うって決めたんだもん!」
まただ。最近独り言を零す事が本当に多くなった。ミッシェルに心配される程。
ここでは、言葉に気をつけなければいけない。誰が聞いているかわからないから。
部屋に帰り、IS関連の法律や基礎の本を読む。すごく分厚い。
どれくらい分厚いかと言うと
読むのに時間がかかる。
早くISに乗りたいがために徹夜してまで読んでやっと半分。
「だけど……ざっと見だから、読み直さないといけないんだよね……」
はぁ……と溜息を吐きながら呟く。
一度見ただけで覚えれる訳ないよ……。
「シャルロット様。紅茶を淹れました。一息つかれてはどうですか?」
「うん。そうする」
なんとなく部屋にあるテレビをつけ最近のニュースを確認する。
「物騒だね……」
殺人事件のニュースや強盗事件などのニュースが取り上げられていて
専門家やコメディアンがそれについて討論している。
テレビにでているコメディアンはフランスで有名な人。
僕でも知っている。
(やはり、戸締りの確認を怠ってはいけませんね)
(ええ。2階や3階でも入ろうとすれば入れます。戸締りの確認は絶対にしてください)
(次のニュースに行きましょう)
(はい。お願いします)
(次のニュースです。市内で流血事件?◯◯市、水着店で男の娘を見て30名弱の客が鼻血を流し気絶した事件で、当初信じなかった病院医師は画像を確認し卒倒。市内全病院で同じ事があったとの事です。それに関して、市は本件をprety hazardと命名。今、水着店前に繋ぎます。水着店前の◯◯さーん!)
画面が切り替わる。
珍しい事件につい身を乗り出してしまう。
「prety hazardって何?」
「さぁ?」
(はーい!今、◯◯水着店へ来ています。今日、午後14時頃。水着店から幾つもの通報がありました。内容はどれも30人弱が血を吹いて卒倒した。至急救急車を。などです。
当初、病院側は信じませんでした。
そこで通報者が画像を送信。
病院医師も血を吹き気絶した。との事です。危険性が高いと判断した病院は軍を要請。軍関係者によると危険性が高い為一個連隊を本件に動員するとの事です)
(ありがとうございます。現場付近はどうなっていますか?)
(はい。現場付近は警察により既に封鎖され、水着店は一時閉店。関係者以外立ち入り禁止となりました)
(分かりました……と、ここで画像を入手しました。お見せします)
(ほうほう……是非見たいdブファッ!)
そこに映っていたのは
「……しのブファッ!!」
「シャルロット様!?」
「……よしっ!頑張ろう!!ますますやる気出てきた!」
「やる気を出すのはいいですが、鼻を拭いてください!」
その後、苦戦していた参考書をしのあパワーで読破しIS操縦も頑張り
適正検査もしのあパワーで乗り切りIS適正Aを叩き出した。
その時の光景を後にミッシェルはこう語る。
目を虚ろにさせ、しのあ、しのあと永遠に呟く姿を見て咄嗟に部屋から逃げた程怖かった。と
社長夫人はこう語る。
使用人を使っていじめても何しても目を虚ろにさせ、何か意味不明な言葉を呟く不気味な姿にぞっとした。
使用人すら私の命令を無視する程。
怖かった。
社長はこう語る。
なんだあれは。
IS適正Aを叩き出したかと思えば
訳のわからない言葉を繰り返し呟く。目に光が灯ってなかった……と
「……あれ?しのあがテレビに出た気がする……夢かなぁ」
「……夢落ちではありません。事実です……」
それ以降、時折壊れるシャルロットをミッシェル達はこう命名した。
シャルブラック化……と。
コルク「シャルブラック……なんかかっけぇ」
シャルロット「しのあ……しのあ」
コルク「ひぃ!て、訂正!怖い!」
束「ガクブル」
コルク「誤字・脱字あれば指摘お願いします」
束「感想・評価・批判あれば言ってねー」