IS〜造られた少年の軌跡   作:☆コルク☆

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はろはろー

第20話の投稿です。



似ている少女

第20話 似ている少女

 

side オータム

 

くっ、しくじった……

 

「どうするんだ!」

井戸のような深い所へ閉じ込められ出口を塞がれている

その為マドカの声がよく響く

 

「捕まったものは仕方ないだろ」

「はぁ……何が「早く救出してしのあの所へ帰るぞ!」よ。逆に時間かかるじゃない……」

「うぐっ」

「そうだぞマドカ!元はと言えばお前が悪いんだろう?偵察もしないでなにが「ふんっ!IS三機を防げる者なんているか!」だ。脳筋」

「ぐはっ!」

orzの体制で崩れ落ちる……

はぁ……

本当に迂闊だった……

 

時は少し遡る。

カメリアがしのあを抱いて戻ってきた。2人共怪我なく安心した。

でも、しのあが目覚めない

篠ノ之博士によると

デュノア社から渡された危険な薬を服用し無理やり身体能力を引き上げた為、小さくまだ弱い体が悲鳴をあげたらしい

医者でもいつ目覚めるか分からないと言っていた。

2日経っても起きない

ここで、オルコット家の娘が誘拐された事と連れて行かれた場所の報告が入った。

相手は世界で最も大きい宗教

篠ノ之博士からオルコット家の娘を救うようお願いされた。

理由は目覚めたしのあが無理しかねないから

確かにしのあはすぐ無理する。

たまには私達も活躍して

頼れるお姉t……

コホン。博士の目が怖くなってきたからやめた方がいいな。これ以上……

あの目は『束さん以外のお姉ちゃんは必要ない!』って目だ……

しのあが眠ってから過保護になってる気がする。

朝から夜までしのあに付きっ切り

それ以外の時は研究室に薬を持って篭ってる。

 

そして何故捕まっているのか

敵のこの一言で分かった

『お前らの行動は全て監視している。お前らの元はオスマン帝国。お前らに聖地が征服されたこの恨み、我々は忘れていない。

ご先祖様に変わってオルコット家の娘共々生贄にしてやる!フハハハハ!』

「狂ってやがる」

「なんだとっ!?」

「マドカじゃない」

「あのイカレ神父ね」

「あいつか」

「だけど、どうするの?このままだと生贄よ?」

「と、言ってもな……この通り首、手、足と鎖で固定されているし、ISは取り上げられるし……」

「もう5日。いや6日も閉じ込められてるのよ……」

「しのあ目覚めたかな?もう会えないのか……」

明らかにマドカもスコールも疲弊している……

私もだけどな。

 

「諦めるなよ」

「じゃあ、どうするんだよ」

「言葉が荒いわよ?しのあちゃんに聞かれたら嫌われるんじゃないかしら?折角荒さ、なくなってきたかと思ってたのに」

「そうだな」

「仕方ないだろ!それにここにしのあは居ない」

「分からないわよ?」

「ふんっ!過保護な兎が行かせてくれるものか」

 

ガガガガガッ

まさか!

 

「出ろ」

しのあじゃなかった。

そりゃそうか

 

「何処に連れて行くんだ?」

「……」

「無視ね」

「答えろ!」

「……」

「おい!」

「マドカやめなさい」

「だがっ!」

「ついたぞ」

やっと口を開いたと思えば

何か神聖そうな場所へ連れて行かれた。中央には金髪くるくる頭の少女が棺桶のような棺の上に鎖で括り付けていた。何か騒いでいるがここからでは熱気に包まれる信者達のせいで聞こえない。

多分あの子がオルコット家の娘だ。

 

「オホン。これより神へ生け贄を捧げる神聖な儀式を始める。敬虔な神の僕達へ。この者は何者か」

「「「Great Britain(英国)!!」」」

「その通り。ではこの者達は」

「「「Ottoman Empire(オスマン帝国)!!」」」

「その通りだ!我ら12天使の一人、死を司るサリエル様を信仰する者として、神聖なるパレスチナの地を冒涜したオスマン帝国の成れの果てであるファントム・タスクを!そして同じくパレスチナの地に住む者達を騙し、欲望に溺れたイギリス人をサリエル様に変わり我らが断罪するのだ!」

「「「「「「断罪!!断罪!!」」」」」」

「我らが執行人スノーよ。ここへ」

「はい。神父様」

名前を呼ばれ前へ出たのは白い髪と白い肌、しのあに"そっくり"な少女が前へ出る。オルコット家の娘も顔を見て絶句しているのがわかった。

そしてサリエルと思しき像の前へ跪く

 

「しのあ!?」

「マドカ、あいつはしのあじゃない」

「そう……ね。私も一瞬しのあちゃんかと思ったわ」

「おい!お前はなんだ!何故しのあと似ている!」

「展開」

マドカの言葉を無視しISを展開した。その姿はまさしく死神。

全体が黒く、黒い鎌を持ち、黒い仮面を被り、しのあのように真っ白な肌は全て黒に覆い尽くされた。

 

「サリエル様に変わり、執行人スノーが処刑します」

スノーという少女は、オルコット家の娘を聖堂の中心部にある処刑台へと抱き上げ、台座へ寝かせる。

 

「罪を悔い改めなさい」

そして鎌を振り上げーー

私達は反射的に顔を背けた。

そして、奴は躊躇いもなく

 

 

 

 

 

 

振り下ろした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うがぁぁぁああああ゛!」

「「「!?」」」

後数センチのところで突然、鎌が消え、ISが解除され

スノーという少女が頭を抱えのたうちまわった。

一体何が……?

 

「あ゛ぁぁ!頭がぁあ゛!割れるー!!やめろ!!!」

「ゆる……さない……!」

ああ。この声はしのあだ……。

それもこれまで聞いた事のない怒りの声。

怒り……人間の負の感情の一つであり

その声には必ず、聞くものを恐怖させるものがある。

しかし、この声は違う。

寧ろ、安寧。

私達に向けられた声ではないのに、何故か罪悪感が込み上げてくる。

私達に何か出来たのではないか。と

許さない。その言葉が私達に向けられている気がした。

そして安らぎ。

慈悲深い女神のような声。

込み上げてきた罪悪感が一気に消える。

実際、隣に居る2人とも俯いている。何かに懺悔しているような。

しのあが来て嬉しいはずなのに……

 

熱気に包まれていた信者達は声にならない声をあげ膝から崩れ落ちる。

この場はおかしな空気に支配されていた。しのあという存在に。

怒りを安らぎが調和し

神秘的な空気を醸し出していた。

そして神秘的な空気の一因はISだ。

聖堂特有の硝子から差し込まれる夕日の光がしのあの蜜柑色の機体を背後からキラキラと差す。

そして白い髪が靡き光る。

後光がさす。とはこの事か……。

 

 

 

私が覚えているのはここまで

気付いた時には篠ノ之博士のラボのベットで寝ていて

体を起こし視界に入った光景は

博士の前で正座し怒られていた

涙目のしのあの姿だった。

 

普通に可愛い。うん。

 

「みんな助かーー」

ったのだから許してあげたら?という言葉は博士の睨みによって続かなかった。

その後、後始末を全てやらされ結局2日間徹夜だった……解せぬ。

 

side out

 

 

 

 




オータム「久しぶりの後書きに登場」(´・∀・`)ノ
マドカ「し、しのあ様!」
スコール「……様?どうして様をーー」
しのあ「許さない!」ピカッー
スコール「しのあちゃん様!」
しのあ「……?」
コルク「ちゃんはつけるんだね……」
束「しーちゃん!どうして勝手にいくの!?そこに座りなさい!!」
しのあ「ぅ……グスッ」
コルク「↑だいたいあってる……ような気がした♪」→カゲロウ◯イズ

束「誤字・脱字等あれば教えてねー」
コルク「感想・評価・批判あればお願いします」

ではまた来週!

オータム「おい!私は一言しか言ってないんだが」
トントン←肩を叩く音
オータム「?」
マドカ「大丈夫……私もだ」
オータム、マドカ「「ガシッ」」


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