やべ、ちょっと急展開かもw
だが自重しない
↑おい
あ、それと完全なフィクションです
↑当たり前。
第29話 蠢く思惑
side 千冬
「ちーちゃん学校に着いたよー?それとーー」
私は今、ISを展開し学校へ急行している。昼時に齎された緊急の一報
それは和やかな昼食の空気を一変させた。
気づけば窓をぶち破り、6階にも関わらず飛び出しISを展開していた。
『しのあの誘拐』
可能性の一つだが
学校に来ていない、家にも居ないとすれば誘拐だろう
まず教師を責めたが
そこに一夏が関与しているようだ
"サボる"そんな訳ないだろう!
心の中で毒吐いても仕方がない
しのあを見つけた後、馬鹿者を……
「それと、なんだ?」
「通信妨害だよ。さっきからこの辺り一帯の通信が妨害されてる」
「なに?」
「束さんには無効だよ?でも他の人にはそうはいかないよ」
「お前の事だ、目星はついているんだろう?」
「勿論だよ」
「ほう、場所は何処だ」
「内閣府男女参画局支部」
内閣府男女参画局。
ISが登場する前はまともな組織だった。世界各国に設置されている女性の地位向上を目指した組織で
女尊男卑の風潮の後押しをした組織でもある。
おそらく、しのあの存在が
利益を損なうとでも判断したのであろう。
それにIS登場後の総理は全員がここ出身だ
きっと内閣からの支援は受けられない筈だ。
それどころか妨害も予想出来る
厳しい闘いになるな
だが、己の利益の為にしのあを害するなどもってのほかだ!
「……成る程、すぐに向かう」
「お願いしーちゃんを見つけて」
「ああ」
いつになくあの束が真面目だ。
いつもはおどけた言動をするが。
「こちら捜索本部!応答せよ!繰り返す」
無線からの呼びかけが煩い
「こちら織斑 千冬。捜索感謝する。現場付近一帯に通信妨害が生じている模様。尚、内閣府男女参画局支部からだ。これは篠ノ之 束からの情報で正確性は極めて高いと判断する」
「こちら警視庁の小野警視正です。応答感謝します。了解しました、直ちに増援を派遣します」
「頼む。騒がしいと感づかれるかもしれんサイレンは鳴らさないように出来るか?」
「確かにその通りです。覆面パトカーを差し向けます」
「了解だ」
「ご健闘を」
「ありがとう」
急ぎ方向転換し件の場所へ向かう
が、思ったより妨害が早かった。
「織斑 千冬さんIS展開の許可は出していませんよ」
「……総理」
「貴方の言いたい事は分かっています。私の言いたい事も分かっていますよね?」
「ああ」
「それは話が早い。今すぐこの件から手を引きなさい」
「分かった。とでも言うと思ったか?」
「ええ。でも彼は貴方と血は繋がっていないのでしょう?赤の他人を守る為に己と弟さんを危険に晒す事はないと思うわよ?」
「……貴様」
「いいのかしら?我々を敵にまわしても」
「……」
「女性しか扱えない最強兵器。世の中の男性は絶望したでしょうねぇ。今までの立場が逆転。"女のくせに"なんて最早時代遅れ。掌を返したかのような媚びへつらう男共を見て私は歓喜したわ!男の……しかも女々しい餓鬼に関わって社会的地位を失いたくはないでしょう?早くISを解除して日常に戻りなさい。これは命令ではないわよ?極当然の事を言っているの。貴方は優秀よ。私も貴方を失いたくわないわ、それにこの世の中を作り出したのは貴方でもあるのよ?私は」
「黙れ。言いたい事を全て言わせてやろうと思ったが長すぎるのでな。それと、いつ私が貴様の部下になった?貴様は2つ間違いを犯した。そのせいで全て失う」
「は?間違いですって?面白いわね。後学の為に教えてくださらない?」
「いいだろう。
1つ、世界は常に目まぐるしく回っている。貴様の妄想した世の中は既に終わっているのだ。いつまでも貴様の望み通りの世の中であり続ける訳などある訳ないだろう。
2つ、貴様は国会の、貴様の揚げ足をとるべく虎視眈々と狙っている議員達に反撃の種を与えた事だ」
「戯言を……」
動揺しているな
畳み掛けるか
詰みの一手を……。
「そして、この会話は国内のあらゆる場所で公開放送されている」
そう。咄嗟に束にメッセージを送り公開放送して貰ったのだ。
これで総理の政治生命は終わりだ。
沈む泥舟にわざわざ乗り込む者は居ない
彼女に手を差し出す者は居ないだろう。
「ーーっ!?そんな訳ないでしょう!こんな短期間に出来る筈」
「やっほー。束さんだよー」
「お前は!?」
「黙れよお前。束さんの家族に手を出して無事に明日を迎えれるなん」
「束、やめておけ。総理。貴方は一国の首相だ。全日本国民の代表である貴方が一人の国民の誘拐に協力するなどあってはならない事だ!そして散々全世界の男性を蔑む言動。さらには私の弟にまで手を出すと言う発言。貴方の政治生命はもうお終いだ」
「わ、私は別に協力なんて……それに貴方の弟に手を出すなんて」
「ほう。では『赤の他人を守る為に己と弟さんを危険に晒す事はないと思うわよ?』この発言はどういう意味だ?」
「そ、それは……」
「私はこれ以上、貴方と討論するつもりはない。内閣不信任決議が可決されるまで精々楽しむといい」
「お話しの途中申し訳ありません。私は警視庁警視正の小野と申します。
総理は
「し、知らないわ」
「しらばっくれないでください。本当は逮捕したいところですが議員の逮捕は原則出来ませんから、貴方の逮捕は辞職した後になります。ああ、既に逮捕状の請求を終えたところです。それと貴方には24時間監視が付きますので」
「本当に知らないのよ!」
「何故だ!これ以上罪を重くする事もあるまい。正直に白状した方が身の為だぞ?」
そして、総理は言ってはいけない事を。越えてはならない一線を越えた。
「……売ったのよ」
「「「は?」」」
「そ、総理、それは!それは人身売買という事でありましょうか!?」
「貴様……!!」
「おまえ!」
「売ったのよ!ふん。今頃、飛行機の中でしょうね!」
「総理。貴方は決して越えてはいけない一線を越えた!現行犯逮捕です!」
「小野警視正。空港の封鎖と捜索を」
「分かっています。おい!国内の空港を閉鎖、警察官を派遣しろ!他国にも要請を!」
結果、しのあは米国により身柄が無事確保された。
怪我は一切なかったが
薬物により睡眠状態で見つかったとの事。
国民はこの騒ぎを当然知っており
無事とニュースに流れた瞬間歓声が所々で上がった。
が、束の表情は著しくない
「束」
「……ちーちゃん、思ったより深刻だよ……」
「やはり、米国もか?」
「人間が箱詰めされてるの職員が気づかないと思う?」
「買収か」
「荷物監査担当の職員の口座に何千万単位で振り込まれてたよ」
「出処は」
「アメリカ合衆国陸軍省」
「くっ……」
「きっと実験ーー」
「言うな」
「公開放送がなければそのまま連れ去られて有耶無耶にされてたよ」
「ひとまず良かったな。米国としても日本と関係悪化は避けたいのだろう」
「ちーちゃんにも言ってない事があるんだよ。多分、しーちゃんも言ってない」
「……なんだ?」
「実はしーちゃんはね
なんだよ」
「……っ!?」
初めて聞いたしのあの出生の秘密。
デュノア社、実験動物、暴力。
それを9歳で。
あの陰りのない純粋な笑顔の内面に壮絶で悲惨な体験をしていたなんて事実に一体誰が気付くのだ
そしてまた実験動物にされそうになるとは。
ドイツなどに行っている場合ではない!私がしのあの側を離れる訳には!
「何処か安全な場所は……」
「あるよ2つ。一つは束さんの元にいる事。もう一つはIS学園」
「束の元の方が安全な気がするが」
「だけど、外の世界を見せてあげたいんだよ。表の世界で楽しく生きて欲しい」
「それでIS学園か。警備は万全。なるほどな、分かった私はIS学園の職員になろう」
「ちーちゃんが居るなら安心だよ!」
翌朝、無事しのあが帰国した。
朝5時だというのに空港は出迎えの市民、マスコミで賑わっていた。
おかえりコールをする人々に驚きながらもぺこりと一礼する姿に歓声が上がった。視聴率70%超えと言う朝方にも関わらず歴代最高の視聴率を叩き出した事でも賑わった。
さらに総理大臣は辞職後逮捕。
空港の荷物監査担当の職員は行方不明。
米国のISが一時停止したというニュースも流れたがしのあの帰還と言うニュースにより埋もれた。
そしてしのあはIS学園により保護する事に決まった。
建前ではISを扱う者としての知識を深める為の留学との事。
さらにドイツの軍人数人がIS学園に留学する事も決まった。
勿論、これは馬鹿者救出の手伝いに対してのお礼だ。
馬鹿者といえば
奴はしのあ捜索を手伝ったものの
友人と雑談しながらだった。との目撃情報が多数あった。
肩身の狭い思いをするだろうが自業自得だ。
そしてしのあの迎えもなかなか起きない為、置いていった。
鈴音言う女から強烈なビンタをされていたが同情はせん←もっとやれ!
おっと。つい本音が。
そしてしのあを泣きながら抱き締めていた。
おい!離れろ!
この女、さりげなくプロポーズの様な言葉を口にしていた。
要注意だ。
しのあは婿には出さん!
何故か娘の結婚を反対する親父になった気分だ。
今ならその気持ちが分かる。
side out
コルク「自重?なにそれ美味しいの?」
千冬「おい」
コルク「怒らないでくださいよぉ〜千冬さん!」
千冬「どうしてニャルラトホテ◯口調なのだ!」
コルク「て、てへっ」
千冬「ところで政治とかの知識、ちゃんと合ってるんだろうな?」
コルク「(¬_¬)」
千冬「目をそらすな!」
と、言う訳で政治知識曖昧なので
間違ってたらご指摘お願いしますm(_ _)m
感想や評価、批判お待ちしていますm(_ _)m