IS〜造られた少年の軌跡   作:☆コルク☆

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はろはろー

メリークリスマス(棒)
イエーイ(棒)
クリスマスイブどうでしたかー楽しみましたかー(棒)ちっ



閑話 聖夜のプレゼント

 

side しのあ(織斑家)

 

こんばんは!

今日はクリスマスイブなんだ〜

そして、寝て起きたらプレゼントが枕元の靴下の中に入ってるんだよっ

去年はね、プレゼントが100個くらいあったけど、本当は一つなんだって

 

「どうして、こんなに沢山あるの?」ってたば姉様に聞くとね?

 

「それはね〜しーちゃんがお利口さんだったからだよ?」と言って頭を撫でてくれたんだ〜えへへ。

 

プレゼントの中身はね?

ピンクの服とか、ヘアバンドとかお洒落さんな物がいっぱいあって驚いたけど

サンタさんに貰った物だから今も大事にしてるんだ〜。

 

それとね!ずっと欲しかった大きなヘリコプターのラジコンも貰ったんだよっ!

凄く高く飛んで(2000m)

そして速く(235km/時)

そして遠くまで(地球を2周)飛べるんだよ!

小さいカメラを付けて景色を楽しんだりして今も遊んでるんだ〜!

(↑勿論、兎さん魔改造)

 

あっ!この前は海の沖の方で遭難していた人達を見つけてね?助けたんだよ!家族の人達にもお礼を言われて照れちゃったけどね。

 

今年はね?サンタさんにゲームを貰うんだよ!

ISのゲームがあってね?……千冬お姉ちゃんも出てるゲームだから欲しいなぁ、って

サンタさん今年も来てくれるかな?

煙突はないからベランダの鍵を開けておけば入って来れるよね?

 

真っ白な髭がもじゃもじゃで真っ赤な帽子、服を着てトナカイが引っ張るソリに乗っているんだって!

 

あ!そうだ!

寒いから温かいコーヒーと

お腹空いてるかもしれないからクッキーを焼いて置いてあげよう!

喜んでくれるといいなぁ。

 

side out

 

side ??

 

本当、報われない世の中だ。

俺が、一体何をしたって言うんだ?

いつも通り会社へ行くために電車に乗っていたら近くに居た女子高生に痴漢と騒がれ警察に連れて行かれた。

示談金を要求され財布と貯金は空になった。

会社はクビになり妻と娘は出て行った。実家にも縁を切られた。

社会的地位を文字通り殺された。

これから先、就職は不可能だろうし

再婚も不可能だろう

 

本当、くそったれな人生だったな。

本当なら家族と暖かいクリスマスを過ごす筈だった。今頃はあの家みたいにクリスマスツリーを飾って、クリスマスディナーを楽しみ、翌朝の娘の嬉しそうな顔を見る筈だった。

 

どうせ遅かれ早かれ死ぬ。

なら、悪名でも良い、この世に俺がちゃんと生きた証を残したい

 

ふと見上げたカーブミラー

歯をくいしばった顔にキラリと雫が映った。

 

side out

 

side しのあ

 

夜は千冬お姉ちゃんとたば姉様とクロエ、そして一夏お兄ちゃんとクリスマスケーキを食べた。

クリスマスケーキはみんなで作ったからもっと美味しかった。

 

そして、お風呂に入って歯を磨いてベットに入った。

机に温かいコーヒーの入った水筒とクッキーを置いて。

勿論、ベランダの鍵を開けて。

 

(サンタさん、ちゃんと来てくれるといいなぁ)

ドキドキ、ワクワクしているうちに瞼が重くなって眠った。

 

◇◇◇

 

ふと、物音で目が覚めた。

 

(サンタさんかな?)

サンタさんは見られるのを嫌がるって千冬お姉ちゃんに聞いたから

目をぎゅっと瞑って寝ているフリをした。

それでも気になって薄眼で見てみた

帽子をかぶってマスクを付けてローブを着て、背中には大きな袋を担いでいた。

 

(本物のサンタさんだ!来てくれたんだぁ……あ、コーヒー飲んでくれてる!)

 

「美味しい」

サンタさんがそう言った。

 

「本当?」

「え?」

 

side out

 

side??

 

真夜中、本当は家族と着るはずだったサンタの服を着て大きな袋を持って外に出る。

クリスマスだけあって怪しまれない筈だ。

 

まず、一軒目はここ織斑家だ

最近、テレビで良く見る。

ここには世界的にも有名な子が住んでいる。

何故、ここを選んだのか

金が沢山ありそう。と言うのが建前

本当の理由はこの有名人の家に忍び込み盗みを働いたらどうなる?

たちまちニュースで騒がれいろんな意味で有名になるだろう

そして、刑務所行きだ。

どのみち刑務所へ入るのなら大きな事をして入りたい

 

運良くベランダの鍵が開いていて浸入出来た。

ベットに小さな子が眠っている。

多分、この子がしのあ君だろう。

勿論、暴行を働くなどはしない

俺の目的はただ有名になって捕まる事だけ。

物を袋に入れる度、良心が痛むが捕まればちゃんと返す。と暗示をかけ袋に詰める。

ふと、机の上に目がいく

そこには水筒とクッキーの入ったお皿があった。

 

お腹の空いていた俺はコーヒーを飲み、クッキーを口に入れた。

娘を思い出す。

娘も一昔前、サンタさんが風邪をひくといけないから!とコーヒーを机に置いていた。懐かしい。

一口一口、大事に飲む。コーヒーもクッキーも物凄く美味しかった。

 

「美味しい」

音を立ててはいけないのに

不意に口から溢れた。

 

「本当?」

「え?」

バッと振り返るとしのあ君がニコニコしていた。

きっと俺の事をサンタだと思っているのだろう。

泥棒なら暴力を振るって逃げると思うが、そんな事はしない。

俺は人生最後の会話を楽しもうと思った。

 

「……凄く、美味しいよ」

「ありがとう!外、寒いから風邪をひくといけないからね」

「……ああ」

娘と重なって見える。

 

「今年は、何をお願いしたのかな?」

「お姉ちゃんが出てるゲームだよ」

お姉ちゃんと言うとブリュンヒルデか。ISのゲームだな。

勿論、俺も持っているし娘も毎日していた。それがきっかけで娘はIS学園へ入学する!と意気込んでいたな

 

「そうか。大事にするんだよ」

「うんっ。サンタさん?」

「どうしたんだい?」

「どうして、泣いてるの?」

目元を拭うと確かに濡れていた。

気付かないうちに涙を流していたらしい

 

「……思い出し涙だ。……これは友達の話だ。妻子持ちの友達が痴漢の冤罪をかけられ職を失い妻子を失ったんだ」

「それで泣いていたの?」

「ああ」

「誤解されてるんだね。僕もね、変な誤解されるよ?女の子だーとか、インターネットであることないこと騒がれたり。

褒め言葉も沢山だけど、悪口も沢山だよ?でも、どんな誤解も解こうとすればするほど深まっていくんだよ。時間が解決してくれる。だから、好きな事を言わせていれば良いよ。他の人が思い描く事がその人の全てじゃないんだから」

時間が解決……そうかもな

流れに身を任せるのも良いかもしれない。

 

「……そう……だよな。なんか愚痴になってすまないね。ありがとう。その友達にしっかり伝えておく」

いい歳した大人がこんなに幼い子供に励まされるなんてな。

 

「うんっ。一つ誤解が解けたら奥さんや娘さんも帰ってくるんじゃないかな?それまでの辛抱だよっ」

何故か本当にそうなるんじゃないかとそう思えてしまう

 

「……そうなるといいな」

「きっと、そうなるよ。あっ、このクッキー作り過ぎちゃったんだ。良かったらその友達の人と一緒に食べて?」

そう言ってクッキーが沢山詰められている袋を渡してきた。

 

「ははっ。サンタが逆に貰うなんて、初めての出来事かもしれないね。ありがとう。人生で一番嬉しいプレゼントだ」

今日は人生で一番、最高で最悪なクリスマス。

適当な理由をつけてしのあ君を寝かせると物を元通りに戻して家に帰った。そして朝を迎え、昼頃、警察から電話があった。

忍び込んだ事かな。と覚悟を決めて出ると昨日の女子高生が痴漢冤罪の常習犯だった事。

署に行くとその両親に頭を下げられ示談金を返して貰った。

会社の辞職も取り止めになり

実家経由で妻に連絡が行き

妻と娘も帰ってきた。

遅めのクリスマスを迎える事が出来た。

 

「パパ、どうしたの?このクッキー」

「ああ、それはな」

 

可愛いサンタから貰った最高なクリスマスプレゼントだ。

 

side out

 

 

閑話 聖夜のプレゼント

 

終わり

 




クリスマスもハローウィンと同じような流れになってはつまらないなぁ。と思い迷い迷った挙句こうなった。
一応、本編への伏線もね(¬_¬)
ネタ必要だしね(¬_¬)
ちゃんと回収出来るとは言っていないけどね(¬_¬)

コルク「おや?このケーキ。誰からだろう頂きまーす……ふむふむ。これはなかなか……おえっ」

しのあ「メリークリシュマシュでしゅ!……ぁぅ」

誤字・脱字等待ってますm(_ _)m
感想・評価なども待ってまーす(^o^)/
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