魔法少女リリカルなのは ~若草色の妖精~   作:八九寺

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失踪していた事、まことに申し訳ありません。

艦これやら、単位を落とすやら、就活が始まるやら……なんというか、忙しかったです (--;

P.S:完全書き下ろしの新話です



15:訓練模様

15:訓練模様

 

「師匠、今日もよろしくお願いします!」

「ん、よろしく」

 

訓練二日目、戦装束と近距離打撃戦での加重魔法を教えた次の日。

学校から帰ってきたアリサが、屋敷の庭で待っていた僕の元へ走ってきた。

動きやすい(らしい)制服の上に、僕の作ったコートと杖をもった

 

「ん、石鹸の匂い、シャワー浴びた? いい匂いがする」

「いい匂……!? ……う、うん。学校で汗かいちゃったから……もしかして魔法的に不味かった?」

 

風に乗って流れてきた香りに、僕は鼻をヒクつかせた。

アリサが頬を赤く染めたあと、不安げな表情を浮かべて髪を抑えるけど、僕はそれを否定する。

 

「んん、清潔にしておくのはいい事。戦場|<いくさば>で衛生面を疎かにすると、病が蔓延する」

「汗かいたままじゃイヤってのも有るけどね」

「アリサ、髪長いから洗うの大変そう」

「そういうジー、いえ師匠だって割と長いじゃない」

 

アリサがそう言いながら手を伸ばし、僕の後ろで括ってる髪を梳|<す>いてくる。

 

「うっわ、前から触ってみたかったけど、凄いサラサラ。なにか手入れにコツでもあるの?」

「髪質を良くする魔法がある、それでこんな風になる」

「何それ便利……戦うだけの魔法じゃないのね」

「魔法は生活に根ざすべきものだから、これが正しい使い方。アリサに昨日教えた魔法も、本来土木工事なんかで使う魔法」

「あぁ、杭を打ったり?」

「そゆこと」

「物は使いようって訳ね・・・・・・Dea○ Sp○ceでの工具最強理論と同じ?」

「そう。……(圭)さんの、身近な工具でどんな状況にも対応できる点は見習う価値がある」

 

話が逸れた、盛大に。

 

後々、この事件が落ち着いたら日常で役に立つ魔法を教えよう。

アリサは戦闘者になる必要ない、こっちの魔法のほうが将来的に有益のはずだし。

 

「よし。師匠の髪は堪能したし、そろそろ始めましょ?」

「うん」

 

僕は頷くと、どこからともなくホワイトボード(鮫島に前もって準備してもらった)を取り出した。

 

「いったん座っていい。昨日はなし崩し的に魔法を教えたけど、今日は最初にこの5日間の予定をざっと説明する」

 

そう言いながら、スラスラと背後でペンを浮かせて操作しながら説明する。

 

①:近距離戦~加重魔法とその使用~

②:中距離戦~浮遊魔法応用及び発展『剣群乱舞』~

③:遠距離戦~遠距離戦適性調査~

④:基本補助魔法とその応用

⑤:上記①~④を使用して、僕と戦闘訓練

 

「と、こんな感じで1日につき1項目をこなしていくように。昨日が①ね、何か今の時点で質問は?」

「はい! 各距離での戦闘用魔法のバリエーションは増やさないの? 見た感じ、近距離戦は昨日教わった魔法だけみたいだけど」

「ん、純粋に時間が無い。無理に種類を増やすよりも、一つの精度と確実性を上げる事が肝要」

 

ここ一番の場面で、魔法が不発だったりしたら目も当てられない。

5日で最低限に育てるんだ、これくらいが精一杯。

 

「なるほど、そういうことなら納得したわ」

「ならよし。じゃあ今日の訓練に入る」

 

その言葉とともに、僕は虚空から準備していた物を山のように取り出した。

着地の瞬間、重い音が大地に響く。

 

「これは……水風船?」

「そう。鮫島に頼んで準備してもらった。前はペットボトルで訓練したけど今日はこれ」

 

赤と青、2色の水風船のうち、僕は青いほうの入った籠を手に取る。

 

「アリサ、僕が前にお手本見せたの、覚えてる?」

「え、あぁ。貴方の師匠の人が得意だったっていう?」

「そう、それ。これに関しては幸い基礎が出来てる、だから実用的な使用法と質の向上に重点を置いて教える」

 

僕は籠をひっくり返し、水風船を辺りにぶちまけた。

その数、およそ60以上。

 

「それに僕自身、この魔法には思い入れがある。この術の怖さも強さも良く知ってる」

 

腕を地面に水平に素早く一振り。

その動作で、地面に転がっていた水風船が一斉に宙へと浮かんだ。

 

「な!? 一気にそんなにたくさん!?」

「僕は今からアリサを追い立てる。そこに置いてある赤い水風船、持ってる杖、庭に生えてる木や置物。何を使ってもいいから抗ってみせろ」

「ちょ、え、勝利条件とか無し!?」

「え、勝てる気でいるの?」

 

僕の浮かべた表情とその一言に、アリサが後ろへ跳び下がる。

アリサ自身、何で飛びのいたか分からないみたいだけど、恐らく本能だろう。

 

杖を一閃、赤の水風船が浮かび上がるけどその個数は僕の半分以下だ。

 

「1時間逃げ切るか、どちらかの水風船がなくなったら終了。……そうだね、アリサが僕に1発でも水風船を中てるか、昨日教えた近接戦で直接殴れたらそれで勝ちでいい」

「1発、1発ね……。随分ハードル高そうね、ソレ」

 

ジリ……とアリサが少し距離をとる。

 

「アリサ考えて、実力じゃ僕には勝てない。それを埋める何かを探すのが最善」

「言われなくても分かってるわよ!」

「じゃあ5秒後に開始、いい?」

「……私は準備万端よ! いつでも掛かってきなさい!」

「5、4、3、2、1……開始」

 

先手は譲ろう、内心でそう身構えてのスタート。

僕の心の内を知ってか知らずか、開始早々アリサは仕掛けてきた。

 

「ッ!」

「ふぅん?」

 

アリサが選んだのは浮かべた全弾での一斉攻撃。

僕には遥かに劣るものの、そこそこの鋭さと速度、幾多の軌道を描かせて僕へと水弾を奔らせた。

 

アリサにしては特に捻りの無い攻撃に眉を潜めながら、同じく浮かべた風船、そして空の籠で掴み取り、それで相殺し打ち落とす。

 

初撃を危なげなく凌ぎ、アリサの居たところへ視線を向けるとそこは既に無人。

辺りに視線を向けてみると、建物の影へとアリサが走って姿を消したところだった。

よく見てみると籠ごとアリサの水風船も無くなっている。

 

「なるほど、真っ向からじゃ勝てないから待ち伏せての不意打ち狙い。そして全部の水風船は浮かべられないから、残りは持って移動か」

 

きちんと考えて、なおかつ冷静な行動に感心する。

ここに水風船を置いていくようだったら、全部潰すつもりだったのに……。

 

本来なら、相手の準備してる策に敢えて乗るのはいい策とは言えないけど、これはアリサの初陣といっていい。

 

先達|<せんだつ>として、敢えてその策に乗ってあげるとしよう。

アリサに少しでも策を張り巡らせる時間を上げるため、僕はゆっくり歩いてアリサを追うのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

「」チーン

「着眼点は素晴らしかった」

 

息も絶え絶えと言った感じで膝をつき、足元に倒れこんでいるアリサの隣に座る。

 

張られた策に何度かヒヤリとしたり感心する場面はあったものの、僕との経験と実力の差はどうしようもなく、アリサは開始30分で水風船を使いきって練習終了。

ちなみに僕の反撃でアリサの服からは水が滴っている。

 

実際、アリサが僕に仕掛けてきた策の数々は、即興のわりに見事なものだった。

 

予め水風船をセットしておき、僕が通り過ぎたと同時に死角からの強襲。

視認が困難な遥か上空に浮遊魔法で水風船を固定、僕が下を通るタイミングで魔法を解き自由落下に任せて攻撃。

 

極めつけは、空になり放置していた籠を横から僕に飛ばしつつ、水風船一個をその陰に隠して追撃。

しかもそれに合わせて正面から、周囲に水風船を浮かせての近接戦だ。

 

「……ジーク」

 

手と膝を地面についたまま、顔だけをくるりと回しアリサがこちらを見る。

 

「む? 師匠って呼ん――――」

 

いきなり抱きついてきたアリサに押し倒された。

 

『ビシャリ』

 

胸元で何かが破裂する感触……これは――――

 

「勝ったーッ!」

「――――……なんと」

 

――――水風船が僕たちの間で割れていた。

 

「……むぅ、種明かしを要求する」

 

どうにも腑に落ちない。

僕は間違いなくアリサの持っていた風船を全て迎撃したはずだった。

準備した個数を間違えるはずもない。

 

「あー、うん。……怒らない?」

「怒らない」

 

怒りはしない、怒りは。

 

「えっとね、師匠から逃げたあと鮫島に『赤い水風船の予備を頂戴!』って頼んだの。かといって増やしすぎるとバレちゃうだろうから、1個だけね。

 それを普通に空気で膨らませて、昨日の加重魔法で重みがあるように見せて師匠に向わせたのよ。で、余らせた1個を服の内側に仕舞って……ね」

「……確かに何でも使っていいとはいったから、うん……まぁ」

 

勝つために手段を選ばないのは良い事だけど、微妙に納得もいかなかった。

 

「な、なによ、その目は!?」

「ナンデモナイヨ?」

 

僕の裏を斯いたことを褒めるべきなのか否か。

 

昔、僕が似たような事をして師匠から一本を取ったときの表情を、今更ながらに理解できた気がする。

ちなみに僕が仕掛けたのは、試合開始と同時に『あ! あっちでメイドさんが水の入った桶をひっくり返して濡れ濡れのスケスケにー(棒読み)』と、師匠の背後に視線をやって言い放つ事だ。

ものの見事に振り返ってくれたので、容赦なく脇腹に木剣を叩き込んだ記憶がある。

 

「――――くしゅん!」

「あぁ、そう言えばびしょびしょだった、……アリサも僕も」

 

いくら寒くない季節とはいえ、濡れたままでいるのは体に悪い。

僕も濡れるのは想定外だったけど。

 

「実技は一旦お仕舞い。反省会と座学をやってからもう一度実技に移る」

 

僕を押し倒しているアリサごと、体を起こす。

 

「ひゃ!? あ、ごめん、重かったわよね?」

「大丈夫、鍛えてる」

 

……この格好は傍から見れば、脚を伸ばして座ってる僕に、アリサが真正面から抱きついてるように見えるんじゃなかろうか。

……まぁいいや。

 

「……よっ、と」

「ちょーッ!?」

 

アリサの脇の下に手を入れ、5メートルくらい真上に投げた。

落ちてくる間に立ち上がり、前へ差し出した両腕の間に『ぽすり』とアリサが収まった。

 

「いきなり何すんのーッ!? っていうかこの状況は何!? なんでお姫様抱っこ!?」

「んむ、急な状況変化には即座に反応できるようにならないと、後々辛いよ?」

 

ジタバタと足を動かしてるけど、僕の鍛え上げられた体幹にはまったく影響を及ぼさない。

 

「そーいう問題じゃないから!? 恥ずかしいから降ろしなさい! 誰にも見られないうちに早くッ!?」

「鮫島しか居ないし、見られても問題ない。お風呂にゴー、体を冷やしたままなのは宜しくない」

「ねぇ私の話聞いてる!? ねぇ!?」

「こっちのが早い」

 

とりあえず無視してアリサを運ぶ。

……断じて不意打ちを食らった腹いせではない。

断じて違う。

 

浴室近くへたどり着く頃には、すっかりアリサは静かになっていた。

それに途中からは僕が運びやすいようにか、ぴったりと僕の胸に体を預けてくれている。

 

「……よ、よかった。こんな姿、鮫島には見つからなくて」

「みつかっちゃ困るの?」

「……べ、別に困るわけじゃないけど、恥ずかしいっていうかなんかその……」

 

……ふむ、これは。

 

「……“ツンデレ”っていう文化の“デレ”ってやつ?」

「ツンd……!? あ、貴方はいったいどんな情報媒体で日ごろ勉強してるのよ!?」

「たしか、図書館にあった『近現代における文化史~萌えとは何か~』って本に書いてあったと思う」

「何よそのチョイス!?」

「その本の内容から鑑みるに、アリサって所謂“ツンデレ”って奴に分類されると思う……正しい?」

「答えるわけないでしょ!?」

 

仕方ない、あとで鮫島に聞いてみよう。

 

そう言えば、こんなに騒がしくしてたら鮫島が様子を見に来るんじゃ――――

 

「どうなされましたか、お二人とも……おや」

 

――――そうそうこんな風に。

 

「&%#?!¥%&!?」

 

鮫島の姿を見た瞬間、アリサが赤い顔を隠して言葉にならない声を上げた。

 

「鮫島、ちょうどいい所に。アリサの着替えを準備して欲しい」

「心得ました。……あぁ、坊ちゃん、そのまま少々停まっていてください」

 

 

――――『ピロリロリン♪』

 

 

「……はい、ありがとうございます。『アリサお嬢様の初お姫様抱っこ』……と、送信」

「おー、それは写メっていうやつ? 鮫島すごい、ケータイを使いこなしてる」

「ふふふ、お褒めに預かり光栄です。基本的なことで宜しければ、お答えしますよ」

「ん、何か困ったら教えてもらう」

 

僕たちが言葉を交わす中、その間に挟まれていたアリサがプルプルと震えだす。

 

「ななな、何をしてるの鮫島ーッ!?」

「いえ、お嬢様の成長を旦那様と奥様にお伝えするのも執事の務めですので」

「なんでパパとママに送るのよ!?」

 

――――『ピロリロリン♪』

 

「おや、お二人から返信が」

「早い!? ママは時差あるんじゃ!? パパは仕事中じゃないの!?」

「なんて帰ってきたの?」

 

僕の言葉に、鮫島がメールを見せてくれた。

 

「これが旦那様のメールですね」

 

 

『流石は我がバニングス家の執事だな! Σd(≧ω≦*) グッ』

 

 

「パパー!? しかも絵文字可愛い!?」

「お次は奥様のものを」

 

 

『いつもありがとう、鮫島。

私が海外に出張している内にも、こうしてアリサはまた一歩成長していくのね……

(*´σω・、)ホロリ

 

デビィからその男の子の事は聞いています、アリサをよろしくと伝えておいてください』

 

 

アリサの母君からよろしくお願いされた。

 

「ママー!? っていうか“いつも”って何よ“いつも”って!?」

「もう一度申しますが、家を空けられる事の多いお二人にお嬢様の成長をお伝えする事は、大事なお勤めですので」

「仕事なら仕方ない」

「仕方なくあるかッ!」

 

流石の僕も、胸元で叫ばれると耳に辛い。

 

「これ以上話し込んでたらホントに体が冷えちゃうから、とりあえずお風呂まで連れて行く」

「では私は着替えを取りに行ってまいります」

「……泣きたい」

「泣きたい時に泣けばいいと思う」

「アンタが言うな!」

 

……怒られた。

 

このあと、アリサがお風呂から上がるのを待って、さっきの宣言通り座学(主に戦術)と反省会を行うのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

翌日、その翌日とアリサは順調に進歩を重ねていった。

そして本日は特訓の最終日、アリサにとっては初めての対人戦を迎える。

 

僕は少し離れた場所で柔軟体操をしていたアリサに声を掛ける。

 

「体は解|<ほぐ>れた?」

「うん、いい感じ」

 

肩の関節周りをぐるぐる回しながらアリサがうなずいた。

 

「そう、じゃあそろそろ始めよう」

「ええ、とりあえず一撃は入れてみせるからね!」

 

こんなアリサの言葉だが、目標が低いとは怒らない。

僕との戦力差を考えて、勝てないと自覚出来ているならそれでいい。

敵の力量を読むことは、戦いにおいて重要な要素なのだから。

 

アリサの装備は僕の作った外套と杖、そして新たに製作した『剣群乱舞』用の短刀が数十振り。

この短刀、見た目は持ち手だけであるのだが、魔力を込める事によって刃が発生する代物なのだ。

 

僕が日頃使うのは、アリサの持つ魔力刃型ではなく実刃型と呼ばれる物。

実刃型のほうは頑丈で貫通性に長け、魔力刃は電撃や治癒効果などを纏わせて放つ際の威力や効率に長ける。

 

僕的に刃を形成する都合上、魔力消費が多い魔力刃型よりも実刃型の方がアリサには向いていると思って後者を勧めたのだけど、鮫島から物言いが付いてしまった。

曰く、『お嬢様に相手を怪我させるような可能性は、出来うる限り排除して欲しい』と。

 

確かに実刃型は刺されば出血、当たり所が悪ければ、と言うか急所に当たればそれだけで相手を死に至らしめられる。

対して魔力刃型は、魔法の構成次第で切断効果を消して、付随効果のみに特化させる事が可能なのだ。

 

切断効果を外せば、消費魔力の削減も可能。

そして何より、僕が失念していたアリサに血を見せる可能性も極力抑えられる。

 

これが昔の僕の部下だったら『甘ったれたこと言うな』と一喝するところだけど、アリサはつい数日前まで戦闘訓練なんてやった事のない、それどころか争いごと・血を見る機会すら滅多にない一般人。

そんな彼女に、僕が頼み込む形で戦いに引き込むのだ。鮫島の指摘も尤もだった。

 

今回の勝敗条件はどちらか、というかアリサの戦闘不能。

時間は無制限だ。

 

そして対する僕の装備は、庭にあった物干し竿(お値段:¥2280-)。

 

……行けるかとも思ったけど、未だに剣は握れなかった。

体が、心が剣を持つのを拒絶してる。

 

仕方が無いので手近にあった物で代用した結果がこれだよ。

 

棒術は少し噛じっただけだけど、まぁ大丈夫かな。

そう思いつつ、軽く型を幾つかこなす。

 

「……ねぇ師匠? 確か師匠の本来の武器は、……剣なのよね?」

「そうだけど」

 

ヒュンヒュンと風切り音を出しながら、棒の両端が暴れ狂う。

 

「……もう驚かないわよ」

「?」

 

……何なのさ、その悟りきった目は。

一通り型をこなして、構える。

 

「ん。僕の準備はだいじょぶ、いつでもどうぞ」

「ちょっと前の模擬戦みたく、勝ってみせるわよ?」

 

ふふん、とアリサが僕に笑ってみせる。

挑発だろうけど、気に食わない。

 

アリサが体の前で杖を構えた。

 

「では、尋常に――――」

「――――勝負!!」

 

その言葉と同時に僕たちの姿が消える。

次の瞬間、僕たちの棒と杖が、中央で激突した。

 




ご意見・ご感想などお待ちしております。

ご意見・ご感想を餌に、私は頑張るのです……就職活動を(おぃ。

次回:新規書下ろしの16話を揚げます。現在8割完成。
更新日時は、とりあえず年内の予定。
その16話を揚げれば、あとは28話までストックがあるのです……

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