故郷の都市の祭事を襲った細菌テロ。
少年の自身にとって大切なもの全てを犠牲にして行った『世界にとっての最善の手段』。
しかし、それは最終的に世界に対して自身の危険さを露呈する事となった。
かつて共に轡を並べ戦った者たちが向ける刃の先に居るのは――――自分。
少年には彼らに刃を向けることは出来なかった。
居場所を失った少年は、故郷の泉の妖精の力を借り、その『世界』を離れた。
少年は当ても無く、ただ惰性のままに世界の狭間を流れる。
――――自分の生きる意味、生きる場所を探して……

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