魔法少女リリカルなのは ~若草色の妖精~   作:八九寺

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更新遅れて申し訳ありませぬ……

前話のあとがきの末尾に一言付け加えてます。
一度確認してから本話を読んで頂くと、より一層wktkが止まらないと思います。


36:あくまで治療行為

36:あくまで治療行為

 

「――――んむぅ」

 

 カーテンの隙間から差す日光に照らされ、目が覚める。

 ベッドから体を起こそうとして右半身に掛かる重みにそちらを見やった。

 

「……あー」

 

 そこにいたのは僕の右腕を抱き枕に寝息をたてる、アリサの姿だった。

 すーすーと静かな寝息を立てながらこちらに顔を向けて眠っているアリサの寝顔は、何とも無防備で(はかな)げだった。窓から差す光がアリサの髪に反射し、キラキラと幻想的な雰囲気を(かも)し出している。

 僕はそそくさとベッドのサイドボードに手を伸ばしてケータイを掴むと、カメラ機能を起動させた。

 

 ケータイに消音の魔法を掛けてシャッター音を消し、そのままアリサの寝顔を写真に収めていく。

 ……んむ、いい感じだ。

 

 満足行く写真が撮れたので、それを海外へ単身赴任中のアリサの母君(ははぎみ)へメールに添付して送っておく。

 

 確か、昨夜は僕の看病と称したアリサが半ば強引に押し切ってベッドに入ってきた。雷撃による腕の火傷や内蔵の損傷は、回復魔法と魔法薬の併用で一晩で治せるとアリサに説いたのだけど聞き入れられず、僕が折れたのだ。

 ……で、起きてみれば怪我して治療していた右手をアリサが抱き枕にしていると。

 

 完治しているから痛くはないのだけど、看病という建前でベッドに潜り込んだ人物がそれでいいのかと物申したい。

 

 この写メは、その意趣返しと母君への定時報告だ。

 アリサもこんな写真を母君に見られたと知れば、恥ずかしがるだろう。

 

 それにしても、ケータイの扱いが未だ不得手な僕にしては見事な写真が撮れた。

 自画自賛しつつ、その写真をケータイの待ち受けへと登録しておく。

 

 時計を見ると、いつもアリサが起きる時間よりかなり早い。最近は魔法の朝練なんかもやってるけど、昨日の今日で僕が練習に付き合うわけにも行かないし、今日の朝は無しで良いか。

 

 そう僕は自己完結すると、アリサが蹴り除けていたタオルケットを掛け直してやるついでに、少し寝相の悪い彼女がベッドから落ちないよう抱き寄せて二度寝に入るのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

 二度寝の後、目を覚ましたアリサを小学校へ送り出す。起床の際、アリサが顔を真っ赤にして何か言いたそうにパクパクと口を動かしていたのだけど、埒があかなかったのでとりあえず『おはよう』と伝えたら、『おおおおおおおおはよう』と盛大に取り乱した姿を見せてくれた。

 

 『絶対安静』というアリサの命令の元、ベッドの上で本を読んだり魔法のアイディアを書き溜めて時間を潰しているうちに、いつしか時は昼を過ぎ夕方へと差し掛かっていた。

 デビッドさんは仕事で出張中で鮫島は学校へアリサの迎えに行ってしまったから、都合この家に居るのは僕と余りかかわりの無い使用人の方々のみ。

 

 さすがに話し相手になってもらうわけにも行くまい。

 

 そんな感じでだらだらと過ごしていた僕を覚醒させたのは、アリサからの1本の電話だった。

 

「――もしもし?」

『もしもしジーク、緊急事態!』

 

 緊迫したアリサの第一声に目を見開くと、開いていたノートを閉じてベッドから立ち上がる。

 

「落ち着いて、どうしたの?」

『帰り道で怪我したアルフを拾って、お腹に酷い怪我があって――』

 

 電話越しに説明を受けたけど、どうもアルフが怪我したことしか分からない。

 

 無理も無いか、流石に既知の友人が傷口から血を流してる状態で意識を失ってるのに平静を保つのは難しいし。

 以前僕が倒れた時は血まみれだけど傷自体は塞いであったし。

 

 僕は椅子に掛けてあった上着を羽織るとベッドからシーツを剥がして抱え込む。

 

「ん、わかった。鮫島は運転中? ちょっと電話代わってもらって」

『わ。わかったわ! 鮫島!――』

『――お電話代わりました、ジーク坊ちゃん』

「ん。取り急ぎアルフの状態を教えて、大体で構わない」

『はい、アルフ様の現状としましては、獣型で意識は無い状態。腹部に傷があるのと、口から血を吐いていることから内臓にも損傷があるのかと。私の素人見立てではこれくらいしか。

今はアリサお嬢様に指示をして腹部の傷を圧迫止血していただきながら、急ぎ邸宅へと戻っております』

「さすが鮫島、たぶん最善の判断」

『いえ、恐縮です。ほかに何かございますか?』

 

 僕はデビッドさんから魔法の屋内練習用にと借りてあった大部屋に入ると治療の準備を開始した。

 

「大丈夫。1階の部屋に治療の準備しておく、終わり次第門の前に行くけど、僕がいないようならそのまま連れてきて」

『委細承知しました』

 

 鮫島との通話を切ってケータイをポケットへ。

 持ってきたシーツを床に広げると、取り出したマジックでその上に魔方陣を書き込んでいく。アルフくらいの大きさの真円(しんえん)を書き、その内側に一回り小さな真円(しんえん)を書き込む。

 更にその内側に五芒星(ごぼうせい)を書き加えた上で、外円と内円の間を埋めるように書き込みを入れていく。

 

 一通り書き終えたところで指の腹を薄く斬って傷を付けると、魔方陣の要所要所に血を垂らして魔法式を強化していった。

 

 ここで張った魔法陣の効果は『陣内の殺菌・消毒』と『治癒速度の向上』の混合結界の展開だ。

 

「……こんなもんかな」

 

 軽く魔力を流してみて問題の無いことを確認すると、ちょうどいいタイミングで外から鮫島の運転する車の音が聞こえる。

僕はアリサたちを出迎えるため、屋敷の外へと出るのであった。

 

 

◇◇◇

 

 

「……ふむ」

 

 僕は運び込んだアルフを魔方陣に寝かせて傷を見る。

 見たところアルフの怪我は腹部のモノのみ。

 

 外傷は回復魔法でどうにかなるのだけど、内臓系は外からの魔法だと効率悪いから内服の魔法薬に頼るべきなのだけど……

 

 『薬も過ぎれば毒となる』って(ことわざ)が有るように、薬の分量は重要である。ここで問題なのは今のアルフが動物形態であることだ。

 あくまで僕の持ってる薬は人用であって、動物用ではない。僕は薬の分量を相手の性別と体重で調整する……が、もちろん人間を基準に算出した数値であって、動物状態のアルフには当てはまらない。

 

 ひとまずは外傷だけでもふさぐ為に回復魔法を発動する。

 

「ジーク、アルフは大丈夫?」

「……ん、大丈夫。ここに着いた時点で血もほとんど止まってたから、後は傷を治すだけ……その後は1日くらい休めば大丈夫」

「そ、……よかった」

 

 失った分の血も、増血剤なんて便利なもの(魔法薬)があるから大丈夫。

 後ろでホッと息をつくアリサを見る事無く、僕はアルフの回復魔法を止めて傷が塞がったことを目と触覚で確かめるけど……恐らく大丈夫。

 ちなみに鮫島はここには居ない。魔法による治療なので、手伝いようが無いからバニングス邸の仕事に戻ってもらった。

 

 詳しくは人型になってもらってから確認しよう。

 アルフを目覚めさせるため、気付け薬を嗅がせる

 

「――っ……ここは……」

「動かないで話を聞いて」

 

 薄く目を開けたアルフに動かないように言って話を続ける。

 外傷はともかく内側はまだ未治療なのだ、下手に起き上がられでもしたら不味い。

 

「いまアルフの治療をしてるのだけど、人型になれる?」

「あ、ああ、ちょっと待って」

 

 意識を集中させたアルフの姿が獣から人へと変わった。

 横向きで寝ていたアルフを仰向けに直す。ちらりと見た感じ腹部には傷一つ見当たらないが、呼吸は細く弱弱しい。

 

「ありがと、楽にして」

 

 アルフの体に魔法を走らせて身長と体重を調べ、それを元に薬の分量を決めて量りとる。

 粉薬なので、今の状態でも飲ませやすいようコップに入れた水に溶かす。

 粉薬をゼリーで包んで飲みやすくする奴もあるらしいけど、幼児用ということでバニングス邸に常備されていなかった。

 

 薬がきちんと溶けたことを確認し、混ぜるのに使っていたスプーンを抜く。上手く溶けないと底に沈殿しちゃうけど、ちゃんと溶かすと練乳を水で薄めたようなとろみのある白い薬液になるのだ。

 

 僕は背中に片手を入れて支えながら、アルフの上半身を起こす。見ているだけだったアリサもアルフの背中側に回って抑えてくれた。

 

「これ……飲める?」

 

 小さく頷いたアルフだったけど、少し飲んだところで(むせ)て吐いてしまう。

 

 ……この薬は非常に効くのだけど、かなり苦い。ちなみに5歳の頃に僕も初めて飲んだときは盛大に(むせ)た。

 ただでさえ意識が朦朧としてる状態でこの薬は厳しいだろう。

 

 昔、母上がこの薬を僕に飲ませたときはどうやったか……。

 過去に思いを馳せているうちに、その方法を思い出す。

 

 

 …………まぁ、アルフにならいいか。

 

 

「アリサ、アルフのこと膝枕してあげて」

「いいけど……どうする気?」

 

 首をかしげながらも、アリサは言われたとおりにしてくれる。ベッドの上じゃないから枕も無いし、アリサに代わりになってもらう。

 アルフ自身も『何する気だい?』と気配が告げている。

 

 僕はアルフをアリサに任せ、位置を少し変える。

 

「昔、母上がした方法を再現する」

 

 飲み薬の量は……200mlくらい?

 2回に分ければいいか。

 

 苦いんだよね、これ…………仕方ないか。

 

 覚悟を決めた僕はグラスを(あお)って、大体半量を口に含むとそのままアルフへ口付けた。

 極力隙間が出来ない様に僕とアルフの唇を合わせて、様子を見ながら少しずつアルフ側へ流し込んでいく。

 

 暴れないよう、両手でアルフの二の腕あたりを押さえておくのも忘れない。

 

「~~~~~~!?」

 

 最初は目を白黒させて少々もがいたアルフだったけど、状況を理解したのかすぐに力が抜けて目を瞑るとされるがままになり、僕が口移しで飲ませる薬を少しづつではあるが嚥下(えんか)していく。

 もう暴れなさそうだったので手を離し、『もう少し我慢して』と心の中で念じつつアルフの髪をすく。

 

 2分くらい掛けて飲ませきると、一旦口を離して一息つく。

 アルフと僕の唇の間に掛かった半透明の橋が自重に耐え切れず、アルフの胸元に垂れた。

 

「後半分……大丈夫?」

 

 目を開けたアルフを見つめ、ささやくように問いかける。

 

「ん……いつでも、いいよ?」

 

 小さく首肯したアルフが再び目を瞑る。

 僕はその言葉に頷くと、薬の残った半分を口に含んで再度アルフに口付けた。

 

 飲ませすぎてアルフがむせないようゆっくりと時間をかけながら、僕は最後の一滴まで薬を飲ませきるのだった。

 

 

「……………………」

 

 僕たち二人が死んだ目で固まっているアリサに気づくまで、あと3分。

 

 

◇◇◇

 

 

 薬の効果で寝てしまったアルフが、起床後に第一声で僕たちに告げたのは『フェイトを助けて欲しい』ということだった。

 話を聞く限りだと、やはりフェイトの母君……プレシア・テスタロッサが暴力を振るっているらしい。アルフの傷も母君と一戦交えてつけられたものとのこと。

 

「お願いだよジーク、アリサ。フェイトを助けてやって……私だって何でもするから」

「ん、母君から救い出すのは難しくない」

「じゃあ――」

「――けど、物事はそう単純じゃない。アリサ、何かいい案ある」

「……知らない」

 

 だめだ、隣に座るアリサがさっきから不機嫌極まりない。

 そっぽを向いたまま、僕と目をあわせようともしないとは。

 

 仕方ないので、僕は腕を組んで考え込む。

 

 フェイトを拉致するだけなら問題ない。一気に近づいてノックアウト、そのまま抱えて行ってしまえばいいだけだ。

 問題なのはそこじゃなく、フェイトの母君へ対する盲目的なまでの信望だ。

 

 そこをどうにかしないと、無理をしてでも脱出して母君の下へ帰ろうとするはずだ。そのあたりをどう都合つけるべきか……

 フェイトが素直にこちらへ篭絡されてくれれば楽なのだけど。

 

 …………そうだ――――

 

「――――ジュエルシードで釣ればあるいは……」

 

 フェイトが執着しているもの、それは母君が欲するジュエルシード。

 僕のジュエルシードを餌にフェイトを交渉の場所に引き釣り出して―――――

 

 そのひらめきを元に脳内で策を発展させていき、実際の動きをシュミレートしていく。たぶん、これならば十中八九いけるはず。

 

 ……だが、ダメ押しの一手が欲しい。

 

「……そうだ巻き込もう」

 

 ――――餌は多いほうがいい。

 

 そして、この策に乗ってもらうにはアリサの協力が不可欠。

 

「アリサ、頼みがある」

「……何よ」

 

 つっけんどんだが、返事は返してくれた。

 

「これはアリサにしか出来ないこと、アリサが居ないと上手く行かない」

「……アルフに手伝ってもらえばいいじゃない。……そ、それにアルフとは……キ、キ、キ、キ、キスだってした仲なんだし!」

「キスって……さっき薬飲ませたときの?」

「ちょ……あぅ」

 

 あれは医療行為だし、何の問題も無いと思うのだけど……。

 傍らで僕たちの会話を聞いていたアルフが顔を赤くする。

 

「そ、そうよ!」

「んー、んー、……んー?」

 

 ――――んむ、取り合えずアリサが僕との口付け(キス)(こだわ)っていることはわかった。

 けどそれならば話は簡単だ。

 

「アリサ――」

「ちょ、なに―――」

 

 隣に向き直り、こっちを見たアリサの頬に片手を伸ばして手を添える。

 

「――先払い」

「――……ふぇ?」

 

 そのままアリサのほうに乗り出した僕は、空いてるほうの彼女の頬に口付けた。

 きょとんした表情のままで固まったアリサは、3秒ほど後に座ったまま飛び上がるという珍しいリアクションを披露してくれた。

 

「え、ちょ、ええええええええ!?」

 

 僕が口付けしたほうの頬を押さえ、顔を真っ赤にしたアリサが絶叫する。

 

「嫌だった?」

「い、嫌じゃない! 嫌じゃないけどっ!」

「そう、ならよかった。……頼みを聞いてくれたら、後でアルフと同じことをしてあげる」

 

 『どう?』とアリサに問いかける。

 僕の問いに、アリサは一瞬の間も置かず即答した。

 

「わ、わかったわよ! どんな頼みでも聞いてあげるわよッ!」

 

 頬を真っ赤に染めたまま、半ば自棄(やけ)といった感じでアリサが宣言してくれる。

 それだけいうとアリサは部屋を飛び出して行ってしまった。

 

「……狙ってやったの?」

「何が?」

「…………え、天然で今のアレ?」

「?」

 

 一部始終を目撃したアルフが、なぜか戦慄した表情で僕を見るのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

 ――『思い立ったが吉日』。

 

 僕はそのことわざに従って動いた。

 鋼糸で大きめの鷹を二羽作って、一羽は管理局のアースラへ。

 もう一羽をアルフに場所を聞いて、プレシアとフェイトの居るという『時の庭園』へと送る。フェイト宛の鋼鷹にはアルフの無事を伝言させておく。

 

 二羽に共通して僕が持たせたのは一枚の書状。色々堅苦しく書いたけど、簡潔に言えば内容はこうだ――

 

 

 『それぞれの持つジュエルシードを全て賭け、各陣営2対2対2の勝ち抜き戦を提案するものである。

 明後日の12:00に海鳴公園にて詳細な規則の設定を行う、参加を希望するものは来られたし』

 

 

 現状のジュエルシード所持数は僕達が8個でフェイトが7個、そして管理局の高町組が6個。

 フェイトは母君の為に、管理局組は“危険なもの"を自分達が管理する為に一つでも多く、叶うならば全てのジュエルシードを手中に収めたいはず。

 

 この提案は、最も個数を持っている僕達だからこそ力を発揮する。

 

 参加しなければ手に入れる機会はないし、一陣営が後から漁夫の利を狙おうとも他の二陣営が邪魔に入る。

 リスクはあれど、参加せざるを得ない。

 

 

 ――――結果としてこの二日後、僕たち三陣営は海鳴公園へそろい踏みをするのだった。

 




 前話のあとがきの末尾に追加された一文を読んだ方々へ作者より。
 『アルフへの口付け→アリサへのキスの流れ、読めなかっただろう!(煽っていく』

 というわけで36話の更新です。
 文量はいつもの1.5倍なので、更新の遅れは許して頂けるとありがたいです。

 今更ですが、未だに主人公の弟子=アリサをなのはが知らない状況。同時にアリサも主人公と敵対しているのがなのはと知らない状況です。
 あと、前話のアースラ・メインエンジンの破壊により、転送装置が使用不可&出力の低いサブエンジンで動くよう設定変更作業のため、なのはは原作と異なり地球へ一時帰還できていません。

 また感想欄&私個人宛へのメッセージ同一人物により、『アンチ・ヘイトタグをつけろ』という旨の意見をいただいたので付けてしまいました。
 これまではつけていなかった分、まだまだ酷い行動(主にクロノへの攻撃etc)は自重してたのに……これで心置きなく書けてしまう……すまぬクロノ、そしてヴォルケンリッター……達者でな(プロットを書き足しつつ。

 以下、いつもどおり解説をば
>『アリサもこんな写真を母君に見られたと知れば、恥ずかしがるだろう。』
後に主人公はアリサから折檻を受けました。

>『粉薬をゼリーで包んで飲みやすくする奴』
龍○散の『おくすり○めたね』を想像すると吉。

>『練乳を水で薄めたようなとろみのある白い薬液』
「練乳」or「カルピス」、この二語を見て、真っ先にエロイ想像が浮かんだ人……私です。年齢×10の腹筋をしましょう。

>『昔、母上がこの薬を僕に飲ませたとき』
主人公の母親は天然系クールビューティ。

>『苦いんだよね、これ』
味のイメージは『デナトニウム』。治療のためとはいえ、ぐいっと口に含める主人公って一体……。

>『僕が口移しで飲ませる薬を少しづつではあるが嚥下(えんか)していく。』
ジーク:「よく飲めたね」
アルフ:「……なんか、ジークが口移ししてくれたら途中から甘くなった……気がした」

>『私だって何でもするから』
アルフさん、今なんでもするって(ry

>『取り合えずアリサが僕との口付け(キス)(こだわ)っていることはわかった』
うちの主人公は鈍くないです、ただ人一倍想像の斜め上の考えに至るのです(小声

>『後でアルフと同じことをしてあげる』
よく覚えておこう、フラグである。


ご意見ご感想・誤字脱字などありましたら、感想欄からよろしくお願いいたします。
では、次回更新をお待ちくださいませ。

ちょっと旅行に行きますので、次回更新は遅れるかもしれません。

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