世界を渡りませんか? IS編【更新停滞中】 作:tarmil
それから土日が過ぎてある日の朝のことである。
「知ってる?今月のトーナメントで勝つと!」
「織斑君と付き合えるんだって!」
「そうなの!?」「マジ!?」
こんな噂が立っているのである。箒のせいだけどね。
そして私の席のところには本音・清香・癒子の3人がいる。
「なんか......話が歪んで広まってる......」
「あんた、またテキトーなこと言ったんじゃないの?」
「んー、そんなことないと思うんだけどなぁ......そういえばすいすいー」
「ん?何?」
「すいすいってこういう話って興味があったりするのー?」
「そうだねぇ......別に思い入れはないかな?まぁ、でも勝負には負けないよ。」
「こっちだって負けないよぉ~」
すると教室のドアが開いた。一夏が来たようだ。
「何盛り上がってんだ?」
『何でもないよ!』
「ん......?」
すると後ろから織斑先生が来たようだ。
「席につけ。ホームルームを始める。」
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「今日はなんと、転校生が来ます!」
山田先生がそう言った。
そして入ってきた転校生。
その人は金髪で男子の制服を着ていた。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。みなさん、よろしくお願いします。」
「お、男......?」
「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を
『キャアアアアアア!!!』
うおっ!?またあの散らしきれない声かよ!
「え?」
「男子!二人目の男子!」
「しかもうちのクラス!」
「美形!守ってあげたくなる系の!」
何?ここの女子は男子に飢えているのか?
「騒ぐな、静かにしろ!」
改めて見ると織斑先生のクラスの統率力っていろんな意味ですごいと思うんだ。
「今日は二組と合同でIS実習を行う。各自はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。それから織斑、デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子同士だ。解散!」
さて、女子生徒の雪崩に巻き込まれないようにさっさと向かうことにしよう。
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「本日より実習を開始する。」
『はい!』
「まずは戦闘を実演してもらおう。鳳、オルコット。」
『はい!』
「専用機ならすぐに始められるだろう。前に出ろ。」
しかし気の進まない二人。
だが織斑先生に何か吹き込まれたようだ。すると、
『はっ!』
その瞬間、やる気が出たようであり、
「やはりここはイギリス代表候補生、わたくしセシリア・オルコットの出番ですわね!」
「専用機持ちの実力の違いを見せるいい機会よね!」
単純や奴らである。
「それでお相手は?鈴さんでも構いませんが......」
「返り討ちにするわよ?」
「慌てるな馬鹿ども。対戦相手は
すると、上空に一つの影が見えた。
「きゃああああどいてくださ~い!」
すると女子たち(萃香を含む)はきれいにどいていた。
しかし一夏は遅れてしまったため......
大きな砂煙を上げて地面に突っ込んだ。
これって何気に一夏のIS展開の速さすごくない?
......まぁ、この後一夏に制裁が下りかけたのだが、山田先生のお得意である狙撃でそれを止めた。
「......ありがとう、ございます。」
「山田先生は元代表候補だ。今くらいの射撃など雑作もない。」
「いえいえ、昔のことでしたし......」
「さあ、さっさとはじめるぞ。」
「あ、あの......まさか2対1で、ですの......?」
「い、いやぁ...さすがにそれは......」
山田先生をなめきっているね。
「安心しろ、今のお前たちでは負ける。......それでは始めよう。......始め!」
山田先生が使っているのはラファール・リヴァイヴ。
打鉄よりも少し性能がいい量産機・訓練機といったところである。
そんな訓練機に乗った山田先生に鈴とセシリアは翻弄されていた。
......まぁ、経験の違いなのかな?自分は『何でもできる程度の能力』のおかげでIS操作も簡単だけどね。
それに負けている理由はこれだけではない。
「あんたねぇ......何面白いように行動読まれているのよ!」
「鈴さんこそ、無駄にバカスカと打つからいけないのですわ!」
『ぐぐぐぐぐぐぐ......』
このチームワークの悪さである。
「これで諸君にも、教員の実力は理解できただろう。以後は敬意をもって接するように。」
あれ、私は?私は生身でおkだよ?
「次にグループになって実習を行う。リーダーは専用機持ちがやること。そして伊吹、ちょっと用がある。ついてこい。では、別れろ!」
もちろん男に飢えている生徒は一夏とデュノアのところに行くわけだ。
......って私?なんだ?なんかあったっけ?
「ちゃんと別れろ!番号順だ!」
......おお。やっぱ統率力すごいな。
「......それで?何の用なの?織斑先生。」
「ふっ......まぁ、何も言わずついてこい。」
そして私と織斑先生は校舎に入っていった。
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織斑先生についていった先にはかんちゃんでお馴染みの整備室に来ていた。
「......それで?ここに来たっていうことは『そういうことなんでしょ?』」
「ああ、『そういうことだ』。」
そこには、ある一機のIS『らしき』ものがあった。
「......これが私の専用ISになるんだよね?」
「そうだが?」
「どうみても装飾&色付きの靴と手袋と機械じみたリュックにしか見えないんだけど?」
「......まぁ、間違ってはいないな。これが前言った『工夫』というものだ。」
「......もしかして軽量化だったりする?」
「いいや、このISの目的は操縦者の身体能力を重要視するためのものだった。」
「あれ?ということは...」
「ああ、到底普通の人間ではとても扱える代物ではない。機体制御が極端に困難だからな。」
「......ああ、そして身体能力を重視した結果、軽量化につながって、装甲が極端に薄くなっているということね。」
「そういうことだ。それと、いろいろ準備をしていたのは待機状態の調整、単一能力の作成、AIの調整のためだ。まぁ、どうこう言うよりは最適化してから動かした方がいいだろう。」
「そうだな。そうしよう。」
そして私は靴、手袋といった装備を付ける。
「......へぇ......すごい動きやすいな。」
「それが目的で作られたISだからな。あとは先生、よろしく。」
「ああ、わかった。」
この先生は会ったことが無いが、ISの整備等を担当している先生なのだろう。
「今のうちにこのISについて説明しておこう。」
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名称
伊吹瓢
世代
第3世代
特性
SEは一般的な量。
操縦者の身体能力を重視する代わりに、動きやすいように装甲が極端に薄く、軽い。
ちなみに量子変換での武器収納領域には『1つも』武器が入っていない。
理由は単一能力ですべて容量がいっぱいだから。
このISの使用には適性がSでない限り、まともに動かすことができない。
待機状態
伊吹瓢
IS管理用AIモデル
星熊勇儀
単一能力
武器生成
・武器を無限に生成できる。
(fateの『無限の剣製』の強化版のようなもの。デメリットがなく、銃なども生成可能。)
・使用後の武器は消える。
(幻想に破棄すると同様。)
補足
ところどころに東方要素が入っているのはIS作成者(決して束ではないらしい)の遊び心らしい。
このISを萃香に渡した理由は、鬼ということで身体能力的にも萃香しか動かせないかららしい。
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「まぁ、簡単に言えば本当の意味で私の専用機になるということだね?」
「ああ、その代わりほぼ武器重視の機体になっている。」
「いやぁ驚いたよ。まさかAIを入れてさらに勇儀だなんてね。」
「研究者の方々から話は聞いたのがだが遊んでみたかったらしい。......まったく」
「まぁいいじゃん。その方が私は使いやすいし。」
「どうやら鬼として仲がいいんだったか?」
「まぁね。何百年も一緒にいた(という設定だ)しね。」
すると私の前にとあるウィンドウが現れた。
そのウィンドウにはこんなことが書いてあった。
<AIモデル星熊勇儀のインストールが完了しました。>
「おや?これは......」
「どうした?伊吹。」
<AI星熊勇儀、起動する。>
「......久しぶりでいいのかな?勇儀。」
<私は本人ってわけではないんだけどな。>
「確かにそうだね。」
「ちょっといいか伊吹。」
「いいよ。」
「次に単一能力の説明だ。これはいたって簡単だ。使いたい武器を頭に思い浮かべる。するとウィンドウが出現してその武器を出すかの確認が出る。それにOKをすれば武器が現れるというやり方だ。」
「あれ?意外と簡単だね。もうちょっとややこしいのかと思ったけど。思い浮かべるだけか。」
「先生、最適化は終了したか?」
「ああ、もう動かせるぞ。」
「じゃあ伊吹、なにか出してみろ。」
「うーん、それじゃあ......」
そうして私はセシリアと一夏と戦った時に使った刀を思い浮かべる。
<......おっ、これは刀か。これでいいか?>
言われた通りウィンドウが現れた。
そこには思い浮かべたとおりの刀が映っている。
それに私はOKをした。
すると私の手には刀が現れた。
「これはあの時の刀か、早速使いこなせているようだな。時間の短縮に関してはいいだろう。こればかりは今やるべきでない。早速使ってみようか。現在たまたま第2アリーナが開いているらしい。使ってみるか?」
「そうだね。やっぱ専用機だからひたすら慣れるしかないか。」
そしてISを待機状態にした。すると腰にお馴染みの伊吹瓢が付いていた。
<そういえばこれ持っていなかったんだって?>
「知らないよ。ここに来た時はなかったし。」
<まぁいいか。あと酒は入っているからな。飲んでみろよ?>
「わかった。」
「......飲むなら夜にな?」
「そっちこそね。」
「む......」
こうして2人はアリーナに向かった。
機械音声:<>
複数人の同時発話:『』
通常:「」