艦これ大戦 ~檄!提督華撃団!~   作:藤津明

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ちまちまとネタ全開で書いてたのですが、あまりにもキャラ崩壊が酷くなりすぎました。
特にヨゴレ役の大淀さんの扱いがとてつもなく……いくらなんでもこれ酷すぎだろってくらいに。
ですので、纏めてなかったことにしちゃいます。
ボツ送りと致します。

ちっぱい艦娘軍団に脅されてとか、背中に主砲を突きつけられているとかそんな事はありません。



ネタ全開の話の中から一部台詞を抜粋しましたので、そこだけでも。


閑話 二 バニ淀の野望(あまりにも酷いのでボツ)

「楽しい!! こんなに楽しいのは久しぶりだ、貴様を分類A以上のバニーガールと認識する」

 

「さぁ、どうした? まだバニースーツがちぎれかけただけだぞ かかってこい!

ちっぱいを出せ!! 駄肉を変化させて寄せろ!! 胸の谷間を再構築して立ち上がれ!!

尻尾を振って悩殺しろ!! さあこれからだ!! お楽しみはこれからだ!!

バニー! バニーバニー! バニーバニーバニー!!」

 

「へ、変態ーっ!?」

 

 

 

 

 

「お前がバニーガールとして足りないもの、それは!!

谷間・ボイン・乳揺れ・たゆん・トップ・搾ったアンダー・カップサイズ!!

そしてなによりもォォォオオオオッ!! バストが足りない!!」

「バ、バニィィィィィッ!!」

 

その叫び声と共にちっぱいな大淀は崩れ落ちる。

あまりにも容赦のない武蔵の貧乳デストロイヤーな言い方に駆逐艦の多くや、瑞鶴、龍驤が顔をしかめる。

特に、空母なのにまったいらな龍驤や瑞鶴の表情はなんともいえないものであった。

でも龍驤の胸はいつも通りまったいらであった。

 

「ふ、戦いはいつも虚しい……」

 

 

 

 

 

大淀がゆらぁりと立ち上がる。

その目にはもはや欠片ほどの良心も残っていない。

 

「大淀さん再起動……

パターン青!? 十ケツ集です!!」

「なぁんだって!?」

 

 

 

 

 

「乳おいてけ なあ

デカパイだ!!

デカパイだろう!?

なあ、デカパイだろう おまえ!!

乳おいてけ!! なあ!!」

 

「ギャー!! もがれるーッ!!

妖怪「乳おいてけ」だーッ!!」

 

「誰が妖怪か!!」

 

 

 

 

 

「バニ拓ちょうだい!!」

 

 

 

 

 

オチ――

 

「はぁ、変な夢見てしまったわ。欲求不満なのかしら?」

 

寝乱れてボサボサになった髪を手串で直しながら、明石はタンスを開ける。

 

「え?」

 

そこには夢の中で大淀が着ていたバニ淀変身セット、即ちバニーガールのスーツがあった。

 

(エンドレス?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(前話)

 

 

 

とある朝、大神は朝の稽古で珍しく汗を多く掻いたので朝食前にシャワーを浴びていた。

 

当然のように金剛や鹿島たちは大神に付き従い、あわよくば共にシャワーを浴びようと目論んでいたが、かすみさんに見つかり大目玉。

 

今はいつぞやの足柄のように電柱に縛られて、ここぞとばかりに足柄や朝潮に逆襲のはたき棒ではたかれていた。

 

 

 

「敬愛する隊長と一緒にシャワーだなんて、なんて羨ま――規則違反です! 堅物委員長型駆逐艦の名において成敗いたします!! 水でも被って反省して下さい!!」

 

「朝潮ーっ、人の事いえないデース! いたっ!! 足柄、何するデース!?」

 

 

 

朝潮の火力では戦艦の装甲を抜く事は出来ないため、朝潮の言葉尻を捉えてツッコもうとする金剛だったが、流石に重巡の攻撃は痛いらしい。

 

 

 

「ふふふ! かつては提督LOVE勢筆頭とも目されていた金剛が、ずいぶん無様な有様ね!」

 

「それ違うデース! 私が、LOVEなのは! 隊長、大神隊長なのデース!! そこは重要なところだからちゃんとメモしててネ♪ ……あれ? 鹿島が突っ込んでこないデース、鹿島ー?」

 

「鹿島? あらら、きつく縛りすぎたかしら?」

 

 

 

金剛と違い、電柱で黙ったままの鹿島。

 

もしかしたら、きつく縛られすぎて元気を失ったのではないかと足柄たちは視線を向ける。

 

だが――

 

 

 

「淫魔像……わたしが、淫魔……サキュバス……。有明の女王とかはまだ良いです。でも、淫魔は、淫魔はあんまりです……私、そんなに淫乱じゃありませんっ! 大神くん一筋なのに……」

 

「「「あー……」」」

 

 

 

鹿島の呟きに納得顔の艦娘たち。

 

ここ最近(2018年3月において)幸運な提督諸兄に届けられた、某ロー○ンとのコラボで抽選となった某○MAKUNIの魔像――もとい、鹿島のフィギュア。

 

誰が呼んだか、世間での通称――淫魔像の事について傷ついていたらしい。

 

確かに淫魔呼ばわりは、いくらなんでもあんまりである。

 

 

 

「大丈夫よ! 鹿島!! あなたが隊長一筋の純真な娘なのは、みんな分かってるわ!」

 

「でも、風評被害が止まりせん……艦これのエロ担当とか……」

 

 

 

ずーんと、どんよりとした空気を背負った鹿島はいじけ続ける。

 

今まで心の中に溜めていたものを吐き出すかのように呟く鹿島。

 

随分と溜め込んでいたようだ。

 

 

 

「えーと……どうすんのよ金剛! こんな鹿島、はじめてで手に負えないわよ!!」

 

「えーと……隊長が居れば絶対放って置かないデースし、多分一撃なんだけど……。あれ? そういえば隊長のシャワーは? もう終わったんじゃないデスカー?」

 

 

 

そう言って金剛が周囲を見渡すと、艦娘の姿が大分まばらになっていた。

 

鹿島の愚痴に付き合うよりも、湯上りの大神の方が優先度が高いと判断したらしい。

 

みんなけっこう薄情だね。

 

 

 

「不味いです、師匠! 出遅れてしまいました!!」

 

「そうね、一刻も早く食堂に戻るわよ、朝潮!!」

 

「ちょっとー! 私だけ置いていかないでくだサーイ!」

 

 

 

こうしては居られないと金剛たちを置いて、自らも食堂に向かおうとする足柄たち。

 

 

 

「いいじゃない、金剛だって元被害担当艦でしょう? 同じ穴の狢らしく仲良くしていれば!!」

 

「むっ、流石に有明の女王と一緒にしないで欲しいデース!!」

 

 

 

流石に冗談ではないと、思わず言葉を口にする金剛。

 

だがそれはここでは最悪の悪手。

 

 

 

「金剛さん……」

 

「ヒゥッ!!」

 

 

 

すぐ隣から聞こえる地獄の底を這いずり回るような鹿島の声に、思わず金剛は悲鳴を上げる。

 

 

 

「お仲間だと思っていたのに……金剛さんまで、私の事そんな風に思っていたんですね……信じてたのに……」

 

 

 

まとめて縛られたのですぐ近くにある金剛の顔に、鹿島は光を失った目で自らの顔を近づける。

 

はっきり言って怖い。

 

 

 

「ち、違うデース! こ、これは言葉のあやなんデース!!」

 

「金剛さんはいいですよね……今回の18冬イベントの追加決戦ボイスで大分人気を取り戻したみたいで。私だって食らいついたら離さないのに……」

 

「ヒーッ!! 鹿島やめるデース! 私は美味しくないって言ったデース!!」

 

 

 

性的ではなく、捕食的な意味で金剛を食べてしまいそうな勢いの鹿島。

 

でも、唇が僅かに届かない。

 

 

 

「届いて……もう少しだから……。フフフ、いいですよね……金剛さんはこんな純愛属性なヒロインっぽい台詞を貰えて……」

 

「違う! その使い方違うデース! 誰か助けてー!!」

 

「鹿島さん! お姉様を食べるのは私の役目です!!」

 

 

 

流石にまずいと思ったのか、比叡が二人を止めようとする。

 

でも、欲望がダダ漏れだ。

 

このまま金剛は二人に食べられてしまうのだろうか。

 

そう思われた状況を止めたのは、食堂から飛び出てきた時雨の一言だった。

 

 

 

「大変だ! 大淀さんが食堂にバニーガール姿で――大淀さんが狂っちゃったよ!!」

 

「「「は?」」」


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