黄金の闘技を模倣する者   作:0・The Fool

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ハーメルンでの投稿は初めてですので、何か溶いたらぬ所はあると思いますが、温かい目で見て頂けると幸いです。


プロローグ

 

 

 ………ここはどこだろう?俺は暗い大地にそびえたつ建物を見上げていた。その入り口から一人の女性が出てきた。

 

「私はヒュプノスと申します。私の主、ハーデス様がお待ちです。」

 

「ハーデスってまさか冥界の神様ですか?」

 

 俺の問いにヒュプノスさんは首を縦に振ってから、案内を始めた。建物を歩いて、あるドアの前に立った。

 

「ハーデス様?ヒュプノスです。連れてきました。」

 

 その声に「入ってくれ。」と声がかかるので、入室した。部屋の中には一人の人物が目の前の書類を処理していく。やがて、一息ついたのか、万年筆をつくの上において一息ついた。

 

「取りあえず、自己紹介といこうか?俺の名はハーデス。予想しているかもしれないが、ここは冥界だ。」

 

「………つまり、俺は死んでしまったと?」

 

「はっきり言えば、その通りだ。ちょっと前に騒ぎがあって、とうとう部下の一人が倒れてしまい、運悪く君の書類をダメにしてしまい君が死んだ。

すまない。」

 

 そう言って、ハーデスは頭を下げる。

 

「ま、まぁ、そういう事情じゃしょうがないかな?それより、俺はどうなるんですか?このままあの世で過ごすんですか?」

 

「それなんだが、こちらのミスで起きた事故だし、別の世界に転生するのはどうだ?小説なんかの世界に転生するのも構わないし、何かしらの特典も付けるぞ。」

 

 転生させてくれるのか………。だったら、

 

「ゼロの使い魔の世界に転生させてくれないか?

特典だけど、経験値100倍みたいのくれないか?」

 

 俺の言葉にハーデスは快く応じてくれた。

 

「別にかまわないぞ?じゃ、行ってこい。」

 

 その言葉に俺の意識は遠くなった。

 

 

 

 

 俺が自我を確立した時、4つの誕生日を迎えていた。自我を確立してからは、退屈だった。

何せ向こうの世界と違い、こちらには娯楽というものが少ない。

その為、暇でしょうがなく、父親に魔法を教えて欲しいとおねだりしたのだが、想像通りダメだった。

 

『まだ幼い内には魔法は教えられない。』

 

 その答えにちょっと残念に思いながら、代案に書斎への入室許可をもらった。

 

 書斎の本を読んで暇を潰して知識を得て5歳の誕生日を迎え、ようやっと魔法の訓練を受ける事が許された。余談になるが、その頃には怪しまれ、くすぐりの刑に処され、転生者である事を白状したがアッサリと納得された。

 

「では、この杖と契約してみなさい。」

 

 父さんからタクトのような杖を受け取り、試しにウンウン唸ってみたのだが、杖と契約出来た気がしない。試しにコモンマジックの灯り《ライト》を教わり試してみたのだが、ムダだった。灯りはつきもしない。そして、杖を持ち自室で瞑想する事数時間、杖と何かが繋がった気がした。試しに灯り《ライト》を唱えてみたら、普通についてので、父さんに報告したら、明日からコモンマジックの練習だと言われた。

 

 

 

「さてと、お前が杖と契約が出来たから次のコモンマジックの練習してもらうぞ。」

 

 コモンマジックというと、念力とかだよな?ワクワクしながら、父さんが魔法を使う所を見ていた。

 

「念力《フォース》!!」

 

 父さんの魔法に小石がフワリ浮かび上がる。そして、そばの的に当たった。

 

「お前もやってみなさい。カウス。」

 

「ハイ。わかりました。」

 

 父さんの言葉に俺はルーンを唱え、杖を足下の小石に向けた。

 

「ウワッ!」

 

 その結果に思わず悲鳴をあげてしまった。小石どころか地面まで浮かび上がった。

 

「………精神力の使いすぎだ。バカタレ。」

 

 驚きを含んだ声で言われてしまった。よし!今度こそ!勢いこんでもう一度杖を降り下ろした。

 

「念力《フォース》!!」

 

 今度は問題なく浮かび上がり、的に当たった。

 

「ウム。見事だ。次はディティクトマジックだ。」

 

 そう言って、父さんは錬金で金属を作りそれに、ディティクトマジックのルーンを唱えた。そのルーンをそのまま詠唱する。

 

「ディティクトマジック!」

 

 杖から光が放たれ、その金属の解析を始めた。それによってわかったことを口にすると父さんはビックリした顔になった。

 

「今日はここまでにしよう。来週の頭に属性を調べる事にしよう。あぁ。コモンマジックの練習は欠かさないように。」

 

 父さんはそう言って、俺に背中を向けた。来週からか。俺の属性はなんだろう?

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