俺の目の前でカストルちゃんとデネブが向かいあっている。デネブは低く腰を落として構える。それにたいしてカストルちゃんは両足を肩幅ぐらいに開いて自然体でいた。それを父様や、母様、ボルクスちゃんが緊張した表情で見守る中、
「はじめ!」
俺の宣言に先に動いたのはデネブだ。
「しっ!」
真横に薙ぎ払うように繰り出す手刀カストルちゃんはブリッジでかわし、足で顎を蹴る。イヤ。当たる直前にデネブが跳んでかわしていた。
「えやっ!」
蹴った勢いで起き上がり着地点に先回りしての一撃を受け止める。
「なかなかやるな。カストル。」
「いえいえ。デネブさんこそ。」
互いに相手を褒め称えた次の瞬間には互いの影が交差する。拳と手刀。足と蹴り。それぞれの武器で相手を攻撃、防御する。その演舞が数分続いたころ、
「フッ!!」
下から救い上げるような手刀をマトリ○クス避け、足で顎を蹴る。その勢いで反転して、
「ブッ!!」
カストルちゃんの姿に思わず、吹いていた。鼻からも紅い液体が出ているのがわかる。救い上げるようにした手刀がカストルちゃんのブラジャーみたいなものに引っかかり剥ぎ取ってしまったらしい。剥き出しのお山が縦に揺れている。
「私に対する嫌みかっ!!!!」
「キャアァァッ!!」
デネブの怒りのアッパーがカストルちゃんの顎に決まり、数メイルは飛ばされて地面に叩きつけられたカストルちゃんは気絶していた。
「それまで!勝者デネブ!」
鼻血でしまらないが、それでも宣言すると、デネブはカストルちゃんに頭を下げた。
○ ○ ○
「さてと、先ほどの試合は見事だった。」
皆を集待った時に試合の立会人をしてくれた父様がデネブにそう言った。………体中ボロボロなのがしまらないが。これは絶対にカストルちゃんのを見て鼻の下を伸ばしたかした父様に母様が嫉妬した結果だろうな。
「はい。ありがとうございます。」
父様の言葉に、デネブは頭を下げた。
「うむ。デネブ、カストル、ボルクス。君達3人に渡すものがある。」
そう言って、父様の目配せに傍らに置いてあったクロスボックス3箱を
「アルカブ様。ありがとうございます。」
デネブの言葉に父様は頷いた。
「うむ。これからがんばってくれ。特に自分にとって大切なものを失わずに済むように。」
『ハイっ!!』
父様の言葉にカストルちゃんとボルクスちゃんが元気よく返事した。
「ときにカウス。」
「ハイ?」
父様の言葉に俺は小首をかしげていた。
「そろそろハマルに
「ゲッ!アイツにかよ!」
父様の言葉に、アクベンスが嫌そうに言っていた。
「カウス様?ハマルさんってどのような方なんですか?」
「あぁ。エレンたちには会わせたことなかったか?もう一人の
俺の答えにエレンとスピカはびっくりしていた。
「そんな方がいらっしゃったんですか?」
「彼女は俺達を上回るそれこそカウス様に匹敵する才能を持っているが、彼女の性格が問題で
スバルの補足を聞きながら地下室に向かった。地下室入口の施錠されたドア。それを俺が持っていた鍵で開けた。
「ハマル。元気にしているか?」
「●×▽×▼~~~!!!!」
スバルの言葉に意味不明の言葉の羅列が出迎えた。