ペルソナカグラ FESTIVAL VERSUS -少年少女達の真実-   作:ゆめうつつ

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 久しぶりの投稿です。遅れて申し訳有りません。ネタ不足と、モチベの低下と、熱さによるやる気減と3重苦でした。何言っても言い訳になってしまいますけどね……
 というわけで、コミュ回をどうぞ。


閑話Ⅲ 心の力 Side:街の記憶 その2

 2009年 6月2日 放課後――――

 

「……来たぞ、(のぞみ)

 

 柳生と雲雀、そして理は、墓地を訪れていた。昨夜の『柳生と雲雀の影』との戦闘を終え、己のトラウマと向き合う事を決心した柳生は、その決意と向き合う為にも、まずは妹の墓前に立つ事にしたらしい。雲雀と理は、その付き添いである。

 手を合わせ、無言のままに佇む柳生の姿に、理達は何も言うことが出来ない。彼女が今どの様な想いを抱いているのか、理達には知る事は出来ず、知ってはいけないモノだ。その想いは、彼女だけのモノであるのだから。

 

「……」

「……むむむ」

 

 理も雲雀も、柳生に倣い手を合わせるのだが、望という少女を知らない彼らはどの様に想えばいいのか。取り敢えず雲雀は、そのしかめっ面を如何にかしてほしい。

 そうこうするうちに、柳生はすっと立ち上がり、踵を返して墓前から立ち去ろうとする。意外にも短い黙祷に、理は拍子抜けした様に柳生に話しかけた。

 

「……もう良いの? まだもっと、キミの妹に話す事でも有るんじゃ――――」

「ああ、大丈夫だ。別に、もう二度と来ないという訳でもないからな。……オレはまた、何度だって望の所に来るさ」

「そうだよっ♪ そうしたら、望ちゃんだって寂しくないだろうからねっ」

「……そうか」

「望……、また来るからな」

 

 そんな短い呟きを残し、柳生は振り返らずに歩んでいく。

 それが柳生なりのケジメの付け方なのだろう。理達も彼女の後を付いて、この場から立ち去る事にするのだった。

 

「それじゃあ、帰りにみんなで商店街にオイシーもの食べに行こうよっ♪」

「よし……、じゃあ行くか」

 

 それでも何処か暗い雰囲気を漂わせる柳生を励ます様に、雲雀は天真爛漫に食事に誘っている。見た者が微笑ましく感じる二人の絆は、これから未来永劫変わる事は無いのだろう。本物の姉妹の様で、しかし決して違うその間柄は、まさしく彼女達が望んだモノなのだから。

 

「結城さんもっ、行こうよ~っ♪」

「ああ。……ん?」

 

 理は雲雀の掛け声に呼ばれ望の墓石に背を向けた時、ふと何かの違和感を覚えた。

 背筋に走る冷気、とでも言えばいいのか。しかしその冷気は怖気や不快を感じるようなモノではなく、それが彼の違和感を助長させる。

 

「どうした、結城?」

「……いや、少し」

 

 その違和感を拭えないでいる理は、ある決断をした。

 

「……そうだね、俺はやっぱり遠慮するよ。柳生と二人だけで、楽しんでくればいい」

「何ッ!? 雲雀と二人きりだとッ!」

「え~っ! 結城さんも一緒に来ればいいのに」

 

 柳生は何時もの如く、ふんすふんすと鼻息を荒くしている。どうも彼女のこの雲雀LOVEは、一向に改善する気配が無い。最早手遅れである。

 雲雀は理の不在を不満気にしているが、彼は適当な理由を付けてこの場を離脱する事にしたのだった。

 

「悪いね、ちょっと用事を思い出したから」

「む~っ」

 

 雲雀はまだ納得していない様であったが、最終的には柳生に宥められ、理を残したまま墓地を後にするのだった。

 そして、一人きりとなった理は自身の背後、()()()()()()()()()()()()に向けて、声を発した。

 

「……さて、もういいかな?」

『……うん』

 

 消え入りそうな、しかしはっきりとした声が理に届く。いや、聴覚などではない、第六感によって認識されるそれは果たして“声”と言っていいモノなのか。

 振り返った理に前に立つのは、小学生程の幼い体躯。服装は純白のワンピースだ。腰まで届くほどの赤い長髪を、黒いリボンでツーサイドアップに結んでいる。

 しかし彼女は、向こう側が透けて見えてしまう半透明の身体をしていた。……つまりは、人に非ざる者。死してなおその声を届けんとする思念体、或いはアストラル体。所謂『幽霊』という存在だ。

 

「察するに、キミが柳生の妹の、望ちゃんでいいのかな?」

 

 だが、理はオカルトな存在が出現したことにまるで慌てた様子が無く、その正体を看破さえしてみせた。彼女の容姿は柳生に似ていて、同時に雲雀にも似通っており、それ故にこの幽霊少女が、『望』という少女であることを理は理解したのだ。

 自身が幽霊であるという自覚が有り、生者とは相容れぬと思う少女は僅かに目を丸くして、彼の問いに肯定するのだった。

 

『うん、そうだよ。……お兄ちゃんは変な人だねー、普通私みたいな幽霊とか見たら、怖がったりするんじゃないの?』

「……別に。今更幽霊とか見えてもね……、どうでもいいとしか」

 

 実はこの男、所謂()()()()だったりする。幼少期の体験、或いはシャドウ討伐を通じた『死』への理解ゆえか、そういった存在を認識してしまうのだ。

 最初に認識したのは、あの十年前の事故からであり、その時は幽霊どころか『死神』を見てしまっていたりする。

 

『死神って言うと、頭がドクロで、黒いボロ布を纏って、手に大鎌を持っていて――――』

「うん、大体そんな感じ。俺が見たのは、背中に棺桶を背負っていて――――」

 

 そして始まる生者と死者の会話。二人の会話の内容は多岐に渡った。物凄く不穏なデストークに始まり、自分の事、相手の事、姉やその仲間たちが起こしたシャドウの出現、他愛ない世間話。

 話してみて、望自身そんな彼の感性がよく分からなくなってくるが、久しぶりの――おそらく死んでからは初めてとなる――会話を心行くまで楽しむのだった。

 

『あははっ、おもしろーい♪ こんなに笑ったのは久しぶりだよお兄ちゃん♪』

「それは良かったよ」

 

 望は理が話した、柳生の雲雀への奇行に呆れるやら怒るやら笑うやら。まあ兎に角、大好きな姉の話を聞けたことが嬉しくてたまらないようであった。

 そんな彼女に、理はふと問いかけてみる。

 

「……思ったけど、キミの事を柳生に話さなくていいの? 柳生がキミの事を観えなくても、通訳なら俺が出来ると思うけど」

『……ううん、いいの。私はもう死んじゃっているから、下手に話せばお姉ちゃんの負担になるかもしれないでしょ?』

「そうか……」

 

 死者が生者に囚われるべきではない。その逆もまた然りだ。柳生はそうしてシャドウの暴走を引き起こしたのだから。

 望という少女は、酷く聡明だ。幼くして逝ってしまった所為なのか、元からの気質であるのか。この少女は姉と違い忍にならなかった故に、一歩引いて見守るという立ち位置に居た。それはどうやら、生前も死後も変わらないらしい。

 しかし――――

 

『気にしないで、お兄ちゃん。私はこうして、時々お墓参りに来てくれるお姉ちゃんを見守られれば、それでいいんだから』

「……っ、それは」

 

 そんな筈が無い、そう言おうとした理は、しかし言葉を飲み込む。思えば、今こうして彼女が幽霊として現世に居るという事は、彼女が成仏出来ていないという事に他ならないではないか。現世に留まる幽霊など、きっと碌な顛末にならない筈だ。

 だがそれでも、これは彼女たち姉妹の繋がりだ。迂闊に自分が踏み込むべき領域ではないと、理は自分に言い聞かせる。……それでも理には、納得できるものではなかった。

 

「……望、キミは……本当にそれで――――」

『ふふ、嬉しいな。お兄ちゃんも偶にはお墓参りに来てね、約束だよ?』

「っ! 待っ――――」

『……またね、お兄ちゃん』

 

 理は望の半透明な身体に手を伸ばし、しかし触れることは叶わない。彼の手からするりと抜けて、空気に交じる様にして望は消えてしまった。

 理は何も掴むことの出来なかった己の手を見て、開閉して――――溜息を一つ吐く。

 

「……望、馬鹿だよキミは。残された人の気持ちを、もっと考えるんだ」

 

 望という少女が、現世に留まりながらも姉を見守るという我儘を言うのなら、残された者である此方も我儘を言おう。理不尽に死に別れてしまった遺族という者は得てして、どんな姿であっても逝ってしまった者との再会を望むのだ。それは勿論、幽霊であっても。

 だからこそ柳生は、あのようなシャドウの暴走を引き起こした。雲雀に妹の姿を重ね、例え偽りであってしても『望』という妹を求めたのだ。理にはそれが、痛いほど理解できる。彼もまた、残された者であるのだから。

 

「……『お兄ちゃん』、か。同じ呼び方だったな……」

 

 そして理には、柳生と望の仲を取り持ちたいという欲求が芽生えていた。あの少女は、自分を『お兄ちゃん』と呼んだ。結城理にはそれが、酷く懐かしい。

 彼を残して逝ってしまった少女。未だ愛や恋だのを理解出来ない結城理という人間が、心底『愛している』と断言できる、その少女と同じ呼び方だった。

 

「……お前に逢いたいよ……琴音(ことね)

 

 その言葉は、鉄面皮の彼にしては珍しく、悲痛な表情をして漏らされる。

 それは、柳生や望と同じ、『死』に囚われる人間としての在り方だった――――

 

 

     ◆

 

 

「……軽く食事にするか」

 

 とある日の学校帰り、小腹を空かせた理は適当なファミレスに立ち寄る事に決めた。

 どうにも最近の理はペルソナ能力による影響なのか、食事量が徐々に増えている気がしないでもない。流石に“向こう側”の■■■のようにペタワックセット等を完食する程の大食漢ではないが。

 だからと言って彼は、飛鳥達に食事量を増やすなどという厚かましい要求する心算など無かった。それを言ってしまえば、その瞬間結城理はヒモへと成り下がる事であろう。

 その為繁華街の一角にある店へと立ち寄り、軽く済ませる心算でいたのだが、放課後の時間帯である為か店内はそれなりの盛況を見せていたのだった。

 

「一名様ですか? 今大きい席しか開いていませんが、そちらでよろしければご案内致します」

「あー……、それでいいよ。直ぐに済ませるから」

「畏まりました。では、14番のテーブル席にお掛け下さいませ♪」

 

 一応理はこのファミレス以外で食べるという案も浮かばなかった訳でもないが、その場所を探すのを面倒臭がった為、すぐさま「どうでもいい」と思考放棄した。

 そして促されるままに14番テーブルへと向かおうとした理であったが、それを呼び止める声が有った。

 

「申し訳ありませんお客様……、新規のお客様が入店されたのですが、開いてる席がもう14番テーブルしかなくて……。相席をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

 理に声を掛けたのは、たった今彼に着席を促したはずの店員である。非常に申し訳なさそうな表情を浮かべ、理に見ず知らずの人間との相席を懇願するのだった。

 

「……だったら、俺はお暇するよ。店員さん、悪いけど――――」

 

 生憎と理自身は、知らない人間との相席はあまり受け入れたいモノではない。その為、頼んだメニューをキャンセルして貰い、退店しようとしたのだが、其処へ再び声掛けをする人物が現れた。

 

「えーっ!? キミキミ、ちょい待ち! そこまでアタシ達の事嫌わなくたってイイじゃーん? イケメン君も一緒に食べようよ~♪」

「……うん?」

 

 理に話しかけてきたのは、派手な少女、所謂ギャルだった。

 その容姿を一言で言えば、『魅惑の悪魔』。まず目に付くのは、異国人の血を引くであろう色素の薄い金髪。血のように紅い瞳と、吊り上がった眼尻にはバッチリとメイクが決まっており、薄紫のアイシャドウが艶めかしい。口元のホクロも彼女のセクシーさを引き立てていた。

 男を魅了するその豊満な体付きは、以前見た雪の少女と同じく灰色ワンピース制服に身を包んでおり、同じ学校であるのだろう。もしかしたら、彼女の知り合いなのかもしれない。

 

「うわーい! 何それ楽しそう♪ お兄ちゃんも、美野里達とご飯にしようよ~♪」

「……ううん?」

 

 次いで話しかけてきたのは、天真爛漫な笑顔を浮かべた、同じ制服に身を包む小柄な少女だ。長い茶髪を編んでツーテールにし、背にはハムスターの形をしたリュックサックを背負っている。

 容姿は幼げであり、くりくりとした丸くて青い瞳と、口端の八重歯が特徴的である。ただ、その体付きは所謂トランジスタグラマーという奴であり、先の悪魔的な少女とも見劣りしない。

 

「四季、美野里。いけませんよ、初対面の人に迷惑をかけては」

「……(あ、マトモそうな人)」

 

 三度現れたのは、おかっぱ頭の少女。例によって同じ制服であり、プロポーションも以下略。桜の花びらの形をした髪飾りを付けた、しっかりとした雰囲気を持っている。

 

「……」

「……!?」

 

 四人目も例によって例の如く制服とスリーサイズが云々……般若面を付けている!? さしもの理もこれにはギョッとし、一歩たじろいだ。が、その時少しだけ少女がシュンとした雰囲気を出した為、それ以降は何とか身体を押し留める事に成功した。

 理は、店員がこの般若面の少女に気圧され、自身に相席を促したのだろうかと邪推するが、実はそんなことは全く無かったりする。この辺りのファミレスなどは、この様な異様な客など度々来店する為、慣れてしまっているだけであった。

 

「さあさあ、ご飯にしよーん♪ こっちでイイんだよね~」

「美野里、お子様ランチ食べたーい♪」

「えっ、ちょ」

 

 そんな風に気を抜かしていた理は、両脇を二人の少女によってがっしりと抱え込まれる。腕にふにょふにょと柔らかい感触を感じるが、そんなモノはどうでもいい。何故自分は、こうして宇宙人の様に連行されているのだろう?

 おかっぱ頭の少女と般若面の少女に縋る様に目線を向けるが、最早二人とも諦めてしまったのか、黙って首を横に振っているのだった。

 

「……えぇー?」

 

 そんなこんなで四人の少女と食事をとる羽目となった理である。それぞれが思い思いの注文をし、料理が届くまでの間に自己紹介をするのだった。

 

「アタシは四季(しき)で~す。よろしく~♪」

「美野里はねっ、美野里(みのり)って言うんだよっ」

夜桜(よざくら)です。すいません色々と……」

「……(むらくも)だ」

「……結城理です、よろしく」

 

 なんだか半蔵学院忍学科のメンバーとの自己紹介でも、同じ様な展開だったなと理は思い返す。

 なお、四季と美野里は理の両隣に陣取っている為、非常に居心地が悪い。対面に居る叢は殆ど無言の為何の役にも立たず、非常に申し訳なさそうに謝ってくる夜桜だけが彼の癒しであった。

 

「……まずそもそも、何で初対面の俺と食事なんてしようと思ったのさ?」

「ん~? キミはアタシらの事を知らないかもしんないけどさ、アタシらは雪泉(ゆみ)ちんからキミの事を聞いてたからね、気になっちゃって♪」

 

 理の疑問に、四季はドリンクバーのトマトジュースを啜りながら答える。彼女の容姿も相まって、まるで吸血鬼の様な有様だ。下手するとテレビ局の屋上で殺されそうな気がしないでもない。

 

「雪泉って……ああ、あの子か。……そういえば、名前は知らなかったな」

 

 四季から聞いた名前に覚えは無かったものの、その名前が持つ雰囲気と、彼女達の制服を見れば自ずと答えは導かれる。これまであのCDショップで数回の交流を重ねている、あの雪の少女の事であると理は気が付いたのだった。

 

「うんうん♪ 雪泉ちゃん、お兄ちゃんの事をすっごく楽しそうに話すからね~」

「……別に、ただ趣味の話をしているだけなんだけどね」

「いやいや~、それだけであの雪泉ちんがニコニコってする訳ないってさ~。これはもうあれだね、LOVEっちゃってるね!」

「ちょ、いけませんよ四季!? そういう事を喋ってしまっては!」

「……」

 

 何とも姦しい事である(無口な叢を除く)、とまるで他人事のように理は思う。最近は飛鳥達との交流によってある程度慣れたとはいえ、自分の様なコミュ障がこの仲良し四人組の中に放り込まれたところで、どう立ち回ればいいのか彼にはてんで分からない。

 雪泉が自分にLOVEっているというのも、恋愛感情をイマイチ理解できない理にとっては、どう対応すればいいのかまるで分からなかった。というか、彼女の名誉の為にもツッコむのは止した方が良いだろう。この場に彼女が居なくて、本当に良かった。

 

「……まぁ、料理が来たから食べようよ」

「「いただきま~す♪」」

「「……いただきます」」

 

 夕食前で有る為か、ほぼ全員が軽食である。理はペペロンチーノ、四季はナポリタン、夜桜と叢雲はうどんだ。どうでもいいが、何故か麺類ばっかり集ってしまった。ついでに美野里だけは、お子様ランチとがっつり食べている。……しかしこの少女、些か幼すぎではないだろうか。

 マナーこそ悪いが、理を含めて和気藹々と会話が弾む中――やっぱり叢は無言を貫いている――、理はふと湧いた疑問を彼女らに問い掛けてみる。

 

「……そういえば、キミ達4人って――いや5人か、どういう集まりなの?」

 

 見た限りでは、彼女達は同じ学校で同年代だという以外、特に共通項は見受けられない。雪泉達のグループは部活動などでの集まりなのだろうか――――という疑問が、この問いの()()()()()である。

 ハッキリ言おう。理のこの質問は、彼女達への“探り”である。意図的か偶然なのかはわからないが、こうして理に近寄った所で、雪の少女も感じさせたその身に纏う『忍』の世界特有の雰囲気は隠しきれていなかったのだ。……善忍か悪忍かまでは判断できないが。

 

「ふーん? 聞いちゃうんだ、ソレ♪」

 

 四季もまた理の意思を察した様であり、蠱惑的な表情を浮かべ舌なめずりをする。彼女だけでなく、向かい側の夜桜も険しい表情をし、叢も身構えているようだ。その雰囲気を感じて、僅かに戦闘態勢を取る。

 此処まで来て彼女達が今この場で自分達が何者であるのかを秘匿するようであれば、彼女達は――――

 

「えへへっ♪ 美野里達はねー、黒影おじいちゃんの所で一緒に育ったんだよ~っ♪」

「「「…………」」」

 

 そんな一触即発の雰囲気は、能天気な美野里の言葉によって断ち切られた。……オイ、どうすんだこの空気。

 

「……何か、大丈夫そうだね」

「……ええ、私達も少し過敏だったようです」

 

 解放された空気の中で、張り詰めた気を弛緩させた理と夜桜は揃って溜息を吐いた。その一方で四季は何が可笑しいのかけらけらと笑っており、叢は相変わらず無言を貫いているのだった。

 

 『黒影(くろかげ)』、その名は忍の資料を見た理も知っている。かつては伝説の忍と謳われた半蔵のライバルであり、その行き過ぎた悪忍排他の思想によって善忍の世界を追放された忍であるという。

 彼はその後、身寄りの無い子供達を引き取り、忍として育てられたのが彼女達であるそうだ。追放されたとはいえ元善忍。彼によって育てられたという彼女達もまた、善忍であるのだろう。兎に角、この場で理を襲うような悪忍では無い事は確かな様だ。

 

「まぁ……キミ達がどういう人達なのかは大体分かったよ。敵じゃないって事で良いんだろう?」

「……意外とあっさりしているのだな。もう少し用心深いと思ったが」

 

 理のその言葉に苦言を申しでたのは、これまでほとんど無言だった叢だ。彼女はどうやら警戒心が強い方らしく、未だ胡乱な眼付きで此方を睨みつけている。なお、現在は食事中であり仮面を少しずらしているため、彼女の眼はそこから見えている。……何なんだその仮面は。

 

「……用心深く観察して、キミ達を信用に値するって判断しただけだよ。これでも、人を見る眼は有るつもりだ」

 

 理の言う通り、彼はこれまでの人生で培った人との出会いで、その観察眼を鍛えられていると言ってもいい。しかしそれは、ネガティブな意味合いでだ。

 家族の死後、半蔵学院へと転入するまでの彼の人生は、様々な人間達の悪意というモノに翻弄されたと言っても過言ではない。そのセリフと共に、普段から淀んでいる眼を一層濁らせたのが、その事実を後押ししていた。

 しかし理は、其処で一度目を瞑り、開く。そして現れた銀灰色の瞳には、一瞬前までの昏い影は微塵も無く、其処には確かな光というモノが在った。

 

「……俺はきっと、キミ達みたいな人が、好きなんだろうね――――」

 

 理と同じ、家族を喪ったという絶望の道を歩んできた彼女達。しかし、黒影や共に育った仲間と言う新たな家族を手に入れ、前へと歩まんとする者。

 絶望の中で生き足掻く人は彼から見れば、強く、気高く、美しい、愛おしい人なのだ。それは、今までの彼が手に入れることが出来ず、これからの彼が手に入れようとしている在り方そのもの。

 だからこそ結城理は、彼女達に好意を抱くのだろう。

 

「ヤバ、マジヤバ! アタシ告白されちゃった~♪」

「は、はぁ!? なに言っとるんじゃ! ワシらを口説いたりして! ゆ、雪泉に申し訳が立たん……!」

「うわーい! 美野里もお兄ちゃんの事、好きだよ~っ♪」

「ふえぇっ!? い、いけませんいけません! 我なんかに告白なんか! すいませんすいません、我はもうずっと引きこもってます!」

「……そういう意味で言ったんじゃ無いんだけど? ……どうでもいいか」

 

 ……なんだか、盛大に勘違いさせてしまったようだ。理の天然誑しスキルは絶賛発動中である。

 言うまでも無く理の言った『好き』とはLike的な意味であり、Love的な意味合いは一切無い。その癖、全員が好意的に捉えてくれているので性質が悪いのだ。どうせ一過性のモノであると予想できるため、理は特に訂正せずスルーすることにした。

 しかし、四季のテンションはフォルティシモであり、夜桜は方言口調になり、美野里は全身を使って喜びを表し、叢は顔を真っ赤にしてあわあわと喚いている。……と言うか叢はキャラが変わりすぎではないだろうか? 先程までの尊大な口調とハスキーボイスは何処に行ったのやら。

 叢は顔をぶんぶんと振っている所為で仮面が外れかけ、ちらちらとその容姿が見え隠れしている。そしてその厳つい般若面の下にある素顔は裏腹に、丸っこいタレ目が印象的なとても可愛らしいモノではないか。というよりも、理はその顔に寧ろ見覚えが有る。

 

(……昔、貧民街に居た子か。そういえばあの時は、もやしの子も一緒に居たんだっけ?)

 

 理は遠い記憶を呼び覚ます。それは幼い頃の彼が当時の保護者に貧民街に連れていかれた際に見かけた、二人の少女の姿だ。無論一人は目の前に居る叢であり、もう一人は商店街のスーパーで交流を重ねているもやしの少女である。

 尤も、その姿を見かけたのは一瞬であり、二人はすぐさま何故か被り物でその容姿を隠してしまっている。叢は殺人鬼の様な目出し紙袋を被り、もやしの少女はもやしの袋をテープで張り合わせたものを被っていた。その為、今の今まで叢の事を思い出せずにいたのだ。

 いずれにせよ、理はそこから直ぐに退避する事になる。貧民街の余りにも劣悪な環境を見た保護者が、流石に見かねて連れ戻した為だ。元々は育てる心算が無いと彼を捨てていく気だったというのに虫のいい話だ。どちらにせよ理はそこから直ぐに別の親戚筋に引き取られた為、保護者(笑)の事など知ったこっちゃないのだが。

 

「……ごちそうさま。さて、俺はもう帰るよ。雪泉にもよろしく言っておいて」

「「じゃーねー♪」」

「「……ま、また……」」

 

 いち早く食事を終えた理は、先んじて席を立つ。四季と美野里は愛想よく笑いながら彼を見送ったが、夜桜と叢は未だ真っ赤な顔で俯いたままであった。理が退店して暫く経ち、漸く二人が再起動したのを見計らって四季は切り出すのだった。

 

「いやー、ホントにイケメン君だったねー♪ あれじゃあ、雪泉ちんが惚れちゃうのも仕方ないよね。アタシも気になっちゃった♪」

「うんうん、だよねー♪ そうだ、お兄ちゃんも黒影おじいちゃんに会ってもらおうよ♪」

「まぁ……、確かにいい人ではありましたね。件の『ペルソナ使い』が結城さんだというのなら、私達も安心できます」

「……むぅ(あんまり話せなかった……)」

 

 この場に理が居なくなっても、彼を取り巻く話題は尽きる事無く弾んでいく。四人の麗しい少女達が一人の少年を話題にして語り合うその姿は、とても『忍』とは思えない程に微笑ましい、何の変哲も無い只の少女としての在り方であった。

 少女達は誓う。ペルソナ使い、結城理と共に戦う事を。少女達の理念である、正義の道を歩むという鎮魂の夢へと沈まん事を。

 尤も――――

 

「あー、速くまた会いたいなー♪」

「ねー♪」

「あの、四季、美野里? 結城さんは雪泉の……まぁ、その……気になる人? なんですから、そうベタベタしては……」

「……(我も会いたいんですけど……)」

 

 彼女達には、もう少し『節制』というモノを覚えて貰いたい。

 

 

     ◆

 

 

 それは、ある日の放課後の出来事だった。

 

 ふと、理は忍部屋のある一角に眼を向ける。それは『購買部』と書かれた看板を掲げた障子戸だ。

 実は理は、今まで一度も『購買部』に入った事が無い。それは単に忍学科で彼が必要とする物が無かったという事と、例え存在した場合でもその時は霧夜教諭が用意してくれたからだ。

 しかし、今の理は有体に言えばヒマだった。飛鳥達は皆、任務か訓練で席を外しており、一人きりで学院の課題を片付けていたのだ。その課題も早々に片付けた為、完全にフリーな時間が出来てしまった。飛鳥達の任務や訓練も彼が付き合えないモノの為、そちらへ向かう事も出来ない。その様にヒマを持て余した理は、普段入る事のない部屋に興味を持ったのだった。

 

(俺が入っても、別に構わないよね……?)

 

 一度好奇心を持てば、それを止める者はこの場に存在しない。座布団から立ち上がり、足取りはやや軽く、『購買部』へと近づいていく。

 そして躊躇う事無く、理はその戸を引き開けたのだった。

 

 まず感じたのは、全身を伝うぬるりとした感触。そして僅かばかりの浮遊感。恐らくこの戸には何かしらの忍法が付与されているのだろう。

 対して『購買部』の内装は左程おかしなところは無い。……いや、扱う商品が忍向けのモノである為、苦無や手裏剣が並んでいるのは果たして普通と言っていいものか?

 それだけならまだしも、明らかに忍向けとは思えない派手で扇情的な衣装が飾られ、果ては下着まで取り扱っているのはどういう事なのだろう。これでもか、というくらいデカデカと飾られている為、バッチリと眼に入ってしまったではないか。理は早くも『購買部』に入った事を後悔し始めていた。

 

「いらっしゃいませーっ!」

「!?」

 

 そんな風に意識を若干飛ばしていた理へと、盛大な声が響き渡る。尤も此処が店内である事を顧みれば、「いらっしゃい」という挨拶は当然のモノであるのだが。

 彼に声を掛けてきたのは、半蔵学院の制服に身を包む少女であった。顔立ちは所謂可愛い系であり、とろんとしたタレ目が印象的だ。腰まで届くほどの黒い長髪で、カチューシャで前髪を上げて留めている。そうして晒されたおデコが輝いて見えた。いや、輝いて見えるのは彼女の屈託のないスマイルか。例えそれが営業スマイルだとしても、彼女の笑顔は見た者を安心させるような雰囲気が有った。

 

「……キミは?」

「お初にお目にかかりますぅ! この『購買部』で売り子のバイトをやっておりますぅ、忍学生一年の菖蒲(あやめ)と申しますぅ! 以後、御贔屓にぃ!」

「……そ、そう」

 

 だが、出会った少女はハイテンションだった。自身(ローテンション)とは正反対な少女の出現に、理も引き気味である。そんな彼に構わず、菖蒲はどんどん接してくる。

 

「結城先輩、貴方の事は飛鳥先輩やかつ姉さまから聞き及んでいますぅ! こうして会える日を楽しみにしておりましたぁ!」

「……それはどうも。それと、キミは俺の事をどんなふうに知っているのか聞いてもいいかな?」

 

 「かつ姉さま」とのたまった菖蒲の発言はどうでもいいとスルーしつつ、この少女、菖蒲が果たして自身の事をどのように聞き及んでいるのかを、理は興味を持った。

 ただしそれは、飛鳥達が第三者に話した自身の評価、などといった純粋な興味というモノからではない。主に、何やら嫌な予感がしたから、という危機感からであった。そして、やはり――――

 

「ええと、飛鳥先輩が言うには、『とっても強い人、身体も、心も、結城くんの全部が』、だそうですぅ! かつ姉さまは、『今まで何度も助けられた、アタイが認める強い男』、ですってぇ! 斑鳩先輩は――――」

「うん、もういいから。あと俺は、そんな大した人間じゃないから。いやホントに……」

 

 この感情を何と表せばいいのだろう。彼の心中を満たすのは、取りあえず『恥』が多大であるが、『喜び』や『嬉しさ』といったモノも無い訳ではない。彼自身自覚もあるが、結城理という少年は案外チョロいのである。

 

「ふふふ、皆さんから聞いていた通り、やはり結城先輩は魅力溢れる殿方の様ですねぇ」

「……どうでもいいから、もうそれでいいよ……」

 

 取り敢えず理は何時もの様に考える事を放棄し、この場を収める事にする。それでも菖蒲は「わかってますよ、ワタシ」的な表情で此方を見据えてくるのでたまったものではないのだが。

 

「……それで、此処はどういうモノを売ってるの?」

「ふふ、それでは不肖ながら購買部バイト菖蒲が、結城さんにオススメ商品をご紹介しちゃいますぅ!」

 

 菖蒲の表情は「露骨に話を逸らしましたねぇ」等と形作っているものの、一応は自身の責務を優先する事にしたらしい。こほん、と咳払いをして、天真爛漫な営業スマイルを浮かべ、商品棚に向けて手を挙げるのだった。

 そうして菖蒲による購買部の説明が始まる。

 

「それではご説明致しますぅ。ここ『購買部』では、忍学生の皆さま向けの商品の取り扱い、販売を行っておりますぅ。内容は主に、忍具、忍法書、忍装束などですぅ。分かっているとは思いますが、売るものが忍用の道具である以上、ここでの売買は『銭』を使ってもらいますよぉ」

 

 『銭』とは、忍の世界のみで通用する通貨である。任務などの報酬を通して渡され、忍学生達はこの購買部で自身の装備を整えるらしい。同時に、一般人などが誤って購入する事など無いようにする為の措置でもあるそうだ。

 理自身もある程度は『銭』による報酬を受け取っているが、大体は日本円に変えてしまっていた。

 

「……それは分かるけど、アレも忍装束なの?」

 

 そう言って理は後ろ手に、なるべくその方向を見ない様にして、飾られた忍装束? を指差す。其処に在ったのは極めて扇情的な、凡そ実用的とは言い難いコスチュームの数々である。

 そもそも忍装束は本来、装着者である忍の体力面・精神面を視覚化させる機能を持っている。忍の体力が削られるたび、装束もダメージを負って段々と破けていくのだ。……この忍法を開発した人物は頭オカシイのではないだろうか。

 その為、その機能が発揮されているのならば、忍装束はどの様な外見でも構わないのだろう。尤も、その外見があんな事になっている為、理はツッコミを入れているのだが。

 

「ええ、勿論アレも忍装束ですよぉ?」

「……そう(女の子のセンスは分からない……)」

「大丈夫ですぅ、結城さんにもきっと似合いますからぁ!」

「何で俺が女装する流れになってるの?!」

 

 因みに、男性物は無いとバッサリ言い切られた。理不尽である。

 そうして、購買部に関する説明は続いていく。

 

「ここ購買部の扉は時空間忍法によって繋がれ、あらゆる場所から入る事が出来るようになっていますぅ。この場においては、善忍も悪忍も関係無いのですぅ」

「あの扉を潜った時の違和感はそれか……」

 

 購買部の扉が所謂『どこ○もドア』的なモノであった事には特に驚きは無い。理自身が瞬間移動的なペルソナのスキルを使える以上、忍側にも同じような技術が有っても不思議ではないからだ。

 しかし理が特に気になったのが、購買部は全ての忍機関において『中立』を保っているという事であった。つまりそれは、購買部に所属する彼女もまた『中立』に徹しなければいけないという事だ。

 

「……通りで、キミを半蔵学院で見たことが無かった訳か。制服は半蔵だけど、半蔵学院には所属していないって事だね」

「書類上なら、一応は半蔵所属なんですけどねぇ」

 

 菖蒲はそう言ってくすくすと笑う。その笑みは、半蔵に所属出来ていない事などを全く気にした風でもない、真っ直ぐな笑顔だった。

 店内を見たところ、彼女以外は皆正規の人員なのだろう。菖蒲の様な忍学生は彼女一人だけだった。そして、アルバイトであるという彼女がどの用な過程を得て購買部に所属するようになったのかは分からないし、初対面の人間にそこまで追求する気は無い。

 詰まる所、今の理と菖蒲の関係は『客と店員』であるという事なのだった。

 

「……まぁ、今日は手持ちが無いから買うのはまた今度にするよ」

「あらら……それは残念。またのお越しをお待ちしておりますぅ」

「ああ、また来るよ」

「ありがとうございましたーっ!」

 

 菖蒲は笑顔を絶やさぬまま、理に二度目の来店を促していた。それを商売上手と取るか、末永い付き合いを見越したものであると取るかは人それぞれだろうが、彼はそれを後者と解釈する。理自身も、この出会いを価値在るものとし、菖蒲との再会を望んでいたのだ。

 尤も、彼女との出会いの場は購買部という金銭が絡む施設。彼女自身の意思は兎も角、『銭』という通貨を所持していない理はお呼びではないのである。

 

「……『金の切れ目が縁の切れ目』ってヤツか。まぁ、真理だけどね……」

 

 理は購買部から退室しつつ、金銭に関する諺を独り言ちる。ただし今回の場合は、金が無いから縁が出来ないという逆説的な話なのだが、まぁ余り違いないだろう。

 どちらにせよ、理はその諺を身を以て思い知っている。かつて理を引き取り、すぐさま彼の両親が残した遺産を掠め取っていった親戚などがその典型だ。これが彼が金銭に執着しない主な理由だったりする。

 しかし『金は天下の回り物』という様に人間社会は金銭が付いて回り、或いは『地獄の沙汰も金次第』と死んでからも付きまとうのかもしれない。少なくともこの現代社会、人間は生きているだけで金に囚われるのは紛れも無い真理なのだ。

 

「……だったら、精々上手く利用させてもらう事にしようか」

 

 『時は金なり』、本来は時間は金銭と同じように無駄にしてはいけないという縛めであり、そこから転じて商売人ならば時間を金に変換するという解釈をするのだろう。

 ならば理はこの教えを、『金』によって菖蒲との時間を買うのだと、そう覚えようではないか。

 

「ええと……、『春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)』だっけ?」

 

 菖蒲との出会いを詩によって表すあたり、理自身なかなかのロマンチストである。彼女との一時は、千金にも値するのだと言っているのだから。

 この言葉は、日本では春の夜の素晴らしさをあらわす句であり、春の花である『菖蒲(アヤメ)』にピッタリの詩であるだろう。

 そして、この詩を詠んだ詩人・蘇軾が生まれた中国では、この詩もこう表されるのだ。

 

 男女の恋情、と――――

 




 今回発生したコミュアルカナ。

【女教皇】柳生&望

 柳生とのコミュは主に、彼女が死亡した妹との決着をどうつけるか、という展開になります。尤も、早々にその妹が化けて出てきているのですが。まぁ、ペルソナにせよカグラにせよ、よくある展開ですね(真顔)。
 その望ちゃんの性格、というかキャラ付けは殆どオリジナルなんですが。『子供っぽいけど、死んで達観してしまった』といった感じで。コミックス3巻のオマケ漫画に登場した彼女に、少しだけ? 肉付けしました。さて、どうなる事やら……(←今後の展開を全く考えていない)

 そして、理の呟いた『琴音』という名前の少女、一体何ハムなんだ……? 実は理が、村雨との会話でブチ切れたり妹系キャラに甘かったりする全ての原因だったり。

【恋愛】雲雀

 今回はチョイ役の扱い。雲雀ェ……。彼女とのコミュでは『華眼』関係の話になるのですが、今回は戦闘話ではないから仕方ないね。

【節制】死塾月閃女学館

 多分、全てのコミュの中で一番割りを食った子達。一つのコミュに4人も纏められてしまった。このグループ内のキャラは、単独だと話が作り辛そうなんで……(汗
 まぁ、この子達は『家族』という感じが押し出されているので、理との話もそれ関連で。そして夜桜とは苦労人話で意気投合しそうな気がする(小波感)。作者的には、月閃組だと雪泉の次に好きなキャラで在ります故。
 そして四季との会話で炸裂する中の人ネタ。しかも2回。これはもう石田さんが偉大過ぎるという事でどうか一つ(土下座)。

【コイン】菖蒲

 ……いや、【コイン】って何だよ!? とツッコミが入る事でしょう。
 原作ペルソナ3ではシャッフルタイムと受胎ぐらいしか出番が無い小アルカナですが、今作ではコミュアルカナとして使用させてもらいました。菖蒲は購買部のキャラなんでそのまま【コイン】に。我ながら捻りが無いね。
 残りの【ソード】【ワンド】【カップ】も、NWキャラとのコミュになる予定です。そして、作者が推すNWキャラは麗王さまです。如何にかして出したい。芭蕉ちゃんも出したい。千歳みたいなダウナーキャラも好きです。妖魔衆も出したいから詳細な設定はよ(バンバン
 ……肝心の小アルカナペルソナが出るかは知らん(無常

 次回も多分遅れるでしょう。気長にお待ちください。
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