桜井和生と暗殺教室   作:トランサミン>ω</

20 / 113
律の時間

「おはようございます‼︎みなさん‼︎」

彼女の変わりように誰もが驚きを隠せなかったようで

彼女の皆集まっていた。

「親近感を出すための全身表示液晶と体・制服のモデリングソフト、全て自作で8万円‼︎」

殺せんせーは、笑顔で自信満々に応えていた。

「今日は素晴らしい天気ですね‼︎

こんな日を皆さんと過ごせて嬉しいです‼︎」

「豊かな表情と明るい会話術、それらを操る膨大なソフトと追加メモリ

同じく12万円‼︎さらにタッチパネル昨日15万円!!」

その時、数名を除くE組の生徒達は思った、

(転校生がおかしな方向へ進化してきた)

「先生の財布の残高…5円‼︎」

しかし誰も先生の残高には触れなかった。

「庭の草木も緑が深くなってますね、春も終わり近づく初夏の香りがします!」

ムード音楽が流れる中自律思考固定砲台はご機嫌だった。

 

 

「いやーたった一晩でえらくキュートになっちゃって…」

「岡島、顔がやばいぞ…」

千葉に言われ岡島は慌てふためく。

「何ダマされてんだよおまえら、全部あのタコが作ったプログラムだろ。愛想良くても機械は機械、どーせまた空気読まずに射撃すんだろポンコツ。」

 

「…昨日までの私はそうでした。ポンコツ…そう言われても返す言葉がありません。」

寺坂にポンコツと言われた自律思考固定砲台は思わず泣き出してしまう。

 

「あーあ泣かせた。」

「寺坂君が二次元の女の子泣かせちゃった。」

「なんか誤解される言い方やめろ‼︎」

片岡と原が寺坂をせめたてている。

「いいじゃないか2D、Dをひとつ失うことろから女は始まるカズキもそう思うだろう?」

「竹林の言ってることはよくわかんないけど確かにすごく可愛くなったよね。」

カズキはタッチパネル付きになった画面に触れた。

「ひゃうっ、くすぐったいですよカズキさん…///」

「ごめんごめん」

そう謝りつつもカズキは触るのをやめない、自律思考固定砲台さんもまんざらではなさそうだ。

頬を染めながらも自律思考固定砲台は口にする

「皆さんご安心を、私は協調の大切さを学習しました。皆さんの合意を得られるようになるまで…私単独での暗殺は控えることにいたしました。」

 

「そういうわけで仲良くしてあげてください。ああもちろん先生は彼女の殺意には一切手をつけてはいません。」

殺せんせーがそう言うと、自律思考固定砲台は笑顔で銃を展開した。

「先生を殺したいなら彼女はきっと心強い仲間になるはずですよ。」

 

 

 

 

 

 

 

それから彼女クラスにどんどん馴染んでいった。

「教科書を伏せて菅谷君、網膜の細胞は細長い桿体細胞と、あと一つ太い方は?」

「ええーっと」

「菅谷さん」

自律思考固定砲台の声に菅谷が振り向くと太ももに答えが書いてあった。

「錐体細胞です」

「自律思考固定砲台さん!ずるを教えるんじゃありません!」

「でも殺せんせーは皆さんにサービスをするようにと」

「カンニングはサービスではありません!」

2人のやりとりにクラスに笑いがおこった。

 

 

 

 

 

 

そして昼休み。

「すごい!こんなのもつくれるんだ!」

「はい、特殊なプラスチックを合成してなんでもつくれますよ」

「じゃあ花束つくってほしいな!」

「わかりました矢田さん、花のデータ調べておきますね!そして千葉くん王手です」

「つよすぎる…」

自律思考固定砲台さんはクラスに完全に馴染んだようだった

「自律思考固定砲台さんじゃ呼びづらいし名前考えようよ」片岡が提案すると

「あ、あの…私、カズキさんにきめてほしいです…」

自律思考固定砲台からカズキに指名が来た。

「んー、じゃあ律にしよ自律の律で」

「安直じゃないか?」

カズキのネーミングセンスに皆が意見を言う中

「自律思考固定砲台ちゃんは桜井につけて欲しいんだもんね〜?だから律でいいよね?」

「はい!律とお呼びください!」

「上手くやっていけそうだね。」

その光景を見ていた渚がカルマに話しかけた。

「んーどーだろ、機械自体に意思があるわけじゃないし、あいつがこの先どうするかは…あいつを作った開発者が決める事だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日

「おはようございます皆さん」

彼女は初日のような姿になっていた。

授業が始まりまたあの射撃が繰り返されると思ったその時

「花を作る約束をしていました。殺せんせーは私に沢山の改良をしてくださいました。その殆どは開発者によって撤去されてしまいましたが大事なデータを私はメモリーの隅に隠しました。」

「つまり律さんあなたは!」

「はいっ!自分の意志でマスターに逆らいました!」

律は可愛らしく笑った。

「それに…カズキさんに名前もつけていただいたので…///」

「気に入ってくれて嬉しいよ」ニコッ

「殺せんせー、このようなことを反抗期と呼ぶのですよね律は悪い子でしょうか?」

「中学生らしくて実にいい、あなたは素晴らしい生徒です」

こうしてE組に新しい仲間、律が加わった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。