6月半ばE組にもう一人転校生がやってくる。
「皆さんおはようございます、今日は転校生がくると
烏間先生から聞いていますね?」
「まぁこの時期だと殺し屋だろうね」
「律さんには痛い目を見させられましたから
今回は先生も油断はしませんよ」
「律はなにかきいてないのー?」
カズキが聞くと
「少しだけならわかります。本当は私と同時にクラスに
編入する予定でしたが、彼の調整に時間がかかったの
と、私の方が彼よりも劣っていたので単独での編入に
なりました。」
1日で殺せんせーの体の一部を破壊した律が劣るとは
どれほどの暗殺者なのだろうか。
すると教室の扉が開き白装束を身にまとった人が
教室にはいってきた。
「驚かせてすまないね、私は転校生の保護者
シロとでも呼んでくれ」
シロと名告る人物が自己紹介するとカズキが反応した
「シロさんって白が好きなの?僕も好きなんだけど」
「あぁ、好きなほうだな」
「そうなんだー、じゃあよろくしねシロさん」
「皆いい子そうでよかったよ、これならあの子も
馴染めやすいだろう、イトナはいっておいで」
シロが転校生の名前を呼ぶと扉にクラスの視線が集まった。
しかし転校生は後ろから壁をぶち破って入ってきた。
「「「(ドアからはいれ!!)」」」
クラス全員が心の中でそう思った。
「堀部イトナだ、仲良くしてやってくれ」
白ずくめの保護者と話が読めない転校生、今まで以上にひと波乱ありそうだと渚が思った時だった。
「イトナくん、外から入ってきたのにどうして濡れてないの?」
カルマの問にイトナは別の返答をした
「お前は恐らくこのクラスで1番強いだが俺の方が強い
だからお前は殺さない」
「「「(何こいつめんどくさそう!?)」」」
またもクラス全員の思考か一致した。
「俺が殺すのは、殺せんせーお前だけだ」
「ヌルフフフ、君じゃ私を殺せませんよ」
「そんなはずはない、俺たちは兄弟なんだから」
兄弟というイトナの言葉の真意がわからないまま
放課後になり殺せんせーとイトナが決闘することになった
「普通の暗殺はつまらない、リングの外に出たら
処刑ということにしよう」
「いいですが、観客に怪我をさせればそれも処刑です」
殺せんせーの言葉にイトナは頷き机で作ったリングの中で2人の勝負が始まった。
始まった瞬間にクラス全員が驚いた、
殺せんせーの触手が切り落とされたのださらに
切り落としたのも触手であった。
「それを何処で手に入れた!!!!!!」
殺せんせーの顔は真っ黒、ド怒りだ
「君にいう義理は無いね殺せんせー。これで彼が君の兄弟ということはわかってもらえたかな?しかし怖い顔をするねぇ、何か…嫌なことでも思い出したかい?」
「…どうやらあなたにも話を聞かなきゃいけないようだ。」
そう言って殺せんせーは、切り落とされた触手を再生した。
「聞けないよ、死ぬからね。」
そう言いながら、シロは袖口から何らかの光を放った。
その光を浴び、殺せんせーの体は硬直していた。
「全部しっているんだよ君の弱点は。」
「死ね、兄さん。」
硬直した体に、イトナの触手の攻撃が繰り出されるが、殺せんせーは隠し技の脱皮を使いなんとかかわしていた。
しかし殺せんせーはどんどん追い詰められていく
クラス全員がもうダメだと思った時イトナの動きが
止まった。
「あ、やっぱり効くんだ」
クラス全員の視線がカズキに集まった。
カズキの手には鏡があった。どうやら白の出している
光線を反射してイトナに当てたようだ。
さらに殺せんせーは渚が持っていた対先生ナイフを
偶然を装ってイトナに当てていた。
そして脱皮した皮にイトナをつつんでリングのそとに
投げた。
「ルール上これで君は死刑ですねぇ、触手をつかっても
まだ先生の方が上手でしたね。」
「俺が…勝てない…?」
そう呟くとイトナは暴れ始める、シロは麻酔でイトナを
眠らせ連れ帰ろうとしていた。
「待ちなさいシロさん!あなたにも聞きたいことが!」
殺せんせーが触手で捉えようとすると触手が弾け飛んだ
「この服を着ている限り君は私に触れられない、さらばだ」
そういってシロとイトナは消えて行った。
その後生徒たちは殺せんせー誕生の由来を質問したが
殺せんせーは今は話せない、また暗殺することが
絆だとつたえてくれた。
「大勢で俺のところに来てどうした?」
生徒たちは烏間のところにやってきていた。
「あの…もっと教えてくれませんか?暗殺の技術を。」
「…?今以上にか?」
烏間には何故磯貝がそんなことを言うのか疑問だった。
「今までさ結局誰が殺るんだろってどっか他人事だったけど。」
「ああ、今回のイトナ見てて思ったんだ。誰でもない、俺等の手で殺りたいって。」
磯貝に続き矢田と前原も口にする。
烏間は彼らの目をみて納得し
「これからの訓練は厳しくなるがついてこれるか?」
「「「はいっ!!」」」
「ではこれからは希望者に放課後追加で訓練を課す」
こうしてE組の生徒たちは強くなることを
誓ったのだった。