「渚着替えるの早いな、そのままいきゃよかったのに。暗殺者が女に化けるのはよくある話だぞ?」
「磯貝くんまで!?」
「渚くん、とるなら早い方がいいらしいよ」
「とらないよっ!大事にするよっ!」
「その会話は後にしてくれないか」
「もう二度としません…」
「でもカズキは着替えないんだな」
「悠馬もわかるだろうけどあんまり時間がないからさ」
そのとおり、もう時間はあまり残されていない。
客個人が雇った警備も徘徊している。
上の階へ続く階段の前にもそいつらはいた。
「彼らを倒すには、寺坂君。君の持っている武器が有効でしょう」
「さっきの桜井のスーツのときといい、テメーには透視能力でもあんのか?」
「できるのか?」
そう烏間が問うと
「任せてくれって、おい木村あいつらをここまで誘い出してこい」
「俺がァ?どーやってさ」
「じゃあこう言ってみ?木村」
そうカルマに囁かれ木村は警備の前にあるいっていった。
「ん?なんだボウズ」
そう聞かれると
「…あ、あっれぇ〜脳みそ君がいないな〜。こいつらは頭の中まで筋肉だし〜。人の形してんじゃねーよ豚肉どもが」
「おい!」
「待てコラ!」
これだけいえば怒るはずだ、警備たちは木村を追いかける。
しかしE組きっての俊足の木村に追いつけるはずもなくこちらまで誘い出すことが出来た。
警備のスピードが落ちたところに寺坂と吉田がタックルし、スタンガンで警備を気絶させた。
寺坂に寄れば臨時収入で手に入れた代物のようだ。
「寺坂君それもいい武器ですがそのふたりの胸元を探ってください。もっといい武器が手に入るはずですよ」
そう言われ寺坂が探りを入れると本物の銃が姿を現した。
「そしてこの銃は、千葉君速水さん。君たちが持ちなさい、ですが殺すことは許しません。君たちの実力なら殺さずとも倒す方法はいくらでもあるはずです。」
そういって銃を手に取る二人だが
殺せんせーの暗殺で失敗したふたりは酷く動揺していた。
「さぁ行きましょう、このホテルの様子を見る限り、雇われている殺し屋はせいぜいひとりふたりです」
「おう!さっさといったぶち殺そうぜ!」
そう意気込み、生徒たちは次の階へ足を踏み入れた。
8階コンサートホールそこに第三の刺客が現れた。
「………15…いや16匹か?呼吸も若い殆どが十代半ば驚いたな動ける全員で乗り込んできたのか」
そう言って男は背後にある照明を銃で撃ち抜いた。
「言っとくがこのホールは完全防音でこの銃は本物だ。お前らを全員撃ち殺すまで誰も助けに来ねぇってことだ。お前ら人殺しの準備なんてしてねーだろ!!大人しく降伏してボスに頭下げとけや!!」
そういう男に一発の弾丸が飛んでいった。
だがそれは外れ後ろの照明をもう一つ壊しただけだった。
「(外した…銃を狙ったのに…)」
撃ったのは速水敵も実弾の銃を持っていることに驚いている。
「意外とうめぇ仕事じゃねーか」
そういって男はホールの照明を全開にした。