桜井和生と暗殺教室   作:トランサミン>ω</

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大人の時間

現れたのは銃使いのガストロ、毒使いにのスモッグ、おじさんぬのグリップ。そしてグリップにつかまれ譫言のように何かを呟き続けているロミオだった。

生徒たちは暗殺者たちの登場に身構える。

「お前たちの雇い主は倒した、もう戦う理由はないはずだ。俺は充分回復したし生徒たちも充分強い、これ以上はやめにしないか?」

烏間は暗殺者たちに交渉を持ち掛ける。

「ん、いーよ」

「諦め悪ぃな!こっちだって薬が…え?」

吉田が食ってかかろうとするが彼らの言葉に踏みとどまる。

「ボスの敵討ちは俺らの契約には含まれてねぇ、それに今言ったろ。お前らに薬なんざそもそも必要ねぇ」

ガストロの言葉にスモッグが補足する。

「お前等に盛ったのはこっち、食中毒菌を改良したものだ。あと三時間くらいは猛威を振るうがその後急速に活性を失い無毒になる。そんでこっちがボスに指示された方、こっちを使ってたらお前らマジでやばかったな」

生徒たちは暗殺者たちの言葉に驚く

「使う直前で話し合ったぬ、ボスの交渉期限は1時間。だったらわざわざ殺すウィルスじゃなくても取引はできると」

「交渉にあわせて多種多様な毒を持ってるからな、お前らが命の危機を感じるには充分だったろ?」

「…でもそれって、命令に逆らったってことだよね?お金もらってるのにそんなことしていいの?」

「アホかプロが何でも金で動くと思うなよ?もちろんクライアントの意に沿うように最善は尽くすが、ボスはハナから薬を渡すつもりは無いようだった。カタギの中学生を大量に殺した実行犯になるか、命令違反がバレてプロとしての評価を落とすか。どちらが俺らの今後にリスクが高いか冷静に秤にかけただけよ」

「ま、そんなわけでお前らは誰も死なねぇその栄養剤を飲ましてやんな。感謝の手紙が届くほど代物だ」

そういってスモッグは薬の瓶を渡した。

「「「アフターケアも万全だ!!」」」

「信用するかは生徒たちが回復したのを見てからだ。事情も聞くししばらくは拘束させてもらうぞ」

「…まぁしゃーねーな、来週には次の仕事が入ってるからそれまでにな」

鷹岡と見張りたちは拘束されヘリに連れ込まれていた。

「…なーんだ、リベンジマッチやらないんだおじさんぬ、俺のこと殺したいほど恨んでないの?」

「俺は私怨で人を殺したことはないぬ、だから依頼される程の人物になるぬ」

そういってグリップはカルマの頭をポンと叩きヘリに乗り込んだ。

「テメー桜井とかいったか?」

「うん、そうだけど」

ガストロがカズキに話しかけてきた。

「ロミオってやつがよ、ずっとなんかいってんだよ。桜井やめてくれて、とか殺さないでくれ許してくれとかよ。お前ら何やったんだ?」

「………殺そうと思ってあいつを見ただけだよ、剣は振り下ろしてない」

「お前の中にはとんでもないもんが眠ってやがる、間違った使いかたすんじゃねーぞ?その見たってのが原因だろうな」

「うん…そうするよ」

そういってガストロもヘリに乗り込み最後に全員に言い残した

「本気で殺してきて欲しかったら偉くなれ。そんときゃプロの殺し屋のフルコースを教えてやるよ」

殺し屋たちは去っていった。

こうして生徒たちの大規模な潜入ミッションは

ホテル側の誰ひとり気づかないままコンプリートとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリの中

「…寺坂くん」

渚は寺坂に話しかけた。

「あの時声をかけてくれてありがとう、間違えるところだった」

「…ケ、テメーのために言ったんじゃねぇ。一人かけたらタコ殺す難易度上がんだろーが」

「うん…ごめん」

 

 

 

 

 

生徒たちは皆がまつホテルに戻り、大丈夫なことを伝えてそれぞれが泥のように眠り、起きたのは次の日の夕方だった。

起きた時見たものは殺せんせーを殺すための準備をする烏間の姿だった。

生徒たちはおもう。尊敬すべき人は追いかけて、ダメだと思った人は追い越して、そうして大人になるのだろと。

結局殺せんせーの暗殺は失敗してしまったようだが、生徒たちは結果を予想していたようだった。

「先生の不甲斐なさから苦労させてしまいましたが、皆さん本当によく頑張りました!」

「おはようございます殺せんせー、やっぱ触手がなくちゃね」

「はい、おはようございます。旅行の続きを楽しみたいところですが」

「「「なにかあるの?」」」

ウィルスで寝ていた生徒たちは何があるのか分からないと言った様子だ。

「カズキ君わかってますね?」

「うん、話すよ。俺の過去について」

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