桜井VS速水父の対決ですねw
頑張って書いていきますよ!
あと、プリンの話と作中の時間が被っていますのでプリンの話は割愛させて頂きます。
ご了承ください。
「あー、ごめん渚。茅野には行けないって伝えてくれ」
『いいけど。何かあるの?』
「まぁな、先約がいるんだよ」
『そうなんだ。じゃあ後で結果は教えるね』
「ありがとうな。じゃあ」
『うん、またね』
和生は渚と電話をしていた様だ。
その内容はE組で行われるプリン暗殺に参加出来ないという旨を伝えてもらうもの。
なぜ参加出来ないかというと。
「なぁ、律。この服装変じゃないよね?大丈夫だよね?」
「和生さんは心配し過ぎですよ?大丈夫です。いつも通り格好良いですよ」
「ほんと?今日は俺の人生を左右する日なんだよ!?」
「落ち着いてください、和生さんなら大丈夫です。では私はそろそろ本体に戻りますね」
次の瞬間律はコピーロイドからプラグアウトした。
「はぁ…」
和生がこんなにも緊張している理由はただ一つ。
今日は凛香の父親に呼ばれている日なのだ。
和生は紺色のデニムとオフホワイトのシャツに身を包み外へ出た。
凛香からのLINEにある指示のとおりに歩いていくと…
「やぁ、桜井君。待っていたよ」
「は、はいっ!お待たせしてすみません」
比較的大きめの一軒家の前に凛香の父親が立っていた。
「とりあえず上がりなさい。凛香も妻も出かけていて今日は私しかいないからね」
「あ、有難うございます」
「なに、そんなにかたくなる必要は無い」
凛香の父親に連れられて和生は家に入る。
玄関を通り抜けると綺麗に整頓されたリビングへと通された。
「そこの椅子に座りなさい、今何か出すよ。コーヒーと紅茶どちらが良い?」
「あ、お気遣いなく」
「遠慮しなくていい。私と同じでいいかな?」
「あ、はい。お願いします」
和生は目に見えて緊張しており、それをみて速水の父は苦笑している。
暫くして速水の父がコーヒーを入れたカップを2つもって対面の椅子に座った。
「名乗っていなかったね。私は速水正樹だ。どうだい?私が入れたコーヒーは」
「頂きます。あ…うまい」
心を落ち着かせるような優しい味、それでいてコーヒー特有の苦味や深みが出ている。
「こう見えてコーヒーには拘っていてね」
「そうなんですか。僕は紅茶には拘りがあります」
「ほほう、そうなのか。」
和生は暫くの間、正樹と談笑していた。
優しく話しかけてくれる正樹に和生の緊張も幾分か和らいでいる。
「それで今日呼んだ本題なんだが」
「…っ」
和生は、来たか…。と思いつつ話を聞く。
「先ずは凛香との出会いを教えてもらおうか」
「はい。凛香さんとは椚ヶ丘中学のE組に編入した時に会いました」
「凛香に君は非常に頭が良いと聞いているんだが、どうしてE組に?」
「僕は両親が居なくて一人暮らしなんです。寂しさに耐えきれなくなった時に精神崩壊を起こしました。それでE組なら僕と同じように何かを抱えた人たちがいると聞いてE組に自ら進みました」
「そうだったのかい」
「はい。凛香さんとの関わりが深くなったのは修学旅行前に買い物に行った時です。凛香さんが不良に絡まれていたので、その不良を撃退した後彼女を送っていった事がきっかけですね」
「そうか、では凛香との一番の思い出は?」
「そうですね…」
和生は悩む、殺せんせーの事や暗殺のことを話すことは出来ない。
そこで、和生は自分が凛香を好きだと自覚した時の出来事を話すことにした。
「夏に沖縄に行った時の事なんですが、僕は自分の心の弱さに負けてしまいました。いつも家にひとりでいる寂しさや弱さを見せられないことの辛さに。それを凛香さんは『ずっと一緒にいる』と言ってくれました。本当に嬉しかったんです。僕はこの出来事で凛香さんへの気持ちを自覚しました」
「そうだったんだね。君も苦労しているんだね」
「でもそれをみんなで乗り越えるのがE組ですから」
「いい目をしている。君なら凛香を任せても良さそうだ」
「じゃあ!」
「うん、君たちの交際を認めるよ。妻にも私から話しておく。だからたまには遊びに来なさい、未来の家族になるかもしれないしな」
そういって正樹は笑っている。
『未来の家族』という言葉に和生は顔を紅くしてしまう。
「もういい時間だ。今日はありがとう」
「はい!僕の方こそありがとうございました!」
そうして和生が帰ろうと席を立ったとき
「ただいま〜」
「おかえり凛香」
「お、おかえりなさい」
「お父さんこんなに長く話してたの?」
「ああ、もう昼だからな。いい時間を過ごさせてもらった。凛香今日は母さんはいないから外で食べてきなさい」
そういって正樹は凛香にお金を渡す。
「あ、ありがとう」
「桜井くんとデートでもしてきなさい」
「な、なにいってんの!」
「ははは、ごめんごめん。それじゃ桜井くん、凛香を頼んだよ?」
「はい、任せてください。何があろうと僕が守ってみせます」
和生と正樹の話は上手くいったようだと凛香はホッとした。
「じゃあ着替えてくるから待っててね和生」
「うん、ゆっくりでいいから。凛香の可愛い姿を想像して待ってるよ」
「ばか…///」
そんな2人のやり取りを見た正樹は
「(昔の私たちを見ているようだな…)」
自分と妻のことを思い出し、懐かしげな表情をしていた。
どうだったでしょうか?
本作品は甘さ多めで行きますのでよろしくお願い致します。
次回は2人のデートですね!
次回には今後の展開に関わる大事なヒントが隠されていたりしなかったり!
評価、感想まってます!
あとコラボとかもまってますねw