桜井和生と暗殺教室   作:トランサミン>ω</

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最近あまり投稿できなくてすみませんm(__)m
いやー、進学先の学校から出た課題が一月からありまして、それの予習に追われる毎日でございますw
今日は頑張って書きますので、お楽しみください。


吐きそうな時間

「寺坂のやつ、どうするつもりなんだ?」

 

 

磯貝が心配そうに呟く。

生徒たちはイトナを連れて何処かえ歩いていく寺坂組(寺坂、吉田、村松、狭間)を追いかけていく。

 

 

「…さて、おめーら」

 

 

寺坂が意を決したように一言発した。

吉田、村松、狭間に緊張が走る。

しかし

 

 

「どーすっべ、これから」

 

 

3人の表情がポカンとしたものになったあと、吉田と村松が寺坂に食ってかかる。

 

 

「考えてねーのかよ、何にも!!」

 

 

「ホンッット無計画だな、テメーは!!」

 

 

「うるせー!!4人もいりゃ何か考えあんだろーが!!」

 

 

生徒たちは思った。

 

 

「「「(コイツらに任せて大丈夫なのか…!?)」」」

 

 

寺坂組の唯一の良心…?である狭間が溜息をつきながら話す。

 

 

「村松んち、ラーメン屋でしょ?一杯食べたらこの子も気ぃ楽になるんじゃない?」

 

 

4人は意識が朦朧とし、足元が覚束無いイトナを支えながら村松の家のラーメン屋にたどり着いた。

 

 

「…マズい」

 

 

イトナが久しぶりに発した言葉はこうだった。

 

 

「だろ?親父に何度言ってもレシピ改良しやしねぇ」

 

 

「ああ、マズいうえに古い。手抜きの鶏ガラを化学調味料で誤魔化している。トッピングの中心には自慢げに置かれたナルト、昭和のラーメンとしか言えない」

 

 

「(こいつ意外に知ってやがる!!)」

 

 

イトナは思う。

 

 

「(こんな店、チェーン店でも出来ればすぐに潰れる。うちの親は勉強してても無残に負けた)」

 

 

表情が冴えないイトナに

 

 

「じゃあ今度はうちに来いよ、こんな化石ラーメンとは比較に何ねー現代技術を見せてやっから」

 

 

「んだとォ!?」

 

 

吉田が誘いをかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どーよ、イトナ!?スピードで嫌なことなんか吹き飛ぶだろ!?」

 

 

吉田は自宅の敷地内でイトナをバイクに乗せていた。

 

 

「テンション上がってきたか?」

 

 

「…悪くない」

 

 

これにはイトナも興味を示したようで、それに気を良くした吉田がさらに速度を上げる。

 

 

「必殺高速ブレーキターンだ!」

 

 

次の瞬間

 

 

「あ」

 

 

あまりのスピードに耐えられず、イトナは吹き飛ばされ木に突っ込んでいた。

そんな彼らの姿を見て生徒たちは

 

 

「何にも計画ないみたいだな」

 

 

「ただ、遊んでるようにしか見えない…」

 

 

などと思い思いのことを口にしている。

しかし、カルマと和生はそんな彼等の姿を見て不敵に笑っていた。

 

 

「復讐したいでしょ?名作復讐小説『モンテ・クリスト伯』これ読んで憎悪を高めなさい」

 

 

「難しいわ!」

 

 

狭間はイトナに、本を勧めるが内容が内容だけに寺坂が突っ込みをいれた。

そんなやり取りをしているとイトナがブルブルと震えだした。

 

 

「やべぇ、ブルブルしてんぞ」

 

 

「これってもしかして」

 

 

「ええ、触手の発作。また暴れだすよ」

 

 

吉田、村松、狭間はイトナか離れていく。

 

 

「俺は適当にやってるお前らとは違う。今すぐあいつを殺して、勝利を…!!」

 

 

「おうよ、俺もそう考えてた時があった。あんなエロダコ今日にでも殺してやりてーよ。でもな、テメーにゃ今すぐあいつを殺すなんて無理なこった。無謀なビジョンなんて捨てちまった方がいいぜ?」

 

 

「うるさい!!!!!」

 

 

イトナは寺坂の言葉に怒りを顕にし、触手で襲いかかった。

しかし寺坂はしっかりとその触手を受け止めた。

 

 

「2回目だし弱ってっから捕まえやすいわ、吐きそうな程痛てーけどな」

 

 

イトナは以前として寺坂を睨んでいる。

 

 

「吐きそうと言えば村松のラーメンだけどよ、あいつはタコに経営の勉強奨められてんだ。今はマズくてもいい、継ぐ時に経営手腕と新しい味で繁盛させてやれってな。吉田だってそーだ、いつか役にたつかもしれねーってよ。なぁイトナ、1回、2回負けたくれーでグレてんじゃねーよ。いつか勝てりゃいいじゃねーか」

 

 

寺坂はそう言ってイトナに1発の拳骨を落とす。

 

 

「耐えられない…そのいつかまで俺はどうやって…何をして過ごせばいい…」

 

 

「なーにいってんだ。そのために俺らがいんだろ?今日見てーにバカやって過ごすんだよ」

 

 

イトナの目が鋭いものから驚いたような大きいものに変わる。

 

 

「あのバカさぁ?あーいう適当なこと平気で言う」

 

 

「そうだな、でもバカのあーいう一言ほど気を楽にしてくれるものはないよ」

 

 

カルマと和生の言葉に生徒たちは頷いた。

 

 

「俺は焦ってたのか…?」

 

 

イトナの瞳から怒りや、勝利への執着の色が消えた。

それを見計らって殺せんせーがイトナに問いかけた。

 

 

「今なら君の触手を取り払えます。大きな力を失う代わりに、沢山の仲間を得ることになるでしょう。殺しに来てくれますね?明日から」

 

 

「…勝手にしろ、この触手(ちから)も兄弟設定も飽き飽きしてた所だ」

 

 

こうして堀部イトナが3年E組の暗殺教室に加わった。




感想、評価まってますよ!
次回はラジコンの話!その後にE組きってのイケメンコンビの話になりますよ!
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