注意!!
・この世界は本編終了後の時間軸で構成されています。
・だけどifの世界です。本編がこの世界通りになるとは限りません。
・地の文を減らして会話を多くしたいので台本形式になっています。
・大体のキャラがキャラ崩壊を起こします。
・腹パン至高説
・キチドイツ最狂説
それでもよければご覧下さい。
怒りの聖夜祭・1
〜12月24日 午後8時55分〜
ヴィル「そいじゃあ予定通りに終わる事で良いんだよな?」
メル『あぁ、遅くとも12時頃にはそちらに迎えるはずだ』
ドクロで出来た城『グラズヘイム』、その中にあるキッチンで黒いエプロンを着けたヴィルヘルムは電話越しにメルクリウスと会話をしていた。コンロに置かれている鍋にはホワイトシチュー、テーブルの上には七面鳥やサラダ、それにローストビーフなどのご馳走が並べられている。
ヴィル「クリスマスだってのにご苦労なこった。あぁ、お前ら用に別に用意してあるから何時でも取ってくれや」
メル『感謝するよ……そうだ、一つ伝えなければならない事があった』
ヴィル「なんだぁ?折角のクリスマスなのに面倒ごとか?蓮にでもやらせろや」
メル『愚息なら修羅場の真っ最中だ、無論録画してある。実は少し前に私の知覚していない宇宙から干渉があったのだ……まぁマルグリットの覇道を揺るがす程のものでは無かったが一応警戒して欲しい』
ヴィル「そっちは大丈夫か?」
メル『こちらには異変は無い。それにここにいる者達なら対処出来るだろうと踏んでいる』
ヴィル「なら良いがな……」
メル『すまないがそろそろ時間だ、切らせてもらうよ』
ヴィル「あいよ……メリークリスマス」
メル『メリークリスマス』
プッ
ヴィル「……メルクリウスの知覚外の宇宙からの干渉ね、やな予感しかしないんだが」
自身の勘が最大限に警鐘を鳴らしていることに寒気を覚えながらヴィルヘルムはホワイトシチューの具合を見るために鍋に向かう。
その時、ヴィルヘルムの背後にサンタキャップを被った金髪の男と影法師の様な男が現れた。
「「メリィィィィィィィイクリスマァァァァァァス!!!!」」
ヴィル「ホワッ!?」
サンタキャップを被った男達の姿が消えた時にはヴィルヘルムの姿はグラズヘイムから消えていた。
怒りの日 終末の時 遍くリア充は灰燼と化し
ダビデとシビラの予言のごとくに砕け散る
たとえどれほどの戦慄が待ち受けようとも 非リア充が来たり
厳しく糾され 一つ余さず燃え去り消える
我が総軍に響き渡れ 妙なる調べ 開戦の号砲よ
非リア充すべからく玉座の下に集うべし
彼の日 涙と罪の裁きを 卿ら灰より蘇らん
されば天主よ その時我らを許したまえ
罪深きリア充よ 今永遠の死を与える エイメン
ーーー太・極 随神相 修羅生誕祭
ヴィル「ーーーハッ!?」
ヴィルヘルムが目を覚ました時には自身がよく知っているグラズヘイムの玉座の間。そしてここにいるはずの無い黒円卓のメンツが揃っていた。
ライン?「目が覚めたようだな、ヴィルヘルム・エーレンブルクよ」
ヴィルヘルムに声をかけたのは黒円卓の首領ラインハルト・ハイドリヒ。だが彼の頭にはサンタキャップが乗せられていた。
ヴィル「ーーー」
ヴィルヘルムは携帯を取り出してそのラインハルトの姿を写真に撮る。そしてザミエルに送ろうとしたが圏外だったので諦める事にした。
ヴィル「ラインハルト……だが俺の知ってるあいつじゃねぇな。誰か説明してくれ」
メル?「私が教えよう」
ヴィルヘルムの疑問の声に応えたのはメルクリウス。彼もまたサンタキャップを被っていた。
ヴィル「一言で」
メル「パラレルワールド」
ヴィル「把握した」
要するにここは自分のいた世界の平行に当たる世界なのだとヴィルヘルムは把握した。そうであるなら今の時間に忙しいはずの黒円卓のメンツがこの場に揃っていてもおかしく無い。
ライン「今宵はクリスマスだ。例年通りに過ごしても良いのだがカールがそれではつまらんと言い出してな。色々とした結果、我々の世界の平行世界に当たる世界を観測、そこにいた卿を連れ出したというわけだ」
ヴィル「暇だなぁお前らも……つかお前らなんでグラズヘイムに引きこもってんだよ、仕事はどうした?」
仕事の一言で平行の黒円卓のメンツの顔が固まる。メルクリウスはいつも通りだがラインハルトまでもが僅かに頬を引きつっている。
ヴィル「……え、まさか働いてないの?マジ?ニート?ニートなの?平均年齢90行きそうな奴らが揃いもそろってニートしてるの?」
エレ「し、資金調達ならシュピーネがしている!!(震え声)」
ヴィル「あ、ならシュピーネ先輩はニートじゃねえな」
シュピ「せ、先輩!?……何故かは知りませんが甘美な響きなのにベイ中尉が言っていると言うだけで何とも言えぬ寒気が……」
ベイ「つうかテメェ!!平行世界の俺の癖にハイドリヒ卿に何つう口聞いてやがる!!」
ヴィル「上司だからって煽らない理由にはならないんだよぉ!!それに俺は正確には黒円卓のメンバーじゃねぇし」
空気が凍った。現在進行形で修羅場っている刹那がやって来たのではないかと思うほどに時間が止まる。
ベイ「ーーーはァァァァァァ!?」
ルサ「うそっ!?」
ベア「ベイ中尉が黒円卓に入ってない!?」
メル「ベイーーーいや、区別するためにヴィルヘルムと呼ばせてもらおう。それは本当かね?」
ヴィル「マジマジ、俺ってラインハルトと敵対してたし」
ベイ「ーーー」
シュラ「あぁ!?ベイが息してない!!」
ルサ「ベイ!!しっかりして!!」
ヴィル「……え?何?何がどうしたんだ?」
ライン「この世界のベイは私の爪牙の一番を名乗っている……わかるな?」
ヴィル「あ〜……つまりは俺がラインハルトと敵対してからショック受けてるわけね。ハハッ、ザマァ」
ベイ「テーーーテメェェェェェェェ!!!!許さねぇぞ……吸い殺してやる……!!」
白目を向いていたベイが正気に戻り、ヴィルヘルムの事を睨みつける。平行世界の自分とはいえ黄金の爪牙である自分がラインハルトと敵対していたことが許さないのだろう。あまりの殺意と怒気にベイの周囲が歪んでいるように見える。
ベイ「
ヴィル「唸れ俺のライトハンド……!!」
創造を発動させようとしたベイにヴィルヘルムは迷わずに突っ込んで腹パンをした。その一撃でベイは沈む。
ヴィル「やはり腹パンこそが最強……!!」
ルサ「ベイがパンチ一発で沈んだ!?」
ヴァレ「形成どころか活動段階でしたよ彼!?」
リザ「あはははは……」
ベイに腹パンした拳を天高く突き上げているヴィルヘルムにこの世界の黒円卓のメンバーは驚愕する。何故ならヴィルヘルムは
ベア「あの〜……つかぬことをお聞きしますが……貴方の
ヴィル「あ?流出までいってるぞ?」
再びグラズヘイムの時間が止まる。
刹那さん、修羅場ってるのにお疲れ様です。