問題児たちと影を制する者が異世界から来るそうですよ? 作:バステ
11火龍誕生祭
「・・・と」
「・・やと」
「亜八戸起きてってば」
ドゴッ
「グファ!」
惰眠を貪っていたら聞こえてきた耀の声
それと同時に鳩尾に走る激痛
驚いてガバッと体を起こすと目の前に耀の顔があった。
「き、」
あ、初めて間近で耀の顔見たけど可愛いなぁ。
なんで顔が真っ赤なんだろう?
次に起こる事が予測できた俺はそんな事を考えて現実逃避を図るが
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
その後俺の側頭部に衝撃が走り意識が遠のく。
「はっ!」
目を覚ましたら俺はサウンドアイズに居た。
すると耀が来て
「さっきはゴメン、でもあれは亜八戸が絶対に悪い」
そのさっきの事が全く思い出せず、とりあえず謝る事にした。
「ご、ごめん」
「うん、許す」
笑顔で言われたらもう何も言えません。
そんな様子をニヤニヤしながら十六夜、飛鳥、白夜叉が見ていた。
「なんだよ」
「「「いっやーべっつにー」」」
「まぁいいや、じゃあ何でサウンドアイズに居るの?」
「亜八戸さん皆さんをどうにかしてください!」
そして、今までの説明を受けた俺は
「行くっきゃないでしょ♪」
「そんな!」
「それじゃあ、白夜叉頼む」
「あぁ、分かった」
白夜叉が柏手を打つと
「ほれ、着いたぞ」
「「「「は?」」」」
外に出るとそこは別世界だった。
「おいおい、東と北ってだけでこんなに変わるのかよ」
すると十六夜が
「へえ……流石に980000kmも離れてる東とは随分文化洋式が違うな。歩くキャンドルスタンドなんてもんを実際に見る日が来るとは…」
「ふふ、しかし違うのは文化だけではない。其処の外門から外に出た世界は真っ白な雪原でな。それを箱庭の都市の大結界と灯火で常秋の様相を保っているのだ」
「なるほど……厳しい環境だからこその発展ってやつか?さっき精霊とか鬼種とか言ってたのはこういう環境の事も影響して…」
「そんなことより十六夜君!早く、今すぐ降りましょう! あの歩廊に行ってみたいわ!」
「そうだの。まぁ、続きは夜に話そう。それまで、遊んでくるとよい。」
そんな和気藹々としていると空から
「見ィつけた―――――のですよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
絶叫と爆音を伴う着地
そして現れたのは鬼神にも見える黒ウサギだった。
「ふ、ふふ、フフフフ、ようぉぉぉやく見つけたのですよ、問題児様方!」
「逃げるぞッ!」
「え、ちょっと、」
十六夜が飛鳥を抱き抱えて飛び降りる。
「なら、俺たちも!」
「きゃっ!」
俺は耀を抱えて逃げようとすると
「にガしますカァァァァァァァァァァァァ」
足をガッと掴まれる
「耀!お前だけでも逃げるんだ!!」
「わ、分かった!」
そう言って耀を放ると俺は白夜叉に向かってぶん投げられる
「グファ!」
「って黒ウサギ!!貴様わしに向かって投げるでない!」
「白夜叉様は二人を見張っていてくださいっ!!」
そう言って黒ウサギは耀をこっちに向かって投げつける。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
おっ、耀が可愛らしい声上げてるゾ、
そしてこのパターンは
「グファ!」
見事に耀の後頭部が俺の鳩尾に直撃する。
「まぁ、いっか」
そう言って俺は気を失う。
「はっ!」
目を覚ましたら俺は白夜叉の私室にいた。
「亜八戸大丈夫?」
「ん?あぁ、大丈夫大丈夫」
「それとな亜八戸、急で悪いがお前には〝創造主達の決闘〟というギフトゲームに小娘のサポーターとして参加してもらう」
「うん、いいよ」
「いいの?本当に急だけど」
「いいよいいよ、耀と出られれば楽しいだろうし」
「えっ?」
「えっ?」
何故か耀の顔が真っ赤になった。
「どったの?」
「い、いや!な、何でもない!」
「若いとは素晴らしいのう」
創造主の決闘予選終了後
俺と耀は何故かサラマンドラに呼び出された
「ってお前のせいか!!」
目の前には黒ウサギに説教されている十六夜がいた。
「ふん!〝ノーネーム〟分際で我々のゲームに騒ぎを持ち込むとはな!相応の厳罰は覚悟しているか!?」
「・・・あんた誰?」
「き、貴様誰に向かって口をきいていると思っている!」
「いや、分かんないから聞いてんだけど?」
「な!」
「これマンドラも亜八戸もその辺にしておけ、それに、それを決めるのはおんしではなくおんしらの頭首、サンドラであろ?」
白夜叉がマンドラと呼ばれた男を窘める。
サンドラと呼ばれた少女は上座にある豪奢な玉座から立ち上がり、口を開いた。
「"箱庭の貴族"とその盟友の方。此度は"火龍誕生祭"に足を運んでいただきありがとうございます。貴方達が破壊した建造物の一件ですが、白夜叉様のご厚意で修繕してくださいました。負傷者は奇跡的になかったようなので、この件に関しては不問とさしてもらいます」
「うむ。おんしらは私が直々に協力を要請したのだからの。
何より怪我人が出なかったことが幸いしたの。よって路銀と修繕は報酬の前金と思ってくれ」
そしてサンドラ様が人をさがらせて
「ジン、久しぶり!コミュニティが襲われたと聞いて心配していた!」
「ありがとう。サンドラも元気そうでよかった」
久しぶりの再開に嬉しそうな二人、
しかしそこに水を刺すものがいた
「その様に気安く呼ぶな、名無しの小僧!!!」
マンドラが刀を抜きジンに切りかかった!
ガッ
「…………おい、知り合いの挨拶にしちゃ穏やかじゃねえぜ。
止める気無かっただろお前」
「人のコミュニティのリーダーに斬りかかるなんて由緒あるサラマンドラの名が泣くねぇ」
「当たり前だ!サンドラはもう北のマスターになったのだぞ!
誕生祭も兼ねたこの共同祭典に"名無し"風情を招き入れ、
恩情を掛けた挙句、馴れ馴れしく接されたのでは"サラマンドラ"
の威厳に関わるわ!この"名無し"のクズが」
「アハッ♪それが最後の言葉でいいんだな?」
殺気を放つとマンドラは一歩後ずさる。
「あ?なんだその程度か?」
「おい亜八戸そこまでにしておけ」
白夜叉に注意される。
「ちっ、分かったよ」
「マ、マンドラ兄様!彼らはかつての"サラマンドラ"の盟友!
此方から一方的に盟約を切った挙句その様な態度を取られては、
我らの礼節に反する!」
「礼節よりも誇りだ!そんなことを口にするから
周りから舐められるのだ!」
そしてマンドラは白夜叉にも突っかかる。
「"サウザンドアイズ"も余計な事をしてくれたものだ。
同じフロアマスターとはいえ越権行為にも程がある。
『南の幻獣・北の精霊・東の落ち目』とはよく言ったものだ。
今回の件も、東が北を妬んで仕組んだ事ではないのか?」
「もう殺ってイイヨナ♪」
俺が銃をマンドラに向けると
「やめんか!!!」
白夜叉に一喝される
「小僧、お前はサラマンドラとノーネームで戦争でもさせる気か?」
「・・・あぁ、そうだなすまなかった、俺先に戻ってるわ」
そして俺はサウンドアイズ支店に帰ることにした。
こんな感じです。
誰か恋愛描写の書き方を教えてください。
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