問題児たちと影を制する者が異世界から来るそうですよ?   作:バステ

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今回から原作との違いが増えていきます。
あと、オリ設定の方に“作者”の亜八戸のイメージを書き加えました。
作者のイメージは「名探偵コナン」の世良真純が男になった感じです。
(あくまで作者のイメージです)


3虎の外道に宣戦布告

ピチピチのタキシードを着た男は

俺たちの座っているテーブルの空いてる席に腰を下ろした。

 

「貴方の同席を許可してはいません。それと僕らのコミュニティは“ノーネームです”。

 “フォレス・ガロ”のガルド=ガスパー。」

 

「黙れ、名無しが。聞けば新しい人材を呼び寄せたらしいな。

 コミュニティの誇りである名も旗印も無いのに未練がましくコミュニティを

 存続させるなどできたものだな――――そう思わないかい、御三人。」

 

俺達に愛想笑いを浮かべるガルド。

対して冷ややかな目を向ける俺達。

 

「席に座るなら、名前ぐらい名乗ったらどうだ?」

 

「そうね。それと、一言添えるのが礼儀ではないかしら?」

 

「おっと、これは失礼。私は箱庭上層に陣取るコミュニティ

“六百六十六の獣”の傘下の」

 

「烏合の衆の」

 

「コミュニティのリーダーをしている、

って待てやゴラァ!!誰が烏合の衆だ小僧!!」

 

「あはははははははははは、ジンくん君マジで最高」

 

そんな俺の言葉にガルドは舌打ちをして、

会話を続けた。

 

「口を慎めや・・・紳士で通ってる俺にも聞き逃せない言葉もあるんだぜぇ。」

 

「森の守護者だったころの貴方なら少しは相応の礼儀で返していたでしょうが、

 今の貴方はこの二一○五三八○外門付近を荒らす獣です。」

 

 

へぇ、意外と度胸はあるんだなと俺は感心していた。

 

「そういう貴様は過去の栄華に縋る亡霊と変わらん。

 自分のコミュニティがどういう状況か理解できてるのか?」

 

「あー、ちょい待ち、そっから話が長くなるだろ?じゃあ話さなくていいよ今の言葉で大体分かったから」

 

俺の言葉を聞いてジンくんは身体を一瞬震わせ、ガルドは笑みを浮かべた。

 

「ジンくん、君がリーダーを務める“ノーネーム"は昔は力があり栄えていたが今は力が無くなってしまった、だから戦力増強のために俺たちを呼んだんだろ?

そして、ガルドって言ったか?お前は俺たちを自分のコミュニティに引き入れようとここに来た、まぁ大体こんな感じだろ」

 

「おぉ、その通りです。

私は皆さんをそこのガキが率いる貧相なコミュニティに入れないために、

そして、コミュニティで毎日苦労している黒ウサギを救うためにここに来たのです」

 

ガルドが気持ち悪い笑みを浮かべて言った。

 

「・・・で、どうですか?すぐにとは言いませんが私達“フォレスト・ガロ”に視察に来」

 

「いいえ、その必要はないわ、私はジンくんのコミュニティで間に合っているもの」

 

は?とガルドは久遠さんに疑問の眼差しを向ける。

だが、久遠さんはそんなのは気にせずに春日部さんに聞いた。

 

「春日部さんは今の話をどう思う?」

 

「別に、私はこの世界に友達を作りに来ただけだから」

 

「何!?」

 

その言葉を聞いて俺は素早く久遠さん、春日部さん、ジンくんの手を掴みこう言った。

 

「じゃあ、春日部さん、俺の最初の友達になってくれませんか?

それに、久遠さんにジンくんも」

 

突然の俺の行動に三人は目をぱちくりさせていたが、少しして、

 

「うん、亜八戸は面白いから楽しくなりそう」

 

「は、はい!僕からもお願いします」

 

「ええ、これから仲良くしましょうね、

ところで、春日部さん、亜八戸くんに先を越されてしまったけれど、私もあなたの友達第2号に立候補していいかしら?」

 

「うん、飛鳥は私の知る他の女の子と違うから大丈夫」

 

「あとさ!俺、みんなのこと好きに呼んでいいか?」

 

「うん、いいよ」

 

「僕は、構いません」

 

「ええ、私も構わないわよ」

 

「よっしゃ!じゃあ、耀、飛鳥、ジンこれからよろしくな!」

 

「・・・ところで、亜八戸くんそろそろ手を離してもらえないかしら?」

 

「おっと、失礼」

 

ここまで忘れられているガルドは顔を引きつらせつつも大きな咳払いをして話を戻す。

 

「失礼ですが、理由をお聞きしても?」

 

「あら、理由は簡単よ。

亜八戸くんは分からないけど、

春日部さんは友達を作りに来ただけだから、ジンくんのコミュニティでもガルドさんのコミュニティでも構わない。そうよね?」

 

「うん」

 

「おいおいひどいなぁ、初めての友達を置いてこんな奴についていくわけ無いじゃん♪」

 

初めての友達ができてテンションがハイになっている俺は飛鳥の言葉に返事をした。

 

「そして、私、久遠飛鳥は裕福な家庭も財産も全てを捨ててこの箱庭に来たのよ、

今更貴方のような末端の末端が支配しているコミュニティに入る気はありません」

 

「な、何故ですか?そいつらは、さっき、言った通り〝名無し〟

魔王という天災に誇りである〝旗〟と〝名〟を奪われた負け犬どもですよ!」

 

「だから、それでも構わないと言ってるの」

 

「お、お言葉ですが」

 

「〝黙りなさい〟」

 

途端にガルドがガチン!と音がするほど勢いよく口を閉じる。

 

「貴方には聞きたいことがあるの、だから、〝そこに座って私に質問に答え続けなさい〟」

 

その瞬間、ガルドが、椅子が壊れるのではないか?と聴きたくなるほど勢いよく座った。

へぇ、飛鳥は言葉で相手を操れるのか。

そんなことを考えていると、それに驚いた猫耳店員がこっちに走ってきた。

 

「お客さん!当店での揉め事は控えてくださ―――」

 

「ちょうどいいわ。猫耳の店員さんも一緒に聞いて。多分面白いことが聞けるわ。」

 

お、飛鳥悪い顔してるなぁ

 

「さっきこの地域のコミュニティに両者合意で勝負をしたと言ってたけど

 コミュニティそのものを賭けるゲームはそうそうあるのかしら?

そのへんはどうなの、ジン君。」

 

「は、はい。やむを得ない状況なら極稀に。

 ですが、コミュニティの存続をかけたゲームですからそうそうありません。」

 

「そうよね、なら何故貴方はそんな大きな勝負をすることができたの?

〝教えてくださる?〟」

 

ガルドは抵抗したが、すぐに口が動く。

 

「相手のコミュニティの女子供を攫って脅迫し、

ゲームに乗らざるを得ない状況にしていった。」

 

「貴方みたいな小物が使う手ね。

でも、そんな方法で吸収したコミュニティが貴方に従ってくれるのかしら?」

 

「各コミュニティから子供を人質にとってある。」

 

「じゃあ、その人質はどこにいるの?」

 

「もう殺した。」

 

空気が凍り付く。

俺も、耀も、ジンも、店員も、そして、飛鳥も一瞬耳を疑った。

 

「始めてガキ共を連れてきた日、泣き声が頭に来て思わず殺した。

それ以降は自重しようと思っていたが、

父が恋しい母が愛しいと泣くのでやっぱりイライラして殺した。

それ以降、連れてきたガキは全部まとめてその日のうちに始末することにした。

けど身内のコミュニティの仲間を殺せば組織に亀裂が入る。

始末したガキの遺体は証拠が残らないように腹心の部下が食

「〝黙れ!!〟」

 

先ほどよりも勢いよくガルドは口を閉じる。

 

「素晴らしいわ。まさしく絵に描いたような外道ね。さすがは人外魔境の箱庭ね。

ここはこんな外道ばかりなのかしらジンくん?」

 

「か、彼のような悪党は箱庭でもそうそういません。」

 

飛鳥の質問に答えるジン。

 

「なあ、ジン。今の証言でコイツは箱庭の法で裁けるか?」

 

「可能ですが、裁かれるまでに箱庭の外に出られたらそれまでです。」

 

「そう、なら仕方がないわね。」

 

飛鳥が指を鳴らすとソレを合図にガルドの体を縛り付けていた力が解けた。

 

「こ・・・小娘がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ガルドの体が激変し、タキシードは弾け、体毛が黄色と黒の縞模様になった。

ワータイガーって奴だな。

 

「テメェ、どういうつもりか知らねえが・・・・

俺の上に誰が居るかわかってんだろうなぁ!?

箱庭第六六六外門を守る魔王が俺の後見人だぞ!!

俺に喧嘩を売るってことはその魔王にも喧嘩を売るってことだ!

その意味が」

 

「〝黙りなさい〟まだ私の話は終わってないわ」

 

そこでガルドの口が閉じるが、ガルドの太い腕が飛鳥に襲いかかった。

 

「おい、ふざけんなよ〝猫野郎〟」

 

そう言って、俺が〝軽く〟殺気を放つとガルドは驚愕した顔をしながら後ろに飛び退いた。

周りを見るとみんなも目を見開いてこっちを見てる。

 

「飛鳥、悪いがここからは俺に話させてくれ」

 

「ええ、いいわ」

 

「猫野郎、俺は・・・まぁ他のみんなも同じだろうが、お前の上に誰が居ようと気にしない。

きっとジンも同じだろう。

だってジンの最終目標は、コミュニティを潰した“打倒魔王”だからな」

 

俺の言葉に驚きつつも、しっかりと決意をした目でジンは答える。

 

「・・・・・・はい。

僕達の最終目標は、魔王を倒して僕らの誇りと仲間達を取り戻すこと。

 いまさらそんな脅しには屈しません」

 

「そういうこと。つまりお前には破滅以外のどんな道も残されていないんだよ」

 

「く・・・・・・くそ・・・・・・!」

 

さっきので怖気づいたのか、ガルドは一歩も動かない。

 

「だけどね。俺はお前のコミュニティが瓦解する程度の事では満足できないんだよ。

 お前のような外道はずたぼろになって己の罪を後悔しながら罰せられるべきだからな」

 

俺の言葉にジンと店員が首を傾げる。

 

「そこで俺からみんなに提案だ」

 

「俺たちと『ギフトゲーム』をしようぜ。

お前達“フォレスト・ガロ”の存続と“ノーネーム”の誇りと魂を賭けて、な」




最後、大体飛鳥さんのパクリやったorz
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