問題児たちと影を制する者が異世界から来るそうですよ? 作:バステ
テンションが上がっているときに書いたので誤字・脱字
変な文などあるかもしれません。
「な、なんであの短時間で“フォレス・ガロ”のリーダーに接触してしかも
喧嘩を売る状況になったんですか!?」
「しかもゲームの日取りが明日!?」
「それも敵のデリトリー内で戦うなんて!「準備する時間もお金もありません!」
「一体どういう心算でがあってのことです!」
「聞いているんですか三人とも!!」
ガルドとギフトゲームをすることを黒ウサギに言うとウサ耳を逆経ててキレれた。
「「「ムシャクシャしてやった。反省しています」」」
「黙らっしゃい!!」
「まあまあ、黒ウサギ落ち着いて」
「落ち着いていられますか!
この〝
い!!」
ちなみに〝
今回はノーネームが勝ったらガルドが全ての罪を認め、箱庭の法の下に裁きを受け、
フォレスト・ガロを解散する。
ガルドが勝ったらノーネームはガルドの全ての罪の黙認、さらに、飛鳥、耀、俺の三人はガルドの奴隷になるというものだ。
「どうしてフォレスト・ガロが勝利したら御三人がガルドに隷属するなんて書かれているんですか!?」
「いやぁ、それは場の雰囲気で俺がガルドに『なんならこっちが負けたら俺はお前の奴隷になってやる』って言ったら、飛鳥と耀も『だったら私も』って言い出してこうなった」
「このお馬鹿様!!」
スパパパーンと綺麗な音を出しながら三人はハリセンで叩かれた。
「あ、そうだ!そんな事より」
「そんな事ではございません!!」
「十六夜、黒ウサギ、今更感はあるが俺と友達になってくれないか?」
と言って俺は二人の手を握った。
「友達?何言ってんだ?」
「えっ」
「おいおい、情けない声出すなよ。
俺たちはもう同じコミュニティの仲間だろ?」
「そ、そうですよ!私たちはもう仲間でございますよ」
「仲間、そうか俺はもう友達以上の存在ができたんだな」
俺がそう呟くと十六夜が
「おい亜八戸」
「ん?どうした?」
「いつまで手を繋いでいる気だ?」
「おっと、スマン」
二人から手を離すと黒ウサギが
「それで話を戻しますが、このギフトゲームは慎重に進めなければなりません。
いいですか?決して勝手な行動はしないでくださいよ十六夜さん」
「あ?俺は参加しねぇよ」
「へ?」
「当たり前よ十六夜くんは参加なんてさせないわ」
「うん、十六夜は留守番」
「そりゃそうだ!
このゲームは俺たちが〝売って〟あいつが〝買った〟んだぜ?
十六夜が入る余地なんてねぇよ黒ウサギ」
「で、ですが」
「黒ウサギ、皆さんを僕たちの同志を信じよう」
「ジン坊っちゃん」
黒ウサギは少し考えるそぶりを見せて、
俺たちに言った
「わかりました、ですが明日の作戦を立てるために皆さんのギフト鑑定に行きましょう」
「ギフト鑑定?」
俺が聞くと
「はい、まずは皆さんの戦闘スタイルを知らなければ作戦に立てようがありません。
なので、今から〝サウザンドアイズ〟に行きます」
「〝サウザンドアイズ〟、千の瞳?」
「はい、サウザンドアイズはその名の通り様々な特殊な瞳を持った者たちで構成されている箱庭の東西南北・上層下層全てに支店を構える超巨大商業コミュニティです」
「ちょうどこの近くに支店がありますので、そこで鑑定してもらいましょう」
「ギフト鑑定とは?」
「ギフトの秘めた力や起源などを鑑定することです。
自分の力の正しい形を把握していた方が、引き出せる力はより大きくなります。
それに、味方との連携も取りやすくなります。
皆さんも自分の力の出所は気になるでしょう?」
「まあ、俺の場合出所はもうわかっているけどな」
「それでも詳しくは理解できてはいませんよね?」
「うん、軽く使うくらいしかできない」
「そういえば、亜八戸くん貴方さっきあのエセ紳士に向けた殺気はなんなの?」
「うん、それは私も思った」
「ん?殺気?何の事だ亜八戸」
「い、いやぁあれは元いた世界で色々あって、それで出せるようになった感じです。
はい。」
「へぇ、まあ長くなりそうだから聞かねぇが、そのうち話せよ」
「おう、心得た」
そんな話をしていると道に桜の木のようなものがあり、飛鳥が不思議そうに呟いた。
「桜の木・・・ではないわよね?花弁の形が違うし、真夏になっても
咲き続けるはずがないもの」
「いや、まだ、夏になったばかりだぞ。
気合の入った桜が残っていてもおかしくないだろ」
「・・・・・?今は秋だったと思うけど。」
「え、何言ってんだ?今は冬だぞ」
みんなの言ってる事が食い違っている。
どうなってんの?
「皆さんは」
「あ、そうか、もしかして俺たちは別々の時間軸から呼び出されたんじゃね?」
「なるほど、だったら時代も違うのか?黒ウサギ」
「もう!セリフを取らないでください!
はぁ、そうです皆さんは別の時間軸からお呼びしました時代の他に文化、生態系など色々違う点はあります」
「パラレルワールドってやつ?」
「正確には立体交差平行世界論というものです。
ですが、これの説明は今日一日あっても足りませんのでまた別の機会に」
「はいよ」
そうんな会話を終えると丁度サウザンドアイズの支店に着いたが、丁度店員が暖簾を下げるところだった。
「まっ、」
「待った無しですお客様。うちは時間外営業はやっていません。」
「なんて、商売っ気のない店なのかしら」
「全くです!閉店時間の五分前に客を締め出すなんて!」
「文句があるなら他所の店へどうぞ。あなた方は今後一切出入りを禁じます」
「出禁!?これだけで出禁とか御客様舐めすぎでございますよ」
黒ウサギが文句を言っている間も店員は暖簾をしまう手を止めようとしないのを見て黒ウサギをどかして俺は文句を言った。
「おい、まだ正確には営業中なんだろ?
一店員のあんたが勝手に店を閉めちまっていいのか?」
「一応私が店長ですが?」
「ならオーナーを出せ」
「ならコミュニティの名前を教えてください」
「俺たちはノーネームだ」
十六夜が躊躇なく言った。
「なら、どちらのノーネーム様でしょう?
旗印を確認さていただけますか?」
それを聞いて俺はこの店員がわざとやっているということに気づいた。
そして、
「ほぉ、つまり旗印が無ければ俺たちがどこのどんなノーネームか分からないと?」
「はい」
店員ははっきりと答えた。
「じゃあ、どこのどんなノーネーム分からない俺たちと話したあんたが
その瞬間、俺はガルドに向けた〝半分くらい〟の殺気を目の前の女店長に向ける。
そうすると、予期してなかったのか、女店長は驚愕の表情を浮かべて尻餅をつく。
すると後ろから、
「おい、お嬢様どういうことだ?さっき亜八戸の殺気がどうのこうの言っていたが、
そして、なんでそんなに落ち着いてるんだ?」
「だって、ねぇ?春日部さん」
「うん、十六夜はさっきいなかったから驚いているだけ、ガルドに向けた殺気はあんなものじゃなかった」
「へぇ、それは楽しみだな」
何が楽しみか分からんが今は無視する。
「さて、それじゃあ消え」
そこまで言ったところで、
「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃやっほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
久しぶりだなぁぁぁ黒ウサギイィィィィィ!」
飛び出てきたのは着物風の服を着た少女、いや、幼女だな。
そのまま、黒ウサギにフライングボディーアタックをした。
黒ウサギは幼女と一緒に空中四回転半ひねりをして街道の向うにある水路に落ちた。
「おい、店長。この店にはドッキリサービスがあるのか?
俺も別バージョンで是非」
「あ、ありません」
「なら、有料でも」
「やりません!」
十六夜の目は真剣。
対して店長はノーネームに舐められてはいけないと思っているのか必死だ。
一方、黒ウサギに飛びついた幼女は黒ウサギの胸に顔を埋めてなすり付けてる。
あの幼女おそらく中身はオッサンだ。
「し、白夜叉様!?どうしてこんな下層に!?」
「黒ウサギが来る予感がしたからに決まっとるだろうに!
フフ、フホホフホホ!
やっぱり黒ウサギは触り心地が違うの!
ほれ、ここが良いかここが良いか!」
「ち、ちょっと、離れてください!」
白夜叉を無理やり引きはがし、頭を掴み投げ飛ばす。
投げ飛ばした先に十六夜がおり、
「いくぞ、亜八戸!!」
「は?っておい!」
一応、こっちに吹き飛ばされた白夜叉と呼ばれる幼女?オッサン?-この場合は幼女と言っておこう-を受け止める。
「おい!急にこっちに飛ばすなよ!」
「そうじゃぞ!おんし!飛んできた初対面の美少女を足で蹴り飛ばすとは何様だ!」
「十六夜様だぜ。以後よろしくな和装ロリ」
ヤハハと笑い自己紹介をする十六夜であった。
一連の出来ことに呆気にとられていると飛鳥が白夜叉に声を掛けた。
「貴女はこの店の人?」
「おお、そうだとも。
この“サウザンドアイズ”の幹部様で白夜叉様だよご令嬢。
仕事の依頼ならおんしの年齢の割に発育がいい胸をワンタッチ生揉みで引き受けるぞ」
「オーナー。それでは売り上げが伸びません。ボスが怒ります」
さっきとは大違いの態度でオーナーらしき少女と話す女店長。
「ふふん。お前達が黒ウサギの新しい同士か。異世界の人間が私の元に来たという事は…ついに黒ウサギが私のペットに!」
「なりません!どういう起承転結があってそういうことになるんですか!?」
「まあいい、話なら中で聞こう」
「よろしいのですか?彼らはノーネームですよ?」
「ノーネームに名を尋ねた店員の行為の詫びだ。全責任は私が取るいいから入れてやれ」
そして、店員はしぶしぶ俺たちを店内に入れる。
俺が中に入ろうとしたら店員と目が合った。
そこで俺は
「さっきはすまなかった少し頭に血が上ってたんだ」
深々と頭を下げて謝罪した。
すると店員は
「はぁ、もういいです。
ですが、私はあなた達がノーネームである限り態度を変える気はありません。
なので、早く名と旗印を取り返しなさい」
と言われて俺は満面の笑みを浮かべて
「おう!」
すると店員は顔を真っ赤にして
「は、早く入りなさい!
オーナーが待ってます」
と言ったので俺はみんなの所に移動した。
「生憎と店は閉めてしまったのでな、私の部屋で勘弁してくれ」
障子を開けて入った部屋は和室で、香のようなものが焚かれている。
「改めて自己紹介をしておこうかの。私は四桁の門、三三四五階門に本拠を構えている〝サウザンドアイズ〟幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな、コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸している器の大きな美少女だと認識しておいてくれ」
そして、黒ウサギと白夜叉から外門と神格について説明えお受け終わったら白夜叉はここ東側最強の存在であると聞いて俺たち四人はアイコンタクトをして立ち上がる。
そして飛鳥が
「つまり、貴方のゲームをクリア出来れば私達のコミュニティは東側で最強のコミュニティという事になるのかしら?」
「無論、そうなるの」
「そりゃ景気のいい話だ。探す手間が省けたぜ」
闘争心を視線に込めて向ければ、笑い声を上げる。
「抜け目ない童達だ。依頼しておきながら、私にギフトゲームで挑むと?」
「え?ちょっ、御三人様!?」
「よいよ黒ウサギ、私も遊び相手には常に飢えている」
「あら、ノリがいいじゃない」
「ふふ、そうか――――しかし、ゲームの前に1つ確認しておくことがある」
「おんしらが望むのは〝挑戦〟か?――――もしくは〝決闘〟か?」
白夜叉が裾から一枚のカードを取り出して言った。
その瞬間目の前の光景が回転する。
そして、目の前には白い雪原と凍る湖畔、そして水平に太陽が回る世界。
そんなありえない、光景が広がっていた。
「な、なんだこりゃ」
目の前の光景に驚愕していると白夜叉が
「今一度名乗り直し、問おう」
その言葉を聞いて白夜叉に意識を戻す。
「私は〝白き夜の魔王〟―――太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは試練への〝挑戦〟か?それとも対等な〝決闘〟か?」
誤字・脱字報告
感想お待ちしてます。