問題児たちと影を制する者が異世界から来るそうですよ?   作:バステ

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今回は気がついたら長くなってしまいました
主な原因は「オリジナル展開」「主人公の説明」
です。どうか、見捨てないでください。


5試練とギフトカード

〝星霊〟

惑星級以上の星に存在する主星霊を指す言葉であり、純血の龍、生来神霊に並ぶ箱庭の最強種。

そしてギフトを〝与える〟側の存在。

 

「太陽と白夜の星霊?

つまり、白夜叉さん」

 

「白夜叉でよい」

 

「じゃあ、白夜叉あんたの存在は太陽そのものと考えていいんだな?」

 

「まぁ正確には違うがそんな所だ」

 

そこに十六夜が入ってきた。

 

「おいおい、それだけじゃないだろ白夜叉」

 

「お前は太陽と白夜の星霊でありながら夜叉でもあるんだろ?」

 

「ふふ、そうじゃ、私は太陽の〝星霊〟であり、夜叉という〝神霊〟でもある」

 

「なるほど、お前は箱庭の最強種である二つを併せ持つんだな。

そして、ここはお前を表現した場所って事か」

 

「いかにも。この白夜の湖畔と雪原。永遠に世界を薄明に照らす太陽こそ、私が持つゲーム盤の1つだ」

 

その言葉に十六夜を除くその場の全員が驚愕する。

 

「これだけ莫大な土地が、ただのゲーム盤?」

 

「如何にも。して、おんしらの返答は?」

 

やばい、ここで〝決闘〟なんて選んだら確実に殺られる。

だが、俺の〝力〟を完全に発揮できる相手に全力で戦いたいという気持ちもある。

どうしよう。

すると十六夜がバンザイのポーズをとり

 

「参った、やられたぜ。降参だ白夜叉」

 

「ふむ?それでは決闘ではなく試練を受けるということでいいのかの?」

 

「あぁ、これだけのもんを見せてくれたんだ。今回は黙って試されてやるよ……今回は、な」

 

「な、なんだと!?十六夜が決闘を選ばないだと!?」

 

「お前は俺をなんだと思ってたんだよ?」

 

「戦闘狂」

 

「よし、お前は後でシバク」

 

「マジですみません許してください」

 

即座に土下座して謝罪する俺をみんなの冷たい視線が襲う。

 

「く、くく………して、他の童達も同じ か?」

 

「………ええ、私も試されてあげてもいいわ」

 

「右に同じ」

 

「えっ、じゃあ、はい」

 

すると黒ウサギが

 

「も、もう!お互いもう少し相手を選んでください!〝階層支配者(フロアマスター)〟に喧嘩を売る新人と、新人の喧嘩を買う〝階層支配者(フロアマスター)〟なんて冗談にしても寒すぎます!それに白夜叉様が魔王だったのはもう何千年も前の話じゃないですか!」

 

そうだな、確か階層支配者ってのは箱庭の秩序と法を守る正義の味方的なポジションらしいし、魔王なわけないな。

まぁ、今はそんな事どうでもいい。

すると十六夜が

 

「なに?それじゃあ元・魔王ってことか?」

 

「はてさて…どうだったかな?」

 

やられた!と思っている事が丸分かりな表情をしている十六夜をニヤニヤしながらしばらく見ていたら遠くにある山脈から獣とも鳥とも思えない声が聞こえた。

声がした方向を見るとそこには前に世界では絶対に見る事なく架空の存在で認識されているはずの姿があった。

 

「あ、あいつは!」

 

「グリフォン!」

 

俺が驚愕していると耀が驚きよりも歓喜が強い声を上げた。

 

「いかにも、あやつこそ鳥の王にして獣の王……ギフトゲームを代表する幻獣だ」

 

ブワリと、目の前に下り座ったその姿は迫力がある。

本でしか見たことがなかったが、本物はまた別格だ。

自然と顔がにやける。

 

「このグリフォンでおんしらの〝力〟〝知恵〟〝勇気〟を試させてもらおう」

 

『ギフトゲーム〝鷲獅子の手綱〟

 

・プレイヤー一覧

 ・逆廻十六夜

 ・久遠飛鳥

 ・春日部耀

 

・クリア条件

 グリフォンの背に跨り、湖畔を舞う

 

・クリア方法

 〝力〟〝知恵〟〝勇気〟の何れかでグリフォンに認められる

 

・敗北条件

 降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します

                            〝サウザンドアイズ〟印』

 

「ってなんで俺の名前がないんだよ!?」

 

「小僧お前は別の試練を受けてもらうぞ」

 

「なんだ、そうなんだ、ならあんし」

 

「お前は私のかわいい部下を仮にも、例え冗談でも〝消そう〟としたのだからな、

覚悟しておけよ」

 

僅かに殺気が混ざった言葉で俺の言葉を遮った白夜叉は三人元に向かう。

 

「えっ、ちょっ、待っ」

 

するとジンが光が宿ってない目で俺を見て、

俺に向かって合掌をした。

 

「い、いやだぁぁぁぁ」

 

「うるせぇぞ亜八戸!」

 

「はい、すみません」

 

そんなやり取りをしていると耀がグリフォンに近づき会話を始めた。

耀のギフトは幻獣にも通用するらしい。

すると、突然とんでもない言葉が聞こえた。

 

「命を賭けます」

 

「は?」

 

「だ、駄目です!」

 

「春日部さん!?本気なの!?」

 

「貴方は誇りを賭ける、私は命を賭ける。もし転落して生きていても私は貴方の晩御飯になります……それじゃ駄目かな?」

 

二人に構わず耀はゲームを始める。

 

「ん?あれは、空中を踏みしめている?」

 

「そう、それがあやつのギフトだ」

 

「それにしても相当な速度出てるぞあれ」

 

そんな会話を白夜叉交わしていると耀が戻ってきた事で勝利が確定したが、耀が手綱を放して落ち始めた。

 

「っておい!」

 

「か、春日部さん!」

 

俺と黒ウサギが耀を助けに行こうとすると十六夜が俺たちを止めた。

 

「おい!十六夜離せ!」

 

「待て、まだ終わってない」

 

「何?」

 

そして、視線を耀に向けると耀は先ほどのグリフォンと同じように空中を歩いている。

それを見て

 

「あ、なるへそ。

耀、お前のギフトって」

 

「ああ、春日部のギフトは他に生き物の特性を手に入れるものらしい」

 

「違う、これは友達の証、というか十六夜はいつから分かっていたの?」

 

俺たちの声が聞こえていたらしい。

 

「初めて黒ウサギに会った時お前は『風上に立たれたらわかる』って言ったろ、そこから可能性として考えていただけだ」

 

そして、耀はグリフォンに近づいていく。

すると白夜叉が拍手をする白夜叉が耀に近づいていく。

 

「いやはや大したものだ、このゲームはおんしの勝利だの。………ところで、おんしの持つギフトだがそれは先天性か?」

 

「違う。父さんに貰った木彫りのおかげで話せるようになったの」

 

「木彫り?」

 

首を傾げる白夜叉に三毛猫が声を上げた。

おそらく説明しているのだろう。

 

「ほほう……彫刻家の父か。よかったらその木彫りというのを見せてくれんか?」

 

耀は頷いてペンダントにしている木彫りを取り出し、白夜叉に渡す。

丸く、大きさはさほど大きくも小さくもない。

それを見て白夜叉は急に顔を顰める。

 

「複雑な模様ね、なにか意味があるの?」

 

「意味はあるけど知らない。昔教えてもらったけど忘れた」

 

「……これは」

 

「あれ?これって系統樹?」

 

「そうみたいだな」

 

「しかも、すげぇレベル高くねぇか?」

 

「素材は楠の神木…?神格は残っていないようですが……この中心を目指す幾何学線……そして中心に円状の空白……もしかしてお父様のお知り合いには生物学者がおられるのでは?」

 

いつの間にか参加していた黒ウサギが耀に問いかける。

 

「うん、私の母さんがそうだった」

 

「生物学者ってことは、やっぱりこの図形は系統樹を表してるのか白夜叉」

 

「おそらくの…ならこの図形はこうで……この円状が収束するのは…いや、これは…これは、凄い!本当に凄いぞ娘!!本当に人造ならばおんしの父親は神代の大天才だ!まさか人の手で独自の系統樹を完成させ、しかもギフトとして確立させてしまうとは!正真正銘〝生命の目録(ゲノムツリー)〟と称して過言ではない名品だ!」

 

白夜叉は大興奮である。

だが、耀は不思議そうに白夜叉に聞く。

 

「系統樹って、生物の発祥と進化の系譜とかを示すアレ?でも母さんの作った系統樹はもっと樹の形をしていたと思うけど」

 

「うむ、それはおんしの父が表現したいモノのセンスがなす業よ。この木彫りを態々円状にしたのは生命の流転、輪廻を表現したもの。再生と滅び、輪廻を繰り返す生命を遂げて進む円の中心、即ち世界の中心を目指して進む様子を表現している。中心が空白なのは、流転する世界の中心だからか、生命の完成が未だに視えぬからか、それともこの作品が未完成の作品だからか」

 

白夜叉はさっきよりもテンションを上げて答える。

 

「うぬぬ、凄い。凄いぞ。久しく想像力が刺激されるぞ!実にアーティスティックだ!おんしさえよければ私が買い取りたいぐらいだの!」

 

「ダメ」

 

サラッと拒否した春日部が白夜叉から木彫り細工を取り上げれば、子供のようにしょんぼりする。

すごく惜しそうに木彫りを見る様子はまさに子供だ。

 

「で、これはどんな力を持ったギフトなんだ?」

 

「それは分からん。今分かっとるのは異種族と会話ができるのと、友になった種から特有のギフトを貰えることぐらいだ。これ以上詳しく知りたいのなら店の鑑定士…それも上層に住むものでなければ鑑定は不可能だろう」

 

「え?白夜叉様でも鑑定出来ないのですか?今日は鑑定をお願いしたかったのですが」

 

すると白夜叉は顔を引きつらせながら呟いた。

 

「よ、よりにもよってギフト鑑定か。専門外どころか無関係もいいところなのだがの」

 

「マジか」

 

「!?ええいお前は黙っていろ!」

 

なぜか怒られた解せぬ。

それから白夜叉は俺たち四人を値踏みするように見つめる。

 

「どれ……ふむふむ……四人とも素質が高いのは分かる。しかしこれではなんとも言えんな。おんしらは自分のギフトの力をどの程度把握しておるのじゃ?」

 

「企業秘密」

 

「右に同じ」

 

「以下同文」

 

「大体?なんとなく程度」

 

「うおおおおおい?いや、まあ仮にも対戦相手だったものにギフトを教えるのが怖いのはわかるが、そこの黒髪の小僧しか言っておらんではないか!それじゃ話しが進まんだろうに」

 

困ったようにする白夜叉は、突然妙案が浮かんだとばかりにニヤリと笑った。

 

「いや、試練をクリアしたおんしらには〝恩恵ギフト〟を与えねばならん。ちょいと贅沢な代物だがコミュニティ復興の前祝いとして受け取るがよい!」

 

パンパンと拍手を打てば、三人の目の前に先ほど白夜叉が持っていたものと同じ大きさのカードが現れる。

そこにはみんなのギフトの名前が記されているらしい。

 

「ギフトカード!」

 

「なにそれお中元?」

 

「お歳暮?」

 

「お年玉?」

 

「ち、違います!このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超効果なカードですよ!耀さんの〝生命の目録ゲノム・ツリー〟だって収容可能で、それも好きなときに顕現できるのですよ!」

 

「つまり素敵アイテムってことでオッケーか?」

 

「だからなんで適当に聞き流すんですか!あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」

 

「我らの双女神の紋のように、本来はコミュニティの旗印も記されるのだがおんしらは〝ノーネーム〟だからの。少々味気ない絵になっておるが、文句は黒ウサギに言ってくれ」

 

「あれ?俺のは?」

 

「おんしはまだ試練をクリアしてないだろう」

 

「ちきしょう!」

 

「さあ、次はお前の番だ!」

 

白夜叉が柏手を打つと俺の目の前に契約書類

が現れた。

 

『ギフトゲーム〝太陽への一撃〟

 

・プレイヤー一覧

 ・影山亜八戸

 

主催者

・白夜叉

 

・プレイヤー勝利条件

  白夜叉に攻撃を一撃与える

 

・敗北条件

・降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合

・主催者に5回顔を殴られる

 

・プレイヤー、主催者禁止事項

参加者以外の者に対する攻撃

 

ゲーム開始の合図は第三者によるコイントス

とする

 

勝利報酬

プレイヤーはギフトカードの他に主催者に3つ報酬を要求できる

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します

                            〝サウザンドアイズ〟印』

 

「ってさっきの試練よりも難易度高いじゃねぇか!?」

 

「当たり前だ、かわいい部下を消されそうになったんだぞ」

 

「うぐ、それを言われると返す言葉もないが」

 

「そうじゃの、では黒ウサギコイントスは任せたぞ!」

 

「無視!?」

 

「は、はい分かりました」

 

「はぁ、一応言っておくが白夜叉」

 

「なんだ?小僧」

 

「お前、俺との相性最悪だぞ」

 

俺は白夜叉の目を見て言った。

 

「ほぉ、それは楽しみだ」

 

そして、白夜叉は俺と距離を取る。

黒ウサギは俺たちの中間の位置でコイントスを上げてすぐさまその場から離れる。

そして、ゲームは開始した。

 

「先手は譲ってやる。

さぁ、私に一撃を入れてみよ」

 

「そんじゃよろしくお願いしますっと」

 

影槍(シャドーランス)連投(ラッシュ)

 

俺がそう呟くと俺の影が浮かび上がり、影の中から黒い槍状の物体が大量に白夜叉に向かって飛んでいく。

 

「ほう?おんしは、自らの影を操るのか」

 

「しかし、この程度か?片腹痛いわ!!」

 

白夜叉の手から放たれる無数の火球が俺の放った槍を全て撃ち落とし何個かがこっちに飛んでくる。

 

影盾(シャドーシールド)!」

 

影が盾に形を変えて火球を全て防ぐ。

 

「それぐらいやってもらわないと困るぞ小僧!」

 

いつの間にか接近せれており、白夜叉は炎を剣の形に変えて手に持ち俺に振り下ろす。

 

「くっそ、影武器精製(シャドーウエポン)長剣(ロングソード)

 

俺は自分の影を長剣に変え応戦する。

 

「まだまだぁ!」

 

「ちょっ、危な」

 

防戦一方これはやばい。

急いで距離を取る。

 

「逃がすか!」

 

振り返ると白夜叉は超巨大な火球を飛ばすところだった。

・・・使うか。

 

光を喰らう者(ライトイーター)!」

 

そう叫べば俺の影から黒い大蛇が火球に向かって一直線に進んでいく。

そして、火球を飲み込み飲み込んだ火球の10分の1くらいの大きさの球体になった。

 

「何!?」

 

白夜叉が驚愕する。

 

爆破(エクスプロージョン)!」

 

球体が火球のエネルギーを数倍にして爆発する。

 

「ふんぎゃぁぁぁ」

 

「うわ!?なんだこの威力!?」

 

あの火球どんな威力だったんだよ。

 

視界が晴れると白夜叉は十六夜たちの場所まで吹っ飛んでいた。

それを見た俺は

 

「白夜叉、俺の勝ちだ!!」

 

「何を言っている!?まだ決着は着いておらんぞ!」

 

「いや、終わりさ!

影槍(シャドーランス)(ソフト)

 

「ごっふ、な、なんじゃ!?」

 

後頭部に鈍い衝撃を食らった白夜叉が振り返ると、十六夜に影からさっき白夜叉の頭があった位置に黒い槍が伸びていた。

 

「なんじゃとぉぉぉぉ!」

 

白夜叉が大袈裟に驚いていると俺たちの目の前に契約書類が現れる。

 

「これで俺の勝ちだな」

 

 

 

 

 

「よっしゃぁぁぁぁぁ」

 

白夜叉からギフトカードを受け取り、

自分のクロムイエローのギフトカードに書かれているギフトネームを確認する。

 

影遊び(シャドーゲーム)

 

影の門(シャドーゲート)

 

影の落とし穴(シャドーホール)

 

影世界(シャドーワールド)

 

影潜り(シャドーハイド)

 

「へぇ、俺のギフトってこんな名前なんだ」

 

「そんなことより小僧!お前さっきのは何だ!?」

 

「そうだ、俺を利用してんだから説明しろ」

 

「そうだな、俺のギフトの多分この影遊び(シャドーゲーム)だと思うんだが、この力は簡単に言うと自分と登録した相手の影を操るって力なんだ」

 

「登録?それってあの時の握手か?」

 

「おっ、十六夜話が早いねぇ」

 

「えっ、それじゃあ私たちも?」

 

「あぁ、操れるぞ」

 

そう言いながら飛鳥の影を浮かび上がり上がらせる。

 

「わぁ、不思議ね」

 

「おい、小僧確か亜八戸といったか?

貴様何か話すことがあるのではないか?」

 

「あぁ、そうだな、白夜叉、さっきはあんたの部下に危害を加えようとしてすまなかった」

 

深々と頭を下げ謝罪をする。

 

「違う!いや、違くはないが、そもそも、もう本人は許したのだろう?ならばもうよい」

 

「それより、お前のそのギフトについて説明しろ!」

 

「別にいいけど、簡単にでいいか?」

 

「ああ構わん」

 

「それじゃあ先ず俺の先祖についてから話すか、俺の先祖は差別される側の人間たちだった、そして、逃げるように外国に逃げて最終的にエジプトに辿り着き、そこで、復讐の為にある術を開発した。

それが、神の力奪い、一族の子孫に継承する術で、完成してすぐにそれを使おうとした。

しかし、肝心の神に出会えない、だから俺の先祖は最低の行為行った。

それは、神を祀る神殿を襲い神を呼ぶというものだった。

そこで最初に襲ったのがアペプという闇の神を祀る神殿だった。

そして、アペプが計画通り怒り狂って先祖を襲った。

多数の犠牲を払って先祖はアペプを倒しの力を奪った。

だが、問題が起こった、うちの一族には本家と分家があるんだ。

そして、どっちが力を得るのかで争いに発展しかけたが、誰かが言ったんだ『じゃあ、力を二つに分けよう』ってな」

 

「ここまでで質問は?」

 

「確かアペプってエジプトの闇の神で元は太陽神だったよな?」

 

「あぁ、だが、太陽神の座をラーに奪われた為に闇の神になり太陽の運行を邪魔しているそうだ」

 

「そして、先祖は話し合いの結果本家が闇の力を、分家が太陽の力を継承する事にした。

ここまでは良かったんだ」

 

「何があったんだ?」

 

「漫画とかでよくある展開さ、術は不完全だった、闇の力は影を操る力に、太陽の力は光を操る力にランクダウンした」

 

「普通は継承される力は1〜2個なんだが、なぜか俺は4個全て継承した。そして、ここ箱庭に呼ばれた」

 

「まぁ、ざっくり言うとこんな感じだ」

 

「ざっくりで結構かかったな」

 

「じゃあ、事細かに話すか?」

 

「ええい!もうよい十分じゃ」

 

その後俺たちはギフトカードについての説明を受け、帰ろうとした時に白夜叉に聞かれた

 

「今更だが、1つだけ聞かせてくれ。おんしらは自分達のコミュニティの現状をよく理解しておるか?」

 

「ああ、名前とか旗の話しか?それなら聞いたぜ」

 

「ならばそれを取り戻す為に〝魔王〟と戦わねばならんことも?」

 

「聞いてるわよ」

 

「………では、おんしらは全て承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな」

 

「そうよ。〝打倒魔王〟なんてカッコイイじゃない」

 

「〝カッコイイ〟で済む話ではないのだがの……全く、若さゆえのものなのか。無謀というか、勇敢というか。まあ、魔王がどういうものかはコミュニティに帰ればわかるだろう。それでも魔王と戦うことを望むというなら止めんが……小僧二人はともかく、そこの娘二人、おんしらは確実に死ぬぞ」

 

白夜叉はまるで予言のように言った

 

「魔王の前に様々なギフトゲームに挑んで力をつけろ。そっちはともかく、おんしら2人の力では魔王のゲームに生き残れん。嵐に巻き込まれた虫が無様に弄ばれて死ぬ様は、いつ見ても悲しいものだ」

 

「……ご忠告ありがと、肝に銘じておくわ。次は貴方の本気のゲームに挑みに行くから覚悟しておきなさい」

 

「ふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる、いつでも遊びに来い……ただし、黒ウサギをチップにかけてもらうがの」

 

「嫌です!」

 

黒ウサギ否定すると周りから笑い声が聞こえた。

やっぱ、黒ウサギはこういう役割が一番だ。

そう思いながら俺たちはまだ見ぬ本拠へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すみません長くなってすみません
(光を喰らう者)は(影遊び)の派生技と思ってください。
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