仮面ライダークウガ-白の執行者-【完結】   作:スパークリング

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第7話 『遭遇』

「……不味い」

 

 時刻は午前11時28分。文京区の廃墟の一室。

 随分前に起きた火災で廃墟と化した室内にあったのは、いたるところに散乱したガラクタ、焼けて焦げた痕跡のある机と椅子。そしてその椅子の上に座って、ノートパソコンを使ってとある掲示板を読んでいる1人の少女だけだった。

 少女――ユニゴは缶コーヒーを飲み干し、そんな感想を一言漏らす。軽くカフェイン中毒者となってしまっている彼女は、手当たり次第にコンビニエンスストアの缶コーヒーを全種類一本ずつ購入し、自分の口に合うコーヒーを探していたのだ。だが、結果は全部はずれだった。

 「はぁ」とがっかりしたように溜息を吐くユニゴ。その無表情の下には確かな感情があった。

 

ここにいたのか(ボボビ ギダボバ)、ユニゴ」

「バルバ……」

 

 そんな彼女のもとへ、紫のロングスカートを着こなしたバラのタトゥの女こと、ラ・バルバ・デが現れた。ドルドといいバルバといい、なぜラ集団のグロンギはこうも神出鬼没なのだろうか。

 カツカツとハイヒールを鳴らしてユニゴの隣に立つバルバ。

 

「リントの視線が気になるか?」

「……少し、だけ」

「…………」

 

 ユニゴの返答を聞いて、バルバは驚き、そして呆れた。冗談のつもりで聞いた質問の解答が意外や意外。まさかの解答だったのだから。

 基本的に周囲のことなど気にしないユニゴが、リントからの視線が少し気になると認めたのだ。過去の、ただただ言われるままにリントを殺していた彼女を知っているバルバからしたら、ありえない発言だ。

 

「おまえは……リントの世界に触れすぎた。リントに興味を持ちすぎた」

「…………」

 

 バルバの的を射た言葉に、ユニゴは押し黙った。図星を突かれてしまった。

 復活してすぐに人間の世界を歩いて学び、人間が作った飲食物を好きになり、ついには人間の心理についても完璧に把握したユニゴ。それは彼女にある副作用を及ぼした。

 その副作用は……人間の感情だった。知らず知らずのうちに、彼女は人間の感情に近いものを習得してしまったのだ。

 だから、気に入っていたコーヒーに睡眠薬を入れられたときには激怒した。

 だから、今まで気にも留めなかった周囲の視線に敏感になってしまった。

 だから、どうして人間を殺してはいけないのか(余計なこと)を考えるようになってしまった。

 だから、殺す人間をわざわざ選ぶようになった。

 それに気がついたユニゴはようやく理解できた。どうしてあの時、クウガにとどめを刺せなかったのかを。自分の話を真剣に聞いてくれて、しかも根っからの善人な雄介を心のどこかで殺したくないと思ってしまったからだ。

 親切にしてくれたから酷いことはしたくない。純粋な性格のユニゴらしく、そしてなんとも人間らしい答えだった。

 

 

「これ以上、リントのことを知ろうとするな。さもないとユニゴ、おまえは間違いなく死ぬぞ」

 

 

 それだけ言い残して、バルバは廃墟から去っていった。

 ひとり、廃墟に取り残されたユニゴにはバルバの言葉が重く圧し掛かる。

 どうしてこれ以上知ろうとすれば死ぬのかという疑問もあるが、とにかく死ぬのは勘弁だった。ただユニゴは生きたいだけ。究極の闇なんて要らない、立場も要らない。贅沢なことなんて言わない。たった1つ、自分の命さえあればそれでいい……のだが。

 

「でも……知りたい」

 

 それでもユニゴは、諦める事ができなかった。

 封印されていたとはいえ生きてきた長い歳月の中で初めて抱いた最大の疑問。その答えを、納得できる答えを見つけたい。知りたいものは知りたいのだ。

 そう考え、パタンとパソコンを閉じるユニゴ。

 今の彼女が考えたことは、完全の人間の感情のひとつ――『好奇心』という感情だった。しかし、人間とは違う生命体であるユニゴは、それは気付くことなどなかった。

 

 

     ――――・――――・――――

 

 

 同時刻。文京区、喫茶ポレポレ。

 この時間帯は、少しずつ客が店に脚を運び、顔を出し始める時間帯だ。ちなみに12時から14時までの間がピークとなり、15時からは程よい人数の客が来る。

 いつも通りなら多くて6割くらいの席に客が座っている時間帯なのだが、今日は珍しく既に満席状態。ひっきりなしにオーダーが入り、客が出て行けば数分も経たないうちに新しい客が入店してくる。

 

「おやっさん、オムライスとナポリタン1つ!」

「あいよ!」

「五代くん、ポレポレカレー1つね!」

「オッケー! あっ、みのり、これ一番奥のお客さんね!」

「あぅ、うん。今行くよ!」

 

 セリフの上から順番に、女優を目指して勉強中の朝比奈奈々、その奈々の叔父かつこのポレポレのおやっさんこと飾玉三郎、城南大学の大学院生にしてリント文字解析の第一人者である沢渡桜子、一条達と別れてポレポレの手伝いをしている五代雄介、そしてその雄介の妹であり保育士の五代みのりだ。

 何故こうも勢揃いしてしまっているかというと……、まず店主である玉三郎と待機中の雄介は置いておき、奈々は今日がレッスンのない休日だったから手伝いに。桜子とみのりはなんとなく来てみたら、手伝いに巻き込まれてしまった。まぁ、本人たちはちっとも不快に感じていない。むしろ楽しんで積極的に働いていた。

 1時間後、ようやく最後の一組が店から出て行き、ポレポレ店内はこの5人だけになった。

 

「ほんと、助かったよ。2人が来てくれてさ。ほら」

「いえいえ」

「偶然ですから、平気ですよ」

 

 一万円札を渡そうとする玉三郎だが、桜子とみのりはやんわりと断る。「そうかい」と言って、玉三郎は万札をレジの中に戻した。

 

「今日はホンマ、変な日やね。いつもより早い時間にピーク迎えて、今は1人も来ないなんて」

「まぁ、こういう日もあるんじゃないかな」

「……そうかもしれませんわ。ガラッガラの日もあったし……最悪、客の人数が3人だった日も――」

「そうそ。あの日はもう、店終いかって思って……って、奈々! 何を言わすんだおまえは!」

「おっちゃんが勝手に喋っただけやん」

 

 いつもの奈々と玉三郎やりとりに、他の3人は微笑む。と、その時、カランカラン。入り口のカウベルが鳴り、誰かが入ってきたことを告げた。

 

「いらっしゃいませ、オリエンタルな味と香りの――へ?」

 

 にこにこ顔で迎えた玉三郎は来客者を見た瞬間に固まった。どうしたのかと他4人も入り口の方を見ると、固まった。そしてその客もまた、5人のうちの1人を見てピタリと固まった。

 ドアから入ってきたのは白いワンピースを着た金髪の少女。変装のつもりか、かけていないはずの眼鏡をかけていた。

 

「……?」

 

 首をちょこんと傾げ、雄介を見ながら「どうしてこんなところにクウガが?」と目で疑問を飛ばしていた。だがそれは逆に、雄介を含め全員も「どうして彼女がここに?」と思っていることでもあった。

 

「(じ、時間は……12時半。まだゲームの時間じゃないはず……じゃあプライベートで、ふらっとただ、偶然立ち寄っただけなのかな?)」

 

 彼女がどんな性格で、かつ次の犯行時刻も知っている雄介は少しだけ警戒を解くが、他の4人はそうは行かない。

 玉三郎やみのりは固まってしまっているし、桜子は固まってこそいないがやっぱり震えているし、奈々は恐れながらもどこか恨んでいるような視線を送っている。

 

「あ。もしかして、バレた?」

「あ、ああうん。バレバレだと思うな」

「……眼鏡かける、別人、見えるって、書いてあったのに……嘘つき」

 

 しょんぼりと肩を落としてしまうユニゴ。

 いや、ネットか何かの本で培った知識なのだろうが、多分それは間違っていない。ユニゴが意味を曲解してしまっているだけだ。

 

「コーヒー、頂戴。一番、お勧めの」

 

 入ってすぐの場所にある席に腰掛け、バッグからノートパソコンを取り出すユニゴ。完全にくつろぎモードであった。もしここでクウガに変身してこようものなら全力で逃げればいい。だから、今はただコーヒーを飲もうと考えているのだ。

 

「あ、あんたに出すコーヒーなんて、ここにあらへんっ!」

「お、おい、奈々っ」

「おっちゃんは黙っといて!」

 

 パソコン画面を見つめているユニゴに向かって、怯えながらも自分の言いたいことを言う人間がいた。……皿洗いをしていた奈々だ。少しずつユニゴに近づきながら、彼女は続けた。

 

「未確認なんかに……ゲーム感覚で人を殺して、笑うような連中に、出すもんなんかここにあらへんっ! 出て行って!」

 

 憎しみと悲しみを込めた視線をユニゴに向け、叫ぶように訴える奈々。

 何が彼女をここまで駆り立てるのかというと、実は彼女を指導していた芝居の先生が未確認生命体第31号ことメ・ガルメ・レに殺害され、塞ぎ込んでしまっていた時期があるのだ。今は立ち直っているがそれでも、未確認生命体のことを恨んでいる節があり、それが今、何食わぬ顔して自分の目の前に現れたのだ。怒りが爆発してもおかしいことはない。

 奈々の訴えを聞き、ユニゴはパソコン画面から視線を奈々に向けた。そのエメラルドの瞳にはなんの感情も篭っていない。ただ何かを分析するような、機械のような無機質なものだった。

 一通り奈々の顔・言葉・行動を見たユニゴは、彼女の身に何があったのかがすぐに解った。ユニゴは心理学を完璧にマスターしているのだ。

 少し考えて、奈々にこんな質問をした。

 

「例えば貴女は、自分の身体に癌細胞、ある。それ、知ったとき、どうする?」

「ひ、人を癌細胞呼ばわりするつもりなんか!?」

「違う、そうじゃない」

 

 「じゃあどういう意味やねん!」とますます声を荒げる奈々。ただ1人、雄介を除いて他の3人もユニゴが何を言おうとしているのかがわからず、怪訝に眉を顰めていた。

 

「癌細胞、見つけたら、そのままにする? それとも、病院に行って、取り除く? それ、訊いてる」

「そんなん、手術でも何でもして取り除くに決まってとるやん!」

「ん。それと、同じ。私はただ、自分の身体の中にある癌細胞、それを取り除くために、生きるために、ゲゲル、している。楽しんでなんかない。やりたくて、こんな面倒なこと、やっているわけじゃない」

 

 淡々と説明していくユニゴ。その言葉は桜子にとっては貴重なデータになっていた。リント文字を解明して古代人(リント)の目線からグロンギ族のことを調べていたが、まさかグロンギ族が、しかも話が通じる理性的なグロンギ族が目の前に現れて、ゲゲルと呼ばれる殺戮ゲームが行なわれる理由について話しているのだ。奈々には失礼であるが、これも今後出てくるグロンギ族たちの行動を予測して犠牲者を減らすためだ。聞かないという選択肢は桜子にはなかった。

 

「悪いけど、こっちも事情、ある。貴女の知り合いの誰か、犠牲になった、とても残念。だけど殺した奴、死んだ。それで満足、できない?」

「満足なんか……できるわけないやんかっ!」

「? どうして? 憎い奴、死んだ。どうして、気が済まない? わからない」

 

 雄介と全く同じことを言われ、ユニゴは本当にわからないように返す。他人の死に対する感情の概念が全くといってもないグロンギの社会で生まれ育ち、幼い頃から大量のリントを殺してきた彼女には、いくら人間心理学を完璧に覚えても理解できない事柄だった。

 純粋すぎる瞳を向け、まるで子供のように質問してくるユニゴを見て、最初は最大値だった奈々の彼女に対する敵意が次第に消えていってしまった。今目の前にいる未確認生命体の少女が、殺戮を楽しみ、笑いながら何の罪もない人間達を次々と殺害していくというイメージだった奈々の頭の中の未確認生命体とは、かけ離れていたからだ。「ホンマにこの子が未確認生命体なん?」と考えてしまうほどに。

 

「ねぇ、君。名前は?」

「ユニゴ。ゴ・ユニゴ・ダ、これ、私の名前」

「あ。じゃあユニゴちゃん、って呼んでもいいかな?」

「……好きに、して」

 

 目線を合わせるように腰を下げて、名前を尋ねたのはみのりだ。ちゃん付けされたのは初めてなのだろうか、ユニゴは僅かに視線をずらした。それを見て、みのりは今ユニゴがどんな気持ちになったのかがわかった。何せその反応は、初めて話しかけた園児と全く同じものだったから。ちゃん付けされて視線をしっかりと合わせられて、恥ずかしがっているのだ、この未確認生命体は。

 

「ユニゴちゃんはさ、どうしてこんなこと、しているの? やりたいからやっているんじゃないんでしょ?」

「それは――」

 

 ここからユニゴはかつて雄介にも説明した、自分の事情を淡々と説明した。

 自分を取り巻く環境、どうしてもゲゲルをやらなくてはいけない理由、そしてどうして犯罪者ばかりをターゲットとしているのかを。

 それを聞いた全員は衝撃を受け、雄介は改めて心が痛んだ。

 まさかゲームをする理由が『生きたい』なんて、そんな単純かつ純粋なものだったとは思ってもみなかったのだろう。

 ゲームをやらなければ殺され、ゲームに失敗しても殺されるというどうしようもない彼女の立場。だから生き残るにはこの殺戮ゲームを真剣にやらざるをえなかった。しかも条件を比較的厳しく設定し、かつ大掛かりなものにする必要もあった。

 だからその条件に合っていて、かつ人間たちに認められるような内容にするために『犯罪者』を対象にし、それ以外の人間は絶対に殺さないという決まりも作った。なんというか几帳面というか、純粋というか、それでいて計画的というか。

 とにかくわかったことは、このユニゴと名乗る少女がとてつもなく頭がいいこと。それでいて人間の感性を中途半端に理解していること。性格は純粋な正直者で、自分が生きるために犯罪者を殺しているだけであり、決して楽しんでいるわけでも自己満足のための行為ではないということだった。

 

「なんてっか……未確認にもいろいろあるんだねぇ……」

「ん。私、生きたい。だから、ゲゲルする。あと402人、悪いリント、殺す」

 

 玉三郎の言葉に頷いたユニゴは、残り殺害人数をここで明かした。

 402人。凄い人数に見えるが、東京全体の人口を考えるとそうでもない人数だ。そしてこの人数の犯罪者を殺したところで、東京中にいる犯罪者を撲滅することは不可能だろう。むしろ生き残るほうが多いのではないか。

 

「ユニゴちゃんの事情はわかったよ。……だけどさ、それは間違ったことだよ、やっぱり。どんな人間だとしても、殺してもいい理由にはならないんじゃないかな」

「それは、わかってる。だけど、もう止まらない。止められない。ゲゲル、始まっちゃった」

 

 みのりの言葉を肯定しつつも、もう後戻りすることができないことを訴えるユニゴ。もう彼女の身体に仕込まれた時限爆弾は起動しているのだ。ここで終わればタイムアップした瞬間にお陀仏である。

 

「それでも……ゲームをしなくても、助かる方法はきっとあるよ。これ以上、人間を殺しちゃダメだよ」

「? どうしてリント、殺しちゃダメ? わからない」

「だって人を殺しても……ううん。殺したいって考えただけでも、きっと虚しくなるだけだよ、きっと?」

「…………」

 

 つい最近聞いたことがある答えに反応し、ユニゴはみのりの顔を凝視し、次に雄介の顔を見た。少しの間2人の顔を見てなにかに気付いたようだった。

 

「貴女……もしかして、クウガの……」

「……うん。私は五代雄介の妹、五代みのりっていうんだよ」

 

 無意識なのか、尋ねたときのユニゴの声は少しだけ小さかった。そして合わせる様に、みのりも小さな声で答える。答えを聞いたユニゴは合点がいったように頷いた。

 

「やっぱり。よく、似てる」

「あはは、よく言われるよ」

「昨日、全く同じこと、言われた」

 

 思い出し、そして少しがっかりしたような顔をするユニゴ。結局、彼女の求める答えは出てこなかったからだ。だけど、自分と真剣に話してくれた2人の人間が口を揃えて言った『虚しいから』という答えは、心の中に刻んでおいた。

 パタンとノートパソコンを閉じてバッグの中にしまうユニゴ。

 

「……有意義な時間、だった。私、もう行く」

 

 すくっと立ち上がったユニゴは、流れるような動きでポレポレから出て行ってしまった。「あっ、ちょっと待って」と雄介が追いかけるももう遅い。店の外に雄介が出たときには、既に彼女の姿はどこにもなかった。

 

「お兄ちゃん、ユニゴちゃんは?」

「もうどっか行っちゃったよ。足が速いんだ、ユニゴは」

 

 具体的に言うなら、大田区から江戸川区まで10分足らずで移動してしまうほどだ。

 

「不思議な子だったわね。五代くん、本当にあの子が第46号なの?」

「うん、それは間違いはないよ。彼女が本物の第46号なんだ」

「だよね……」

 

 碑文を解析通りならば、グロンギ族は好戦的かつ残虐な種族のはずだ。実際、今まで出没したグロンギの怪人たちは皆そうだった。だが、今回の第46号は明らかに異質だった。考えていることや反応が妙に……

 

「なんていうか、普通の人間の子供みたいだったよなぁ。振る舞いは落ち着いていて、どこか浮世離れしていたけどさ」

 

 玉三郎の言葉はこの場にいた全員を代弁していた。

 そう。誰がどう見ても、彼女は、ゴ・ユニゴ・ダは、人間だった。無垢で純粋な、人間の子供にしか見えなかった。

 ふと、雄介はこんな疑問を抱く。

 

「……あれ? そういえば、ユニゴはもともと、何しにここに来たんだっけ」

「……そういえばそうや。なんでしたっけ?」

 

 視線を合わせて同時に首を傾げる雄介と奈々。

 玉三郎も桜子もみのりも、この濃すぎる30分間のユニゴとの会話のインパクトが強すぎて、彼女がここに訪れた本来の理由を忘れてしまっていた。

 一方その頃。

 

「……コーヒー、飲むの、忘れちゃった」

 

 俊敏体となって町中を高速で走り回っているユニゴは、元気のない、途方にくれたような声でポツリと呟く。

 まだこの日、彼女は自分の満足できるコーヒーを一杯も飲めていない。

 

 

 

 

    ――To be continued…


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