東方白夜王   作:ザイソン

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仏神争乱 決闘前夜

白夜叉を含む神道の神々は天照に召集されて再び出雲大社に集まっていた。

相変わらず神奈子と建御雷神は喧嘩してるがそれはもう日常茶飯事で拳骨で収める事ができる。

まあそれは置いといて、

 

「昨日、再び大陸の神々から手紙が送られてきました。内容は、『これ以上戦に時間をかけたくないので、互いに代表戦士を出して一ヶ所で決闘をしましょう。人数は七人で七回試合でどうでしょう』ですね」

「ふむ、それで、その場所と言うのはどこだ?」

「えっと・・・大陸と九州の間のココですね」

 

天照は地図で指し示す。大陸と九州の間の島。つまり対馬である。

 

(ん?対馬にしては形が違うの・・・)

「天照様。質問が一つ」

「経津主神、なんですか?」

「場所の提示は彼方が行っております。故に、罠の可能性もあるのではないかと思います」

 

確かに最もな質問である。これは戦争なので罠の一つや二つ全く問題ないのだがこれは怪しすぎた。更になぜ代表戦士を出して決闘する必要があるのか。

 

(いきなり代表戦士を出して戦う理由は私が単独で四天王を倒したからだろうの。私を大多数で相手して被害を大きくするのを防ぐため。例え私の試合で負けても他の試合で勝てばいい。相手も意外と考えるの)

「私達はこれを好機と考え受けようと思います。したがって、代表を決めなければなりません。当然、私と須佐之男、月夜見は参戦しますが、我こそはと思うもの、前に出てください」

 

ざわざわと騒ぎ始める。実を言うと、神道の神々は数多くいるが、生来の神霊が占める割合は少ない。殆どが後天性の神霊が多い。さらに戦闘となると専門の神霊も少ない。軍神の一人とされる日本武尊(ヤマトタケル)も元人間である。生粋の神霊で軍神となると、

 

「私が行きましょう」

 

経津主神が前に出る。刀剣の神霊で軍神の一人である彼には適任だろう。

 

「私もいくよ」

 

神奈子が前に出る。建御雷神に負けたとはいえ軍神の一人。見劣りはしない。

 

「建御名方神に任せられん。俺も出る!」

 

神奈子をにらみながら前に出る建御雷神。軍神で雷神もいう帝釈天に似た霊格を持つ。

 

「私も行こうかの」

 

白夜叉も前に出る。おそらくここにいる中では最強だろう。

 

「これで、丁度七人ですね。決闘の時に大陸の神々が攻めてこないとも限りませんし、各自警戒を怠らない様に!」

「大丈夫ですよ。この中で足を引っ張るとしたら建御名方神だけですから」

「テメェ!喧嘩売ってるのか⁉︎」

「建御名方神のバーカバーカ!」

「よろしい、ならば戦争だ。表に出ろ。ぶちのめしてやる!」

 

神奈子は御柱を装填し建御雷神は雷を携え

 

「えぇい!おんしらはなにをしておる!決闘前に味方同士で争ってどうする!」

 

る前に白夜叉は二人を止める。

 

「「こいつは味方ではない!」」

「戯けが!」

 

この二人が殺人拳骨を食らったのは言うまでもない。

 

 

 

大陸と九州の間の島

 

白夜叉は決闘が行われる予定の島を下見しに来ていた。一応、罠の有無の確認、地形を把握しておく為だ。

 

「罠は貼られておるかの・・・どうなのだ?」

 

白夜叉はいつの間にか後ろに現れた人影に声をかけた。

 

「心外だな。我々がその様な真似をするとでも?」

「これは戦争だからの」

 

白夜叉が振り向き声の主を確認する。褐色肌の女性の神霊がそこに立っていた。

 

「私は地天という。ふむ、白髪に二本の角。お前は白夜王だな?」

「そうだ。私は白夜王だ。地天。天地一対の地母神か・・・この土地はおんしが用意したのか?」

「そうだな。私が山を移動させてここに置いた」

 

なんともめんどくさい事をする。

 

「成る程の。だが、島を作りたいならばもっと早く簡単か方法があるぞ」

 

白夜叉は地天の腕を掴み空高く投げ、

 

「圧縮!妖力と太陽熱を圧縮!吹きとべぇぇぇぇぇ!!!!」

 

妖力を太陽熱を超超高密度に圧縮し、それを爆破させることによって島を爆破したあと、

 

「よっ、はっ、ほっ!」

 

海底から溶岩を力強くで引き摺り出し、海底火山を三つ形成、噴火させることによって島を一つ作り出した。これが後の対馬である。

 

「罠の掃除もできて一石二鳥だの」

「いや、やり過ぎだ・・・私は戦いたくないな」

 

地天が呆れながら空から降りてくる。

 

「まぁいい準備運動になったからいいと思うがの」

「私はこの決闘には参加しない。が、護法十二天をはじめとする武神から選出される。だからの甘く見るな・・・っていない⁉︎」

 

白夜叉は今晩のおかずはなににしようか考えながら境界門をくぐって帰っていた。

 

「あ、鯖がいいの」

 

 

 

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