例外少女とギルガメッシュのFate/EXTRA 作:雨宮ラキ
調べ物も終わり、アリーナに行こうと一回に降りると言峰に声をかけられた。
「やあ、順調そうだな。その調子で
アリーナにの扉に行けば、新たな迷宮に入れることだろう。」
言峰はこれを全マスターにいっていっているのだろうか…監督役というのも大変なものだ。
「ああ、それと、教会には足を運んだかね?サーヴァントの強化が出来るはずだ。
有効だと思うなら利用するがいい。」
「教会……そんなところがあったんだ。行ってみよっかな。」
言峰と別れ、その近くにいた藤村先生に竹刀を渡す。褒美がもらえるかと思っていたが、またも依頼を頼まれてしまったが…まぁ、みかんだし、いいだろう…。
その後、教会に行く前になんとなく保健室を訪れると、桜から回復薬を貰った。
そして、元々の目的だった教会に着いた。
教会は薄暗く、外の喧騒から遮断されていた。
まるで、この場所だけ世界から切り離されているかのようだ。
長椅子には誰も座ってないが、先に進んでいくと赤髪と青髪の女性が居た。
「はあい、ようこそ教会へ。君も魂の改竄をしに来たのかな?」
「ん、お前は確か……何だったかな。…ふむ、私が物忘れとは、珍しい。」
「自分で言うんですか…。それより、魂の改竄って、なんですか?」
「あら、魂の改竄知らないできたんだ。ってことは貴方素人の中の素人?」
「…必要としてませんでしたから。」
「そうか。では説明しよう。魂の改竄とは、簡単に言えば君の魂とサーヴァントの魂を
マスターの魂の位階があがればそれだけ強く連結させることも出来る。
どう連結させるかを決めて、直接魂にハッキングすると言う訳さ。」
「なるほど…。」
「ま、大体姉貴の言ったとおりね。私はその改竄をする役についてるの。
魂の改竄をしてほしかったら私に話しかけて。」
「わかりました。」
燈月がコクリと頷くといきなり、赤髪の人が青髪の人に喧嘩をふっかけた。
……聞いてなかったため何を言っていたのかはわからなかったが。
「命が惜しければその女の技量をあまり過信しない事だ。
ま、サーヴァントの失われた霊格を取り戻す程度にしておくことだ。」
「失われた霊格を取り戻す…もしかして、使えるかも…。
あの、さっそくお願いしてもいいですか?…あーええと。」
「ああ、私は蒼崎青子だよ。でそっちが蒼崎橙子。」
「わかりました。青子さん、おねがいします。」
「オッケー。じゃあ、サーヴァントさん、そこに立ってもらえる?」
「なぜ、我がそんなことを…。」
「もしかしたらスキル使えるようになるかもしれないでしょ。」
「…それもそうだな。」
ギルガメッシュは霊体化をやめ、言われた場所に立つ。
青子は出現させたキーボードをいじり、改竄する。
一際眩しい光がギルガメッシュを包んだかと思えば、その光はすぐに消え、ギルガメッシュが降りてくる。
「ふむ、燈月よ。どうやら一つスキルを取り戻したようだぞ?」
「え、本当!…青子さんすごいですね。」
「でしょ。」
青子は燈月に褒められて嬉しそうだ。
「で、何が使えるようになったの?」
「知りたいか?…知りたいだろうな、ならば教えてやろう"風を放つ"だ。」
「……それってどんな技なの?」
「…端末に追加されているはずだ。それを見ておけ。」
「説明面倒なだけでしょ。」
「む、そんなことはないぞ。」
「…はいはい。」
燈月はこれ以上長居はしてられないだろうと思い、二人に挨拶をしてから教会を出た。
教会を出るとすぐ目の前で誰かが慎二と揉めていた。
どうやら、女の子を連れて教会で騒いでいた慎二があの老人の怒りを買ってしまい外に追い出されたらしい。
「教会では静かにするものだ。君の神がどのようなものかは知らんが神父からそう教わらなかったのかね?」
「あいにく、僕は無神論者なんだよ。」
「…日本人は礼儀正しいといていたがそれも人それぞれらしいな。」
「さるがいい、小僧。主を信じぬものに父の家の門は開かれん。技術を学ぶ前に礼儀作法から出直すのだな。」
白髪の老人は慎二に言いたいことだけを言い、燈月の横を通りすぎて教会へと入っていってしまった。
「はっ!これだからロートルは。」
「…慎二、さっきのは貴方が悪いと思うよ?」
「ひ、燈月!」
「私も神を信じているかって聞かれたら信じてないって言うかもだけどさ。
教会はお祈りをする場所だし。話したいだけなら場所変えたら?」
「なんだよ!お前もさっきのやつみたいなこと言うなよ。」
「……普通の事言っただけなんだけど…まぁいいや、じゃあね。」
燈月は慎二とその女の子に手を振って、校舎内に入った。
前回あたりのギルガメッシュ曰く、椅子に寝かせてあげたのは、
ただ単に次の日、体痛くてアリーナ探索が出来なくなったら困るから。だそうです。
ツンデレかな…