例外少女とギルガメッシュのFate/EXTRA 作:雨宮ラキ
ダンは目を見開いた。
当然だろう、いくら燈月のサーヴァントが強かろうと燈月自身が強くなくては意味がない。
燈月の精神が不安定の中、勝てるかどうかはサーヴァントの強さに任されたようなものだ。
燈月にとってはそれで勝てたのかも知れないが、ダンから見たらそうではない。
意志の強さよりも意志の質のほうが強い。
「くそっ…何もかもダンナの方が上だったってのに…。」
燈月たちとダンたちを遮るかのように赤い壁が現れる。
「…ワシもまだまだだったようだな。」
「どこがだよ!ダンナは強いさ!」
「いいんだ、アーチャー。彼女に負けた。それはもう覆らない。」
「っ……。」
ダンは清々しい顔だ。悔いはない、そんなふうに見える。
「悪くないな。敗北というのも。」
「……ダンさん。」
「君が悔やむことはない。
一つ、助言をしておこう。…迷いながらも生きるがいい、その迷いはいずれ敵を穿つための意志となる。」
燈月は頷く。ダンの顔はまるで、孫を見守るかのように穏やかだった。
アーチャーはダンのことを本当に慕っていたらしく、最期に一言、聞こえないくらいの小ささではあったが礼を言い、消えた。
跡形もなく。
「最期に、どうしても手に入れられなかったものを、掴ませてもらったさ……。」
そう、一言残して。
満足気に微笑んで消えた。
「天宮君。最後に年寄りの戯言を聞いてほしい。
…これから先、誰を敵として討つことになろうとも必ずその結果を受け入れてほしい。
迷いも悔いも、消えないのなら消さずともいい。
ただ、結果を拒むことだけはしてはならない。すべてを糧に進め。
……覚悟とは、そういうことだ。それを見失ったまま進めば君は必ず未練を残す。
そして、可能であるのなら、戦いに意味を見出してほしい。自分なりの答えを模索し、最後まで勝ち続けた責任を果たすのだ。」
「……責任…。分かりました…出来るかどうかは分かりませんが…やってみます。」
「未来ある若者よ。…それだけは忘れるな。」
そう燈月に助言を残し、ダンは消えた。
愛しの妻の名前をつぶやいて。
エレベーターに向かうギルガメッシュを追いかける燈月は一度だけ振り向いた。
ギルガメッシュに呼ばれたため、一瞬ではあったが。
「あの老いぼれの話を聞き、何か得るものはあったか?」
学校に戻ってくると、ギルガメッシュは早々に燈月に質問を投げかけた。
「…合ったと言えば合った…と思うよ。それが何なのかと聞かれるとわからないけど…。」
「なんだ。はっきりしないな。」
マイルームに戻りながら、燈月は呟く。
「ただ、これから先、誰が相手になるかはわからないけど…。
本気で立ち向かおうって思ったよ。慎二の時みたく生半可な気持ちじゃダメだなって。」
「ほう?…だが、出来るのか?それが貴様に。」
「…わからない。でも、やるんだよ。やらなきゃ死ぬでしょ?」
死にたくないから。それは他の人の意志よりは弱いかもしれない。
でも、それでもちゃんとした意志だ。それを持っているか持ってないかというだけで違うのだ。
燈月がそれを知っているか知らないかはわからない。だが、その目には確かに意志が宿っていたのだ。
いや、遅くなってすみませんでした。
同時進行でエクストラ進めてるんですけど、キャスターであれほど手間取るとは思いもしなかったんです!
もう少しレベル上げてから挑めば良かったと後悔しましたよ…
でも、攻略のおかげで倒せたから良いんですけどね
勝てればいいんです!勝てれば!
っと、今回、原作重視となってしまいましたが、久しぶりなので勘弁してください。
ギルガメッシュの扱い方を忘れてしまったんですよ…
次回からはリハビリも兼ねて色々とやっていこうかなとおもいます。
番外編的な感じでアーチャーとかと絡ませたいですねぇ。もちろん、別の世界線みたいな感じで、ですが。