例外少女とギルガメッシュのFate/EXTRA   作:雨宮ラキ

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お久しぶりです。

まだエクストラ復旧とまでは至ってませんが、どうにか動画などを見て作成できました。

こういう感じなら亀更新でも投稿していけるとおもいます。またこれからもよろしくお願いします。




エピソード.3 三回戦
ありす


 

 

燈月は校内掲示板の前に来ていた。

そう、第3回戦の対戦相手が決まったのだ。

 

生きている人間も少なくなり、もう32人となってしまった。だが、まだ3回戦。これを入れてあと4回続くのだ。

単純計算で毎回ひとは2分の1になるのだから、普通といえば普通なのだが燈月にとってはそうではない。

 

記憶もない今、自分が何をしていたのか何もわからないが流石に1週間で人が半分になるなど初だろう。

 

 

「ええっと…?」

 

自身の名前を確認し、その下にある相手の名前を見る。

 

 

マスター:ありす

決戦場:三の月想海

 

 

そう、相手の名前を理解した瞬間、後ろでクスクスという笑い声が聞こえてきた。

 

「こんどの遊びあいてはお姉ちゃんなんだ。」

 

 

燈月が後ろを振り向くと白いロリータ服に身を包んだ幼い少女がいた。

恐らく、10にも満たない年齢だろう。

 

 

「遊び相手ってことは…君がありす?」

 

 

驚いたせいでバクバクとなる心臓を抑えつつ、少女に問いかける。

 

「そうよ?…お姉ちゃん、あたし(ありす)のこと覚えてる?」

 

ありすは小首をかしげながら聞いてくる。

 

燈月はありすと同じように首をかしげ、今までのことを思い返す。

だが、こんな少女と会ったことは全く持って記憶にない。

 

燈月は首を横に振りながら否定した。

 

「私たち、どっかで会ったことあったっけ?」

 

「覚えてないんだ…。それもそうだよね、あたし(ありす)はただ、みつめてるだけだったから…」

 

ありすは悲しそうな目をしながら呟いた。

 

あたし(ありす)、お姉ちゃんとなら友達になれる気がしてたのに…。でもね、あたし(ありす)にはあたし(アリス)が出来たからいいの。」

 

ありすはアリスさえいればまんぞくだから。

ありすは先ほどの目が嘘のように笑った。

クスクスと鈴のように。

 

「でも、次の遊びあいてなんだよね。しょうがないから、遊んであげる。」

 

ありすは最後に一言、残して去っていった。

 

 

『おねがいだから、すぐには消えないでね。あたし(ありす)はかなしいし、あたし(アリス)はつまらないから。』と

 

 

だが、燈月にとってそれどころではなかった。

アリス、アリス、ありす、ありすと、ありすを連呼してくるのだ。頭がこんがらがって仕方が無い。

 

 

「なんなんだろう…あの子。」

 

やっと整理できても出てきたのはその一言だけだった。

 

「フッ…。ある意味そうだな。厄介な奴よ。燈月がそう思うのも無理はないだろうよ。

 

飲まれたりするなよ?貴様より小娘と言えど今まで2人も殺してきているのだからな。 」

 

「…そうだね。……うん、大丈夫。同情なんかしないよ。」

 

死にたくないから。

 

 

燈月は頬を軽く叩き、ふと、思い至った。

 

「そうだ。凛にでも相談してみよう。 」

 

いくら同情しないと口に出しても相手が子供だとやりづらい事この上ない。

それならば自身よりも強いだろう彼女に相談するのが一番だろう。

 

凛ならどこにいるだろうか。そう思いつつも燈月の足は無意識に屋上へと向かっていた。

 

 

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