例外少女とギルガメッシュのFate/EXTRA   作:雨宮ラキ

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ヴォーパルの剣

燈月は悩んでいた。

 

 

ヴォーパルの剣など自分では錬成できないし、まず名前すら知らなかったものなど用意できるわけがない。

 

となると、凛がいっていた通り誰かに頼むしか無いのだ。

だが、誰が錬成出来る?あの凛ですら出来ないと言っていた。

 

ならば、どうしたら…

 

 

「あー!もう!わかんない…」

 

 

溜息をつきつつ、壁にもたれ掛かる。

 

ふと、燈月の目の前を1人の少女が通った。

 

 

褐色色の肌をした以前、助けてもらった記憶のある少女だ。

 

ラニ=(エイト)

そういえば、アトラス院は錬金術が扱えると何処かで聞いた覚えがある。

 

「…なんですか?」

 

そう、燈月が思い出した時にはもう手を掴んでいた。

 

「ヴォーパルの剣って…作れる?」

 

流石に唐突すぎたか、燈月は喋ってから後悔した。

 

ラニも何なんだこの人は。と、思ってるような顔である。

 

 

「あっ、ごめん。今回の戦いに勝つためにどうしても必要なの。アトラス院ってそういうのに詳しいって聞いたから…」

 

ラニにも簡単に事情を説明し、助力を求めた。

 

 

「確かに錬金術には詳しいですし、ヴォーパルの剣も錬成出来ないことはありません。

……そうですね、この前手伝ってもらいましたし…いいでしょう。

ですが、条件があります。」

 

「条件…?」

 

燈月の問にラニは頷いた。

 

「はい、ヴォーパルの剣の素材であるマカライトを持ってきてください。」

 

「マカライト…わかった。」

 

 

凛ならば持ってるだろう。無ければそばにいるギルガメッシュに貰えばいいのだ、そう頭の中で考えをまとめ、凛の元へ向かった。

 

 

 

 

彼女は先程と同じ場所に立っていた。

 

 

「マカライト?あるにはあるけど…ただで渡せるほど安いものじゃないわよ?」

 

「例えば…?」

 

「そうね…大粒の…ルビーとかかしら。」

 

 

ルビー…?ルビーならば慎二が出した宝箱の中に入ってなかっただろうか、あれで大丈夫ならばあれを使うのが楽だろう。

 

それでダメなら王様に貰えばいいのだ。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

燈月はマイルームから持ってきたルビーを凛へと渡した。

 

 

「あら、速かったわね。」

 

凛はそう言いながら貰ったルビーを細部までくまなく見て頷いた。

 

「うん、大丈夫そうね。はい、じゃあ、これ。」

 

そう言いながら、ポケットからマカライトをとりだし燈月へと渡した

 

 

「ありがとう。」

 

しっかりと目を見てお礼を言ってからラニの元へと燈月は走った

 

 

ラニは先ほどの場所から一歩たりとも動いてなかった。

 

そして、燈月が来たことにいち早く気付き用意は出来ましたか?そう聞いてきた。

 

 

燈月はそれに頷き、マカライトをラニへと渡した。

 

 

ラニは目を瞑り、マカライトを手中に収める。

 

 

 

その瞬間、パキンと甲高い音が響き、マカライトが爆ぜた。

 

そして、その代わりにと言うべきか、1本の剣が握られていた。

 

 

「錬成…なかなかのものだな。」

 

一瞬だった。

ギルガメッシュは分かっていたのかもしれないが、燈月には全くと言っていいほど理解出来ないほどに。

 

 

ラニはそれの剣を燈月の手に握らせた。

 

「私の力ではこれを使えるのは1度きりでしょう。よく考えてお使い下さい。2度目は無いでしょうから。」

 

「わかった。ありがとう。」

 

燈月はそう言ってアリーナへと向かった。

 

 

 






ここでモブキャラが上級の魔術師になれば魔術回路を分析して作り替えることも可能みたいなことを言ってますが、燈月のはそれとは似て異なるものです

まだまだ亀更新にはなりますが、ゆっくりとお楽しみください

あー…早くエクステラやりたい
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