その恋が実るといいな
そう思っていた。
僕はしています。
そして叶いました。つまり皆が言うリア充なのです
でももしこの恋が敵わなければ彼女は腹をくくるといっていました
恋とは何か
それは異性や同性を好きになること
その人と近くや隣にいてドキドキしたり心臓がどくどくしたりなど人それぞれ感じ方は違えども相手といると楽しいとか気持ちが良いと感じたらそれは好きであり、恋してるということなのです。
「僕と・・・付き合ってください」
緊張した。そして・・・・
「ごめんなさい」
終わった。俺の青春
「わかった、じゃあね」
僕はその場を後にし走った。
それはまるで自転車をも追い抜けるのではないかというぐらいの陸上部に負けない良い走りだった。自分でいうのもなんだが走りには自信がある。
少し涙目になりながら我武者羅に走った。
川を 坂を 校庭を 家の周りを 友達の周りを
そして・・・告白した女の子の家の周りも
その時俺は変態だと思った。
さすがに断られたからといってその人の家の周りを走るなんて
家につき涙をこぼしながらも布団に入った。
その夜はすごく気持ちよく眠れた気がする
翌日の7月9日は火曜日だった。
今思うと何故月曜日なんかに告白してしまったのだろう、ふられていたらそのあと4日間も不幸ではないか。
その女の子は他校ではなく同じクラスの隣の席、見ないようにもできない。
「おはよう」
彼女は普通に話しかけてきた。
しかもいつもと何も変わらないトーンの声
僕は迷った。
これは返事した方が良いのだろうか、それともふられたので返事しない方がいいのだろうか。
とりあえず返事をした。
「おはよう」
自分でも自信のない声だった。少し震えていたし顏が赤面していたのではないかと不安にもなった。
しかし彼女はいつもと変わらぬ笑顔で見ていた。
少し嬉しかった。
ふられたのにも関わらず笑顔でいつも通り接してくれる。
(やっはりあきらめられない)
そう思ったのは家に帰ってこれまた布団にもぐって天井を見ている時だった。
「次こそ」
そう覚悟して夢の世界へと走り出した。
7月10日の放課後
だれもいなくなった教室に彼女はいた。
彼女は部活動をせずいつも6時になるまで教室で本を読んでいるのだ。
彼女はまだ僕が教室にいることに気づいていないようだ
本のページをめくる音、窓から入ってくる風の音、そしてドキドキする僕の心臓の音だけが教室にはあった
ドキドキ ドキドキ
一歩足を踏み出した。
ガタン! と机に腰があたる音がした
その瞬間彼女は僕に気づく
そして僕は少しずつ顏を上げ彼女の顏を確認しようとする
すると
彼女は死んでいた。
僕は何故今まで気づかなかったのだろう
何故僕は匂いでわからなかったのだろうか
こんな時に限って鼻づまりだった。
何もできないしどうしていいかわからなかった。
そして意味もなく叫んだ
その声は学校中に響き渡った。この声が天国にいる彼女の耳に入っていたらいいな
僕はそう思った。
窓が開いていることに気づいた。
彼女に告白するためにはここから飛び降りれば
教室のドアがバンという大きな音をたてて開いた。
中村先生だ。まずいと思った時に僕の体は宙に浮いていた。
馬鹿なことをしたな
思った時には遅かった
ドキドキした心臓の音も風の音もページをめくる音も何の音もなく僕は地面に落ちた
恋に落ちたのではない
地面に落下したのであった
失恋というのは失敗した恋ではなく失った恋なのです。
失ってしまったらすることなんてない
のだ