しかし、町に向かってみるとそこでは世紀末な連中が住人を襲っていた。
住人達を助けた遊星達三人はそこで以前遊星と鬼柳が助けたウェストを見つける。
ウェストの口から聞かされた奴らの正体は…そして満足こと鬼柳さんの行方は!
遊戯王5D's 怒りのドラゴン・ロード
ここは赤々しい大地を陽が照らす荒野。
そこを三台のDホイールがは知っている。遊星、ジャック、クロウの三人が乗っているバイクだ。
三人はクラッシュタウン・・・今ではサティスファクションタウンと呼ばれる場所に向かっている。
あの町の激闘から一年。三人は満足町一週年の記念にささやかながら祭りを開くとのことで今では町の町長をしている鬼柳から誘いを受けたのだ。
三人はこれを快く承諾し、現在満足町に向かって移動中であった。
「あれから一年か…随分昔のことに感じるぜ。鬼柳の奴は元気でやってるかね」
クロウはバイクを運転をしなががらも懐かしそうな顔をする。
「奴のことだ。どうせ満足満足と訳のわからないことを言いながらやっているだろう」
ジャックが馬鹿にしたようなことを言うが、言葉とは裏腹に表情と声色には楽しみにしているような感情がが垣間見えた。
「そんなこと言いながら実は祭りを楽しみにしているんだろうジャック?」
「ば、馬鹿なことを言うな!キングである俺があんなちっぽけな街の祭りなど」
そんなジャックをクロウがからかうとジャックは焦りながらも否定するがその赤くなった表情を見れば図星であることは明白である。
「あれ~今はもう元キングじゃなかったのかジャック?」
「うるさい!わかっているわ!これはあれだ…言葉のあやと言うものだ!!」
クロウが更にジャックをからかい、ジャックがそれにああだこうだと反論する。
二人は口論しているはずだが、そこには陰険な雰囲気はなく友人同士のじゃれ合いといえるものが見えた。
遊星はそんな二人を様子を見ながら鬼柳を含めた四人がまだサテライトでチーム・サティスファクションとして活動していた時のことを思いだしていた。
一度は道を違えバラバラになった四人だがこうしてまた集まろうとし、昔のような馬鹿騒ぎをしている。
「クロウ。それくらいにしておけ。ジャックも本当は久しぶりに鬼柳に会えるから嬉しんだろう?隠すことはないじゃないか」
二人の会話に入っていた。
クロウはどこか飄々とした表情のままな下がり、ジャックは照れ隠しからか相変わらず否定しいた。
遊星はどこか懐かしい気持ちになりながらも町につけば祭りの最中くらいは鬼柳も含めた四人でまた昔みたいに羽目を外すのも悪く無いと考えていた。
遊星がそんな呑気なことを考えながら走っている最中突如クロウが大声を上げながら指をさした。
「お、おい!向こうからなんか黒い煙が上がっているぞ!しかもありゃ・・・鬼柳達がいる町の咆哮じゃねえか?」
言われてから遊星とジャックはクロウが指をさす方向を見ると確かに町があるはずの方向から黒々とした煙が上がっている。
「!!! 二人とも飛ばすぞ!」
遊星は二人に声をかけながらもアクセルを全開にしDホイールのスピードを上げた。
ジャックとクロウの二人も無言でそれを肯定しスピードを上げ始めた。
三人が急いで町に駆けつけるとそこには壮絶な光景が広がっていた。
所々に喧騒が満ち溢れ、何件かの家が燃えている。
「た、助けて!」
遊星とクロウがその光景に声を失っているとどこからか悲鳴が聞こえてきた。
三人の中でその悲鳴に真っ先に反応したのはジャックだった。
遊星とクロウを置き去りにジャックは悲鳴の聞こえた方向にDホイールを向けるとそのまま一目散に走りだした。
幾つか路地を曲がった先にいたのは全身を白い化粧で覆った男とそれに襲われかけてる少年であった。
ジャックはDホイールを操りながら二人の間に壁となるように割って入った。
「大丈夫か少年!だが安心しろ。この元キングジャック・アトラスが助けに来た!!」
「なんだてめぇ。お前もあの死神野郎の仲間か!」
「死神野郎。鬼柳のことか…そうだ!俺はジャック・アトラス!過去に奴が率いていたチーム・サティスファクションの一人にして貴様に今から断罪を下す者だ!」
「なら話が早ぇ・・・てめえをぶっ倒してジョー様にお褒めの言葉をもらい英雄の館に魂を導いてもらう!!」
突如として二人のデュエルが始まった。
先行は白化粧の男だ。
「俺のターン!俺は手札から蛮族の狂宴LVレベル5を発動!手札のバーバリアン一号、二号を特殊召喚!」
なんということか!いきなり男は二体もの上級モンスターを召喚してきた!更に男の口上は続く。
「バーバリアンの効果!といきたいところだが生憎と蛮族の狂宴で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。俺はカードを二枚伏せてターンエンド。
どうだ!1ターン目から上級モンスターが二体だ!ビビったか!!」
男はそう言いながらジャックを挑発する。
それもそのはず。男が伏せたカードはバーバリアン・ハウリングとバーバリアン・レイジの
その効果は前者のハウリングが自分の場の戦士族モンスターが攻撃対象または相手の効果の対象に選択された時
相手モンスター一体を対象にし、その攻撃力分のダメージを相手に与え、更にそのモンスターを手札に戻す効果。
後者のレイジは自分の場の戦士族モンスター1体の攻撃力を1000上げる永続罠。
誘いに乗ってきて攻撃したところをハメようという魂胆である。
しかしジャックは先ほどのクロウとの掛け合いが嘘のように冷静だ。
「ふん。程度の低い挑発だ。大方挑発に乗ってきたところをその場の伏せカードでどうこうしようというのだろう。だがそんな小細工キングは意に介さん!!」
カン☆コーン!
「俺のターン!ドロー!!俺は手札からレッド・リゾネイターを召喚!レッド・リゾネイターの効果を発動!
このカードが召喚に成功した場合、手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚することができる!
現れよスモール・ピース・ゴーレム!そして手札から魔法カードレベル・マイスターを発動!
手札からモンスターを一枚墓地に送り、自分の場のモンスター二体のレベルを墓地へ送ったモンスターと同じにする!
俺は手札からレベル4モンスターであるレッド・スプリンターを墓地に送りスモール・ピース・ゴーレム、レッド・リゾネイターのレベルを4にする!そしてバトルフェーダーをレッドリゾネイターでチューニング!
王者の咆哮、今天地を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!シンクロ召喚!荒ぶる魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!」
「こ、攻撃力3000・・・や、やるじゃねえか」
白化粧の男は一瞬で召喚された攻撃力3000のレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトに狼狽したがすぐさま落ち着きを取り戻した。
自分の場には有効な効果を持つ伏せカードがある。心配することはないと。
しかし、そのような甘い幻想は次の瞬間打ち砕かれた。
「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの効果発動!
このカード以外の、このカードの攻撃力以下の攻撃力の特殊召喚された効果モンスターを全て破壊する!
そして破壊したモンスターの数×500ポイントのダメージを相手にライフに与える!!」
「な、なんだと!?」
白化粧の男は今回は流石に狼狽えた。バーバリアン・ハウリングは効果の対象になった時に発動できるがスカーライトの効果は対象を取らない効果である。
バーバリアン・レイジに至っては場に戦士族モンスターがいなければ無意味だ。
「バーバリアン二体を破壊!そしてレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトでダイレクトアタックだ!!」
男のライフは破壊されたバーバリアン二体分のダメージ1000ポイントを受け現在3000。
そしてレッド・デーモンズの攻撃力は3000。
「灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング!!!」
スカーライトの攻撃を喰らった白化粧男のライフは瞬く間に0となり勝負は決まった。
ジャックは倒れた男を一瞥すると助けた子供の方へと歩いていった。
「怪我はないか?どこか痛むところなどは」
口調は厳しめだが、それにどこか優しさを含んでいることは少年にも理解ができた。
「う、うん。ジャックさんが助けてくれたから怪我はないよ」
少年とジャックの話合いが付く前に一足遅くだが遊星が追いついた。
「ジャック!いきなり走りだして。探すのに苦労したぞ。途中から白の化粧した男共が襲って来しな。…ん?その子共は」
どうやらクロウとは途中で二手に分かれ遊星がジャックと悲鳴の主の探索。クロウが町の人々の救援に向かったようだ。
そしてジャックが助けた子供が突如その目を見開いた。
「ゆ、遊星さん!」
「ウェストじゃないか!」
この子供はかつて鬼柳と遊星の手によってロットンから救い出された少年ウェストであった。
「ウェスト。鬼柳と姉のニコはどうした?あの倒れている白ずくめの男はなんだ?あとこの町の惨状は?」
「う、うん。それが…」
ウェストは話始めた。
ことの発端は凡そ3日程前のことである。
サティスファクションタウン一週年を控え祭りの準備をしていた時に奴らは突如やってきた。
改造車両に乗った全身白色の化粧を施した男の集団と竜の咢を模したと思われるマスクを付けた異様な男が突如町を襲ったのである。
突然のことながらも住民達も力を合わせ抵抗したが白ずくめ男たちの数とドラゴンマスクの男のデュエルの強さに
歯が立たず抵抗も虚しく破れてしまい、男たちは不死身の顎ドラゴン・ジョーと名乗り多くの女性を連れ去った。
ウェストの姉であるニコもその時連れ去られたという。残ったのは祭りの準備のため資材の買いだしに近場の別の街へ買い出しに言っていた鬼柳を始めとする数人と連れ去られなかった怪我人と子供と男と老人だけであった。
帰ってきた鬼柳は町の惨状に怒りと自責の念を顕にしていたという。
鬼柳はその日の内に荷物をまとめ連中が通っていったと思われるタイヤの跡を辿り連れ去られた住人を奪還すべく
Dホイールに跨り一人ですぐに戻るという言葉を置いて追いかけていったという。
そして鬼柳が旅立ってから二日後の今日になり突如奴らがまた町を襲って来たというのである。
そして町が襲われていたところに駆けつけてくれたのが遊星たち三人だという。
「それと奴ら報復だって言っていたんだ!」
「報復だって?」
遊星とジャックは顔をしかめた。報復ということはこの町に関係する誰かが奴らに戦いを仕掛けたということだ。
そして奴らに戦いを仕掛けたこの町の関係者ということは話を聞いた限り一人しか思いつかない。
だが、そこで二人は疑問にも思う。鬼柳がしっかりと決着を付けたのなら報復すら行わせないほど徹底的にやるはずだ。
サテライト時代の時もそうだった。しかし現に連中が報復しに来ているということは既に鬼柳は……
二人が嫌な予測を考えていた時に後ろから一台のDホイールが近づいてきた。クロウのバイクだ。
「二人ともこんなところにいたか。町を襲っていた奴らはあらかたとっちめたぜ…って、その様子じゃ何か別の悪いことがわかったようだな」
その後三人は怪我人の救助と手当を手伝い、捕まえたドラゴン・ジョーの信者達に説得(物理)を行い、連中のアジトである要塞の場所を聞きだした。
町の人間の嘆願もあり、住人の救出と鬼柳が今どうなっているかの調査を引き受けた。
彼らの願いを無碍にできる三人ではなかったのである。何より馴染みである鬼柳の心配もあり、三人はすぐさま動きだした。
三人は住人奪還と行方の知れない鬼柳を探すために旅立つのであった。
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旅の最中に次々と襲い来るドラゴン・ジョーの信者と同盟者達!
「ドラゴン・ジョーの同盟者が一人!モンスター・タウンのデュエル男爵!!」
「俺の名はクロウ・ホーガン!お前に勝ったら鬼柳や町の住人達のことを教えてもらうぜ!」
「やれるものならやってみるがいい。赤字になる前に捻りつぶしてくれる」
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「私の場にはおねだりゴブリン、鬼ゴブリン、ゴブリン舞踏隊、ジャイアントオークの四体の悪魔族モンスターがいる。
よってキングゴブリンの攻撃力は4000!」
「こ、攻撃力4000だと!?」
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見たこともない召喚方法!見たこともない敵!
「俺はドラゴン・ジョーの同盟者の一人!トラップ・ファームの機械将軍!」
「ふん!貴様など俺のレッド・デーモンズが蹴散らしてくれるわ!!」
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「俺はマシンナーズ・ソルジャーを召喚!マシンナーズ・ソルジャーの効果により手札からマシンナーズ・スナイパーを召喚!
俺はレベル4モンスター二体でオーバーレイ・ネットワークを構築!
エクシーズ召喚!現れよ!ギアギガントX!!」
「な!エクシーズ召喚!?なんだそれは!!」
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果たして遊星たちはこの強敵を倒しドラゴン・ジョーの要塞にたどり着けるのか!
「ウォーボーイズ軍楽隊。センター。コーマ _ ドーフ・ウォーリアー」
「どうしてギターから炎が吹いているんだ!?」
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「音響戦士ギータスと音響戦士マイクスでペンデュラム・スケールをセッティング!ペンデュラム召喚!!
現れろ!音響戦士達!」
「奈落の落とし穴発動で」
「(´・ω・`)」
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そして僕らの満足さんの行方は如何に!!
「また貴様か。負けたというのに懲りずにまた向かってくるとは」
「ドラゴン・ジョー・・・今度は不覚は取らないぜ。てめぇをぶっ倒して町の住人を助け出す!それが町長たる俺の役目だ!!」
「俺も妻候補達を逃がした貴様は許さん。掛かってこい。俺の征竜が何度でも叩き潰してやる」
次回!満足死ぬ!デュエルスタンバイ!!
他にも書きたいネタは多かった…ジョーを快く思っていない配下の一人の協力で要塞からタンクローリー奪って逃げだす連れ去られた女の人達とか、ジョーの息子二人とのデュエル(デカイ息子方が剣戦獣デッキ。小さい息子の方はクリフォートデッキの予定だった)とか…
あ、遅まきながらジャックARCV出演おめでとう!
このまま満足さんも出てきてくれれば個人的に大満足なんですが…