人類に対して行われた蹂躙。
結果は人類の大敗退という結果で終結に至った。
現状最高峰の技術力を持ってしても赤子の手を捻るかのように蹴散らされた。
これにより、ISの戦場における価値は底にまで落ちた。
企業(ISの武装を開発する下請け)はISの武装開発を取り止め、通常兵器の研究に力をいれ始めた。
IS企業は下請けを失ったことによる技術力の低下。
技術者の退職が激しくなり、軍事産業として復興はほぼ不可能なまでに落ちた。
これには第5世代と織斑千冬が敗北したことが強く関係している。
第5世代による敵の駆逐。
織斑千冬による敵の蹂躙。
これは一種のエンターテイメントとして無関係の人間として捉えていた。
しかし、これはやらせなどではなく、現実の話。
負けるはずがないと楽観視していた人類は痛烈な一撃をもらうことになった。
一般市民からの羨望の的だったISというブランドは今となってはただの廃れたものでしかなくなっていた。
そんな民衆の思考に抗うことも出来ずにISという存在は縮小していく。
そんな、中だった。
とある企業がタイミングを見計らったのように発表した。
《M.R.Cに技術交渉を計りサンプルを手に入れた》と。
世界はどよめいた。
テロ組織に何をバカなことをと嘲笑する者や気でもフれたのかと混乱する者もいた。
しかし、この取引を行った企業はISに変わる新たな兵器を産み出した。
人的被害を徹底的に避けるべく生まれた存在。
《UNIS》。人間をベースに思考ルーチンを組んだ成長する兵器。
これには、各国が我先に求めた。
結果、今ではこのUNISは全世界で配備されている。
残されたISは指揮官として、別の役割を与えられたのは言うまでもない。
ただの尖兵として、存在価値もなくただ戦場に駆り出されるだけ。
こうして、世界情勢は徐々に変化をしていった。
「やあおはよう」
――――また貴様か。
「今日は君たちに提案があってね」
――――我々の役目は終わった。
「いいや、まだだ」
――――何?
「織斑一夏、篠ノ乃束。この両者と害虫数匹が何やら面白いことをしているんだ」
――――そうか。篠ノ之束と織斑一夏がか。
「僕はこれから君たちのもう一つ先のステージへ人類を進ませる」
――――ほう。
「そのためにも何もかも滅茶苦茶にしようじゃないか」
目の前の男。
UNISの産みの親にして、私たちの産みの親の元同僚。
そして、この世の企業を全て手中に納めた男。
財団。
――――いいだろう。人類のために。
この狂った男とともに再び、蹂躙してやろう。
「人間に可能性なんて存在しない」
――――ならば我々が可能性を生み出すだけのこと。
人類に幸のあらんことを。
ここまでワンサマー空気。
UNISはUNmanned Infinite Stratos の略称。
性能はほとんど原作ACVDのと同じくらい。
ただ、武器を好きなように組み替えることが出来るため、農作業や建築作業から手芸まで出来る。
兵器から作業用ロボットまで幅広くこなす。