インフィニット・ストラトス≪Ⅸノ系譜≫   作:Ariha

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今のキューちゃんのフォルム


立方体


始動1

インフィニット・ストラトスの発表から一週間。

 

あれから私の周囲は少しだけ変化した。

 

「さて、キュー」

 

――――なんでしょうか博士。

 

私の体に何本ものコードが差し込まれ、様々な機械が駆動音を唸りをあげている。

 

そして、見慣れないロボットのようなものが目の前に鎮座している。

 

「今の君の体は見ての通り立方体だね?」

 

――――はい存じ上げてます。

 

最近、少しばかり不便に思いつつあるこの立方体の体。

 

しかし、愛着もあり、私は好きだ。

 

「今から君の意識をそこのロボットに移す」

 

――――そんなことが出来るのですか?

 

驚きはしないが、博士はある種の天才だと私は確信している。篠ノ之 束とは分野が多少異なるが、人類種の生きる宝と言っても過言ではないほどの存在価値がある。

 

「あぁ、出来るとも。君は人間で言う魂だけの存在なんだ。器に囚われない存在として作ったんだ。だから、今から行う実験は、ある意味動作確認みたいなものだから安心して欲しい」

 

――――わかりました。

 

博士がこう言っているのだから本当に動作確認なのだろう。

 

魂だけの存在。器に囚われない。

 

この技術ももっと発達すれば、人類に明るい未来をもたらすのだろう。

 

「それじゃあ、キューのタイミングでそこのロボットに入ってくれ。そうだな、服を脱いで、新しい服を着るイメージでやってみてくれ」

 

そういうと博士は、パソコンを操作し回路をオンにする。

 

………どことなく、繋がった感じがする。

少し無図痒い感じがするが、異常は見あたらない。

 

さて、博士の指示通りにイメージしてみる。

 

――――博士、移動完了しました。

 

「お疲れ様、何処か違和感はないかい?」

 

――――特には感じられませんが、腕があるというのはこういう感覚なのですね。

 

試しに腕を動かしてみる。

 

感度は良好。動作になんの問題も見受けられない。

 

「ふむ、キューこれからはこのロボットで過ごしてくれ。」

 

博士の言葉に私は喜んで賛同した。

 

これで、助手さんや博士の手伝いができる。

 

恩をやっと返せる。

 

そう確信した。

 

――――ありがとうございます博士。

 

思わず声が出ていた。

 

「お礼なんて別にいいさ。キューは俺たちの家族だからな」

 

つくづく、私は恵まれている。

 

こんなに素晴らしい人たちの家族になれたなんて………。

 

 

 

「およよー、珍しいの作ってるねー!」

 

 

 

唐突だった。

奴が現れたのは。

 

何故そこに現れたのか、どうやって防壁を突破してきたのか。

 

今となっては謎だ。

 

 

「篠ノ之 束………、何のようだ」

 

博士は警戒しつつ、目の前の天才を睨む。

 

「うーん?別に君にはようなんてないよー?用事があ・る・のは~」

 

篠ノ之束は私を指差し、嗤った。

 

「そこの、イレギュラーかなぁ!!」

 

そして

運命の日が訪れた。




今のキューちゃんのフォルム

立方体

ロボット


※ロボットは武○神姫をイメージしてください
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