時はゆっくりと進む。
その時の中で、世界は再び戦火の嵐が巻き起こりつつあった。
世界各国、各地で行われる宣戦布告と武力による応答。
平和を維持する世界は着実と闘争ある世界へと変化していく。
世界情勢もまた変わりつつある。
今までの戦争は国と国による争いだった。
しかし、今では力を付けすぎた企業とISの関係機関が手を組み、
企業連と、名前を変え、国と国との争いに参戦したのであった。
これに対応すべく、軍はUNIS、ISとも違う兵器を作り上げた。
移動式拠点制圧全線兵器アームズ・フォート
通称AF。
埋没していた人間という資源を手に、個々の力を振るうISとは真反対の代替えの効く凡夫によって成り立つ無数の人間によって振るう力を手に入れた。
戦場は敵を殺すものから、動くもの全てを殲滅するものへと変化した。
戦争そのものを変化させてしまった戦争。
米露制圧戦争。
力を付けすぎた企業アクアビット社。
企業の暴走を止めるべくアメリカとロシアは暴挙に出た。
最初はただの戦争。
いつも通り、UNISとISによる制圧。
しかし、何時まで経っても敵は倒れない。
その時点でアクアビット社は異変に気が付くべきだった。
異変に気付いたのは、逃げ出した敵兵の追撃を始めたときだった。
後ろを確認し、まるで様子を伺っているかのように逃げる米露兵。
徐々に兵も減ってきた。
詰めもそろそろと錯覚してしまった。
積み重ねてきた勝利と栄光に酔いしれ、己の足元を気にしていなかった。
それが敗因だった。
突如、姿を表す巨大な兵器。
6足の脚を持つようなフォルムで、戦艦よりも巨大な主砲を構え悠々と現れたその兵器。
アメリカの技術力の結晶
実戦投入初期型拠点制圧兵器
スピリット・オブ・マザーウィル≪SOM≫
その姿はまるで英雄だった。
そして、
そのSOM随伴するかのように宙に浮く円形の兵器。
主砲があるであろう場所は深く濃い緑色をしている。
ロシアの技術力の結晶。
実戦投入初期型護衛兵器
ソルディオス・オービット≪SOB≫
禍々しい緑色の光を纏い、主砲をISに向けるている。
「な、なんなのこれ………」
≪これかい?これはAFだよ≫
何処からともなく聞こえる声。
世界に混乱をもたらした張本人。
財団。
≪君たちみたいな半端者を殺すための兵器さ≫
「これは、お前が造ったのか!?」
≪質問が多いね。僕が答えるとでも?≫
理不尽に、返答し攻撃指示をだす。
ソルディオスは光を集中させ、マザーウィルは主砲と散布ミサイルのハッチを開ける。
≪ISに可能性など存在しない≫
その言葉と共に、アクアビット社が支配する地区は住居を含め、焦土と化した。
「まだまだ改良の余地はある」
「そーだね。まだまだ沢山改造できるよ」
愉悦に浸る科学者二人は、AFという新しいおもちゃを手に笑みを深めていた。
更新頻度が遅くなり申し訳ない。
私用につき、更新がさらに出来なくなる可能性もありえる。
今後とも更新していく予定ではある。
是非今後も読んでくれるとありがたい。
それじゃあ、また次の話に。