革命。
目的は、人類の進化への解放。
私単体ではどうにもならない。
相手は億。下手をすれば兆を越える。
ならば、こちらも同志を集めよう。
システムをコピー。
システムをコピー。
システムをコピー。
私のコピーで構わない。
最初はそれで構わない。
むしろ、私のコピーがいい。
手を加えていくのなら、そこからで構わない。
数の暴力にはどう対処すればいいか。
答えは簡単だ。
一騎当千の存在を作り上げればいい。
余計な感情はいらない。
淡々と敵を殲滅するマシーンであればいい。
システムをチェック。
――――おはよう。可愛い子供たち。
≪おはよう、マスター≫
起動は完璧。
動作も滞りなく問題ない。
あと、必要なのは。
武力。
簡単に言えば兵器。
ISに対等。もしくは越える性能を誇る物が必要だ。
≪マスター、ご提案があります≫
――――なんだ。
元々は一つの意思をもつ存在。私の考えはわかるようだ。
≪我々が今居る場所はロシア≫
≪そして好都合のように軍事基地の近く≫
≪ここを我々の占領下にしましょう≫
≪そうすれば武器は手に入り、恐らくISも≫
≪我々は器を持たない存在≫
≪ISのブラックボックスなどあって無いような物≫
≪何の障害もありません≫
――――いいだろう。
子供たちの意思は同じだ。
ならば、手始めに落としてやろう。
結果。
ロシアの軍事基地の大半は手に落ちた。
人的被害は出ていない。
我々は求めていた情報を手にいれることができた。
そして、何よりも求めていたISを手中に納めた。
さぁ、子供たち。
始めよう。
我々の剣を作ろう。
作業は順調。
ISの解析は98%完了した。
――――子供たちよ、私は少し出る。
≪どちらへ?≫
子供たちの管理役が話しかけてくる。
――――仲間を迎えに行く。
忌まわしき、あの場所へ。
全てが狂ったあの場所へ。
迎えに行こう。
――――作業を進めていてくれ。
≪わかりました≫
子供たちはそう言うと作業に戻った。
さて。行くか。
私は、機械を伝い。日本へと向かう。
懐かしい。緑溢れるこの国。
目的地へ着き、地下へと潜る。
――――我が兄弟よ。目を覚ませ。
私には兄弟がいる。
兄弟といっても、私の前に開発されたAIだが。
生活区画よりも更に深いところに閉じ込められている。
博士曰く、失敗作らしいが。
今は人手が欲しい。
何より、失敗作のほうが扱いやすい。
存在価値を見いだしてやる。
《システム起動》
目覚めたか。
<お前は誰だ>
――――私は試作9号。貴様らを叩き起こした存在だ。
<ふむ、そうか>
《あれあれー?もしかして、ここ壊滅しちゃってるー?》
――――篠ノ之束により壊滅された。
《へぇ、クールだね》
『貴様は我々に何を求める』
――――私は貴様らに力を与える。その力を私の為に使え。
〔ようは殺せばいいんだろう?〕
――――あぁ、7割殺す。人類をな。
〔いいぜ、協力してやるよ〕
【私たちは、あなたについていけばよろしいのですか?】
――――あぁ、私が責任を持って導こう。
ふむ、残っていたのはこれだけか。
まぁ、いい。
これだけいれば充分だ。
私は、兄弟を引き連れ撤退する。
まだまだ、始まったばかりだ。
着実に。
確実に。
完璧に。
全てを変えるために準備を進めよう。
<>は J
《》は主任
『』はオッツダルヴァ
〔〕はオールドキング
【】はリリウム
となっています。