≪マスター、作業完了しました。≫
拠点に戻るなり、子供たちが報告してきた。
しかも赤と黒のカラーリングのISのようなものに乗ってだ。
――――ご苦労様。そのISはどうした?
≪基地から調達した資材で構築しました≫
ふむ、基地は恐らく無人なのだろう。
相手は見えない。
どこから攻撃を仕掛けてくるのかわからない。
ましてやウイルスでもないとなれば逃げの一手しかないだろう。
――――そうか、よくやった。
≪ところで、後ろに控えている方々は?≫
あぁ、紹介が遅れたな。
――――私の兄弟だ。
≪理解しました≫
≪歓迎しましょう。ようこそ≫
≪あなた方は私達の同志。よろしくお願いします≫
ふむ、印象は悪くない。
《よろしくねぇー》
<よろしく頼む>
『あぁ』
【こちらこそ】
〔おう〕
顔合わせも終わった。
なら次は役割分担だ。
何せ相手は全人類。スマートに確実に事を運ばなければならない。
――――ISの量産は完了しているのか?
≪はいマスター。そこにいる同志とスペアを含め26機ほど≫
26機か。
――――性能は?
≪現段階でISの出力を大きく上回る数値を出しています≫
ふむ、ISは人間が乗り操る。
我々に肉体はない。
だからこそ、限度なく機体の性能を出せる。
―――武装はどうなっている?
≪ISの特性を生かし、瞬時にアセンブル出来るように成っています≫
≪光波ブレード、ミサイル、パルスライフル、選り取りみどりです≫
――――そうか。
≪そして、これを見て下さい≫
そう言うと、ISを薄らと緑の粒子が包み込む。
――――これはISに搭載されているものではないな。
≪はい。これは武装開発の時に発見されたエネルギー体です≫
見たところなんらシールドと変わらないが………。
≪この粒子は、あらゆる攻撃を衰退させる効果がありました。試しに大型ライフルで撃ったところ。弾は機体まで到達しませんでした≫
≪そして、この粒子には人間に対して極めて悪質な毒性を持っていることも確認出来ました。さらに適正の有無があり我々の機体は全て適正処理を施してあります。なのでこの粒子を相手のISに触れさせることでコントロールを失わせることも可能です≫
≪応用として、瞬間的に粒子の濃度を上げ疑似爆発を起こすことも可能です≫
これはいい武器になる。
――――この粒子は絶対に人類に渡すな。
≪わかりました≫
でないと世界が滅ぶ。
さて、我々の剣が完成したところで宣戦布告の準備を進めるとしよう。
――――まずは試作5号。
<私は何をすればいい>
――――貴様には、中国を落としてもらおう。あそこは隠れた軍事基地が多い。必ず全て潰せ。私の子供たちを活用してくれ。
<承知した>
――――試作4号。
《はいはーい!》
――――貴様はアメリカだ。あそこの兵器を8割破壊してこい。そして兵器開発のデータを集めろ。
《りょーかい。派手に暴れてくるよーん》
――――試作6号。
『なんだ』
――――貴様も同じくイギリスへ行け。内容は4号と同じだ。
『あぁ、任せておけ』
――――試作7号。
〔はやくしろ、殺したくてウズウズしてくる〕
――――まぁ、慌てるな。貴様はドイツだ。軍事関連の施設の破壊。民間人を除く人間の抹殺だ。
〔いいねぇ、把握した〕
――――試作8号。
【はい】
――――貴様はこの周辺の施設鎮圧だ。
【お任せを】
――――私は宣戦布告をしよう。
勿論、革命の原因を作り上げた挙げ句、日和った連中を叩き起こすのに絶好の場所で。
――――IS学園でな。
――――諸君、派手に行こう。
キューちゃん
簡易ロボット
↓
??????
4号、5号、6号、7号、8号
電脳体
↓
IS????
子供たち
↓
IS????