その日は、とても晴れた日だった。
日頃から平和だ平和だといい。なに不自由なく些細なことでイラつく程度の日常。
いつも通り、何も起きない。なんの変化もない堪らなく堕落した日常にだった。
そう、14:45分までは。
突然の轟音。炸裂音。発砲音。
訳がわからなかった。
ごうごうと炎を巻き上がり、悲鳴が聞こえる。
皆、何が起きているのかわからなかった。
突然目の前が地獄と化したのだ。
「は、ははは………、夢なら覚め――――」
〔夢じゃないんだよ、諦めなぁ、これは現実だ〕
目の前には全身が装甲に覆われた奇妙なISがいた。
〔とっととくたばれ。邪魔なんだよ〕
唐突な発砲音。
意識が――――。
〔これで、8ヶ所。まだまだ先は長い〕
我ながら頭のイカれた行動だと感じている。
まぁ、それでも構わないが。
俺たちのリーダーが望んでることだ。
そして、俺たちが作り出された理由、存在価値の証明のためにも。
殺し尽くす。億だろうが兆だろうが。
革命なんてそんなものさ。
〔リィィザァァァァ………〕
蹂躙するために与えられた機体の名前を高らかに呼びながら。
殺し尽くそう。
<私は死神>
<可能性のあるものを消す>
<我々の存在理由のために>
ライフルを撃ち、ミサイルを放つ。
人類の進化の為に。
これはある意味試練だ。
「奴だ!奴を止めろ!」
「クソがっ!!」
貧弱な弾丸が飛んでくる。
しかしそれも無意味。
粒子が弾をゆっくりと無効化する。
「何故お前はこんな事をする!?」
<貴様らの胸に聞け>
「壊れろよこの屑鉄野郎ぉぉぉぉ!!!」
一機ISが来る。
武器はブレードか。
面白い。
相手をしてやろう。
<お前の存在価値を見せてくれ>
「ふざけたことを抜かすなぁ!!」
馬鹿の一つ覚えのように斬りかかってくる。
まるで素人だ。
否、素人か。
<もういい>
「何っ!!?」
ブレードを片手で弾き飛ばす。
そして、ライフルを向ける。
エネルギーシールドとやらをゴッソリ削り取る特別使用だ。
<言葉など意味をなさない>
引き金を引き、エネルギーシールドを削り取る。
後方に弾き飛ばされるIS。
「な、なんっ」
<理不尽に死ね>
QBを使い、超至近距離にまで近寄る。
そして
「うわぁぁぁぁぁ!!!!?」
疑似爆発を引き起こす。
それを連続して。
ISの乗り手は息をしていない。
それもそうだ。
片手と両足が千切れ飛び、エネルギーシールドはとっくのとうに残量ゼロとなっていた。
<呆気ない>
私は落胆していた。
初のIS戦でこんなに戦う価値すらもない存在を相手にしたことにだ。
<試作8号作戦行動を再開する>
無駄な時間などない。
早く、終わらせなければ。
続きます。
中国のIS乗りは酢豚じゃないから安心してね!