細かい設定や世界観は丸ごと無視。
◇◆中華連邦◆◇
中華連邦では激しい戦闘が行われていた。
黒の騎士団VS中華&ブリタニア軍
中華連邦の代表である天子を連れ去った黒の騎士団を中華連邦&ブリタニアが追い詰めていた。
しかし中華連邦の大宦官は天子を抹殺しようと激しい砲撃を黒の騎士団に浴びせていた。
天子を守ろうと一部の中華連邦兵である星刻が反旗を翻すがブリタニア軍に阻まれ、窮地に追い込まれる。
天子は涙を流し、傷付いていく者達に心を痛めていた。
「待てぃ!」
「「「「っ!?」」」」
突如、戦場に鳴り響いた声にその場に居た全員が驚愕した。
「血塗られた富と権力にたかるウジ虫どもよ。己が姿を見よ……真実を写し、正しき道を示す光……人、それを鏡と言う!」
説教染みたセリフが戦場に響く。
「我らが正義であるぞ!誰だ!何処に居る!?」
あくまでも自分たちが正しいと主張する大宦官が叫ぶ。
「あ、彼処に!」
黒の騎士団のオペレーターが気付き声を上げた。
声の主はメタリックな体にヘルメットを装着した男。
その瞳には悪に対する怒りの炎が宿る。
「貴様等に名乗る名は無い!」
声の主。
ロム・ストールは天子を庇うように仁王立ちしていた。
「な、なんだぁ……アイツ!?」
ブリタニアの騎士ジノ・ヴァインベルグは自身のKMFトリスタンの中から怪訝な声を上げる。
「珍しい人、記録」
同じくブリタニア騎士アーニャ・アームストレイムは携帯にロムの姿を写真に収めていた。
対するゼロは困惑していた。
自分が登場して戦場を逆転すべく、姿を現そうとしたのだが突如現れた謎の人物に出番を取られたのだから。
かと言って姿を出さないわけにもいかず、ゼロは気を取り直して話を進める事にした。
リフトを昇降させ、蜃気楼を出撃させる。
そしてゼロは蜃気楼のスピーカー越しにロムに話し掛けた。
「ならば名も無き者よ、後は任せてくれるか?私は天子をそして中華連邦を救いたいのでな」
極めて冷静に話すゼロ。
ロムの素性が知れない以上、余計な刺激は厳禁である。
「ふ……ならば私も手伝おう」
ロムは口端を吊り上げ笑う。
「見た所、KMFは無いようだが?」
KMFどころか銃すら持っていない人物が何を手伝えると言うのか。
しかしゼロの疑問はすぐに払拭される。
何処からか剣を取り出し、天に構えるロム?
「剣狼よ!勇気の雷鳴を喚べ!」
ロムがそう叫ぶと剣は光を放ち、ロムは宙を舞った。
眩い光が収まったと同時に視界には一体の機体。
「青い……KMF……なのか?」
ゼロは呆然とした様子で呟く。
其処には蒼く輝く巨人がそこに立っていた。
光のエネルギーが頂点に達した時。ロムは剣狼を通じて次元を越え光の巨人を呼ぶことができる。
巨人と合身した時、ロムは更なる力を引き出す事が出来るのだ。
「闇ある所に光あり、悪ある所に正義あり……… 天空よりの使者!ケンリュウ見参!!!」
ケンリュウへと身を窶したロムはブリタニア・中華連邦軍へ突撃する
「貴様等の悪行は見過ごせん!」
これが後にシャルル・ジ・ブリタニア、そしてシュナイゼル・L・ブリタニアの野望を打ち砕く男の初戦であった