いよいよペースが落ちて来ました…
もうすぐ学校も始まるので一気にガクンとペースが落ちていくと思います。
ペースが遅くなっても見守ってて下さいお願いします何でもしませんから
黎「おい」
それではゆっくりしていってね。
前回のあらすじ
黎人がてゐを締め上げる。
黎「野郎ぶっ殺してやらぁ‼︎」
霊「前回使わなかった?これ」
他に思いつきませんでした…
霊「アホね。ただの」
(´・ω・`)ショボーン
「ぬおおおおおお高い高い高い高いたかぁい!」
「ウルセェよ。黙って乗ってろ。」
幻想郷の上空にて
黎人が魔理沙の後ろで箒に乗って騒いでいる。
近くにはその様子を見て頭を押さえている霊夢もいる。
そもそも何で空を飛んでいるのか。
時刻は遡る。
「冥界…か。」
霊夢に、残った1つの力「金」をどうやって覚醒させるかを相談したところ、霊夢が冥界に行くことを提案した。
「私は、『金』を目覚めさせるきっかけになるのは、そこにいる庭師じゃ無いかと思うの。勘、だけどね。それに…あんたの今持っている手札じゃ、あいつとは相性が悪い。」
最後の言っている意味が分からなかったが、行ってみる価値はあるなと思った。
「分かったようならとっとと行くわよ。善は急げってやつよ。」
そういって、霊夢は準備を始めた。
ここで、黎人は霊夢に疑問を投げかける。
「それはいいが、霊夢…俺、飛べねぇんだが」
と、いうわけで
魔理沙に頼んで黎人を飛ばしてるのだが…
空を浮かんだことが無い黎人は下の様子をみて怯えてばかりである。
魔理沙にとってみればいい迷惑だ。
勝手な都合で連れてこられた挙句、後ろでギャーギャーうるさい。
面白そうだからついてきてみたが、あまり興味本位でやるのはよくないなと感じた。
「ほら、あれが冥界の入り口よ。」
霊夢が指さす方を見ると、上空に真っ黒な穴が見えた。
「…しかし、あの世が普通の人間にすんなりと行けるとはなぁ。大丈夫か?ここ。」
黎人は思ったことを口にした。
「ま、おかしくはあるけどね…しょうがないわよ。此処はそんなことよくあるし。」
霊夢は溜息をついた。
いくら彼女でも疲れるものは疲れるのだろう。
「そんじゃ、とにかく入るぜ。」
魔理沙の声を境に、霊夢達は冥界に入っていった。
「冥界ってなだけあって、やっぱり雰囲気はあるな。」
冥界に入ってすぐ、長い長い階段を上っている時に黎人が呟いた。
確かにそうだ。
階段の脇にうっすらと灯っている街燈。
そして、時々見える人魂。
肝試しにはもってこいの場所だ。
感心している黎人に魔理沙は一つ尋ねてみた。
「もしかして黎人って、肝試しやったことあるのぜ?」
「あぁ、よく親父としたことあるな。真夜中に散歩したり廃墟の家の中に入ってみたり…親父は好きだったんだよな…よくわからねぇところに探検するのは。」
黎人は昔を懐かしむように言った。
父親は好奇心旺盛で、珍しいもの、奇怪なものまで好みだった。
興味深いものを見かけるたびに、黎人を引きずりまわしていた。
あの頃は嫌がっていたが、もうやることはない。
そうなった時、黎人はまた行きたいと思ってしまう。
叶うことは決してないことをしっていても。
「そっか…親父と仲良かったんだな。」
一方の魔理沙は、少し落ち込んでいるようだ。
(・・・そういえば)
黎人は思い出した。
バイト先の店長に家出した娘がいることを
そして、親がいない「霧雨」がいることを
黎人は、魔理沙があの店長の娘なのではないか、と考えていた。
魔理沙に聞いてみようか、と思ったことは幾度かある。
しかし
黎人は魔理沙に聞こうとはしない。
理由は分からない。
直感的に、聞いてはならないと感じていたからだ。
黎人の中で、何かが警告していたのだ。
「ほら、二人とも、見えてきたわよ。」
霊夢の声掛けにより、目の前の風景を見る黎人。
そこを見ると…
「今度は和風、て感じの屋敷だな。本当にここはなんでもありだな。」
前に紅魔館を見たギャップからか、和風の家に少し驚いた。
ここは冥界に唯一つ存在する屋敷、「白玉楼」
「まーまー、外見の感想はいいから、とっとと入ろうぜ。」
感心している黎人を、魔理沙が後ろから押す感じで中に入る。
中に入って、黎人が一番最初に目に付いたのは、庭の様子だ。
植物がきちんと手入れされており、風景がとても落ち着く。
マメな性格が出ているようだ。
そして、屋敷の外れのすごく大きな木を見た。
何の木か分からないが、今まで見た中で大きな木ではないか?と思った。
黎人が白玉楼の風景を眺めていると、
「あら、お客さんかしら?」
襖からスーッと開けられ、中からは水色の服をした、ピンク色の髪の女性が出てきた。
「あらあら、霊夢に魔理沙じゃない。ここまで来るなんて、珍しいわね。」
「まぁ、滅多に来ないわね。今回はこいつのために来たようなもんだから。」
霊夢が黎人を指差して言うと、その女性は黎人のところまで歩いてきた。
「それじゃ、ようこそ白玉楼へ☆私がここの主、西行寺 幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ)よ。せっかくだしのんびりしていって頂戴。」
「斐川 黎人だ。」
互いに自己紹介を、終わらせる。
「ところで幽々子。今回は妖夢に用があって来たんだけど。」
「あら、そうなのね。ちょっと待ってなさい。よぉ〜むぅ〜。こっちに来なさい。」
幽々子が呼びかけると、
「お呼びでしょうか?幽々子様。」
中から、白と緑の服をした、白髪の女性が出てきた。
黎人が女性の方をなんとなく見ていると…
「!!…曲者‼︎」
その女性が黎人を確認した瞬間、刀を抜いて黎人に斬りかかる。
「ぬぅお⁈」
生まれ持っての反射神経のおかげか、その太刀筋を間一髪でかわした。
「かわされましたか…ですが次は」
「何やってるのよ。」
「きゃあ⁈」
女性が刀を振おうとした瞬間、霊夢は「夢想封印」で黙らせた。
「すいませんすいません。見知らぬ人がいましたので少々焦って斬りかかってしまい、ご無礼をしてしまいました。愚かな自分をどうか笑ってください。」
「いや笑いはしねぇが…とりあえず顔を上げてくれないか?」
幽々子が女性に説明した後、その女性は深々と頭を下げていた。
上から目線は苦手だが、こんな風に土下座に近い形で謝られても困る。
「まぁまぁ、彼も許しているようだし顔を上げなさいな。そもそも自己紹介もしてないでしょ。」
幽々子が女性に自己紹介を促す。
「うぅ…そうですね。コホン、初めまして。私はこの白玉楼の庭師、魂魄 妖夢(こんぱく ようむ)と申します。何卒お見知りおきを。」
「…斐川 黎人だ。つーか堅苦しいのは止めてくれねぇか?」
「…そうですね、すいません。黎人さん、よろしくお願いします。」
決して丁寧から遠ざかったわけではない。
おそらく真面目な性格ゆえだ。
満足できるものではなかったが、黎人はまぁいいかと妥協する。
「それで?妖夢に頼みたいことって?」
幽々子が本題を聞いた。
霊夢がそれに答える形で口を開いた。
「簡潔に言うと、妖夢と黎人を戦わせて欲しいの。」
今、白玉楼の庭で黎人と妖夢は向かい合っている。
その他3人は縁側で座って観戦している。
「よぉ〜むぅ〜。頑張ってぇ〜。」
幽々子はのほほんと座っている。
霊夢の発言の時、妖夢が何故かを尋ねる前に、
「え、いいわよ。それくらい」
であっさりOKしてしまう。
妖夢は尋ねたいことが聞けなくなり、強制的に付き合わされてる。
紅魔館のレミリア、永遠亭の輝夜、そして白玉楼の幽々子
(なんだ?ここでは主は自由気儘と決まってんのか?)
「あ、そうそう。それ終わったらおやつにしてね〜。」
「またですか…」
「いいじゃな〜い。別に」
「分かりましたよ…ハァッ」
紅魔館の美鈴、永遠亭の鈴仙、そして白玉楼の妖夢。
(なんだ?ここには苦労人を必ず置くという決まりでもあんのか?)
黎人はただ一人、幻想郷の現状に疑問を抱いていた。
急に、妖夢の顔つきが真剣になる。
黎人もその様子を察知し、「火」となった。
妖夢の右手が剣の柄に添えられる。
「行きますよ…黎人さん‼︎」
「…⁈」
妖夢は一瞬で黎人に突っ込み、抜刀する。
黎人はその刀を双剣で受け止める。
ーーガギィィーーー…ン
金属同士が勢いよくぶつかる音が鳴り響く。
今現在、鍔迫り合い状態だ。
両者一歩も引かない
…が、武器は違った。
急に、黎人の武器が崩れた。
「……な、⁉︎」
黎人は後ろに大きくジャンプし、距離をとる。
そして、両手の双剣の様子を見た。
この双剣は、攻撃を受け止めるのに適した武器ではない。
あくまで、敵を斬るための武器なのだ。
鍔迫り合い状態になった時、黎人の武器の方が悲鳴をあげるのだ。
黎人は目を閉じて、能力を変えた。
変更は「土」
もっとも耐久力のあるこれで勝負する狙いだ。
「どのような能力であろうと、負けるわけにはいきません‼︎」
妖夢が構えた。
「迷いを断ち切る白楼剣に、
妖怪に鍛えてもらった楼観剣
この2本があれば、
斬れないものは、
ーーあんまり無い‼︎」
如何でしたか?
いよいよ白玉楼に来ました。
今回ゆゆ様とみょんを出しました。
妖夢は辻斬りキャラクターです。
「火」の双剣は耐久力がないんですよね。
なので、黎人は耐久力の高い「土」になったわけです。
ですが、果たしてそれだけでクリアなんでしょうか?
霊夢のいう、「妖夢と相性が悪い」の意味を考えて貰うと読みやすいと思います。
次回妖夢との戦いの続編です。
黎人は「金」を目覚めさせることができるのでしょうか?
次回までゆっくり待っててね。