黎「急にどうした」
めったにない休日で、いろいろやりたいことあったのに気が付けば夜だぜ
誠に遺憾である
黎「ダラダラすりゃそうなるだろ」
…本編どうぞ
黎「ごまかしやがった」
前回のあらすじ
魏音戦終了
こ「ほら!服が汚れてるじゃない」
魏「ウッセェ!いいだろ別に」
こ「反抗しない!!」
黎「オカンかよ」
部屋に音が響き渡る
頬は痛むが、黎人は当然だと思っていた
自分は殴られても仕方のないことをしたんだと…
「どうしてあんたはいつもそうなのよ…」
霊夢は黎人の胸ぐらを掴んだ
霊夢の顔からは怒りが感じれた
「あんな無茶苦茶な相手に一人で戦って、あんなに怪我して…倒れてたあんたを見て死んだかと思ったじゃない」
涙がこぼれた
倒れてた黎人のことを思い出したのだろう
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霊夢が現場に駆け付けた時、木に寄りかかって黎人は倒れていた
霊夢は慌てて傍に近寄った時、絶句した
腹は何かで貫かれたように空いており
体中には殴られた跡がたくさんあった
傷口や、口からは大量の血が流れており
そのうちほとんどは固まり始めてた
「……黎人!!しっかりして!…黎人!!」
霊夢が叫んでも黎人は反応しない
そして、さらに異変に気付いた
脈がどんどん小さくなっていることに…
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耐えきれなくなったのか、霊夢は下を向いた
霊夢の嗚咽が聞こえる
「その後、霊夢は紫にスキマでここまで送ってもらったのよ。怪我だらけのあんたと泣いている霊夢を見て師匠も驚いたわ。その後は緊急であんたの治療をしたのよ」
鈴仙が黎人のベッドに近づいた
黎人は自分で自分を悔やんだ
今回は助かったからよかったものの、実際命を落とした可能性だってあった
霊夢を追い出した挙句、周りに迷惑をかけてしまった
今、自分は何ができるだろうか
「霊夢…ごめん、謝ってすむものじゃないと思うが…」
結局謝ることしかできなかった
もっと良い方法があればよかったのだが、彼はこれしか思いつかなかった
だが、意外な答えが返ってきた
「……違うわよ」
その霊夢の言葉の意味が分からなかった
黎人が呆然としていると…
霊夢が黎人を抱きしめた
「…!?お、うおおぉぉ、おいいいいい!!?れれ、霊夢!!?」
焦りだす黎人
それもそのはず
彼も一応男性である
女性に、それも年齢が近い相手に抱きつかれれば焦る
しかも女性特有のアレも押し付けられているわけで…
「あんたが…謝ることじゃないの」
焦っている黎人をよそに、霊夢は口を開く
「あんたは、私を怪我させないためにあたしを逃がしたんだから…あんたが悪いことなんてちっともない」
黎人は疑問に思った
じゃあ、いったい何に怒ってたんだ…
すると、霊夢が叫んだ
「私が許せないのは…私自身よ!」
(………!?)
更に疑問がわいた
なぜここで霊夢が自分を責めるのか
「黎人が私を逃がした時、私は憎しみでいっぱいだった。あの男を永遠亭に渡した後も、そのままここで…黎人を助けずにその場で泣き続けてたわ…永琳の声かけがなければ、私は現場に行こうとも思わなかった。だから…倒れてた黎人を見て頭の中が真っ白になった。私が…私が何もしなかったから…黎人は……」
霊夢の力が強まった
顔は見えないが、ひどく泣いているのは分かった
「……霊夢」
「次は…何言われてもあんたを置いて逃げたりしない…あんたと一緒に戦うから…お願いだから、一人で戦わないで…私を頼ってよ…」
黎人はしばらく考えた
今この場で何ができるのか…
そして、一つのことが思いついた
「霊夢、お前が謝ることはない。むしろ悪かったのは俺のほうだ。霊夢のことを考えず、突き放した。そして、大けがして霊夢に心配かけてしまった。だから…」
黎人は霊夢の頭に手を置いた
「今度は突き放したりしない。どうしようもなければ頼る。だから、これからも一緒にいてくれ」
「黎人……」
落ち着いたのか、霊夢の嗚咽が止まった
黎人はひとまず安心し、霊夢の頭を撫でた
「全く…見せつけてくれるわね」
2人の様子に鈴仙は声をかけた
そして霊夢は我に返る
そして現状確認
今自分は黎人に抱き着いており
黎人に頭を撫でられている
つまり今この状況はそういう事に誤解しうることであって…
「…!!!イヤァァァァァァァァ!!」
ーーバチコーーーーーーーーン!!!
「グホォォォア!!?」
霊夢のパンチが黎人の頭に炸裂
タンスにぶち当たり、様々な用品が落下
「は…」
そして再び我に返った
「キャーーー!!れ、黎人、大丈夫!!?」
ーーガラガラ…
「と…とても大丈夫じゃねぇ、グフッ」
用品から出てくる黎人はゾンビの如し
「そう…だったら、薬を飲まないとね」
そう言って鈴仙が取り出したのは
「!!?お、おい!それって」
かつて黎人が苦しんだ薬そのものだ
「ま…待て!!そんな大けがじゃないから」
「何言ってんのよ。治療も終わってないんだから。目が覚めたらこれを飲ませるつもりだったし」
鈴仙は部屋に入った
「安心しなさい。あの後師匠がこの薬を改良して、なんと30分で完治するようになったんだから」
「要するに痛みは倍ってことじゃねぇか!!」
黎人は必死に逃げようとしたが…
「うっ!!?」
急に倒れこんだ
「ギャーギャー暴れないの!患者は安静にする必要があるんだから」
鈴仙の狂気を操る目で黎人の感覚を鈍らせた
「はい、それじゃ飲ますわよ」
黎人の口に薬を注ぎ込んだ
ーー バ リ バ リ バ リ バ リ ! ! !
「ぐああああああああああ!!!!」
本日一番の断末魔が永遠亭で響き渡った
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ここは人里のはずれ
ここには人があまり来ない
ただの野原である
ーーボコ…
その土から灰色の生物が湧き出てきた
とても頑丈で、巨大な盾を体中につけている
「ニンゲン…ゴロズ…」
それは人里のほうに向かっていく
だめだ…どうしてもネタに走ってしまう
黎「せっかくいい雰囲気だったのに何やってんだよ」
くそう、終わらせ方があれしか思いつかなかった
黎「だめだコリャ」
ちなみに今回でさすがに黎人は気づくだろうとお考えのお客様
彼は全然気づいていません
黎「なんの話だ」
こんな感じ
いつになったら先に進むのか
最後の奴は…この小説特有のあれです
しかも今回はしゃべれるんですよ
黎「え、でも7話のあらすじで…」
あれはノーカン!
黎「それ大丈夫なのか」
次回も読んでいただければ幸いです
ではでは~~