東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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投稿ペースが安定してない?
サボりですか、いいえケフィアです
黎「一人で何言ってんだてめぇ」

急に寒くなりましたね…
鼻水が止まらん
黎「パソコン打ちながら鼻啜ってるもんな」
みんなは風邪ひかないようにね!
黎「お前が言うなや」

そうそう、今回驥獣が2体いるので
驥獣(盾)と驥獣(翼)で区別します
ただし、両方当てはまるときは驥獣と書きます

それではゆっくりしてね


39 共闘

前回のあらすじ

驥獣が2体登場

驥(盾)「チナミニ(タテ)トカイテアルホウガイケメンダゾ」

驥(翼)「ヒュ!?ヒュヒューーーー!!」

黎「何やってんだこいつら」

 

 

 

 

 

 

 

「ぬあああああああああああ!!」

 

絶賛黎人は追いかけられていた

1対2などまだ戦いに慣れ始めた彼にはきついようだ

 

 

ーービュン!!ビュビュン!!!

 

 

「またか!」

 

 

何かが風を切る音が聞こえ、「火」となった黎人は大きくジャンプ

先ほどまで黎人がいたところに細長い針が刺さっていた

 

 

ーーバサッバサッ…

 

「ヒュヒュヒュヒュヒュ…」

(…それって笑い声なのか)

 

驥獣(翼)が上空から黎人を見ている

そして、翼を開く

すると

 

 

ーービュビュン!

 

 

先ほどの針が翼から飛んできた

黎人はそれを回避するが、

 

 

 

「マサカオレノコトワスレテルノカ?」

 

「…!!ぐあ!!」

 

避けた先には驥獣(盾)の突進が待ち構えた

突進を喰らい、家の壁にぶち当たる

 

 

 

 

「…ガハッ…くそ!!」

 

やはり1対2では分が悪い

先ほどから攻撃を喰らい続けている

 

 

 

(せめて…片方だけでも仕留めれば…!)

 

 

 

いつまでたっても反撃の隙は生まれない

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「黎人…」

 

先ほどから黎人が攻撃され続けている

かたや突進、かたや遠距離

タイプの全く違う相手に対処の仕方が分からない様子だ

 

魔理沙は、ミニ八卦炉を持つ手に力を入れた

 

 

「せめて片方だけでも動きさえ止めれば少しは何とかなるかもしれない」

 

そう思った魔理沙は、八卦炉にエネルギーをためた

 

そして構える

狙いは、飛び回っている驥獣(翼)

黎人にとって攻撃を当てづらい方を優先すればいいだろう

 

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

ミニ八卦炉から極太レーザーが放たれた

それは、グングンと驥獣(翼)の方へ伸びていく

そして届くかというところで

 

 

 

 

 

驥獣(翼)に躱された

 

 

 

 

 

 

「嘘…だろ……」

 

渾身の一発が躱された

この時の魔理沙は迂闊だった

驥獣も馬鹿ではないから気配は感じれる

魔理沙と驥獣(翼)との間には、驥獣がマスタースパークをよけきれるほどの距離があった

せめてど派手な技では無く、警戒されないように攻撃をするべきだった

 

 

驥獣(翼)の狙いは変わった

魔理沙に向かって針を飛ばした

高速なそれは避ける暇も与えず、魔理沙に当たった

 

 

 

「ぐあ!!」

 

 

魔理沙はその場で倒れこんだ

顔に3本、右肩に2本、両腕に1本ずつ刺さる

刺さった場所からは血が流れ始めた

 

 

 

「魔理沙!!」

 

黎人がその様子に気が付き、魔理沙の近くに駆け寄ろうとしたが

 

 

「イカセルトオモッタノカ」

 

 

驥獣(盾)が行く手を阻む

 

「くそ」

 

「火」ではこの驥獣(盾)を押し返すことなどできない

かといって「土」にすれば、間にあわない

そして、黎人が考えている最悪の事態が起ころうとしていた

 

 

驥獣(翼)の方が魔理沙めがけて突っ込んできた

その驥獣は鋭い足の爪で魔理沙の腹を捉えた

 

「ぐあああああ!!」

 

鋭利な爪が体に刺さる

その痛みに魔理沙は悲鳴を上げた

 

 

 

「くそ!どけよてめぇ!」

「ドカセテミロ…スクイタケレバ」

 

 

黎人は焦り力を籠めるが、押し返せない

魔理沙の声がだんだんでかくなっていく

 

「モウアノオンナハ…オワリダ」

 

驥獣(盾)がいうのと同時、驥獣(翼)が握る力を強めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーードス!

 

 

何かが貫かれた音がした

すると

 

 

 

 

「ヒュ!?ヒュア、ヒャ…キュアアアア…ア」

 

驥獣(翼)の方の動きが固まり、魔理沙を掴んだ足が離れた

 

 

 

「…ナ!?」

 

驥獣(盾)が驚き

 

(…!いまだ!!)

 

黎人が気が緩んだ驥獣を蹴り飛ばした

そして、魔理沙の近くまで走った

 

「無事か!」

 

黎人が駆け寄ると、腹に傷がついている

すぐに手を打つべきだ

 

「あ…ああ!なんとか…な」

 

どう見ても見栄っ張りだ

無事ではない

 

 

 

「ヨソミヲスルナアアアアア!!」

 

 

先ほど蹴り飛ばした驥獣(盾)が突っ込んできた

かなりのスピードであった

 

 

ーードス!

 

「ウグ!?グアアアアァァ」

 

だがその驥獣(盾)も途中で倒れた

 

 

 

(この狙撃の腕前…まさか)

 

 

一つ思い当たり周りを見渡す

すると、近くの建物の屋根の上で

 

 

 

「惣一!!」

 

 

 

ロングバレルを持つ稲田 惣一がいた

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「いた!あそこに」

 

 

天狗から連絡を受けた惣一は人里に来ていた

驥獣が2体現れ人里を襲っていると

そして、驥獣と戦っている黎人を見かけた

 

 

(これは…やばい)

 

 

金髪の女性が驥獣(翼)に爪で攻撃されているのを見て、とっさに準備

警戒される前に奇襲を仕掛ける

 

 

「GARDER no_07『ロンガ』解除」

 

ロングバレルを取り出し、解除

この銃に込めれるのは、ボム、麻痺弾そして鉛玉

そして、射程距離は1キロ

遠くからの不意打ちには持ってこいの武器だ

 

ーードギュン

 

麻痺弾を込めて発射

驥獣(翼)に当たり、そのまま痙攣して倒れこんだ

 

しばらくすると、驥獣(盾)が黎人に突進してくる

その盾の隙間に銃を打ち込んだ

 

ーードギュン

 

驥獣(盾)の方も痙攣して倒れこむ

 

「惣一!」

 

黎人がこっちを見つけた

惣一は黎人のもとにフライアーマーを使い飛び降りた

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「大丈夫ですか」

 

 

倒れこんでいる魔理沙のもとに近づき無事を確かめる

 

 

「…?お前は」

「私は稲田 惣一です。驥獣が暴れていると報があったので…」

 

そして惣一はカバンからビンを取り出した

 

 

「永琳さんからもらった薬です。とりあえずこれで…」

 

 

魔理沙は惣一から受け取った薬を飲んだ

 

 

「…おい?その薬って…」

 

黎人が声かけるが、遅かった

 

 

「ぐああああああああああ!!」

 

いつも通り

ありがとう、いい薬です

 

 

「な…なんで急に」

「お前よく知らずに薬を引っ張りだしたな」

 

 

驚いている惣一にあきれたような声で黎人が呟く

 

 

 

ーーヒュゥゥゥゥゥ…

 

 

麻痺の効果が切れたのか、二人の驥獣が起き上がった

驥獣(翼)の方は光がともっている

覚醒したのだろう

 

 

 

「惣一…あれ、やれるか」

 

黎人は驥獣(翼)を指さした

 

「あれでしたら、何てこと無いです」

 

 

惣一はナイフを取り出した

 

 

 

「グシャアアアアアアアアアア!!」

 

驥獣(翼)の叫びを合図に黎人と惣一は走り出した

黎人は驥獣(盾)に

惣一は驥獣(翼)に

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

先ほどより動きが素早くなっている

驥獣(翼)は惣一に高速で蹴りをかます

だが、惣一にナイフで防がれたり、かわされたりした

だんだんと怒りが募り、

驥獣(翼)は空高く飛び上がった

 

 

 

そして

 

 

「ギャァァァァァ!」

 

 

翼から針を放った

惣一は前転で回避

すると

 

ーーシュウウウウウゥゥゥゥ…

 

灰が刺さった場所から禍々しい煙が上げていた

 

(…!毒……)

 

 

高速移動に合わせ、針には毒がある

正確には針を発する翼に毒があるのだ

 

「時間はかけられませんね…」

 

そう言って、惣一は足を半歩下げた

 

「GARDER no_02『フライアーマー』解除」

 

そして、空を飛んだ

驥獣に近づくために

 

「ギュアアアアアアア!!!!」

 

驥獣(翼)は翼を大きく広げ

渾身の力を振り絞って膨大な数の針を放つ

逃げ場もない攻撃

驥獣(翼)の最強の技

決まったと驥獣(翼)は思った

 

 

「GARDER no_06『オクタヘドロンシールド』解除」

 

だが、惣一が懐から端末を取り出し解除

すると、惣一を囲うように正八面体の光が現れた

光に衝突した針は光の前で止まり

弾かれた

 

 

「……!!キャアアアア!」

 

一部の毒は生物以外には被害を与えない

驥獣(翼)の攻撃は防がれた

「空を飛ぶ相手で本当に良かった」

 

急に惣一は手を少し握った

すると…

 

 

 

 

 

 

 

惣一の近くにスキマが現れた

 

 

 

 

 

 

 

「……!」

 

驚いている驥獣(翼)をよそに、惣一はそのスキマに手を入れた

 

 

「紫さんに頂いた『スキマポケット』が、ここまで約にたつとは思いませんでしたが…」

 

そうして手を引き抜くと、そこには巨大なブラスターが握られていた

 

 

 

驥獣(翼)は察した

今かなり危険な状態だと

逃げなければやられる、と

何とかして逃げ出そうと遠くに逃げ出す

 

 

 

 

「GARDER no_03『グランスコープ』解除」

 

惣一はゴーグルをつけ、驥獣(翼)に狙いを定めた

 

 

 

「GARDER no_01『レーザーキャノン』解除」

 

そして、ブラスターの銃口に光がたまりだした

 

 

 

ーーカチ

 

 

引き金を引いた

すると、銃口にあった光は高速で一直線に驥獣(翼)の方へ飛んでいく

 

 

そして驥獣(翼)のもとへたどり着き

 

 

 

 

 

 

ーーーゴオオオオオオォォォォォォォ…

 

 

 

その光は大きな球となって広がる

爆炎による衝撃波だ

もし地上であれば、尊大な被害は確実だろう

やがてその光が収まり

驥獣(翼)はその場から姿を消していた

 

 

 

 

「Target排除 確認シマシタ」

 

グランスコープが驥獣(翼)を倒したことを知らせた

惣一はブラスターをスキマポケットに戻した

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

ーードゴォォォン

 

壁に驥獣(盾)が吹き飛ばされた

黎人が「土」で投げ飛ばしたのである

 

「クソ…ニンゲンガ……チョウシニ…ノルナァ!!!!」

 

 

驥獣(盾)が盾を取り出し、レーザーを出した

そのレーザーは黎人を飲み込んだ

 

 

「ハァッハァッハァッ…バカガ」

「そりゃお前だ」

 

 

決まったと思ったが、土煙の中から黎人が現れた

 

 

「あの程度、魔理沙のマスタースパークに比べれば大したことねぇんだよ」

 

 

形態チェンジ

「金」となった

 

「そろそろ俺も攻撃させてもらうぞ。いい加減疲れてきた」

 

黎人は剣を思いっきり引いた

何をするのか、と驥獣(盾)が構えたが

 

「金符『禁なる金縛り』」

 

黎人から白色の光が放出

そして驥獣(盾)に当たると

 

 

「グオ!ナンダ…ウゴ、ケン」

 

 

両手を横に伸ばし、まるで十字架をされたようになり

身動きを封じた

 

 

「今度こそ…終わりだ!!!」

 

そう言って黎人は走り出した

やがて驥獣(盾)の目の前に来ると

 

 

「オラぁ!!!」

 

 

思いっきり振りかぶる

金の技「銀風」を発動

 

「グギャアアアアアアアア!!!」

 

切り裂かれた驥獣(盾)は浄化し

その場には剣を収める黎人のみがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「三体目…四体目もアウトか」

 

ここはとある暗闇

どこにあるかは不明

 

「やはり…驥獣でどうにかなるものでは無い…か」

 

 

その男は驥獣と戦っていた人間たちを見ていた

 

 

「こうなれば仕方ない。シュバル」

「は…」

 

カン、と音を立ててスーツを着た男が現れた

 

「あの男に、この人間たちを始末するよう命じろ」

「…了解…」

 

 

スーツの男はすぐにどこかに消えた

 

 

 

「さあ、終わりにしようか…斐川 黎人」

 

 

 

 




何気に黎人と惣一の共同戦線は初である
惣一の方はカッコよくなってるかなぁ
惣「頼みますよ本当に…」
ダイジョブダイジョブ、読者の方は優しいから
黎「他力本願じゃねぇか!」

お気づきだと思いますが
惣一はあまりスペルカードを使いません
主にGARDERを使います
黎人より若干強い、て感じかな?

さて、最後に出てきた謎の人たち
彼らの目的とは!?
黎人たちは彼らを倒せるのだろうか
乞うご期待

次回もよろしくお願いします
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