けれど、シオリちゃんにとっては彼はただの管理人。。
果たして、これからどうなっていくのでしょう?
そして、今回こそ朱音君は出てこられるのでしょうか?
それでは、最新話をお楽しみください。。
「佐久間!お前、また須賀くんに迷惑かけてたのか!?だいたい、帰る時間はとっくにすぎてるだろ!親御さんに心配かけるな!」
望月が、目の前でふてくされている少女、佐久間に雷を落とす。
けれど、佐久間は全く動じることなく頬を膨らませている。
「おい、聞いてるのか?佐久間」
「煩いな!あんたなんかに送ってもらわなくたっていいわよ!一人で帰るっそれでいいでしょ?!」
「そういうことを言ってるんじゃない!ちゃんと反省しなさい!!」
望月がそう怒鳴り付けると、佐久間は「うっ・・・」と小さく呻き、大人しくなった。
「ま、まあまあ。。佐久間ちゃんも、反省してますし・・・ね、佐久間ちゃん」
見ていられなくなったシオリが、二人の間に話って入る。
佐久間が小さく頷くのを見た望月は、はぁとため息をつき、怒るのをやめた。
そして、シオリとソナタの方を見て、こう尋ねてきた。
「ところで。。須賀君とはもう話をしなくていいのか?送ってくる途中で、調べたいことがあるっていってただろ?」
「え、あ。いや・・・」
口ごもるシオリ。
それを見た佐久間が、金切り声をあげながら怒り出す。
「それどころじゃないわよ!お姉さん達が怯えてるの、わかんないの?!ほんとわけわかんない!ここの管理のしかた!」
ぷんぷんと怒る佐久間を、ソナタが宥める。
苦笑しながら佐久間の方を見ていたシオリの前に、ピラッと一枚の紙が突きつけられる。
【帰ってください。】
シオリは、驚いて前を向く。
そこに立っていたのは、管理人である須賀だった。
須賀はメモをシオリに突きつけ、睨みを利かせていた。
「あ、あの。私はここに住んでいた神崎敬一郎の孫なんです。それで、色々事情があってそれを確かめに来たんです。・・・もしよければ、明日から資料館を見せてもらえませんか?」
シオリがそう言うと、須賀は万年筆を使い、なにかを書き始めた。
そして、書き終わったそれをシオリに見せた。
【いけません。帰ってください。】
「っっ・・・あつかましいとは思います。でも、私は別にこの屋敷を欲しいとか、そういうつもり出来た訳じゃないんです。ただ、私は・・・」
バッ
勢いよく突きつけられたメモにかかれていたのは、【帰れ】という拒絶の文字。
シオリが、それに対して言い返そうとした、その時。
ガチャッ
「ただいま~」
ドアが開かれると同時に、場違いな明るい声が響き渡る。
入ってきたのは、黒々とした艶やかな髪が特徴的な、可愛らしい少年だった。
「あれれ?お客さん?こんな時間になんて、珍しいね」
朱音君やっと登場!
主人公なのに、出てくるの遅かったですかね。。?