「これ、誰が書いたんだろ?小さい子が書いたみたいな絵だよね。・・・ソナタちゃん、どうしたの?泣いてるの?」
「え・・・?」
顔に手を持っていくと、その手が涙で濡れた。
自分でもなぜ泣いているのかがわからず、ソナタは困惑した。
それでも、涙が止まることはない。
シオリはそんなソナタを心配し、わざわざしゃがんで顔を覗き込んできた。
「大丈夫?ソナタちゃん。もしかして、何か思い出した?」
「う、ううん。そういう訳じゃ・・・あっ!?」
突如、ソナタの脳裏に昔の記憶が蘇る。
"~くん。早く遊ぼ?ねえ、早く~~~"
「ソナタちゃん?」
「あっごめんなさい。なんでもない、大丈夫」
そう言ってソナタが笑うと、シオリは納得したように笑い、ソナタの手をつかんだ。
「じゃ、降りよっか」
シオリはそう言って、ソナタとともに玄関へと向かった。。
「やば!ドア閉まってる‼」
玄関についた矢先に目に飛び込んできたのは、ドアを開けようと奮闘している、先程の少女の姿だった。
「ど、どうかしたの?」
「あ、お姉さん達。。実は、鍵閉められちゃったみたいでさ。あーもう!ここの管理人、時間に厳しすぎ!・・・とにかく、隠れなくちゃ。。あたしはもう行くから、お姉さん達も早く逃げてね。あ、もし捕まっても、あたしのことは言わないでよね!!」
そう言って、少女はまた走っていってしまった。
シオリとソナタはまた顔を見合わせた。
しかしすぐにまず管理人を探してみようということになり、玄関を後にしようとした。
「あっこのネックレス、ここに置いとこっか」
「うん」
シオリは近くにあった机の上にネックレスを置き、歩き始める。
歩いている途中に、ソナタがシオリの手にそっと触れる。
シオリは優しく微笑み、ソナタの手をぎゅっと握りしめる。
二人で手を繋ぎながら管理人を探していると、突然「きゃあああい!!!」という甲高い叫び声と、ダダダダダッという何かがものすごい勢いで走る音が聞こえてきた。
二人は驚いて立ち止まる。
「い、今の声って・・・」
「二階からだ。。」
恐怖よりも心配する気持ちが打ち勝ち、二人は音をたてないようにしながら二階へ上がった。
「「!!!!!」」
階段を上がり、突き当たりの部屋のすぐ近くまで来た二人は、とっさに足を止めた。
少女が、真っ黒い姿をした剣を持った男に追いかけられているのを、見てしまったのだ。
男はあっという間に少女を捕まえると、部屋の奥へ消えていった。
二人がその場に立ち尽くしていた、その時。
「!こっちに来る‼」
何を思ったのか、男は二人がいる方向に向かって早足で歩いてきた。
「お、お姉さん」
「ソナタちゃん、こっちっ」
シオリはすぐ目の前にあった部屋にソナタを押し込み、自分も中に入って鍵を閉めた。
ドンドンドンドンドンドンッッ
ドンッドンッ
ガチャガチャガチャガチャガチャッッッ
ガンガンガンガンガンッッッ
須賀さん足早い。。
さすが、黒い電信橋羅さんww
次回こそ、ちゃんとしゃべって?くれると思われます。