第五盧生、星宮林檎。
彼はとある理由で亡くなり、とある理由で女神様によって転生させられた。
これは彼のそんな御話。

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すみません、息抜きに書いてみまして!

では、どうぞ!


第五盧生

「此処は何処だ?」

 俺は何とも不思議な場所に立っていた……いや、何とも不思議な場所という表現はこの空間を表現するにはあまりにも陳腐過ぎる……が、俺はこの表現でしかこの空間を言い表せれない。

 だがあえて、この空間を他の言葉で表現するのなら……ありとあらゆる不幸と言うものを混ぜ込みぶちまけたかのような空間だ。

 何故俺はこんな所にいるんだ?いや、そもそも……。

「どうして自分は生きているのか?……ですか?」

「誰だ?!」

 背後から聞こえてきた声に驚き振り向くと……そこには何か(・・)がいた。

 その何かは人の形をしているが、人ではない……雰囲気が違う。人が醸し出しては良い雰囲気ではない、この何かが醸し出している雰囲気は――。

「安心して下さい。私は彼方の思うような存在じゃありませんよ」

 俺の考えを読み取れるのか、何かは人を安心させるような声色で考えを否定する……。そうか、この何かは廃神(タタリ)では――

「まあ、邪神寄りの神と言ったところですかね?」

 この何かの言葉を聞いた瞬間、ずっこけたのは言うまでもない……。

「どうして、ずっこけたのですか?」

「気にしないでくれ……。それで?その邪神寄りの神様はどうして俺の様な取るに足らないような存在の前にいるんだ?」

「それは彼方を転生させる為ですよ」

 目の前の何かはさも当然のように言う……。転生と言うことはやはり俺は死んでいたか。

「ええ、彼方はとても不幸な人生でした……ごく普通に生き、ごく普通に結婚し、ごく普通に子供を作った……けれど、彼方は様々な思いが交錯する戦いに巻き込まれ、そして戦いから戻って来たと思ったら妻と娘をNTRされていた……。だから彼方を転生させるんですよ」

 ……コイツは何を言ってるんだ?

「……わけがわからないよ。って言った感じの表情ですね?……私はこんな存在(かみさま)になる時にある法則(のろい)を流れ出させてしまいましてね」

法則(のろい)?」

「ええ、私はですね。不幸になった者を転生させ幸福に幸福だった者をさせ不幸にと言う法則(のろい)ですよ。……私はとある素晴らしい黄昏の女神のような素晴らしい抱擁(抱きしめたがり)ではないんですよ。どうして勝ち組をまた勝ち組にしないといけないんですか?勝ち組は一度でも良いから泥を啜るべきだ。涙をのむべきだ。一身に受ける憎悪を感じるべきだ。この世のありとあらゆる不幸をおっかぶるべきだ。……そう思いませんか?」

 何かの雰囲気が暗くなるのを感じる。狂気に満ちて行くのを感じる。……コイツ、やっぱり廃神(タタリ)じゃないのか?

「おっと、話が逸れてしまいましたね。まあ、私が何を言いたいのかと言うと……彼方は転生して幸せになるべきと言うことですよ」

 もう、なんなのコイツさっきからコロコロ雰囲気が変わり過ぎて疲れるんだけど……。

「ハァ、もういいなら早くその転生とやらをしてくれ」

 俺は直ぐにこの場から立ち去りたいと言う雰囲気を出しながら何かに言うと、何かは嬉々として作業を始める。

「次の世界は此処にして、容姿と能力は……そのままにしておきましょう。何か弄ったら私、殺されそうですし。おすし」

 ……何気に失礼じゃないか、この何かは?

 そして作業を終えたのか、何かは俺の正面に存在していた……。

「では、次の生を楽しんで来て下さいね。えーと……」

星宮林檎(ほしみやりんご)だ」

「そうそう、林檎さんでしたね!私は……不幸の女神とでも呼んでください」

「不幸の女神って……ハァァァァ……じゃあ、アンタの言う通り次の生を楽しむよ、不幸の女神様」

 そう言って、俺は女神様が指差す穴の様な所へと向かう……。ああ、これだけは言っておこう。

「女神様、俺は別にあんたが思う程、不幸では無かったぜ」

「どういうことですか?」

「アンタが言った通り、戦いに巻き込まれた時には不幸だと呪ったさ……けど、その戦場で俺はかけがえのない真の友(戦友)を得た、愛すべき女性が出来たしな。それと妻と娘に関しても、別に俺はアレらに対して特別な感情は抱いていない。ただ両家の意向で無理やり結婚させられ、無理矢理ヤられた……それだけだ」

「ならどうして、自殺なんてしたんですか?不幸だったから自分から命を絶ったんではないんですか?」

 女神様は心底不思議そうな表情で首を傾げながら言ってくる……ああ、そう言えば俺の死因って自殺だったか。

 てか、自殺した理由なんて女神様なら分かっていそうだが……まあ、一応言っておくか。

「自分で自分を殺すなんて……どんな世界でも最も忌むべき行為で、禁忌だろ?」

「……歪んでいますね」

「女神様には言われたくないな。それに俺よりもっと歪んでいる奴……てか、バカか……バカを知っている身としては正常だと思うけどな。まあ、とりあえず、さよならだな」

 俺は穴に向かって進みながら、女神様に別れの挨拶をする。

「ええ、さようなら。彼方に祝福がありますように」

 そんな言葉を聞きながら、俺は穴の中に落ちて行った……。

 

~~~~~~

 

~~~~~~

 

 さて、こんな感じで不幸の女神に転生させられた星宮林檎が降り立つ世界は何処だろうか?それはまだ分からない。

 だが、これだけは言える。

 彼が降り立った世界は色々ととんでもないことになるだろう。

 星宮林檎……転生する前は『禁忌』の属性を司る『第五盧生』として存在していた男。

 彼が次の世界でもたらすのは救いか?それとも?

 

~~~~~~

 

~~~~~~

 

「オイオイ。どうした?その程度かよ?その程度の力で、輝きで、俺を倒そうとしたのか?……冗談はよせよ、何一つ忌むべき行為に手を出してない赤子が俺に勝てると夢想したのか?……なあ、教えてくれよ。畜生共(転生者)偽善者共(転生者)?」

 林檎は笑う、自分より弱い存在で、借り物の能力(ハリボテ)で自分を倒そうとする……愚かで、愛おしくさえ思える人類に……。

 そして、先程まで威勢の良かった奴らが、自分と言う存在に恐怖し何も喋らなくなったのを見て、落胆する。

 お前らもか……お前らもその程度の人類なのかと。

「貴様らには失望した。ゆえに禁忌に触れた代償を払ってもらう」

 

――終段・顕象――

 

塩の柱(ネツェヴ・メラー)

 

 そして、眩い光と共に転身が出現し光が止む頃には、人の形を残しているのは星宮林檎だけとなっていた。

 




ちなみに、彼のステータスは

Lv.99
剛:6迅:6堅:6活:6射:6散:6崩:6透:6形:6界:6

↓真ステータス

Lv666
剛:100迅:100堅:10活:10射:100散:100崩:100透:100形:100界:100


となっております


そんでもって、彼が行く世界はNARUTO又は魔法少女サイト又は学園黙示録又はアカメが斬る!になっております。

まあ、続きをやるかどうかは不明ですが……。

では、皆様さよおなら

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