ハイパー電王の噂は、NEO電王たちの下に響いていた。青き覚醒者、白き覚醒者の噂さえも。
「とことん倒されるな…」一人の男は言う。
「仕方がないだろう。俺側から作者に10話くらいで最終回にしろと言ったのだからな。」あ、覚えてたのねそれ。
「どうせツイッターでもやってるんだろ?ゲームでもやってるくせに。そんなに暇ならこれを更新してくれ。」いやそれは言っちゃダメ!一番ダメ!
「それはさておき、そろそろ君の出番かな?」一人の男は言った。
「そうだな。伝えなくてはならないこともあるしな。そして何より、ハイパー電王の実力とやらを見たい。」NEO電王はそう言って、基地を後にした。
(ククク…彼は研究素材でしかないんだ…後に俺も…仮面ライダーになるために…!)
R30スカイラインの中であった。彼女はこんなことを聞き始めた。
「ねえユウイチくん…」
「どうした?」ユウイチは不思議そうに返す。
「何で君がハイパー電王のベルトを持ってるの?」彼女は機嫌の悪そうにして口にした。
「…そういう君だって、何でハイパー電王の名前と、ベルトの構造を知ってるんだい?」彼にも疑問があった。なぜ彼女がベルトの使い方を知っているのかというものが。
「…元々そのベルトは、君が持つべきじゃなかったのよ。」彼女は戸惑いつつも返す。
「…!それじゃあ、そのハイパー電王に誰が変身する予定だったのさ!?」彼は驚いた。
「それが最初、あたしだって言われてたんだけど…急遽怪人が襲ってきて、変身するどころの気持ちじゃなかった。そしてあたしは怪人から逃げてしまったの…ベルトを持って。」落ち込むアクアに、彼がこう答えた。
「怪人を怖がるなんて、僕も最初は同じだったよ。その怪人に、僕は両親を殺されたんだ…」彼の回答に、アクアは驚いた。
「両親を殺された!?そんな…じゃあ、ベルトは!?」
「え!?君、僕の両親を知ってるのかい?」ユウイチもその事情で驚いていた。
「君のお父さんと、あたしの兄は、元々ベルトの開発者で、先輩後輩の関係だった…昔頼りなかった兄を、あなたのお父さんはまるで兄貴分のようにカバーしてた…そんなあなたのお父さんが…お母さんと一緒に…」アクアは急に泣き出した。
「泣かないでよそんなさ!僕だって親を怪人に殺されたんだよ!?」彼はカバーしようとする。しかし…アクアからこんな発言が飛び出た。
「あたしも一緒よ…NEO電王っていうもう一人のライダーがいるんだけど…そのベルトが完成して翌日…アレックスと名乗る男の人に…おじいちゃんと父親を殺されたの…だから急遽あなたの父親を、ベルト開発に参加させた…」
「そんな…」彼は絶望そうに返した。
「もしかしたらだけど、あなたの父親が、平和を守ってくれという願いを込めて、あなたに託したんじゃないかなって…ハイパー電王のベルトを…」アクアはそういったが、彼はこう答えた。
「きっとってところじゃない。僕は信じてる。」
「えっ…?」彼女は少し驚いて、涙を止める。
「僕の親父がこれを託したのは、僕が一番頼りだった、そして何より、僕の兄が、謎の人物によって洗脳されて、悪の手先になったからじゃないかって。」その発言を聞いたアクアは、ハッとしたかのように思った。
「そんな…あなたの兄って…もしかして…」
「知ってるのかい!?」ユウイチは驚いた。
そんなことを言っていると、アクアは窓を見た。ここが彼女の自宅のようだ。
「停めて!」彼はABSを効かせ、ブレーキをかけた。少女は彼のクルマを降りると、
「ちょっと待ってて!」少女は急ぎ足で向かい、ドアをたたく。
「兄さん、兄さん!」アクアは叫んだ。
そこから出てきたのは、真っ白い博士服に、色白、金髪碧眼のイケメンがたった。
「どうしたアクア?」低そうな声で言う。
「サカグチ家の弟君だって!」アクアは言う。
「何だって!?どこだい?」
「赤い車に乗ってる人だよ!」妹っぽく言っては、兄がスカイラインのもとに駆けつけた。
「君かい?じゃあ、駐車場を開けるよ。ついてきてくれ。」ユウイチはイケメン博士の指示で、駐車場にクルマを停める。
「ここの駐車場地下なんだ!すごいなぁ!」ギアをバックに入れて、綺麗に駐車する。
クルマを降りた少年。その目の前には、イケメンが立っている。
「初めて会うね。俺はレギルス・スプレイン。今は一人で研究をやってる。」
「僕、サカグチ・ユウイチって言います。レーシングドライバーをやってます。よろしく。」お互いに自己紹介を終えた。
「そのクルマ、親父さんのおさがりか?」彼はそう聞いた。
「はい、今日エンジンとミッションをオーバーホールしたばかりで。エンジンも違うものにして、タイヤも変えてきたんです。」ユウヤはそう答える。
「お前が一番頼りだ。親父さんのためにもな。」少し口調があれだが、彼は気にしていない。
「はい!」ユウイチは元気よく返事を返した。
そして駐車場を出て1分ほど、彼は建物の中に入らせた。
「お邪魔します。」礼儀よく、彼は言う。
「聞いたぜ。お前の両親が怪人に殺され、そして兄は悪の手先にされ…本当に災難だな。」レギルスは言った。
「教えてください、今僕のアニキは…!」ユウヤが聞いた。
「残念だが…ヤツがNEO電王の装着者になったんだ。」ユウイチはそれを聞いて、絶望した。
「そんな…!」
「しかも、それはただの研究材料というだけで、終わればもう用は無いようだな。アレックス曰く。」
「アレックス…NEO電王?」その意味わからぬ発言に、ユウイチは混乱した。
「実はアレックス・ヴィクトラーザというのは、NEO電王のベルトを奪った人間でな。そいつがむりくりお前の兄を、NEO電王に変身させたということになる。」レギルスは言った、アレックスという人間が、兄を洗脳し、そしてむりくりNEO電王に変身させ、研究材料にしていると。
「アレックス・ヴィクトラーザ…!」
「そう、NEO電王の口から宇宙の再構築とかほざいているが実際は違ってな。彼の目的は、宇宙を自分の力で全て支配しようとしている。」彼の言葉に、この物語のストーリー性の怪しさに気づき始めたユウイチ。
(作者め…暇だったらこれ書けよな!)
「まあそれは置いておくとして、ハイパー電王には、6種類のフォームがあってな。今からそれを特訓する。ついて来い。」3人は、トレーニングルームにやってきた。
「まず、赤いボタンを押してみろ。」ユウイチはいつものようにパスを照らし合わせる。
<FLAME・FORM>
「変身は人一通りできたか。じゃ、武器を持ってみろ?」フレイダイトを持って、彼は剣を振り回す。
「上出来だな!じゃあ、蒼いボタンを押してみろ。」スキャン部分が青くなり、それもパスとスキャン部分を照らし合わせる。
<SPLASH・FORM>
炎が消え、水しぶきとビッグウェーブが素体に降りかかる!目の色も青くなり、デザインは水滴のようなものに!青を基調とした、紺がアクセントのスーツ。まさに水のハイパー電王!
「いい?スプラッシュフォームの武器は拳銃だ。使ってみろ?」
腰から二つの拳銃、名前はメルト・スプラッシュ 999を手に取り、撃つ。そしてユウイチは、拳銃を繋げようとする。
「おお!早くもレールガンモードに変えた!頭いいじゃねぇか!よし次!緑色は!?」
レールガンを後ろに背負い、ボタンを押す。パスと照らし合わせ…
<WIND・FORM>
ウィンドフォームへと変身し、双刃を持つ。
「これ、確か彼が変身したやつ。だから、覚えてると思うよ?」
「おお!アクアったらほんとに気が利くぜ!」兄妹そろっていい関係そう。
「仲いいんですか?」双刃にしながらユウイチが聞く。
「まあな。そんじゃ、黄色のボタンを押してみ?」
刀を鞘に戻し、黄色いボタンを押す。パスと照らし合わせる。
<LIGHTNING・FORM>
雷雲が素体の上に見え、周りを雷がつつむ!素体が雷を帯び、顔と体が出来上がった!
「ライトニングフォームは、武器が二つある。両腕にあるボルトハングと、サンダーグングニル。使ってみろ!」
雑魚を模したマネキンにハングを巻きつけ、上に飛ばした途端にグングニルを飛ばすユウイチ!
「お前天才じゃねぇのか!?じゃあ紫!」
スキャン部分が紫に光り、それもパスとスキャン部分を照らし合わせる。
<POISON・FORM>
毒々しい紫の毒に囲まれ、素体に付着し、アーマーへと変化する。
「ポイズンフォームの武器はなんといってもポイズンアローってやつの弓矢だ!当てるのは難しいが、当てれば茂木に猛毒を浴びせれるぞ!」
「毒は危険だから飛ばすとして、さて最後!白は?」
スキャン部分が白く光り、それもパスとスキャン部分を照らし合わせる。
<ICICLE・FORM>
氷風に吹かれ、その氷がアーマーとなって変化する!
「アイシクルフォームの武器は、ダブルアイスシザーズ!二本の鎌が時に薙刀になって、ブーメランだって投げられる!」ウインドフォームのウィンドストレート(風一文字)、ドラゴピアス(竜鉄)の鎌版。
「まあ、こんなもんだろ。」レギルスはそういって、変身を解かせた。
「しかし上手じゃない!」アクアは大きくほめたたえた。
「ネタがあるからやってみようかなって思っただけだよ。そんな戦略的なことはしないから…」ユウイチは恥ずかし気に返した。
その時だった。突然、研究所を謎の衝撃が襲った。
「なに!?」アクアは怯え始めた。
「なんだ!?今までのより激しい!」彼は出て行く。
「おい待て!お前はまだ武器を使いこなせていない!」
「最善は尽くします!使い方はなんとなくわかりますから!」レギルスの指示を無視して、外に出た彼。そこには、見覚えのある青年の姿が。
「アニキ…」ユウイチはただ立ち尽くすことしかできなかった。
「やっとお出ましか…ハイパー電王、いや、蒼き覚醒者!」青年の眼が紅く染まった!それに反応し、ユウヤの眼も蒼くなった!
「眼を覚ましてくれアニキ!アニキは操られているんだ!」ユウイチの言葉も、青年には届かない。
「見せてもらうぞ、ハイパー電王の実力をな。」一つのボタンを押した途端に、紺色に光るスキャン部分。
「変身。」
<ECLIPSE・FORM>
素体の後ろに皆既日食が映り、その光が、アーマーとなって注がれた!
「これが、NEO電王の姿…」ユウイチは絶望した。だが、変身するしかない。
「こうなったら意地でも止めてやる!」赤いボタンを押し、パスとスキャナーを合わせる!
「変身!」
<FLAME・FORM>
炎のオーラをまとったハイパー電王。
「始めるか…ハイパー電王の実力をここで見てやろう!」
ハイパー電王とNEO電王の直接対決が繰り広げられた!二人の剣がぶつかり合う!
「目を覚ましてくれアニキ!お前はアレックスの研究材料にされてるんだ!」ユウイチは大声で叫ぶ。
「知ったことか!」剣で振り払うNEO電王!
ハイパー電王がずり退がり、容赦なくNEO電王が剣を振りかざす!
再び剣がぶつかる!
「わかってるのか!アニキはアレックスの道具にされてるんだ!」
「そんなことで、俺が引き下がるわけにはいかん!」二人の兄弟喧嘩は、まるで造られたかのよう。何か、造作な雰囲気を漂わせる。
「なんてパワーだ…攻撃力が段違いだ!」ハイパー電王に変身したユウイチも、NEO電王にかなうはずがなかった。
「どうしたハイパー電王、お前の力はこんなものではないだろう!」エクリプスカリバーを振り回し、ハイパー電王の胴体を斬っていく!
「うあっ!」
「怪人を倒すときはこんなもんじゃなかったはずだ、見せてみろ!」斬り続けるNEO電王。ハイパー電王はこれに応えた。
「ならば見せてやる!」
青いボタンを押し、パスを照らし合わせる。
<SPLASH・FORM>
「ほう…」強気に彼をみたNEO電王。
ハイパー電王はメルト・スプラッシュ 999を手に持ち、無数の水のホーミング弾を撃ち込む!
「たかが水鉄砲…そんな程度のものが効くと思うな!」ホーミング弾を弾き飛ばし、大剣で再び斬る!そこを突いたハイパー電王は、レールガンモードに切り替え…
<FULL・CHARGE>
水の渦がNEO電王に襲いかかり、吹き飛んでいく!そして銃を今度は別のように繋げて、両手で撃つ!
極太の水流がとてつもないスピードで襲いかかった!しかし…
「甘い!」エクリプスカリバーはそれを斬り裂き、技を無効にしたのだ!
「そんな!」ハイパー電王は絶望する。だが、まだ使っていないフォームは三つある!
「次はこれだ!」
<LIGHTNING・FORM>
ボルトハングを腕から伸ばし、NEO電王を捕まえようとするも、そのハングは斬られ戻ってしまう!
「そんな子供だましは効かん!」やむなくサンダーグングニルで抑え込むが、ハイパー電王は劣勢だ。
「くそっ…!」
「もっと見せろ…その力をな!」サンダーグングニルを落とさせ、胴体を再び斬る!
「仕方ない!」
<POISON・FORM>
ポイズンアローをNEO電王に当てるユウイチ。だが、その効果は薄れて見える。
「毒ごと気で俺を止められるか!」
「くっ!」仕方なくハイパー電王はパスを照らし合わせ、
<FULL・CHARGE>
毒の矢が束ねられたかのように見え、NEO電王をきっちりマークする!そして矢を射る!
しかしそれを避けたNEO電王!
「外した!?うわっ!」外れたところをNEO電王は逃さず斬った!
「どうした、俺には通じんぞ、そんな程度の攻撃なぞ!」
「しょうがない!」
<ICICLE・FORM>
ダブルアイスシザースのうち片方を手に持ち、エクリプスカリバーを押さえる!そのとき、エクリプスカリバーが凍った!
「やってくれる…!」その隙をついて、NEO電王の胴体についにダメージが入った!
「それでこそ、NEXT電王プロジェクトの一環!」
「目を覚ませ!アニキ!」彼は容赦なく兄を斬る。
「ならばお見せしよう、NEO電王のフルチャージを!」NEO電王のベルトから、紺色の光が、そしてそれにパスをかざす!
<FULL・CHARGE>
NEO電王は飛び上がった!
<FULL・CHARGE>負けじとハイパー電王も飛び上がり、ライダーキックを放つ!
両者が爆発し合う!
アクアとレギルスは爆発元に駆けこんだ。
…NEO電王が勝っていた。ハイパー電王は倒れ、変身を解除していた。
「ユウイチ君!」アクアは悲しそうに駆け寄った。
「無茶しやがって…!」レギルスも、彼を見て悲しんだ。
「心配する必要はない、身値打ちだ。」NEO電王はそういうと、彼らはこう告げた。
「身値打ちとはらしくないな。何のつもりだ?」レギルスは怒りかけた表情でそう言う。
「俺はハイパー電王の強さを研究しに来ただけだ。確かに強い。だがこれには決定的差がある。」そう言われたとたん、アクアの瞳が黄色から白へと変わる。
「アクア…お前…覚醒者だったのか!?」レギルスは驚いた。
「覚醒者というものには強さが決まっていてな。その中でも2番目に強い紅き覚醒者、対してヤツはもっともランクの低い青き覚醒者。その差が響いたな。」NEO電王は彼の理由を告げて去っていく。この裏で、予想だにしていないことが起こっていたとしていることも知らずに…
「私も仮面ライダーになれる…データはそろい、完成した…」一人の男が、そのベルトを見て笑いながら言う。
「変身…」
<DESPAIR・FORM>
黒く染まった闇に包まれ、それがアーマーと化す。アーマーボディーも真っ黒の電王。
「これぞ、我が研究の結晶、“仮面ライダーダークネス電王”!」
そこに、NEO電王が戻ってきたその時だった。
「なっ…!」NEO電王はその姿に驚いていた。
「…もう貴様は用無しだ…」
<FULL・CHARGE>
大きな剣を振り下ろし、衝撃波を繰り出した!
「うわぁぁぁぁぁぁ!」NEO電王は落ちていく。
ユウイチが突然目を覚ました。
「どうしたの!?」アクアが問うと、彼はこう答えた。
「アニキの声だ…」その言葉と叫びから察していたレギルス。
「まさか…アレックスめ…!」予感を当てていた。それは、宇宙の終わりになりかねなかったのだから。
おまけ
レギルス「一つ聞こう、なぜこんな早すぎる展開にした?」
アクア「そうよ!小説にしては早すぎると思うわ!」
NEO電王「俺が解説してやろう。」
レギルス「どういう風の吹き回しだ?」
NEO電王「今は味方になってはいない。ただ、こういう風な経緯を伝えたかっただけだ。」
ユウイチ「アニキ…」
NEO電王「元々、作者は面白がってハーメルンを始めたらしくてな、普段はツイッターやらニコ動やらYoutubeやらで活動している。」
ユウイチ「ニコニコはサークルさんの生放送とか見ているだけらしいし、Youtubeは暇な時に見たり、そしてゆっくり実況も投稿してるんだってな。」
NEO電王「そして何より、根っからの暇人だとかな。」
アクア「はぁ…」
NEO電王「そしてこの小説を何日もほったらかしにしてた。ゲームやら昼寝やら。作者がこんなで済まん。」
ユウイチ「それと展開が早すぎるってどんな関係があるんだよ?」
NEO電王「端的に言うと、“めんどくさい”らしいな。」
アクア「だったら最初から始めなきゃよかったのに。」
NEO電王「まああいつのやることだ。好きにしてやれ。それで作者、次回は?」
とーふ「実は次で最終回w」
全員「はぁ!?」
ユウイチ「おいおい!某Dビデオ独占の仮面ライダーじゃないんだぞ!」
とーふ「めんどくさいんだよ!(ホントは次回作もユウイチが出るから簡単に経歴を作りまとめておきたかっただけなんだけどな)」
アクア「えっ!?ユウイチ君出るの次回作!」
とーふ「な ぜ 見 え た し、まあでも出るのはかなり遅いけどね。」
NEO電王「とりあえず次回が最終回ということだな?」
とーふ「うん、あと最終回は物~凄~いゲストたちが来てるから!」
ユウイチ、NEO電王(どう考えてもあのパターンしかないだろ…)