アクアとユウイチはスカイラインに、レギルス他スタッフははワンボックスにそれぞれ乗り込み、NEO電王のもとへと急いだ。クルマを停めると、そこにはNEO電王ではなく、赤いツンツン髪に、黒い瞳、長袖の赤い服と、ジーンズ、そして赤いスニーカーを履いた青年が転がっていた。
「アニキ、無事か!?」ユウイチは心配そうに心臓に手を当てる。
「意識に別条はないわ。問題は…」アクアが一番の問題を言おうとすると、突如青年がこんなことを言い出す。
「俺は…今まで何を…」と。その発言から、レギルスは察した。
「よかった、洗脳が解けたんだな。」彼はベッドを用意し、かついでベッドに乗せていく。そうして、彼を乗せ、3人は研究所へと戻った。
「アニキ、起きてくれ!アニキ!」弟の大きい声が、兄を起こす。
「…どこだ、ここは…」ユウイチの兄は、目を開けた。
「俺の研究所だ。意識も無事みたいだな。」レギルスは微笑んでそういう。
「すまない、俺のせいであんなふうになっちまった。礼と謝罪を言わせてもらうぜ。」ユウイチの兄はそういうと、
「いや、悪いのはアンタを操った黒幕さ。あんたが悪いわけではない。」レギルスは返す。
「あれ?名前聞いてなかったわね。」アクアはそういうと、すぐに…
「そうか。俺はサカグチ・コウタロウ。そっちは?」
「あたしはアクア・スプレイン。こっちは兄のレギルス。」アクアが一気に紹介していく。
よろしく頼むとコウタロウが返したところで、彼が操られた経緯を話し始めた。
「本来なら、俺は知られることはなかったんだ。だけど、俺は突然眼が紅くなったんだ。鏡を見てわかった。」
「そしたら、そのおじさんが俺をとっ捕まえて、あっちの研究所に運び出され、洗脳された。それまで、瞳が紅かった。あっちの目は少し鮮やかな黒で…」それを聞いたとき、アクアがこんなことを言い始めた。
「ってことは、アレックスも覚醒者なの!?」
「覚醒者?何のことか…」コウタロウがわかんないと、ユウイチが説明する。
「簡単に言うと超人だよ。その中でも、黒は一番強いって言われてるんだ。」
「強さがあるのか?」コウタロウは弟の説明から、覚醒者とはなんなのかを読み取る。
「覚醒者にはランクがあるの。黒が一番強くて、次に紅、次に白、最後に蒼っていう順番でね。」
「それじゃあ、強い覚醒者とか言うやつを部下にして…ってことか?」アクアの話も、徐々に理解でき始めたコウタロウ。
「いやそう意味じゃなくて、君は研究材料の絶好の的であった。言えることはそれだけさ。」レギルスはそういうと、コウタロウは驚いた。
「何!?じゃあ今まで操られてたのは…」
「そう、実験台にされてたってことだぜ、アニキ。」それを聞いたコウタロウ。ユウイチはさらに続ける。
「そしてだ、アレックスの研究所はどこにある?」それを聞いたレギルスはこう答えた。
「ああ、さっき救助しに行った場所だ。」それを聞いた途端、覚醒者たちは動いた。
「わかったわ兄さん、そこに向かいましょう!3人で!」
「ああ!」向かう3人に対して、レギルスはこう告げる。
「待て!ユウイチ!いいか、ピンチの時は、ベルトのボタンを赤、青、緑、黄色、紫、白の順で押して、パスをかざせよ!」
「なるほど、分かりました!」覚醒者たちは、アレックスの研究所へ向かう。
レギルス(頼むぜ、お前たちに託されたんだからな。Good Luck!)
研究所にたどり着いた3人。そこには、無数の雑魚怪人たちが行く手を阻んでいた。
「分担しよう!そうした方がいい!」ユウイチが言うも…
「これくらい、あたしだけで十分よ!二人は先に行って!」雑魚怪人に蹴りを入れるアクア。
「ああ!」「頼むよ!」二人は向かう。アレックスの許へ。
アレックスのもとにたどり着こうとした道中、黒ずくめの雑魚怪人たちが再び立ちふさがった。
「またか!」ユウイチとコウタロウはベルトを装着する。
「先に行け。」コウタロウがそういった。
「でも!」ユウイチは彼の言葉を否定する。
「今回ばかり、俺はお前にも、両親にも迷惑をかけた。これが俺なりの罪滅ぼしだ…!」
「罪…滅ぼし…」
「やがてお前も俺も一人になる。人生においてもな。一人で立ち向かわなきゃいけない時があるんだ、行って来い。」コウタロウが珍しく、一人になり、自立する大切さを教える。
「…わかった、死ぬなよ…絶対に!」ユウイチは走り出す。黒幕に向けて。
「さて、今までの罪を、ここで滅ぼさせてもらう!」そう言ってコウタロウは、NEO電王のベルトにパスをかざす。
<ECLIPSE・FORM>
エクリプスカリバーを持ちかまえ、雑魚怪人を斬る。
「ここまでいちゃ、キリがないわね!」アクアは怪人たちを生身で攻め続ける。しかし、体はもう限界だった。
「きゃっ!」雑魚怪人に攻撃を受けた。しかしそれを、赤い謎のヒーローが支える。
「大丈夫か?」男性の声だった。
「は、はい…」アクアはとりあえず返した。
「無理すんな。俺も手伝う。」赤いヒーローが怪人たちを斬ったり撃ったりする。アクアも、蹴りやパンチを雑魚怪人たちに繰り出す。
中枢にたどり着いたユウイチ。そこに現れたのは、アレックス・ヴィクトラーザ。
「よくここまで来たな…それだけは、褒めてやろう…」彼の瞳が黒く染まった。
「…!」ユウイチの瞳が青く染まる。
「だが貴様の運命は、ここまでだよ。」そう言ってアレックスはベルトを腰に填める。
「何!?」ユウイチは、初めて見たベルトに驚きを隠せない。そして、アレックスはパスをかざす。
「変身!」
<DESPAIR・FORM>
「仮面ライダーダークネス電王、ここに誕生だ!」アレックスは自信気に話した。
「っ…!こっちも!」赤いボタンを押し、パスをかざす。
「変身!」
<FLAME・FORM>
フレイダイトと、ディスピアブレードがぶつかる!
「研究のために人を殺し、研究のために人を道具として扱い!お前のような人間がいてたまるものか!」少年は彼のエゴを否定し、それを破壊する。
「それが欲望を生み出す、至高のエナジーさ!」アレックスは傲慢な態度を崩さない!
「何が至高のエナジーだ!」ハイパー電王はダークネス電王を押そうとするが、アレックスが下がらない!
「私の心を理解できぬ者はここから消えてもらう!」ハイパー電王を押し出し、ディスピアブレードで斬り裂く!
「うわ!」ハイパー電王のボディが斬り裂かれる!ばったりと倒れたハイパー電王!すかさず攻め込もうとするダークネス電王!
「この研究所の地下に、貴様の墓を立ててやろう!」その時、ハイパー電王が立ち上がった。
「立てられてたまるか…!僕は諦めない…親父と母さんの、お前の研究のために死んでった人々の、悲しんできた人々の復讐を果たすまでは!」
「想い如きで何になる!」ディスピアブレードが再びハイパー電王の胴体を斬り裂いた!
「うあぁ!」転がり倒れたハイパー電王。ダークネス電王の威力は本物以上だ。
「フハハハ…無念を背負ったまま、死んでゆけぇぇぇぇ!」その時、何個かのミニカーたちが、ハイパー電王を助け、ダークネス電王を攻撃する!
「うおぁ!」
「そこまでだ!アレックス・ヴィクトラーザ!」やってきたのは、スーツをまとった刑事をはじめとした、16人の青年たち。
「自分のために人を巻き込んで、それが何になる!」
「人の希望も、絶望をも踏みにじる…そんな人間は、俺達仮面ライダーが倒す!」
「何だと…!貴様らはまさか!」アレックスは、その予感を的中させる。
「そうだ、俺たちは、“本物の”仮面ライダーだ!」そう、駆けつけた16人は、本物の仮面ライダーだったのだ!
「大丈夫か?」一人の刑事は彼のもとに駆け寄って話す。
「はい。」
「貴様ぁ…!」
「俺は“泊 進ノ介”、またの名を、仮面ライダードライブ…!」エンジンを回し、シフトスピードを変形させる!
「ベルトさん!」「OK、Start Your Engine!」
<オレンジ!>
<ドライバーオン・プリーズ>
<サイクロン!><ジョーカー!>
<スタンディング・バイ>
そこに、NEO電王たちも加わってきた!
「何が起きてやがる!」彼は一回変身を解除し、生身をさらけ出す。
「あれは…本物の…仮面ライダー…」アクアはその存在をも理解した。
「…」
「フン、たかがハエが何匹いたところで同じだ!」アレックスは雑魚怪人を呼び出し、対抗する。
「お前のような人間に、仮面ライダーを名乗る資格はない!」進ノ介は彼の仮面ライダーの名を即座に否定する。
「行くぞ!みんな!」五代雄介が声をかける!そして、この時、ユウイチがレギルスに教わった、あることを始めた。赤、青、緑、黄色、紫、白の順でベルトのボタンを押した!押した順番でスキャン部分がその色で点滅していく!コウタロウも、再び紺色のボタンを押し、点滅させる!そして、こう一斉に叫んだ!
「変身!」
<COMPLETE>
<TURN-UP>
<CAST OFF>
<SWORD FORM>
<KAMEN RIDE DECADE>
<CYCLONE JOKER>
<タカ・トラ・バッタ!>
<FLAME PLEASE>
<オレンジアームズ・花道、オンステージ!>
<ドライブ、タイプ・スピード!>
<RAIMBOW FORM>
<ECLIPSE・FORM>
まず脚部が毒の紫に染まり、そのふくらはぎの外は、ミサイルになっている!続いて太もも部分が青く染まり、外側にはそれぞれ、メルト・スプラッシュ 999が!
次に腕は雷によって囲まれ、ボルトハングが取り付けられる!胴体には風が舞い踊り、左腰にはドラゴピアス、右腰はウィンドストレート。
そして、ヘッドはフレイムフォーム、バックパックはダブルアイスシザースが翼状になり、その中央にフレイダイトがのしかかる!
「ここからは俺たち、仮面ライダーのステージだ!」
アクアも負けじと、雑魚怪人の掃討に出ることとなった!強いけりを蹴るも、効かない!それを龍騎をはじめとした仮面ライダーたちがカバーし、少女を助けていく!
メルト・スプラッシュ 999を放つハイパー電王!そして、エクリプスカリバーでダークネス電王を斬っていく!
「チィッ!」ディスピアブレードで横に斬り、仮面ライダーたちを一掃するが、そのころには、雑魚怪人たちが撃破されている!
「見せ場はこれからだ。」ディケイドがケータッチを取り出し、カードを入れて…
<クウガ・アギト・龍騎・ファイズ・ブレイド・響鬼・カブト・電王・キバ>
<FINAL KAMEN RIDE DECADE>コンプリートフォームにフォームチェンジし、さらに…!
<XTREME><スーパー!タカ・トラ・バッタ!><フュージョン・オン><INFINITY・PLEASE!><極アームズ!大・大・大・大・大将軍!><ドライブ・タイプ・トライドロン!>
「バカな…!こうなれば!」
<FULL・CHARGE>ディスピアブレードを銃に変形させ、アクアに黒い弾丸を撃ちこむ!
「危ない!」龍騎が庇おうとしたその時!
二人のNEXT電王が、それぞれ黄金に、白銀に輝いた!
その攻撃を砕き、無効にした!
「何…!」アレックスは驚いていた。
「よくも僕の仲間を…!」ユウイチの瞳は黄金に輝いていた。
「覚悟しろ…これがお前の終わりだ!」コウタロウの瞳は、白銀に染まる。
「これは…伝説の覚醒…黄金の覚醒と、白銀の覚醒!」
<CHARGE AND UP>
<FULL・CHARGE>
「〆にするか。」ディケイドはディケイドライバーに、ファイナルアタックライドのカードを入れる!
<FINAL ATTACK RIDE DE・DE・DE・DECADE>
<XTREME MAI|XIMUM DRIVE>
<SCANING CHARGE!>
<LIMIT BREAK!>
<チョーイイネ! FINISH STRIKE サイコー!>
<極・スパーキング!>
<ヒッサーツ!FULL THROTTLE!>
それぞれ必殺技を放つ中で、アクアとユウイチ、そしてコウタロウは並ぶ。
「3人で決めよう!」「好きにしろ。」「あたしも付き合うわ!」3人は飛び上がり、真中ユウイチ、両脇を残り二人がカバーする!
全ての必殺技が決まっていく中で、ラストを〆るのは!
「!?」
「トリプル覚醒キックだぁぁぁぁ!」3人の覚醒者が、飛び蹴りをお見舞いする!
「バカな…史上最強とされていた…このダークネス電王がぁぁぁぁ!ぐあぁぁぁぁぁぁ!」ベルトと共に、アレックスは爆散した。
こうして、戦いは終わった。短いようで、長かった戦いが。
「頼もしかったぜ、この世界の仮面ライダーは。なかなかすごいな。」進ノ介がそう言うと…
「いえいえ。むしろあなた方のおかげです。」アクアが返したのである。本物の仮面ライダーがいてこそだった。
「思ったんですけど、これ、非公式の仮面ライダーですよ…よかったんですか、公式が出てきて。」ユウイチが問う。
「いいんだ。例え非公式だとしても、仮面ライダーって名のつくヤツは、みんな仮面ライダーなんだよ。」城戸真司が、非公式でも仮面ライダーは仮面ライダーだと告げた。
「」
16人の平成ライダーたちは去っていった。そして、ユウイチはこう言う。
「これで…やっといつもの日々が取り戻せる…」
ユウイチら3人は後に、感謝状と大金が手渡され、彼らは今日も、レースをしたり働いたり。いつも通りの日常を暮らす。
はずだった。
戦いから2年後、ユウイチとの恋に落ちたアクアが、サカグチ家に日参するというちょっとした事件が発生。そして、アクアとユウイチは何回かのデートを繰り返し、ゴールイン。アクアはその美貌を活かし、モデル業へ。そしてユウイチは、日産 GT-R LM NISMOを駆り、念願のル・マン24時間レースに出場。総合優勝を飾った。
そしてコウタロウは、それを支える、ニスモに就職、機械設計をはじめとした、数多くの作業を行った。
めんどくさくて短くした結果がこれだよ!
本来ならもっと苦戦してるんですがwめちゃくちゃカットはしてるし変な展開にはなってるし挙句の果てには幹部がいない!まあ1000文字以上にしろと言われてるもんですからw
ということで、今回にて最終回!プロローグを含め4話!かなり短くてごめんなさい!
次回から、これとは別ですが、15歳近くの少年がプロローグでは走り屋!ところがあることをきっかけに、あの超有名な同人弾幕ゲームや、あの超有名ロボットシリーズとクロスオーバー!もちろん、ユウイチ君も出るよ!(ただしかなり遅いけどね)しかも次回のストーリーは結構長い!
え?ユウイチ君リア充化しちゃったって?アクアちゃんが彼に惚れたんです!