テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 で、作ってみた   作:609

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マイソロ2 五代目ディセンダー 第三十一話 過去を知る者

レイは、魔物討伐と薬草集めに来ていた。

メンバーは、ロイド・クラトス・コレット・リフィル・ジーニアス・ゼロス・プレセアのメンバーだ。

 

一通り終わり、一息付こうとしていた。

ジーニアスが、ロイドに振り返りながら、

 

「ロイド、この辺はダイクおじさんの家が近いから、会いに行こうよ。」

「それもそうだな。最近手紙も出せてないし。母さんの墓参りも、してないもんな!よし、レイも構わないか?」

「私は、構わないよ。それに私も、よく皆が言っているそのダイクさんに会ってみたいから。後、ロイドのお母さんのお墓参りも。」

「よし!じゃあ親父の所に、行こうぜ。」

 

と、言って、そこに向かう。

ロイドの育った家は、森深くの所だった。

近くの村と距離を置いているようだった。

ロイドが嬉しそうに叫びながら、走って行く。

 

「おーい、親父ー!」

 

その声をお聴いて、一人のドワーフ族の男が出て来た。

 

「おお、ロイド。久しぶりだな。それにしても、なんでぇー。来るなら、来ると言え。最近は、毎回墓参りと食材を置いて行くだけで、声を掛けねぇーで。」

 

それには、ロイドも不思議がった。

腕を組んで、悩んでいる。

 

「え?俺は最近来てないぞ。丁度依頼で、この辺に来たから顔を見に来たんだけど……」

 

二人は、話が噛み合わなかった。

そこにリフィル達もやって来て、

 

「ダイクさん、お久しぶりです。」

「おお、リフィル先生。ロイドがいつも、迷惑掛けています。」

「掛ける前提かよ。」

 

と、話をしていく。

ロイドはそこに、レイとクラトスの姿が見えない事に気付く。

 

「あれ?先生、レイとクラトスは?」

「あら?さっきまで一緒だったのだけど……コレット達とノイッシュの方に、居るのかしら?」

「レイちゃんとヤローなら、ロイド君のお母さんの所よ。」

 

そう聞いて、ロイドが叫んだ。

 

「おーい!レイー、クラトスー?」

 

家の横のから、レイとクラトスが出て来た。

レイは駆けて来て、

 

「ごめん、ロイド。先に、ロイドのお母さんに挨拶していたの。あ、初めまして。私、ギルド・アドリビトムに所属しているレイと言います。」

 

と、頭を下げ、顔を上げる。

ダイクは、その顔に驚いていた。

そして小さく呟いた。

 

「……レイノア……嬢ちゃん?」

 

その呟きは小さいものだった。

それに気付いたのは、レイとロイド以外の者だ。

何故なら、大きな犬のような生き物が、飛び出してきた。

それにレイが驚く。

そして、レイに覆い被さって来た。

レイは、その大きな犬のような生き物に潰されていた。

ロイドとゼロスが、レイを救出しようと試みる。

リフィルは、それを苦笑いで見ていた。

クラトスは、ダイクと目があった。

が、レイが何とか出て来た。

 

「ノイッシュ、駄目だろう!レイ、大丈夫か?」

「う、うん……。君は、ノイッシュと言うんだ。ロイド、これは犬?」

「のような犬だ。」

「……そっか。じゃあ、もう追求はしないよ。」

 

と、レイはノイッシュの頭を撫でた。

そこで、コレット達も来て、レイを心配した。

 

「嬢ちゃん、災難だったな。それにしても、大勢だな。よし、ちょっと待っていな。今、茶を用意するから。」

 

と、ダイクは家の中に入って行く。

それに、コレットとリフィルが手伝おうとした所を、必死に止める。

その隙に、クラトスがダイクの手伝いに行った。

レイは、ダイクからお茶を貰い、それを受け取る。

フーフーした後、一口飲んだ。

 

「ダイクさん、ありがとうございます。」

「礼には、およばねぇーよ。あの子は、素直に受け取ってくれなかったからな。」

 

その言葉に、疑問を持った。

が、そこでレイとロイドのお腹の音が盛大に鳴った。

 

「全く、二人とも、はしたないわよ!」

 

ロイドは笑いながら、かつ大声で、

 

「おー、腹減った。」

「仕方がねぇーなぁ、お昼食べて行きな。」

 

レイは顔を赤くして言った。

 

「すいません。それにしても、ダイクさんは皆が言っていた人、そのものですね。」

 

対してロイドは、大声で嬉しさをアピールする。

 

「お!親父の手料理は久しぶりだな。俺、薪割りしてくる♪」

「……なら、私も……手伝います。」

「あ、プ、プレセアが行くなら……ぼ、僕も!」

「じゃあ、私も行く♪」

 

と、ロイド・コレット・ジーニアス・プレセアが出て行く。

リフィルが、残された。

リフィルが料理をしない為にも、止める役が必要だ。

リフィルを止める役に、ゼロスを置いて行く。

レイとクラトスが、ダイクを手伝う。

 

レイは野菜を洗ったり、皮を剥いたりして、手伝っていた。

出来上がったカレーを、庭で食べる事にした。

食べている間も、ダイクはレイの顔を見ていた。

レイは、ダイクと目があった。

ダイクが慌てて、

 

「レイ嬢ちゃん、遠慮せず、沢山食べてけ。」

「レイ、親父の言う通り、遠慮はしなくていいからな。」

 

レイは頷く。

ダイクが、レイの剣を見て、何かを考えている事に気付く。

レイは剣をダイクに渡した。

 

「……鍛冶職人としては、やっぱり気になりますか?」

「うーん、まぁー、気になるな。これは、誰が作ったものなんだ。」

 

レイは少し考えて、世界樹を指さして言った。

 

「多分、世界樹だと思います。」

 

それには、ロイドがカレーを食べながら答えた。

 

「レイは、世界の救世主≪ディセンダー≫でもあるからな。」

「食べながら、喋らない。」

 

と、リフィルに叱られた。

ダイクは本当に小さい声で、

 

「……世界の救世主≪ディセンダー≫。でも、嬢ちゃんではないのか。」

 

この呟きに気が付いたのは、クラトスのみであった。

それから色々話した後、ダイクにお礼を言って、船に帰って行った。

ダイクは帰る彼らを、どこか悲しい顔で見つめていた。

特に、レイとロイドの話している姿を見ていた。

その日の事を、レイノアはレイの眼を使って視ていた。

 

『ダイクは、私の事を覚えていたか……。それは当然か。それにしても、相変わらずのようだ。』

 

 

ーーレイノアは、アドリビトムのメンバーと供に、依頼をこなしていた。

メンバー構成は、ロイド・カノンノ・ルーク・ティア・クレス・チェスター・ユーリ・エステルだ。

そして今は、二人一組で魔物討伐を行っていた。

ロイド・カノンノとルーク・ティアは森の西側から回り、クレス・チェスターとユーリ・エステルは森の東側から回っていた。

無論、レイノアは一人で南側の討伐を行っている。

レイノアは指定通りの魔物を討伐し、辺りを探っていた。

 

『大分、この世界も安定している。マナも、ゲーテの頃より多くなっているな。』

 

レイノアは改めて、レオンと彼に手を貸した者の術式を視た。

 

『……四代目に手を貸したのは、やはりいつぞやの奴か。この様子だと、既にこの世界に入って来たな。全く、厄介な……』

 

レイノアはある場所へ、急いで走り出す。

 

ロイドは、カノンノと供に西側の森で魔物討伐をしていた。

そしてこちらも、指定の数の魔物を倒し終えた。

ロイドは剣をしまいながら、

 

「よし、これで終わり、っと!カノンノ、怪我は無いか。」

「うん、大丈夫。あの人との稽古の日々が、身に付いているみたい。」

「……それもそうだな。アイツ、態度や性格は何と言うか判りにくいけど、稽古の仕方や指摘は適格だからな。」

 

二人は、ルークとティアに合流する為、歩き出した。

途中で、見た事ある人物に会った。

それは、黒髪の長い少年だ。

ロイドとカノンノは、身構えた。

少年もこちらに気が付き、笑顔で向って来た。

 

「あ!お嬢さん達は、この前の子達だよね。」

 

二人が警戒しているのを見た彼は、

 

「……ああ、今日はあのお人形さん居ないのか。なら安心して、僕は何もしないから。」

 

二人は警戒を解く事は、しなかった。

カノンノは、レイの事を侮辱された事を抗議しようとした。

が、先に少年が口を開いた。

 

「あれ?あの時は気が付かなかったけど……君はもしかして……」

 

と、ロイドをマジマジと視出した。

そして、納得したように手を合わせる。

 

「ああ、成程!あの時のおチビちゃんかぁー。うん、君はどことなく、父親似だね。小さい頃は、母親に似ていたけど。」

 

二人は、これには驚きを隠せない。

そして、ロイドは声を上げた。

 

「ア、アンタ……俺の父さんの事、知っているのか⁉」

 

少年は嬉しそうに頷いて、腰に手を当て言った。

 

「それは勿論♪力を貸して貰た事もあるし、あの子の事にも関わっているからね。」

「え?俺の父さんが……アンタに?それにあの子?」

 

少年には?マークが浮かんでいる。

そして納得したように、指をパチンと一度合わせて言った。

 

「ああ。もしかして君は、父親とか、そう言った事は何も覚えていないの?」

「そ、そうだけど……」

「……そうなんだ。それは、あの子も残念だろうなぁー。でも、そもそもそうか。だって、あのお人形さんを見て、何も想わないなら当たり前だよなぁー。それにしても、あんなに大切にしていたのに……。でも、それ以上に、傍に居るのに何も話さないなんて。それはそれで、あの人らしいけど。」

 

少年は、ロイドに手を当てた。

その瞬間、ロイドから何かが出て来た。

それはビジョンとなり、二人にある映像が視せる。

内容は、小さなロイドと母親らしき女の人。

そして彼らの側にいるあの人は……

 

「……クラトス?」

 

その呟きは、本当に小さかった。

カノンノも口に手を当て、声を失っていた。

少年は目を細めて、嬉しそうに言った。

 

「それは、俺からのプレゼント。あの時の小さな子供へのね。じゃあ、クラトスさんに宜しく言っといて。……さて‼︎」

 

そう言って、彼は短剣と銃を取り出した。

その瞬間、ディセンダー≪レイノア≫が剣を突き出して、現れた。

彼はそれを、平然と受け止めている。

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