テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 で、作ってみた 作:609
レイは、魔物討伐と薬草集めに来ていた。
メンバーは、ロイド・クラトス・コレット・リフィル・ジーニアス・ゼロス・プレセアのメンバーだ。
一通り終わり、一息付こうとしていた。
ジーニアスが、ロイドに振り返りながら、
「ロイド、この辺はダイクおじさんの家が近いから、会いに行こうよ。」
「それもそうだな。最近手紙も出せてないし。母さんの墓参りも、してないもんな!よし、レイも構わないか?」
「私は、構わないよ。それに私も、よく皆が言っているそのダイクさんに会ってみたいから。後、ロイドのお母さんのお墓参りも。」
「よし!じゃあ親父の所に、行こうぜ。」
と、言って、そこに向かう。
ロイドの育った家は、森深くの所だった。
近くの村と距離を置いているようだった。
ロイドが嬉しそうに叫びながら、走って行く。
「おーい、親父ー!」
その声をお聴いて、一人のドワーフ族の男が出て来た。
「おお、ロイド。久しぶりだな。それにしても、なんでぇー。来るなら、来ると言え。最近は、毎回墓参りと食材を置いて行くだけで、声を掛けねぇーで。」
それには、ロイドも不思議がった。
腕を組んで、悩んでいる。
「え?俺は最近来てないぞ。丁度依頼で、この辺に来たから顔を見に来たんだけど……」
二人は、話が噛み合わなかった。
そこにリフィル達もやって来て、
「ダイクさん、お久しぶりです。」
「おお、リフィル先生。ロイドがいつも、迷惑掛けています。」
「掛ける前提かよ。」
と、話をしていく。
ロイドはそこに、レイとクラトスの姿が見えない事に気付く。
「あれ?先生、レイとクラトスは?」
「あら?さっきまで一緒だったのだけど……コレット達とノイッシュの方に、居るのかしら?」
「レイちゃんとヤローなら、ロイド君のお母さんの所よ。」
そう聞いて、ロイドが叫んだ。
「おーい!レイー、クラトスー?」
家の横のから、レイとクラトスが出て来た。
レイは駆けて来て、
「ごめん、ロイド。先に、ロイドのお母さんに挨拶していたの。あ、初めまして。私、ギルド・アドリビトムに所属しているレイと言います。」
と、頭を下げ、顔を上げる。
ダイクは、その顔に驚いていた。
そして小さく呟いた。
「……レイノア……嬢ちゃん?」
その呟きは小さいものだった。
それに気付いたのは、レイとロイド以外の者だ。
何故なら、大きな犬のような生き物が、飛び出してきた。
それにレイが驚く。
そして、レイに覆い被さって来た。
レイは、その大きな犬のような生き物に潰されていた。
ロイドとゼロスが、レイを救出しようと試みる。
リフィルは、それを苦笑いで見ていた。
クラトスは、ダイクと目があった。
が、レイが何とか出て来た。
「ノイッシュ、駄目だろう!レイ、大丈夫か?」
「う、うん……。君は、ノイッシュと言うんだ。ロイド、これは犬?」
「のような犬だ。」
「……そっか。じゃあ、もう追求はしないよ。」
と、レイはノイッシュの頭を撫でた。
そこで、コレット達も来て、レイを心配した。
「嬢ちゃん、災難だったな。それにしても、大勢だな。よし、ちょっと待っていな。今、茶を用意するから。」
と、ダイクは家の中に入って行く。
それに、コレットとリフィルが手伝おうとした所を、必死に止める。
その隙に、クラトスがダイクの手伝いに行った。
レイは、ダイクからお茶を貰い、それを受け取る。
フーフーした後、一口飲んだ。
「ダイクさん、ありがとうございます。」
「礼には、およばねぇーよ。あの子は、素直に受け取ってくれなかったからな。」
その言葉に、疑問を持った。
が、そこでレイとロイドのお腹の音が盛大に鳴った。
「全く、二人とも、はしたないわよ!」
ロイドは笑いながら、かつ大声で、
「おー、腹減った。」
「仕方がねぇーなぁ、お昼食べて行きな。」
レイは顔を赤くして言った。
「すいません。それにしても、ダイクさんは皆が言っていた人、そのものですね。」
対してロイドは、大声で嬉しさをアピールする。
「お!親父の手料理は久しぶりだな。俺、薪割りしてくる♪」
「……なら、私も……手伝います。」
「あ、プ、プレセアが行くなら……ぼ、僕も!」
「じゃあ、私も行く♪」
と、ロイド・コレット・ジーニアス・プレセアが出て行く。
リフィルが、残された。
リフィルが料理をしない為にも、止める役が必要だ。
リフィルを止める役に、ゼロスを置いて行く。
レイとクラトスが、ダイクを手伝う。
レイは野菜を洗ったり、皮を剥いたりして、手伝っていた。
出来上がったカレーを、庭で食べる事にした。
食べている間も、ダイクはレイの顔を見ていた。
レイは、ダイクと目があった。
ダイクが慌てて、
「レイ嬢ちゃん、遠慮せず、沢山食べてけ。」
「レイ、親父の言う通り、遠慮はしなくていいからな。」
レイは頷く。
ダイクが、レイの剣を見て、何かを考えている事に気付く。
レイは剣をダイクに渡した。
「……鍛冶職人としては、やっぱり気になりますか?」
「うーん、まぁー、気になるな。これは、誰が作ったものなんだ。」
レイは少し考えて、世界樹を指さして言った。
「多分、世界樹だと思います。」
それには、ロイドがカレーを食べながら答えた。
「レイは、世界の救世主≪ディセンダー≫でもあるからな。」
「食べながら、喋らない。」
と、リフィルに叱られた。
ダイクは本当に小さい声で、
「……世界の救世主≪ディセンダー≫。でも、嬢ちゃんではないのか。」
この呟きに気が付いたのは、クラトスのみであった。
それから色々話した後、ダイクにお礼を言って、船に帰って行った。
ダイクは帰る彼らを、どこか悲しい顔で見つめていた。
特に、レイとロイドの話している姿を見ていた。
その日の事を、レイノアはレイの眼を使って視ていた。
『ダイクは、私の事を覚えていたか……。それは当然か。それにしても、相変わらずのようだ。』
ーーレイノアは、アドリビトムのメンバーと供に、依頼をこなしていた。
メンバー構成は、ロイド・カノンノ・ルーク・ティア・クレス・チェスター・ユーリ・エステルだ。
そして今は、二人一組で魔物討伐を行っていた。
ロイド・カノンノとルーク・ティアは森の西側から回り、クレス・チェスターとユーリ・エステルは森の東側から回っていた。
無論、レイノアは一人で南側の討伐を行っている。
レイノアは指定通りの魔物を討伐し、辺りを探っていた。
『大分、この世界も安定している。マナも、ゲーテの頃より多くなっているな。』
レイノアは改めて、レオンと彼に手を貸した者の術式を視た。
『……四代目に手を貸したのは、やはりいつぞやの奴か。この様子だと、既にこの世界に入って来たな。全く、厄介な……』
レイノアはある場所へ、急いで走り出す。
ロイドは、カノンノと供に西側の森で魔物討伐をしていた。
そしてこちらも、指定の数の魔物を倒し終えた。
ロイドは剣をしまいながら、
「よし、これで終わり、っと!カノンノ、怪我は無いか。」
「うん、大丈夫。あの人との稽古の日々が、身に付いているみたい。」
「……それもそうだな。アイツ、態度や性格は何と言うか判りにくいけど、稽古の仕方や指摘は適格だからな。」
二人は、ルークとティアに合流する為、歩き出した。
途中で、見た事ある人物に会った。
それは、黒髪の長い少年だ。
ロイドとカノンノは、身構えた。
少年もこちらに気が付き、笑顔で向って来た。
「あ!お嬢さん達は、この前の子達だよね。」
二人が警戒しているのを見た彼は、
「……ああ、今日はあのお人形さん居ないのか。なら安心して、僕は何もしないから。」
二人は警戒を解く事は、しなかった。
カノンノは、レイの事を侮辱された事を抗議しようとした。
が、先に少年が口を開いた。
「あれ?あの時は気が付かなかったけど……君はもしかして……」
と、ロイドをマジマジと視出した。
そして、納得したように手を合わせる。
「ああ、成程!あの時のおチビちゃんかぁー。うん、君はどことなく、父親似だね。小さい頃は、母親に似ていたけど。」
二人は、これには驚きを隠せない。
そして、ロイドは声を上げた。
「ア、アンタ……俺の父さんの事、知っているのか⁉」
少年は嬉しそうに頷いて、腰に手を当て言った。
「それは勿論♪力を貸して貰た事もあるし、あの子の事にも関わっているからね。」
「え?俺の父さんが……アンタに?それにあの子?」
少年には?マークが浮かんでいる。
そして納得したように、指をパチンと一度合わせて言った。
「ああ。もしかして君は、父親とか、そう言った事は何も覚えていないの?」
「そ、そうだけど……」
「……そうなんだ。それは、あの子も残念だろうなぁー。でも、そもそもそうか。だって、あのお人形さんを見て、何も想わないなら当たり前だよなぁー。それにしても、あんなに大切にしていたのに……。でも、それ以上に、傍に居るのに何も話さないなんて。それはそれで、あの人らしいけど。」
少年は、ロイドに手を当てた。
その瞬間、ロイドから何かが出て来た。
それはビジョンとなり、二人にある映像が視せる。
内容は、小さなロイドと母親らしき女の人。
そして彼らの側にいるあの人は……
「……クラトス?」
その呟きは、本当に小さかった。
カノンノも口に手を当て、声を失っていた。
少年は目を細めて、嬉しそうに言った。
「それは、俺からのプレゼント。あの時の小さな子供へのね。じゃあ、クラトスさんに宜しく言っといて。……さて‼︎」
そう言って、彼は短剣と銃を取り出した。
その瞬間、ディセンダー≪レイノア≫が剣を突き出して、現れた。
彼はそれを、平然と受け止めている。