テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 で、作ってみた   作:609

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マイソロ2 五代目ディセンダー 第七話 クラトス・アウリオン~その3~

クラトスはレイノアが居なくなった後、ユアン達と合流していた。

彼女は「一人で大丈夫」と言っていたが、やはり不安だ。

なので、こちらはこちらで魔族や四代目ディセンダー≪レオン≫の情報を集めていた。

……のだが、レイノアの言葉通りだった。

一人で黙々と魔族を倒し、穴を浄化をしていた。

こちらはほとんど、彼女の後を追う形となっていた。

なので、時には彼女の後始末をしている。

 

そんな中、ユアンが街に行った。

帰って来たと思ったら、彼の顔は怯えていた。

どうやら、レイノアを遠くから見たようなのだ。

彼は真っ青な顔をして、クラトスに訴える。

 

「クラトス……本当に、あれが今回の世界の守り手《ディセンダー》なのか⁉彼女は、今まで見て来た世界の守り手《ディセンダー》とはまるで違うじゃないか!ああ……、いや、三代目世界の守り手≪ディセンダー≫もあんな感じではあったが……あそこまで冷酷無比では無かったぞ!お前、よく数年間共に居られたな……」

 

と、まだ唸っていた。

ミトスは、そんなユアンの姿を見て怯えきっている。

マーテルも、何やら複雑そうな顔をしていた。

 

『確かに、初めて会う者は驚くだろう。これで、精霊が彼女の傍に居れば、さらに怖い事となっていただろう……』

 

既に、クラトスは慣れている。

その為、ユアンが見たと言う光景はあらかた予想が付く。

クラトスはため息を付いて、皆に言う。

 

「あの子《ディセンダー》は冷酷無比に見えるが、子供らしい所もある。彼女を見ていると、初代の小さかった頃を思い出せたよ。」

「そういえば、クラトスは初代の幼い頃を知っていたね。」

「村長様も、初代は“あの子は幼い頃から変わらない”……と言っていましたね。」

「ああ。初代は幼い頃から優しく、素直な子だ。」

「だが、今回の世界の守り手≪ディセンダー≫はそうではない……か。」

 

ユアンは街での一件を思い出したらしく、顔を覆っている。

クラトスは一呼吸置いて、

 

「……ユアン、いや、お前達にも言っておこう。どうやらあれは、オリジンと会ってから精霊嫌いになってしまった。……精霊が彼女の傍にいる時は、覚悟した方が良いぞ。」

「そ、それはどれくらいだ!い、いや、知りたくない!むしろ、関わりたくない‼」

 

ユアンは勢いよく顔を上げる。

その姿は最早、空回りである。

ミトスは彼を同情しながら、

 

「それは無理なんじゃない。僕達は監視者なんだし……」

「そうね。私達には、どうしても関わりを切る事は出来ないしね……」

「お前達は、あれを見てないから言えるのだ!お前達も見れば……いや、見るな。見たら終わりだ……」

 

ユアンは青い顔をしながら、レイノアの事を話す。

その説明は解りやすく……いや、かなり解りずらい。

クラトスは、自分の中にある結果を教える。

 

「私が思うに、初代の時の方が優しいくらいだ。故に、諦めろ。もう、心を広くして慣れろ……」

 

彼は思い出すかのように、心の中で言い聞かせていた。

そう、彼女に関わるのなら、心を広く持って慣れるしかない。

精霊・オリジンとの一件以来、レイノアは確実に精霊嫌いになった。

それは、どの精霊にも言えたからだ。

特に、精霊・オリジンが来る度に火花を散らしあう。

そんな殺伐とした冷たく重い空気の中、彼はそれを見ているしかないのだった。

『何度、世界が終るか』と思い、彼の胃はその度に痛くなったものだ。

などと、彼が思っていると、宙に浮いた猫のような犬のような魔物が姿を現した。

精霊・ラタトスクの配下、闇のセンチュリオン・テネブラエだった。

センチュリオン・テネブラエは宙に浮いたまま、

 

「これは皆さん、お久しぶりです。前に会ったのは、四代目が事件を起こす前でしたね……」

 

明るい声で、飄々と言う所は昔から変わらない。

が、空気が変わる。

ここからが本題だと、彼らは瞬時に理解する。

 

「それより、貴方にラタトスク様から命令です。……至急、五代目世界の守り手≪ディセンダー≫の元に行って下さい。このままでは、もしかしたら不味いかも知れないと。ラタトスク様も焦っておりましたし……」

 

深刻そうな顔と声で、クラトスに言った。

彼はもちろんだが、ユアン達も息を飲んだ。

まさか、先程から話をしていた彼女が危ないとは……

 

『あの子が、四代目の……レオンの手に乗ったのだろうか。いや、それは無いな。あの子は、世界を救うと宣言した。なりより、あの子は知っている。レオンの手を取れば、あれほど嫌っていたオリジンとの勝負を捨てた事になる……多分。駄目だな、私はあの子を信じよう。あの子は救うと言った。なら、私はとことん……あの小さな世界の守り手≪ディセンダー≫を信じる事こそが、あの子に父と呼ばれた者の役目でもある。』

 

クラトスは覚悟を決める。

と、ディセンダー≪救世の力≫の光が世界を包み込む。

瘴気は消え、空気が綺麗になっていく。

木々や大地は元気を取り戻す。

体も大分軽くなった。

つまり、マナが少しずつ回復している証拠だ。

これで、土地は再び蘇る。

 

その様子を見て、我々は安心する。

センチュリオン・テネブラエもまた、少し安心したように呟いた。

 

「良かった……。五代目は、四代目の手を取らなかったようですね。」

「……五代目は今、何所にいる?」

 

クラトスは、センチュリオン・テネブラエに聞く。

センチュリオン・テネブラエは空を見た。

おそらく、精霊・ラタトスクと連絡を取っているのだろう。

そして、クラトスにレイノアの場所を言ってその場から消えた。

 

クラトスはユアン達に別れを告げる。

彼は、レイノアが向かった場所へ向かう。

目的地は、世界樹の森……

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